
オーストラリアと日本間のワーキングホリデービザは2国間の協定として1980年に発足されました。現在では年間2万人近い日本人がワーキングホリデービザを利用しています。オーストラリアのワーキングホリデービザの発給数に上限はありません。そのため、発給制限のある他国と比べて簡単にビザ申請が可能です。
18歳~30歳を対象としたワーキングホリデー制度は、日本と協定国の異文化交流を目的とした柔軟で自由度の高い海外留学制度です。滞在中は英語の勉強はもとより、フルタイムで就労も可能です。1日の就労時間の上限はありません。そのため、1年分の生活費を準備しなくても、現地で収入を得ながら長期移住が可能となります。また、本来ならばビジネスビザや永住権がないと滞在できないような仕事も、ワーキングホリデービザで就労が可能な場合もあります。とにかく多くのことにトライできる夢のようなビザです。留学経験者はもとより、初めての海外という方でも挑戦しやすい制度です。
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Contents
コロナ禍の現在のワーキングホリデー現状
ワーキングホリデービザ発給までにかかる日数
コロナ禍で長く国境を閉ざしていたオーストラリアですが、現在は日本人へのワーキングホリデービザ発給は通常通りに戻っています。ビザ発給の日数ですが、75%が申請後8日以内に発給されていますが、25%は即日発給となっています。ビザ発給数に関しての制限もありません。
<関連情報>Australian Government Department of Home Affairs
仕事探しの現状
他国のビザ発給制限や、フライト価格の上昇などにより、他の国からの留学生が完全にはオーストラリアに戻ってきていません。ワーホリや留学生を含めた外国人労働者に大きく依存しているオーストラリアでは、現在は稀にみる人手不足です。普段ならハードルが高いような仕事でも即採用される人がほとんどです。
近所のホテルや飲食店の担当者が語学学校へ直接リクルートにやってきて、希望者全員をその場で採用するケースもありました。
別の語学学校では、ファームのオーナーが、学生の仕事、住居も全て手配して、語学学校まで迎えに来ました。このようなことは、過去に例がありません。
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就労期間の変更
ワーキングホリデービザは本来は1つの雇用主の元での就労期限は最長6か月とされていますが、現在の人手不足解消のため、この就労期間制限が撤廃されています。2022年12月現在、まだ撤廃の発表はありません。
セカンドワーキングホリデービザの条件変更
セカンドワーキングホリデービザの条件である就労条件は、農業がメインでしたが、
コロナ禍の人手不足のため、レストランでの清掃や調理といった仕事もセカンドワーキングホリデービザの条件に追加されました。ただし、都市部ではなく特に地方での人手不足が著しいため、こうした特典は地方での就労に限定されています。詳しくは移民局のホームページを参考にしてください。
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オーストラリアのワーキングホリデーでできること4つ
オーストラリアのワーキングホリデーでは、勉強や仕事、旅行など幅広い分野を経験することが可能です。
語学の勉強をしながら仕事したり、旅行でオーストラリアの文化を堪能したり、国際的な関係を築いたりとさまざまな魅力が詰まっています。
オーストラリアでの長期移住
ワーキングホリデーでは、オーストラリアでの長期移住生活が可能です。
オーストラリアは、「世界で最も住みやすい都市トップ10」に3都市もランクインするほど、文化や環境・教育・インフラ・ヘルスケア・安定性で評価されており、居心地の良い日々を過ごせるでしょう。
国土が広いため、さまざまな文化と環境を楽しめます。
異なる多文化・多国籍な関係とつながれる
オーストラリアは、留学先として人気が高く、20%以上の方が外国の留学生で外国人の比率が高くて、多文化・多国籍な関係とつながれます。
外国人の英語に対して寛容な国のため、英語力がなくても、受け入れてもらえる環境が多く整っています。
そのため、現地のオーストラリア人以外にも多国籍の人々と友達になれて、さまざまなアクセントに触れながら生活ができます。
オーストラリアでの仕事を経験できる
ワーキングホリデービザで滞在中は、就労が可能です。
学生ビザでは、週単位での就労時間が決められていますが、ワーキングホリデーなら制限なしでフルタイムで働けます。そのため、かなり貯蓄することが可能です。ただし、一つの雇用主の元で最大6ヵ月まで、という条件があります。
都市別のワーホリ人気仕事リスト
オーストラリアは広大な国なので、各6都市で仕事の種類が異なります。
1.ケアンズ:ツアーガイド・マリンガイド・客船添乗員・カフェ・ホテル・農業・レストラン
2.ゴールドコースト:ツアーガイド・マリンガイド・サーフィンインストラクター・森林ガイド・カフェ・ホテル
3.ブリスベン:カフェ・ホテル・レストラン
4.シドニー:ツアーガイド・ホテル・レストラン・カフェ
5.メルボルン:ホテル・レストラン・カフェ
6.バース:ホテル・レストラン・カフェ
このようにさまざまな仕事を経験することが可能です。
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ワーキングホリデーに必要な英語力
ワーキングホリデービザの申請そのものには英語力は不問です。英語力が全くない状態でもビザは発給されます。ですが、実際に現地にいって仕事をしながら暮らすうえでは、英語力は必須です。そのためワーキングホリデービザには最大4カ月(17週間)の就学期間が許可されており、英語初心者の方でも安心してスタートすることができます。海外移住や留学経験のない場合は、まずは英語学校に行き、ここで生活の基盤を作ります。多国籍の留学生にまざることで、ワーキングホリデーの仲間を作り、現地での情報収集などもしていきます。学校卒業後は仕事をしながら、生活をすることで英語力の強化をしていきます。
ワーキングホリデーのメリット6つ
ワーキングホリデーは、条件が極めて少ないビザです。英語力も特別な資格も技術も不要です。健康で年齢制限さえクリアしていれば、ほとんどの人が取得可能です。
英語を勉強しながらアルバイトで働いたり、世界遺産を巡る旅行に出たりすることが可能です。ビザ発給を受けてから1年以内に渡航するという条件があるので、急いで出発しなくても余裕をもって計画を立てたり、準備することができます。
ビザを取得しやすい
オーストラリアのワーキングホリデービザは、取得が簡単です。
ビザの申請から発給までの審査期間が早く、1週間でビザを取得することも可能です。申請はオンラン申請のみとなります。他国では抽選だったり、申請日が決まっていたり、人数制限がかなり厳しい国もあります。英語ネイティブの国の中ではカナダ、イギリスと比べると、オーストラリアのワーキングホリデービザは極めて取得しやすいです。発給数の制限がありませんので、年間を通してどのタイミングでもビザ申請が可能です。
オーストラリアの時給は日本の2倍
オーストラリアでのアルバイトの時給は、最低賃金で時給21.38オーストラリアドル、週38時間働いた場合で812.69オーストラリアドル。土曜日は通常の150%、日曜は通常の175%、祝日は通常の250%となります。
この場合、祝日の時給は53.45ドルとなり、日本円にすると時給5077円となります。オーストラリアは日本と比べて時給が2倍近いため、少ない初期費用でも簡単に現地で貯蓄を倍にすることができます。円安の日本に仕送りした場合、日本の2倍の貯蓄となります。また自炊したり生活費を節約すればかなりの貯金をしながら長期滞在をすることが可能です。
滞在期間を最大3年間まで増やせる
ワーキングホリデーでは、滞在期間を最大3年間まで増やせます。ワーキングホリデーは、通常の場合は、滞在期間が1年間と決まっています。
しかし、ファームジョブ(農業や工場の仕事)で88日間以上働くことによって、セカンドワーキングホリデービザの申請ができるようになり、1年間ビザを延長することが可能です。
さらに1年間ビザを延長したい場合は、セカンドワーキングホリデー中に半年以上ファームジョブで働くことにより、サードワーキングホリデーの申請ができるようになり、滞在期間を伸ばせます。
ビザの申請ができる条件であるファームジョブは、オーストラリア政府が指定する地域の仕事でないと申請できません。
またファームジョブは、以下のような仕事があります。
・野菜やフルーツのピッキング
・サラダ・卵のパッキング
・シーフードのパッキング
・食品加工作業
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多国籍の同僚と英語を活かして働ける
オーストラリアは、多国籍国家で同僚にも外国人留学生が多いため、普段から英語を活かして働けます。
英語を話す機会が増えるため、自然に英語力を伸ばすことが可能です。
そのため、英語力を上げられて収入も入るので一石二鳥です。
自己肯定感があがる
英語力があまりない状態からオーストラリアで長期間生活すれば、一人でもできることが増えていくため、自分に自信がつきます。
現地の英語で仕事をするという生活を約1年間続けていると、英語でオーストラリア人相手に接客するということが当たり前となるため、不思議と自信がついてきます。
また今まで経験をしたことがないような体験が多ければ多いほど強い自信が持てるようになります。
ワーキングホリデーのデメリット3つ
想定外のデメリットもあります。事前に確認しましょう。
卒業や就職が遅れる場合がある
ワーキングホリデーは、1年間オーストラリアで過ごすため、その分日本での就職時期が遅れる場合があります。
また、休学すると友達と一緒に卒業できません。
ですが、ワーキングホリデーをしっかりと自分の経験として過ごして帰国すれば、就職の遅れはデメリットには感じないと思います。
年齢制限がある
ワーキングホリデーには、18~30歳までの年齢制限があります。31歳の誕生日になる前ならば申請が可能ですが、31歳になってしまってからの申請は不可です
31歳以上の場合は学生ビザもしくは観光ビザでの入国が可能です。
31歳になってしまったからといって留学を諦める必要はありません。学生ビザでも就労が可能なので、「学校へ行きながらアルバイトをする」という、ワーキングホリデーと同じような生活ができます。学生ビザでもホリデーの取得が可能ですし、卒業後に1カ月間のビザの余剰期間があります。帰国まで自由に旅行ができます。ワーキングホリデーの条件の一つである、「1つの雇用主の元で6カ月まで」という就労制限がないため、学生ビザのほうが長期滞在型でじっくりと暮らすことができます。
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ワーキングホリデーの準備とよくある質問
ワーキングホリデーに行きたい場合の準備は約6カ月を目安にするといいでしょう。必要な手続きはビザ申請、航空券取得、保険加入、携帯電話手配、滞在先手配がメインですが、最初に渡航する街を決めるのが一番最初にやることとなります。オーストラリアの国土は広く、多くの都市の選択肢があります。各都市に特徴があるため、まずは都市の特徴を調べ、自分が行きたい街を決めましょう。その次に語学学校を決めます。各都市に学校はありますので、これも学校の特徴を調べて選んでください。学校を決めると、それ以降の空港到着後の送迎、滞在手配、海外送金、SIMカード手配など必要な手続きは留学エージェントが代行します。
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ワーホリで必要となる費用はどれくらい?
ワーホリで必要となる費用は以下の通りです。
ビザの費用 | 約4万円 |
航空券(片道) | 約5万円〜12万円 |
海外保険料(1年間) | 約18〜20万円 |
学費(3〜4カ月) | 約35万円〜 |
滞在費・生活費 | 約120〜144万円 |
旅費・交際費 | 約10万円 |
サポート費用 | 約15万円(申請代行などの費用) |
アルバイトの給料※ | 約90〜170万円 |
合計費用 | 約37〜150万円(アルバイトをしない場合240万円) |
アルバイトの量によって金額が大きく変わりますが、ワーホリで仕事を一切しないで1年過ごす人はまずいませんので、安心してください。
いずれにせよワーキングホリデーでかかる生活費だけでも大金のため、現地で銀行口座を開設し、日本にいるご家族に送金を依頼したり、インターネットバンキングで送金されることをおすすめします。
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語学学校には行った方がいい?
ワーキングホリデービザでは必ず学校に行く必要はありませんが、学校に行って英語力を強化すると働けるアルバイト先の幅を広げられます。
もし、英語初心者の方が学校に行かずに働くなら、ジャパレス(ジャパニーズレストラン)と呼ばれる日本食レストランが一般的で、ローカルで働くのは難しいです。
英語力をつければ、ローカルでも働けるようになるため、ワーキングホリデーでは最長4カ月間の学校に通うことをおすすめします。
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ワーキングホリデーに行くと英語力はつく?
これはどのように過ごすかで全く結果が異なります。ずっと日本人の友達と日本語で過ごしていたら、何年暮らしていても英語力は身につく事はありません。積極的に現地の人と英語で話したり、語学学校で英語を学んだりしたりすれば、ワーキングホリデー期間前の自分では想像できないほどの英語力をつけることが可能です。
ワーホリの仕事は何がある?
ワーホリでは多くの場合は「ホスピタリティ」と呼ばれる接客業や観光業、飲食がメインです。人気のお仕事は以下の通りです。
・レストランやカフェでのウェイトレス
・キッチンハンド(キッチンのお仕事)
・ホテルでのベッドメイキング
・ホテルのレセプション(フロント・受付)
・マッサージ
これらのお仕事などが人気です。
ワーホリから帰国後の転職
ワーホリから帰国後の転職を心配する方も多いですが、としては、外資系企業への就職・転職も十分可能です。ワーキングホリデーでオーストラリアに移住経験があることは、履歴書に書ける大きなメリットです。
・どんな仕事をしたか
・どれくらいの英語力があるか
・どのような経験をしたか
これらを細かく履歴書に書いて、自分の自立度や行動力をアピールしましょう。
英語力さえ持ち帰れば、帰国後は外資系企業、ホテルといった英語を使う仕事に転職される方が多いです。
外国人患者のいる病院やインターナショナルスクール、保育園へ転職された方もいます。また、個人で英語の先生になる方もいます。
英語力がついたことで自信がつき、再び他の国へ旅に出る人も多いです。
ワーホリビザの申請について
オーストリアのワーキングホリデービザは取得しやすいです。
ワーキングホリデービザを取得するためには、年齢制限やビザ発給条件などの条件が複数あります。では、申請条件について詳しく解説します。
<関連情報>ワーキングホリデービザ申請方法、完璧マニュアル
年齢制限
ワーキングホリデービザには、申請時18歳以上30歳以下の年齢制限があります。そのため、31歳までにビザの発給を受けなければいけません。
ビザを取得していれば、出発時に31歳になっていても問題はありません。
しかし、ワーキングホリデービザの有効期限は1年間なので、ビザが発給されたあと1年間渡航しない場合は自動で無効となってしまいます。
そのため、無効にならないよう発給から1年以内に渡航しましょう。
有効期限
ワーキングホリデービザの有効期限は1年間です。1年現地に滞在して、条件によっては3年間延長することが可能です。
ワーキングホリデー期間中は、1年間はオーストラリアへの出入りが自由となっています。そのため、日本でのイベントで一時帰宅してからオーストラリアへ再び戻ることも可能です。
また1年間オーストラリアにいる必要はなく、途中で日本に帰国したり、他の国へも行ったりすることが可能な自由度の高いビザです。
現地に滞在していない期間もビザの有効期限が短くなるため、ワーキングホリデービザを取得したのであれば、この機会にオーストラリアを堪能することをおすすめします。
ビザ発給条件
ワーキングホリデービザの発給を受ける条件としては、以下の通りです。
・18歳~30歳
・心身がともに健康なこと
・子供が同伴しないこと
・オーストラリア国外からビザを申請すること
・過去にビザを取得してから渡豪をしたことがないこと
・渡航当初の生活費分の十分な資金を持っていること
ビザの発給を受ける条件としては、心身健康であることや扶養する子どもが同行しないことがあげられます。
ビザの申請自体は、インターネットで申請が可能です。
また渡航当初の生活費分の資金に関しては以下が必要です。
・ビザ申請の際にはオーストラリアドル5000ドル
・往復航空券の購入が可能である資金の証明6000ドル
セカンドワーキングホリデー制度
セカンドワーキングホリデー制度は、ワーキングホリデーが終了し、さらに12カ月間の滞在ができる制度です。
ビザの申請条件 | ・18歳〜30歳 ・心身がともに健康なこと ・生活費分の十分資金を持っていること ・政府指定地域で最低でも88日間以上、季節労働した証明書類が必要 |
ビザの有効期間 | ・1年目のワーキングホリデーで入国した日から2年間の滞在が可能 ・ビザ取得後、ビザ発行日より1年以内に入国が必要 ・滞在期間中の出入国は何回でも可能 |
ビザの申請費用 | AU$510 |
就労の制限 | 最長6カ月のフルタイムでの就労が可能 |
就労の条件 | 最長4カ月間(17週間)まで就学が可能 |
注意点 | ・申請に5000ドルと日本帰国への航空券代の資金証明が必要 ・申請時にファーム雇用主との契約書の提出が必要 ・ビザ申請日からビザ発給日までオーストラリア国内にいること ・国外でビザ申請した場合はビザ発給日まで国外にいること |
セカンドワーキングホリデー期間も基本的にワーキングホリデー期間と同じ条件となっています。
サードワーキングホリデー制度
ビザの申請条件 | ・18歳〜30歳 ・心身がともに健康なこと ・生活費分の十分資金を持っていること ・セカンドワーキングホリデー期間で最低でも6カ月以上、季節労働した証明書類が必要 |
ビザの有効期間 | ・1年目のワーキングホリデーで入国した日から3年間の滞在が可能 ・ビザ取得後、ビザ発行日より1年以内に入国が必要 ・滞在期間中の出入国は何回でも可能 |
ビザの申請費用 | AU$510 |
就労の制限 | 最長6カ月のフルタイムでの就労が可能 |
就労の条件 | 最長4カ月間(17週間)まで就学が可能 |
注意点 | ・ビザ申請日からビザ発給日までオーストラリア国内にいること ・国外でビザ申請した場合はビザ発給日まで国外にいること |
サードワーキングホリデー制度もセカンドワーキングホリデー制度とほぼ変わらない条件で利用できます。
<関連情報>サードワーキングホリデー、サードビザの条件とは?
ワーキングホリデービザの注意点
ワーキングホリデービザの使用は一度だけ
ワーキングホリデービザは一度しか使えません。そのため、一度ワーキングホリデービザで入国したあとに滞在延長したい場合、次は学生ビザか、セカンドワーキングホリデービザとなります。
セカンドワーキングホリデービザの条件は農業3カ月ですが、この仕事探しは意外に大変です。
自分の都合と好きなタイミングでファームで働けるわけではなく、3カ月連続で同じファームで働ける保証はありません。繁忙期だけ人手が欲しい農場も多く、そういった場合は88日という条件を満たすために常にファーム探しをすることになります。そのため最初の1年を、セカンドビザをとるためのファーム探しに費やして終わった、行きたい場所に行けなかったという方が多いです。
行けば必ず2年滞在できるわけではないので注意してください。
確実に2年以上の滞在を希望する場合は、まずは学生ビザで渡航するのがおすすめです。ワーキングホリデーは長期移住を見据えたビザではないため、基本的には1年で帰国となります。ビザの目的はどちらかというと仕事と観光です。そのため英語力の向上に限界があります。長期滞在しながらネイティブのように英語で暮らす、という目的の場合は学生ビザ。そのあとに1年間仕事をするためにワーキングホリデービザを取得すると、英語力がすでにある状態で仕事を探すので、効率的にワーキングホリデービザを使うことができます。
発給後は1年以内に渡航すること
ワーキングホリデービザの発給通知はEメールで届きます。ビザの有効期限は記載されておりませんが、入国期限の日付が記載されています。この日以降に入国してはいけません、と書かれています。発給を受けてから1年以内に入国しないとビザは無効となります。ですが、なんらかの事情で渡航出来なかった場合、このように無効となっても、ビザを一度も使用していないということなので、再度ビザ申請が可能です。ただし、ビザ申請費用は払い戻しはないため、再度ビザ申請費用がかかります。
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