オーストラリアのワーキングホリデーの費用【2024年版】

オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用は、大きく分けて、航空券、ワーキングホリデービザ、学費、生活費、保険となり1年の滞在で約150万円の準備が望ましいです。この記事ではオーストラリアへワーキングホリデーに行くために必要な費用の詳細について紹介します。具体的な費用を把握することで、計画が立てやすくなりますよ。(2024年1月)

<関連ページ>Australia Working Holiday Visa

<関連ページ>オーストラリアのワーキングホリデー情報

 

留学カウンセラー 桜井彰子

留学カウンセラー 桜井彰子

ワーキングホリデーはいくらあればいける?最低費用は?

 

楽しいシェア生活も体験できます。
楽しいシェア生活も体験できます。

まず、ワーキングホリデービザの申請時には残高証明が必要となります。この残高証明は、オーストラリアに到着してから当面の間の生活費を確保できているかの証明となります。目安としては50万円の残高を残しておくといいでしょう。

さらに航空券、ビザ申請費、現地生活費、保険費用が主な費用となります。航空券はLCCからANAやJALのようなものまで様々ですが、オーストラリアはLCCの直行便が多いため、航空券を比較的安くおさえることができます。これらのものを全て考慮すると、最低費用は80万円ほど用意しておくといいでしょう。

<関連ページ>英文残高証明の取得方法(三菱UFJ銀行)

航空券費用

航空券代も都市によって様々です
航空券代も都市によって様々です

日本からのフライトは主にカンタス、ジェットスターがメインです。それ以外の乗り継ぎですと、シンガポール乗り換えのシンガポール航空やタイ航空、キャセイパシフィック航空などもあります。他国で乗り継ぎをすれば安く渡航できます。その代わり乗り継ぎ時間の長さや乗り継ぎ先の空港で8時間といった長期時間の時間を過ごさなければならない場合もあります。航空券を購入する際には乗り継ぎ回数と所要時間も大事な確認事項です。

航空券代金の相場は8~15万円ほどですが、購入時期によって金額は大きく変わります。繁忙期というよりも、特に格安航空券は座席数が少なくなるほど値段がどんどん値上がりしていきます。同じ場所に行くのに、隣座席の人と10万円以上値段が変わることもあります。予定が決まったら早めに航空券は購入しましょう。

<関連ページ>JET STAR

<東京~シドニーの場合>

ジェットスター11万円
カンタス16万円
ANA22万円
JAL22万円

海外留学生保険

ワーキングホリデー中はマリンスポーツもたくさんします。保険は必ず加入してください!
ワーキングホリデー中はマリンスポーツもたくさんします。保険は必ず加入してください!

ワーキングホリデーで渡航の場合はクレジットカード付帯の保険に加入することはできません。クレジットカード付帯保険は通常3カ月以内の旅行を対象としています。1年の場合は別途保険に加入する必要があります。保険は渡航日から起算するため、「最初の3カ月はクレジットカード付帯保険、残りは留学生保険」という加入方法はできません。また、現地延長をする場合は保険の有効期限内に手続きをしないと無効となるため注意してください。

保険会社は以下の3つが主流です。

東京海上日動
AIG損
ジェイアイ傷害火災

どの保険も22~25万円程度です。保証内容の手厚さによって保険料は変わってきますが、現地でキャッシュレスで治療が受けられることは共通です。どの代理店でもワーキングホリデーのおススメパッケージを持っていますので、比較検討して下さい。歯科治療や緊急一時帰国費用などのオプションもあります。30歳を過ぎると保険料が高くなるケースもあります。

<関連ページ>留学で入るべき保険

ワーキングホリデービザ費用

仕事のできるワーキングホリデービザの申請費用は?
仕事のできるワーキングホリデービザの申請費用は?

ワーキングホリデーには必ずビザ申請費用がかかります。申請はオンラインのクレジットカード払いのみとなります。AU$635(2023年7月以降)、日本円で約6万円です。ビザ費用は毎年値上がりの傾向があり、オーストラリアの年度始まりである7月に新しい料金が発表されます。アクティブウーマンではビザ申請代行手数料は無料です。

<関連ページ>ワーキングホリデービザよくある質問

<関連ページ>ワーキングホリデービザマニュアル

語学学校費用

4か月まで学校へ通うことができます
4か月まで学校へ通うことができます

初めて海外生活の場合、留学会社に必要な手続きを依頼するのが一般的です。ビザ申請、空港出迎え、現地滞在先の手配などを任せます。英語力が不安な場合は最初の4か月に語学学校に行くことも許可されています。

語学学校に通う場合に必要な費用は次の3つです。

  • 入学金:2~3万円
  • 学費:月額約15万円
  • 教材費:週1,500円程度

学費は学校によって異なりますが、全体的に大差はなく統一された価格になっています。ワーキングホリデーは現地で仕事をする人が多いため、全く英語ができないとかなり生活に支障をきたします。そのため、最初の4か月は語学学校にいき、相談できる先生や仲間、サポートスタッフを頼って生活の基盤を作ります。語学学校では英語の能力別にクラスが分けられています。英語力に自信がある人は1カ月、全く英語力がない人はワーキングホリデービザで許容されている最大の4カ月行くのが一般的です。ワーキングホリデーで語学学校へ4か月いく場合の学費は約65万円です。

ワーキングホリデーで語学学校へ通った場合の費用

語学学校1カ月の場合の費用

費用約45万円
含まれるもの入学金、学費、教材費、1か月分の滞在費、ビザ、空港出迎え
含まれないもの現地生活費、保険、航空券

語学学校2カ月の場合の費用

費用約60万円
含まれるもの入学金、学費、教材費、2か月分の滞在費、ビザ、空港出迎え
含まれないもの現地生活費、保険、航空券

語学学校3カ月の場合の費用

費用約90万円
含まれるもの入学金、学費、教材費、2か月分の滞在費、ビザ、空港出迎え
含まれないもの現地生活費、保険、航空券

語学学校4カ月の場合の費用

費用約100万円
含まれるもの入学金、学費、教材費、2か月分の滞在費、ビザ、空港出迎え
含まれないもの現地生活費、保険、航空券

<関連ページ>オーストラリアおすすめ語学学校一覧

生活費

オーストラリアのショッピングモール
オーストラリアのショッピングモール

オーストラリアへ渡航した後にかかる生活費は、家賃・食費・交際費・交通費などを合わせると、月10~15万円です。内訳としては家賃が7万円、交通費1万円、食費が2万円、残りは交際費です。英語力次第ですが、全く英語力がない人がオーストラリアに到着してすぐに働くことは難しいため、1~2か月分の生活費は予め持っておくと安心できるでしょう。オーストラリアの生活費で一番融通が効くのが家賃です。日本と同じように、都心に済むほど家賃は高く、田舎ほど安くなります。生活費は滞在期間中をカバーする全てを渡航前に用意する必要はありません。オーストラリアは時給が21ドル以上の国ですから、仕事を見つけてしまえば生活費はすぐに現地でカバーできます。以下は一週間の平均的な出費です。

項目週単位(豪ドル)
家賃200ドル
交通費50ドル 
携帯維持費20ドル
食費50ドル
交際費150ドル
合計470ドル

<関連ページ>オーストラリア留学の費用

通信費

通信費は現地のSIMを使用してオーストラリアの携帯会社を利用します。月額使用料がかかり、使ったギガ数に応じてクレジットカード決済となります。

 Optus、Telstraがメインのキャリアになります。Wifiを使用する方が多いので、GB数は20GBでも十分です。月額使用料は5000円程度が目安です。

月額27ドル7GB
月額50ドル20GB
月額80ドル70GB

<関連ページ>Telstra

<関連ページ>オーストラリアの通信事情と携帯を安く使う方法

滞在費(家賃)

ワーキングホリデーの滞在費はホームステイ、学生寮、シェアハウスがあります。

最初に語学学校へ行く場合は、学校が寮とホームステイを手配してくれますが、2カ月ほどしたら自分でシェアハウスを探して引っ越しをするのが定番です。

ホームステイ1カ月(食事付)約15万円
学生寮1カ月(食事なし)約18万円
シェアハウス1カ月(食事なし)約11万円

いくら稼げる?ワーキングホリデーの月収

ワーキングホリデーは就労時間制限がなく、好きなだけ働くことができます。唯一の就労制限は、同じ雇用主のもとで最大6か月までという期限です。最低賃金が23.23ドル(日本円で約2230円)となり、土日は1.5倍になります。以下は一週間の収入モデルです。

一日5時間x週5日約20万円
一日5時間x平日3日、週末2日約24万円
一日7時間x平日5日約28万円
一日7時間x平日3、週末2日約34万円

ワーキングホリデー仕事別の時給目安

ワーキングホリデーのお仕事は多岐に渡り、時給も異なります。以下の仕事別の時給を目安にしてください。また、マッサージやネイリストなどは施術料金に対する歩合制が一般的です。

日本食レストラン21ドル
バリスタ25ドル
ファーム25ドル
ネイリスト歩合制(販売価格の20%)
ベッドメイキング25ドル

<関連ページ>オーストラリアの仕事の探し方

 

 

 

都市別の家賃

家賃は都市によって一番差が出てくる支出です。ビーチエリアでは1人部屋は当たり前ですが、大都市の中心部では3人部屋が当たり前だったりします。都市の大きさと家賃の高さは比例するのが一般的です。市内中心部では300ドルを超える場所が多く、市内から30~40分離れた郊外まで足を伸ばせば、150ドル前後の部屋もたくさんあります。

ケアンズ約150ドル
ゴールドコースト約180ドル
ブリスベン約200ドル
シドニー約350ドル
メルボルン約300ドル
パース約300ドル

<関連ページ>シェアハウスの探し方

 

ワーキングホリデー費用のまとめ

しっかり費用をためて、準備しましょう
しっかり費用をためて、準備しましょう

ワーキングホリデーは働きながら旅をするビザです。1年の長期移住で海外で暮らすことができ、その過程で英語も話せるようになり、外国人の友達も出来るという貴重な経験ができます。そのため、初期費用をあまりに用意しないでいくと、学校へもいかずに英語も分からず、外国人の友達も作れず、という負の連鎖となり、英語も分からないまま帰国する、という残念な結果になります。そのため、最初の語学学校に支払うある程度の初期費用は用意しておくことをおススメします。できるだけ安く行くことにこだわり過ぎると、結果として失敗することもあるので、初期投資はしっかりしてください。もちろん保険にもしっかり加入してください。

初期費用をできるだけ抑えたい場合は、食事付きの寮にする、まかないの出るバイトを探す、都心よりも田舎を選ぶ、などのちょっとした工夫で、費用を抑えることが可能です。

一度しか使えないワーキングホリデーですから、英語の習得もしっかりとして、たくさん友達を作って帰ってきて下さい。

<関連情報>オーストラリアのワーキングホリデー情報

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