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ワーキングホリデーとは?
オーストラリアと日本間のワーキングホリデービザは2国間の協定として1980年に発足されました。現在では年間2万人近い日本人がワーキングホリデービザを利用しています。オーストラリアのワーキングホリデービザの発給数に上限はありません。そのため、発給制限のある他国と比べて簡単にビザ申請が可能です。
18歳~30歳を対象としたワーキングホリデー制度は、日本と協定国の異文化交流を目的とした柔軟で自由度の高い海外留学制度です。滞在中は英語の勉強はもとより、フルタイムで就労も可能です。1日の就労時間の上限はありません。そのため、1年分の生活費を準備しなくても、現地で収入を得ながら長期移住が可能となります。
<関連ページ>ワーキングホリデーとは?オーストラリア政府観光局
ワーキングホリデーの目的は?
ワーキングホリデーの目的は、基本的は簡単な就労とホリデーですが、近年は「出稼ぎ」という言葉が流行ったように、時給が2倍のオーストラリアで稼いで、その外貨を日本円に変換して倍にするという、出稼ぎ労働者も多いです。
こうした出稼ぎの人は、旅行や英語力の向上は二の次で、とにかく稼ぐ、豪ドルを貯金する、という目的が多いです。
それに対して、日本人の場合は「英語を話せるようになりたい」という目的で、ワーキングホリデービザを取得する人が多いです。
英語を取得するのは本来は学生ビザですが、学生ビザで1年学校へ行く場合は1年間、語学学校へ行く必要があります。ワーキングホリデーの場合はその予算がない人が多いです。
ワーキングホリデーの目的は、英語力の習得というよりは、就労と旅がメインです。
海外で仕事をしながら、お金を稼いで、暮らしている中で日常英語の習得をしていきたい方に向いています。
海外での生活体験をしたい人や、環境を変えてみたい人、そんな方々に人気です。留学と比べて低予算で長期滞在できるのがワーキングホリデーの最大の魅力です。
ワーキングホリデーは、現地で不足している労働力を外国人で補充するためのものですから、若い労働力だけを求められているというのも理由の一つです。
デメリットとしては、なんの資格も取れないので長期移住に繋がらないということ、です。
学生ビザは、英語力を身に着けて、専門コースへ進学して、資格を取得して、現地就職して、という流れにつなげることが出来ますが、ワーキングホリデーは英語学校にも十分に行けないので進学条件である最低限の英語力を身に着けることは非常に難しいです。そのため、基本的には単発のビザとなります。
ワーキングホリデーは現地での生活と就労体験が目的です。そして、海外で得た外貨を日本円に変えれば、かなりの収入になりますので、日本で次のステップに進むための資金を貯めるうえでは、とても役に立つと思います。
ワーキングホリデーの条件と年齢
オーストラリアのワーキングホリデービザは、申請時の年齢が18歳以上30歳以下の方が対象です。ただし、31歳の誕生日を迎える前日までに申請すれば、31歳での渡航も可能です。一部の国(カナダ、アイルランド、フランス)では年齢上限が35歳に引き上げられていますが、日本は対象外です。31歳以上の方でも、学生ビザやテンポラリーワークビザを利用することで、オーストラリアでの就労や滞在が可能です。詳細は以下のリンクをご参照ください。
オーストラリアへワーキングホリデーに行けるのは何歳まで?年齢制限について解説
<関連情報>Australian Government Department of Home Affairs
ワーキングホリデーにかかる費用
オーストラリアのワーキングホリデーに参加する際、1年間の滞在には約150万円の予算が推奨されます。主な費用内訳は以下の通りです:
- ビザ申請費用:約6万円(AU$635)
- 航空券:往復で約8~15万円
- 海外旅行保険:約22~25万円
- 語学学校費用(任意):最大4か月で約100万円
- 生活費:月10~15万円(家賃、食費、交通費など)
節約方法として、シェアハウスの利用や格安スーパーでの買い物、無料の公共施設やイベントの活用が効果的です。また、オーストラリアの最低賃金はAU$23.23(約2,230円)で、土日や祝日はさらに1.5倍の賃金が支払われます。週5日、1日5時間働くと月収約20万円が見込めます。都市によって家賃が異なるため、予算と生活スタイルに応じて滞在先を選ぶことが重要です。
ワーキングホリデーの節約術
オーストラリアでのワーキングホリデー中に生活費を抑えるための節約術が紹介されています。住居費では、郊外のシェアハウスや住み込みの仕事を活用し、家賃を節約する方法があります。食費は、自炊を基本とし、スーパーの特売やフードシェアを利用することで抑えられます。交通費は、徒歩や自転車の利用、無料のフェリーやトラムのフリーゾーンを活用することで節約可能です。通信費は、格安SIMの利用や無料Wi-Fiの活用が効果的です。収入面では、時給の高い仕事を選び、土日や祝日のシフトを積極的に入れることで収入を増やすことができます。娯楽費は、無料のイベントや公共施設を利用することで楽しみながら節約できます。これらの工夫を取り入れることで、限られた予算でも充実したワーキングホリデー生活を送ることが可能です。
ワーキングホリデービザについて
オーストラリアのワーキングホリデービザ申請は、以下の4ステップで進めます。
- 必要な費用の確認:申請料はAU$650で、クレジットカード手数料が別途かかります。
- ImmiAccountの作成:オーストラリア移民局の公式サイトでアカウントを作成します。
- 申請情報の入力:個人情報や渡航計画など、必要事項をオンラインで入力します。
- ビザの発行:登録したメールアドレスにビザ発給の通知が届きます
申請には、パスポート、残高証明、クレジットカードが必要です。ビザは発給から1年以内に渡航し、入国日から1年間有効です。また、政府指定の地域で一定期間働くことで、セカンドやサードビザの取得も可能です。詳細な手順や注意点については、以下のリンクをご参照ください
<関連ページ>ワーキングホリデービザの申請マニュアル
オーストラリアのワーホリビザ申請に落ちる原因は6つ!対処法も解説
セカンドワーキングホリデー制度
オーストラリアのセカンドワーキングホリデービザ(サブクラス417)は、1年目のワーキングホリデー期間中に政府指定の地域で3か月以上の有給の季節労働に従事した18歳以上30歳以下の方が申請可能です。対象となる職種には、農業、林業、漁業、建設業、災害復旧作業などが含まれます。申請には、パスポートのコピー、残高証明、雇用証明書(Form1263)、給与明細(Payslip)などが必要です。申請はオーストラリア国内外から可能で、ビザの有効期間は1年間です。セカンドビザ取得後、さらに6か月以上の指定労働を行うことで、サードワーキングホリデービザの申請資格を得ることもできます。
<関連情報>ピッキングファーム(農場)の探し方
<関連ページ>セカンドワーキングホリデー
サードワーキングホリデー制度
オーストラリアのサードワーキングホリデービザ(3年目のワーホリビザ)は、セカンドビザ期間中に政府指定地域で6か月以上の季節労働を行った18歳以上30歳以下の方が申請可能です。申請費用は650豪ドルで、ビザ取得後は最長12か月間滞在でき、最大4か月の就学や一雇用主のもとで最長6か月間の就労が認められます。3年目は追加の季節労働条件がないため、学業や旅行、都市部での就労など自由度の高い滞在が可能です。申請はオンラインで行い、必要書類として雇用証明や銀行残高証明などが求められます。詳細は以下のリンクをご参照ください。
<関連情報>サードワーキングホリデー、サードビザの条件とは?
ワーキングホリデービザの注意点
注意点
ワーキングホリデービザの使用は一度だけ
ワーキングホリデービザは一度しか使えません。そのため、一度ワーキングホリデービザで入国したあとに滞在延長したい場合、次は学生ビザか、セカンドワーキングホリデービザとなります。
セカンドワーキングホリデービザの条件は農業3カ月ですが、この仕事探しは意外に大変です。
自分の都合と好きなタイミングでファームで働けるわけではなく、3カ月連続で同じファームで働ける保証はありません。繁忙期だけ人手が欲しい農場も多く、そういった場合は88日という条件を満たすために常にファーム探しをすることになります。そのため最初の1年を、セカンドビザをとるためのファーム探しに費やして終わった、行きたい場所に行けなかったという方が多いです。
行けば必ず2年滞在できるわけではないので注意してください。
確実に2年以上の滞在を希望する場合は、まずは学生ビザで渡航するのがおすすめです。ワーキングホリデーは長期移住を見据えたビザではないため、基本的には1年で帰国となります。ビザの目的はどちらかというと仕事と観光です。そのため英語力の向上に限界があります。長期滞在しながらネイティブのように英語で暮らす、という目的の場合は学生ビザ。そのあとに1年間仕事をするためにワーキングホリデービザを取得すると、英語力がすでにある状態で仕事を探すので、効率的にワーキングホリデービザを使うことができます。
発給後は1年以内に渡航すること
ワーキングホリデービザの発給通知はEメールで届きます。ビザの有効期限は記載されておりませんが、入国期限の日付が記載されています。この日以降に入国してはいけません、と書かれています。発給を受けてから1年以内に入国しないとビザは無効となります。ですが、なんらかの事情で渡航出来なかった場合、このように無効となっても、ビザを一度も使用していないということなので、再度ビザ申請が可能です。ただし、ビザ申請費用は払い戻しはないため、再度ビザ申請費用がかかります。
<関連ページ>ワーキングホリデービザについてよくある質問
仕事、アルバイトの探し方

オーストラリア留学やワーキングホリデー中のアルバイト探しには、以下の方法があります。
- 求人サイトの活用:日本語対応の「日豪プレス」や「JAMS.TV」、英語の「Gumtree」や「Seek」などで、職種やエリア、英語力に応じた求人を検索できます。
- 直接応募:店舗に履歴書を持参し、直接マネージャーにアプローチする方法も効果的です。
- 知人からの紹介:友人や知人を通じて仕事を紹介してもらうケースも多くあります。
アルバイトを始める前に、給与振込用の銀行口座開設や、アルコール提供に必要なRSA資格の取得など、必要な手続きを済ませておくことが重要です。
ワーキングホリデービザでは滞在中にアルバイトが可能です。条件は、1つの雇用主のもとで最大6ヵ月までとなります。仕事の探し方はインターネットや、お店に貼ってある張り紙を見て直接履歴書を配るというものまであります。
メールを送ってもなかなか返事がこない時は、直接電話してみて、メールを見てくれたかどうかを確認しましょう。オーストラリアの場合、待っていても返事がこないのはよくあることです。以下のページでは仕事の探し方、人気の仕事などをまとめました。
<関連ページ>仕事、アルバイトの探し方
オーストラリアのワーキングホリデーってどれくらい稼げるの?給料について解説!
ワーキングホリデーに必要な英語力
ワーキングホリデービザの申請そのものには英語力は不問です。英語力が全くない状態でもビザは発給されます。ですが、実際に現地にいって仕事をしながら暮らすうえでは、英語力は必須です。そのためワーキングホリデービザには最大4カ月(17週間)の就学期間が許可されており、英語初心者の方でも安心してスタートすることができます。海外移住や留学経験のない場合は、まずは英語学校に行き、ここで生活の基盤を作ります。多国籍の留学生にまざることで、ワーキングホリデーの仲間を作り、現地での情報収集などもしていきます。学校卒業後は仕事をしながら、生活をすることで英語力の強化をしていきます。
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シェアハウスの探し方と注意点
オーストラリアでの留学やワーキングホリデーでは、シェアハウスが人気の滞在先です。ワーキングホリデーへ行くと現地で住む家はシェアハウスになります。シェアハウスはオーストラリアでは一般的で、多くの選択肢から選ぶことができます。家賃は都市によって異なりますが、週140~300ドルと幅広いです。一般的にはシドニーのような都会の1人部屋は一番高く、ケアンズのようなビーチエリアのツインは週120ドル程度で借りることもできます。家賃には光熱費やインターネットが含まれていることが多く、家具付きの物件も多いため、スーツケースひとつで生活を始められます。シェアハウスの探し方には、インターネットや学校の掲示板を利用する方法があります。また、物件の下見では周辺環境や住人の確認が重要です。
<関連ページ>シェアハウスの探し方
ワーキングホリデーの過ごし方
ワーキングホリデーに行く人は、実際にどのように現地で生活しているのでしょうか?渡航してからの流れをまとめました。
英語学校に通う
ワーキングホリデーでは1年の滞在の間、17週間(4カ月)の語学留学が許可されています。そのため、海外で暮らす英語力がない場合はまずは語学学校からスタートします。
<関連ページ>オーストラリアの語学留学
アルバイトを始める
語学学校へ通っている間に、好きなタイミングでアルバイトを始めることができます。アルバイトの種類はウェイトレス、皿洗い、ベッドメイキング、マッサージ、ネイリストなど、ご自身のキャリアや英語力、渡航都市などによって多岐に渡ります。
語学学校を卒業後、ファームへ
ファームジョブを希望する場合は、語学学校を卒業してからとなります。ファームは都市部から離れた場所にあるため、学校に通いながら仕事をすることは難しいです。そのため、セカンドビザを希望する方は、学校卒業後にファームへ移動して、そこで88日間の就労をします。
<関連ページ>Wikifarms Australia(英語)
語学学校を卒業後、他都市へ移動
語学学校を卒業後は、どこで何をしていても自由です。そのまま学校に通った都市に残ってもいいですし、せっかく自由なので、オーストラリアの他都市を旅しながら、行く先々でアルバイトをするのも良しです。
旅行をする
ワーキングホリデーは、ただ旅行を楽しむことも可能です。広大なオーストラリア大陸を、ただただ旅行するのもおすすめです。ワーキングホリデーの目的の半分は旅をすることです。ずっと同じ街に滞在してはもったいない。アルバイトで貯金が増えたら、ぜひ旅を楽しんでください。
<関連ページ>オーストラリア政府観光局
オーストラリアのワーホリが人気の理由
ワーキングホリデーは、条件が極めて少ないビザです。英語力も特別な資格も技術も不要です。健康で年齢制限さえクリアしていれば、ほとんどの人が取得可能です。たくさんある国の中で、オーストラリアをワーキングホリデーの行先として選ぶメリットはたくさんあります。
英語を勉強しながらアルバイトで働いたり、世界遺産を巡る旅行に出たりすることが可能です。さらに詳しく説明していきます。
ビザを取得しやすい
オーストラリアのワーキングホリデービザは、取得がとても簡単です。
ビザの申請から発給までの審査期間が早く、1週間でビザを取得することも可能です。申請はオンラン申請となります。他国では抽選だったり、申請日が決まっていたり、人数制限がかなり厳しい国もあります。英語ネイティブの国の中ではカナダ、イギリスと比べると、オーストラリアのワーキングホリデービザは極めて取得しやすいです。発給数の制限がありませんので、年間を通してどのタイミングでもビザ申請が可能です。
オーストラリアの時給は日本の2倍

オーストラリアでのアルバイトの時給は、最低賃金で時給23.23オーストラリアドル、週38時間働いた場合で812.69オーストラリアドル。土曜日は通常の150%、日曜は通常の175%、祝日は通常の250%となります。
この場合、祝日の時給は53.45ドルとなり、日本円にすると時給5077円となります。オーストラリアは日本と比べて時給が2倍近いため、少ない初期費用でも簡単に現地で貯蓄を倍にすることができます。円安の日本に仕送りした場合、日本の2倍の貯蓄となります。また自炊したり生活費を節約すればかなりの貯金をしながら長期滞在をすることが可能です。
滞在期間を最大3年間まで増やせる

ワーキングホリデーでは、滞在期間を最大3年間まで増やせます。ワーキングホリデーは、通常の場合は、滞在期間が1年間と決まっています。
しかし、ファームジョブ(農業や工場の仕事)で88日間以上働くことによって、セカンドワーキングホリデービザの申請ができるようになり、1年間ビザを延長することが可能です。
さらに1年間ビザを延長したい場合は、セカンドワーキングホリデー中に半年以上ファームジョブで働くことにより、サードワーキングホリデーの申請ができるようになり、滞在期間を伸ばせます。
ビザの申請ができる条件であるファームジョブは、オーストラリア政府が指定する地域の仕事でないと申請できません。
またファームジョブは、以下のような仕事があります。
・野菜やフルーツのピッキング
・サラダ・卵のパッキング
・シーフードのパッキング
・食品加工作業
仕事が多い

オーストラリアは、英語圏の国であり、多国籍国家で同僚にも外国人留学生が多いため、普段から英語を活かして働けます。また、観光大国であるため仕事の数がとても多い。どこの街へいっても年間を通じて仕事を探すことができます。
街の選択肢が多い
オーストラリアでワーキングホリデーをする際に、仕事のある街、留学生が暮らしやすい街に行くことが大切ですが、オーストラリアではその選択肢がとても多いです。どの街も観光客やビジネスの活気があり、留学生向けの仕事が多いです。
ファームが多い
セカンドワーキングホリデーを取得できるのもオーストラリアのメリットですが、この条件のファームが多いのもオーストラリアの特徴です。日本ではできない経験をたくさんできますし、ファームではそれほど英語力が要らないため、英語初級レベルの人が働きやすいです。
時差が少ない
日本との時差が1時間しかなく、距離が近いのもとても魅力です。日本の家族や友達とリアルタイムで連絡がとれるのは、慣れない国で暮らす留学生にはかなり心の支えになります。
気候が温暖
オーストラリア北部のクイーンズランド州は、年間を通じてとても温暖な気候です。そのためファームも多いですし、寒くならないため荷物もかさばらずに済みます。寒い日本が苦手という方には、いつ渡航しても常夏のオーストラリアはとても魅力的です。
海が近い
オーストラリアのほとんどの街が海沿いにあります。特に日本で忙しい社会人生活をしている方々にとっては、海のある街で暮らすというのは憧れでもあります。オーストラリアに暮らすメリットは、毎日ビーチを散歩して、海沿いのカフェでランチして、という生活が日常にあることです。
準備と到着後の手続き
ワーキングホリデーの準備は、出発の6か月以上前から始めるのが理想的です。まず、留学の目的や都市、語学学校、予算を決定し、情報収集を行います。出発の4〜6か月前には、パスポートの取得やビザの申請を行い、語学学校への申し込みを済ませます。3か月前には航空券の手配を、2か月前には留学生保険への加入を検討します。1か月前には、現地で使用する携帯電話やSIMカードの準備を進め、2週間前には住民票の手続きや持ち物の最終確認を行います。このように、計画的に準備を進めることで、安心して留学生活をスタートできます。
口座開設方法と必要書類:
- 主要銀行:
- Commonwealth Bank (Commbank)
- ANZ (Australia and New Zealand Banking Group)
- Westpac
- オーストラリアでの銀行口座開設には、以下の書類が必要です:
- パスポート
- ワーキングホリデービザ(電子ビザ確認書)
- 住所証明(現地の宿泊先や住居契約書)
- 手続きの流れ:
- 銀行支店を訪問(もしくはオンラインで申請可能な場合もあり)。
- 上記書類を提示し、口座開設フォームに記入。
- 通常、口座開設が完了すると、現地の住所に口座番号やカードが郵送されます。
- 海外送金の手数料:
- 多くの銀行で海外送金に手数料がかかります。手数料は送金額や送金先によって異なり、数千円から数万円程度です。オーストラリアでは、TransferWise(現Wise)などのオンライン送金サービスを利用すると、より安価に送金できます。
税金(TFNの取得)
TFN(Tax File Number)の取得:
- TFNはオーストラリアで収入がある場合に必要な税番号です。
- 申請方法:
- オンライン申請: オーストラリア税務局(ATO)の公式サイトからオンラインで申請できます。
- 取得までの期間: 通常、申請から数週間かかることが多いです。
- 重要性: TFNがないと、税金が高くなるため、到着後すぐに申請することをお勧めします。
荷物について
ワーキングホリデーに出発する際の持ち物準備については、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。まず、パスポートとビザのコピー、eチケット、海外旅行保険の証書など、渡航に必要な書類はすぐに取り出せる場所にまとめておきましょう。現地ではクレジットカードでの支払いが主流なので、最低1枚は国際ブランド対応のカードを持参するのがおすすめです。
常備薬や処方薬は現地での入手が難しいこともあるため、3か月分を目安に持っていくと安心です。ドライヤーやヘアアイロンなどの電化製品は、オーストラリアの電圧やプラグ形状に合ったものを選ぶか、現地での購入を検討してください。
衣類は1週間分を基本とし、必要に応じて現地で買い足すのが無難です。スーツケースは60〜80リットルの容量が一般的で、航空会社の預け荷物の重量制限も確認しておきましょう。食料品は厳しい持ち込み制限があるため、持参する場合は事前にオーストラリアの検疫ルールを確認し、乾物やインスタント食品など許可されているものにとどめましょう。
また、スマートフォンの通信環境や変換プラグの準備も重要です。電子辞書や辞書アプリも学習の助けになります。液体物を機内に持ち込む際は、100ml以下の容器に入れ、透明のジッパー付き袋にまとめる必要があります。こうした準備を万全に整えることで、留学生活のスタートをスムーズに切ることができます。以下のページに荷物やお土産についてまとめたので参考にしてください。
おすすめ都市とプログラム
オーストラリア留学で人気の都市は、各地の特色やライフスタイルに応じて選ばれています。自然豊かなケアンズは、ビーチやリゾート環境を楽しみたい方に最適です。ブリスベンは温暖な気候と都市機能が融合し、生活の利便性が高い都市です。メルボルンはヨーロッパ風の街並みとカフェ文化が魅力で、芸術や音楽に興味のある方におすすめです。シドニーは多文化が共存する大都市で、ビジネスや観光の中心地として活気があります。ゴールドコーストはビーチライフと都市生活を両立できるエリアで、サーフィンやアウトドアを楽しむ方に人気です。これらの都市は語学学校やアルバイトの機会も豊富で、留学生にとって魅力的な環境が整っています。
ワーキングホリデーにおすすめの語学学校
アクティブウーマンでは、オーストラリア全土の語学学校を厳選し、各都市の特色や学習スタイルに合わせた学校情報を提供しています。例えば、英語オンリーポリシーを徹底する「インパクト(メルボルン・ブリスベン)」や、学生寮完備で英語漬けの環境を提供する「SPCケアンズ」などがあります。また、ビーチ沿いのキャンパスが魅力の「レクシス」や、独自のカリキュラムを持つ「ラングポーツ」など、多様な選択肢が揃っています。学校選びの際は、都市の雰囲気、英語学習の目的、サポート体制などを考慮し、自分に最適な環境を見つけることが重要です
1位 全寮制で食事つき!大幅節約ができるSPCケアンズ
オーストラリアで唯一3食付きの学生寮がある学校。学生寮も激安で、食費と滞在費を大幅に節約することができます。英語オンリールールがあり、授業中はもとより、寮の部屋の中や学食なども全て英語となります。英語初心者が英語で生活する練習の場として最適な環境となっています。ヨガやエクササイズなどもアクティビティも盛んです。ビーチまで徒歩10分。
SPCケアンズ&ブリスベンの学校詳細はこちら
2位 会話中心の授業で即戦力!SPCブリスベン
1位のSPCケアンズのブリスベンキャンパスです。どちらのキャンパスを選ぶかは、都市の好みで選ぶといいです。ブリスベンには寮はありませんが、学校が直接選んだホストファミリーと一緒に暮らし、英語を学んでいきます。この学校は授業の一環として実際に外に出ていって、スーパーで買い物をしてみたり、日常会話中心の実践的な英語を習得させるため、短期間で英語力を伸ばしたいワーキングホリデーにはとても人気があります。発音強化もクラス内でやってくれます。
3位 アクティビティが豊富でアットホーム!インフォーラム
こちらはゴールドコーストにだけキャンパスを持つことにこだわるゴールドコーストLOVEな学校です。オーストラリア人と日本人のご夫婦で経営しています。200名前後の中規模学校で、学校全体が家族のようにとてもフレンドリー。国籍比率もバランスがよく、アットホームな雰囲気で学生サポートがとても充実しています。
4位 英語オンリールールが徹底!インパクト・イングリッシュ
オーストラリアでは有名な語学学校です。英語オンリールールが徹底されているため、短い期間でもしっかりと英語力をつけることができます。先生たちはとてもフレンドリーで、学生サポートがとても親身でしっかりしています。
ブリスベンとメルボルンの2つのキャンパスから選ぶことができます。
メルボルンキャンパスは駅から近く便利な立地で、メルボルンに行くならインパクトはかなりおススメです。
ワーキングホリデー中に起こりやすいトラブル
オーストラリアのワーキングホリデー中に起こりやすいトラブルには、ビザ申請時の記入ミスや有効期限切れ後の滞在、税関での持ち物検査での問題、盗難やひったくり、シェアハウスでの人間関係のトラブルなどがあります。また、異性間の誤解や有料エージェントの高額な費用請求、無断の電話やメール連絡も注意が必要です。これらのトラブルを防ぐためには、事前の情報収集と準備が重要です。万が一トラブルに遭遇した場合は、学校のサポート担当者や大使館に相談することで、適切な対応が可能です。
まとめ
オーストラリアのワーキングホリデーは、多くの若者にとって貴重な経験となります。異文化交流や英語力の向上、自己成長に繋がる機会が豊富です。特に、都市ごとの特色や仕事の種類、滞在費用などを事前にしっかりと調べることが成功の鍵です。初めての海外生活でも安心して準備を進めるために、専門のカウンセリングを活用し、自分に合ったプランを立てることをお勧めします。