アデレードは、オーストラリア南部のセントビンセント湾に面した場所に位置しており、オーストラリアの中で5番目に大きい都市です。
生活で必要なものがすぐに揃う、生活しやすいコンパクトな都市で、世界中から留学生が集まってきます。
魅力的な都市ですが、日本人学生が少なく、現地の情報が入りにくいため、「アデレードはどんなところ?」と感じる方も多いです。
そこで、アデレードの魅力を3つ紹介します。
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<関連ページ>オーストラリアの語学学校一覧
Contents
アデレード留学は留学生におすすめ!魅力を3つ紹介
アデレードは、オーストラリア南部のセントビンセント湾に面した場所に位置しており、オーストラリアの中で5番目に大きい都市です。
日本人が少ない都市
アデレードは、オーストラリアの他の都市と比べて日本人が少ない都市のため、日本語を話すことも少ないです。
街を歩いていても、日本人にあうことが少ないため、英語の勉強に集中できる環境といえます。
日本人同士で話すこともなくなり、英語でのコミュニケーションがメインの環境のため、英語力を上げたい方におすすめの都市です。
<関連ページ>City of Adelaide
住みやすい都市として知られる
アデレードは、毎年「最も住みやすい都市ランキング」のトップ10にランクインするほど、住みやすい都市です。
日本ではあまり馴染みがない都市だと思われがちですが、世界的に見るとアデレードは、住みやすくて魅力的な都市だと認識されています。
<関連ページ>South Australia
観光スポットが多い
アデレードは、セントビンセント湾の海岸やグレネルグ・ビーチ、クリーランドの自然動物保護区など、自然の観光スポットが多いです。
またアデレード中央市場やランドル・モール、セント・ピーターズ大聖堂、南オーストラリア美術館、南オーストラリア博物館などの場所も人気があります。
市内ですぐに回れる場所がほとんどで、気分によってさまざまな観光スポットで過ごすことが可能です。
<関連ページ>Things to do in Adelaide
アデレードに留学するメリット8つ
日本人がアデレードに留学するメリットを8つ紹介します。
家賃や交通費を安く抑えられる
アデレードの家賃は、メルボルンやシドニーなどの他の都市と比べて安いため、シェアハウスなら週80~150ドルでお得に過ごせます。
また交通費が安いことも、留学生にとって嬉しいメリットです。
アデレードでは、就学期間が1週間以上の方は、バス・トラム(路面電車)・電車の公共交通機関が半額になる学割が付いてきます。
そのため、市内を安く移動することが可能です。
また公共交通機関で28日間乗り放題になる定期券も販売されており、学生の場合は49ドル(約4,600円)で利用できます。
市内であれば、バスとトラムが無料で乗り降りできるため、他の都市と比べて交通費を大幅に安く抑えることが可能です。
<関連ページ>Living cost in Adelaide
質の高い教育機関が多い
アデレードの大学は、アデレード大学・フリンダース大学・南オーストラリア大学の3つと語学学校がいくつかあり、どの大学・学校も質の高い教育を実施しています。
そのため、英語力を上げたい方にはおすすめの都市といえるでしょう。
世界中の企業からも注目されている学校が多く、留学におすすめの場所です。
種類豊富なイベントを楽しめる
アデレードでは、毎年2月半ばから3月半ばまで開かれる「アデレードフェスティバル」「アデレード・フリンジ」「WOMADelaide」などの種類が豊富な大きいイベントが楽しめます。
その他にもグルメをメインとしたイベントなどが定期的に開催されており、アデレードの文化を堪能できます。
・「アデレードフェスティバル」:国際的な演劇・音楽・ダンスが開かれる
・「アデレード・フリンジ」:世界の芸術祭として開かれる
・「WOMADelaide」:世界的なミュージックフェスティバル
・「Fork on the Road」:豊富な食べ物や飲み物などがそろったにぎやかなイベント
・「Lucky Dumpling Market」:文化イベント・グルメフェスティバル
にぎやかで人が大勢集まるイベントが多いため、楽しみたい方はイベント時期に留学するのもおすすめです。
<関連ページ>Event in Adelaide
アルバイトの賃金が高い
他都市と同じく、アルバイトの最低賃金は約2300円で日本よりも賃金が高いため、短時間で稼げます。
そのため、資金が必要な長期留学の際には大きな助けとなります。
アデレードのアルバイトの種類としては、主にローカルジョブや日本食レストラン、カフェが多いです。
お客さんは、現地のオーストラリア人が多く、英語でコミュニケーションしながら働けます。
<関連ページ>Wages in Adelaide
山やビーチが近い場所にある
アデレードは、山やビーチが近い場所にある自然が豊かな都市です。
アデレード市内からバスに乗って30分ほどで山や海にいけるため、自然の風景を堪能したい方におすすめ。
海に近い場所に住むと、歩いて10分で行けるところもあるため、留学先の友達と遊んだり景色を見に行けたりできます。
<関連ページ>Nature and park in Adelaide
「無料WiFi都市計画」が実施されている
アデレードは、「無料WiFi都市計画」が実施されており、市内の多くの場所で無料WiFiを繋げられます。
オーストラリアの都市の中でも「無料WiFi都市計画」を実施しているのは、アデレードのみとなっており、気軽にネットを利用することが可能です。
日本にいる家族や友達とも気軽に連絡が取れて、スマホの使用量・使用料金を気にする必要がありません。
コンパクトシティで移動が便利
アデレードは、20分の徒歩圏内の「20 Minute City(20分都市)」のため、コンパクトシティで移動が便利です。
どこに行くにせよ、短時間で移動でき、行きたいにすぐ行けるのは大きなメリットといえます。
<関連ページ>Adelaide Metro
オーストラリアの中で治安は良い
アデレードは、犯罪率が低く治安の良い場所といわれています。
そのため、治安を気にする方におすすめです。
しかし、アデレードの繁華街周辺では週末の夜間になると多くの人が集まって、飲酒によるトラブルが発生することもあり、注意が必要です。
<関連ページ>Health and Safety in Adelaide
アデレードに留学するデメリット3つ
アデレード留学でのデメリットを紹介します。
アルバイト先が見つかりにくい
コンパクトな都市のため、アデレードのアルバイト先は、数が少ないため、見つかりにくいです。
そのため、探すのに時間がかかってしまいます。
また地元のお客さんが多いため、英語力を身につけていないとアルバイトできない場合もあります。
乗り継ぎが必要なので海外初心者不向き
アデレードへの直行便はないため、乗り継ぎが必要です。
そのため、初めての海外で不安な方にとっては、ハードルが高いかもしれません。
「正確に乗り継ぎができるかな」と考えてしまい、アデレードに着くまで心配になる方もいます。
英語力があまりなく不安に感じる方は、直行便が出る都市へ留学することをおすすめします。
情報が少ない
アデレードは、シドニーやメルボルン、ブリスベンなどの都市と比べると情報が少ないため、事前に知っておきたい内容が見つかりにくいです。
アデレードの主要大学
アデレードには以下の主要な大学があります:
大学名 | 専攻科目 | 備考 |
フリンダース大学 (Flinders University) | 芸術と人文科学 英語、歴史、哲学、ビジネスと経営 会計、ビジネス、金融、マーケティング、教育 幼児教育、初等教育、中等教育、健康科学 医学、看護学、公衆衛生学、心理学、理工学 生物学、化学、コンピューターサイエンス、工学
| メインキャンパスはベッドフォードパークにあり、複数のサテライトキャンパスも存在します |
アデレード大学 (University of Adelaide) | 芸術 言語、歴史、哲学、社会科学、ビジネス 経済学、経営学、ファイナンス、マーケティング、工学、コンピューター、数理科学 土木工学、コンピューターサイエンス、数学、健康・医学 医学、歯学、看護学、公衆衛生学、科学 生物学、化学、環境科学
| メインキャンパスはノーステラスに位置し、その他のキャンパスもあります |
南オーストラリア大学 (University of South Australia) | ビジネス 会計、金融、マーケティング、経営、教育、芸術、社会科学 コミュニケーション、デザイン、教育、ソーシャルワーク、健康科学 看護、助産、作業療法、理学療法、IT、エンジニアリング、環境 情報技術、工学、環境科学、法学 法律学、犯罪学
| メインキャンパスはシティウエストにあり、他にもいくつかのキャンパスがあります |
トーランズ大学オーストラリア (Torrens University Australia) | ビジネス 経営学、プロジェクト管理、マーケティング、デザイン デジタルメディア、インテリアデザイン、ファッションデザイン、健康 公衆衛生、栄養学、カウンセリング、ホスピタリティ インターナショナル・ホテル・マネージメント、料理マネージメント、教育 幼児教育、特別支援教育
| プライベート大学で、アデレードの他にもオーストラリア各地にキャンパスがあります |
アデレード大学(The University of Adelaide)
アデレード大学は、1874年に創設されたオーストラリアで3番目に古く、多くのノーベル賞受賞者を輩出するオーストラリア国内で有名な大学です。
オーストラリア国内の大学の中で、特に優秀な8校として「Group of Eight(グループオブエイト)」に加盟しています。
<関連ページ>Study Australia
「アデレード大学」https://www.adelaide.edu.au/
フリンダース大学
フリンダース大学は、世界大学ランキングで上位の300位以内にランクインするほどの高い評価を受ける大学です。
医学部や看護学、公衆衛生学などで質の高い教育を提供しており、多くの生徒が学生サポートサービスに満足しています。
「フリンダース大学」https://www.flinders.edu.au/
南オーストラリア大学
南オーストラリア大学は、1991年に設立した若い大学ですが、南オーストラリア州で大学規模・就職率が一番高いです。
85の国から約32,000名ほどの留学生が在籍しており、オーストラリア国内でも生徒数が多いため、さまざまな方とコミュニケーションできる環境といえます。
「南オーストラリア大学」https://www.unisa.edu.au/
アデレードでおすすめの語学学校
アデレードはビーチエリアの観光都市とは異なるビジネスエリアです。そのためアルバイトを見つけることが難しいのか、あまり語学学校に行く留学生が多いエリアではありません。語学学校の数はそれほど多くないですが、質の高い学校や、進学に強い学校が揃っています。
International House Adelaide インターナショナル・ハウス(アデレード校)
「International House Adelaide」は、2022年10月に設立された新しい語学学校です。インターナショナル・ハウスはオーストラリア国内に6つの語学学校を運営しており、豊富な英語学習のノウハウがあります。アデレードは日本人が少ないため、英語学習に集中したい留学生にとっておすすめの場所です。学校詳細
ILSC Adelaide アイエルエスシー(アデレード校)
「ILSC Adelaide」は、2019年に開校された語学学校です。アデレードにある語学学校の中でもアイエルエスシーだけ、母国語禁止制度が導入されています。せっかく語学留学に行っているのに、日本語ばかり話してしまっては英語が上達しません。日本人の少ないアデレードでさらに英語漬けの環境を希望される方におすすめです。学校詳細
South Australian College Of English(SACE)
「South Australian College Of English(SACE)」は1987年に開校された、アデレードで一番歴史のある私立の語学学校です。日本人が苦手とするスピーキングに力を入れているカリキュラムのため、英語を基礎から学ぶことができます。オーストラリアでの仕事を探すお手伝いも行うプログラムがあり、ワーキングホリデーなどで語学学校を利用する方にもおすすめです。
アデレードの専門学校一覧
以下は、アデレードにある主要な専門学校を表にまとめたものです。州立のものから私立まで様々な専門機関があり、専門記述の習得ができます。専門コースで学ぶと卒業ビザが出るものもありますので、そこから就職に繋げることも可能です。
学校名 | 特徴 | 提供コースの例 | 参考文献 |
TAFE SA | 南オーストラリア州政府が運営する大規模な専門学校。多くの分野で職業教育と訓練を提供。 | 建設、ビジネス、健康、IT、ホスピタリティなど | |
Salford College | アデレードとシドニーにキャンパスを持ち、様々な分野で教育を提供。 | 建設、ホスピタリティ、ブロックチェーン、ビジネス、マネジメント | |
Australian Ideal College (AIC) | 英語、ビジネス、マネジメント、会計、観光・ホスピタリティ、通訳・翻訳などの分野でコースを提供。 | 英語、ビジネス、マネジメント、会計、観光、通訳・翻訳 | |
Skills Australia Institute (SAI) | 国家認定の職業訓練コースを提供。様々な分野で実践的な教育を提供。 | ビジネス、ホスピタリティ、幼児教育、電気通信、自動車整備など | |
Alliance College | 1981年に設立され、豊富な教育経験を持つ。ホスピタリティ、ビジネス、オートモーティブ技術、一般英語などのコースを提供。 | ホスピタリティ、ビジネス、オートモーティブ技術、一般英語 |
アデレード留学の費用
留学した際にかかる費用7つ
アデレード留学した際にかかる費用は以下の7つです。
1.学費
2.滞在費
3.食費
4.渡航費
5.交通費
6.学生ビザの取得費用(1年留学する場合)
7.保険料(1年留学する場合)
留学方法によって金額は、かかってくるため、上記の7つを想定して費用を計算しましょう。
半年間(6ヶ月)の留学費用目安
費用 | 約160万円 |
含まれるもの | 入学金、学費、教材費、2か月分の滞在費、保険、航空券片道、ビザ、空港出迎え |
含まれないもの | 現地生活費 |
<関連ページ>3つの事例で解説!留学費用シミュレーション
1年の語学留学費用目安
費用 | 約270万円 |
含まれるもの | 入学金、学費、教材費、2か月分の滞在費、保険、航空券片道、ビザ、空港出迎え |
含まれないもの | 現地生活費 |
語学学校の費用は通学期間に応じて変わります。滞在方法は学生寮かホームステイの2つとなり、シェアハウスの手配は渡航前は不可となります。シェアハウスは現地の生活に慣れたあとに、段階的に自分で探していきます。目安は4ヵ月目くらいです。
ワーキングホリデー費用の目安(学校4か月)
費用 | 約140万円 |
含まれるもの | 入学金、学費、教材費、2か月分の滞在費、保険、航空券片道、ビザ、空港出迎え |
含まれないもの | 現地生活費 |
住みやすい都市で英語力をつけるならアデレード
アデレードは、山と海に囲まれた住みやすい都市のため、観光地としても楽しめる魅力的な場所です。
他の都市と比べると、学費や滞在費、食費、交通費を抑えられます。
日本人が少ない環境で日本語を使う機会が少ないため、英語力を上げたい方には留学先としてご検討ください。
<参照サイト>NUMBEO
<参照サイト>Australian Bureau of Statistics
アデレード留学の準備
留学準備には、パスポート、ビザ、学校入金、SIMカード、航空券が必須ですが、ビザ申請までに多くの準備を要します。特に学生ビザはエッセーの作成に時間がかかりますので、入学の6カ月前には学校申し込みを終えておいてください。