Contents
- 1 Massage Schools of Queensland(MSQ)
- 2 レメディアルマッサージとは?
- 3 コース紹介
- 4 入学条件
- 5 マッサージ資格の種類
- 6 1. MSQ 在学中にできるお仕事
- 7 2. MSQ のCertificate IV コースを卒業するとできるお仕事
- 8 3. MSQ のDiploma コースを卒業するとできるお仕事
- 9 4. MSQ のDiploma コース卒業生が日本帰国後にできるお仕事
- 10 日本の「アロママッサージ」とどう違う?
- 11 リメディアルマッサージを勉強するとどんな仕事に就けるの?
- 12 リメディアルマッサージは国家資格なの?
- 13 リメディアルマッサージはオージーに大人気です
- 14 補習についてのよくある質問
- 15 提携語学学校
- 16 マッサージ留学 関連ページ
Massage Schools of Queensland(MSQ)
本物のセラピストを養成する。
そう豪語するマッサージ スクールズ クイーンズランド(Massage Schools of Queensland:MSQ)は、1988年に設立された実績のある専門学校です。
ゴールドコーストの家族経営のアットホームな学校で、女性経営者のローナは豪快なオージー。
お母さんが創業し、現在は2代目。女性が切り盛りする、地元に愛されている学校です。
エステ、アロマ、マッサージのプロを輩出している定評ある学校です。
MSQは、オーストラリア政府からRTO(職業訓練校)として認可され、ほぼ全ての主要なマッサージ協会にも所属した信頼のおける学校です。
また、CRICOS(連邦政府登録制度)の認証を得ているので、学生ビザを取得した学生はCertificate ⅣとDiplomaの全コースを受講することができます。
マッサージにおける実践力を養うために、学内実務(Student Clinic)と学外実務(Log book)を、CertificateⅣではそれぞれ50時間/50時間、 Diplomaでは100時間/80時間行うことが必須条件となります。
学校の信念として、マッサージは人と触れ合う職ですので、人とのコミュニケーション能力を大切にしています。
MSQには世界各国から生徒の皆さんが訪れます。学校の約7割は現地のオーストラリア現地人。
さらにイギリスやカナダ、ヨーロッパの方々もいます。
MSQはマッサージの学校なので、校内施設はマッサージの為の施設が完備されています。授業で汗をかいた後のシャワー室もあります。
校内にはステューデント・クリニックがあり、学生はそこで学内実務をすることができ、お客様とも直接触れ合うことができます。一般の人には練習をさせてもらう代わりに、安くマッサージを提供しています。
クラスは約20人から25人で、各教室にはマッサージ台が備え付けてあるので、授業で学んだことをすぐに実践して身につける事ができます。
卒業生の方達は、MSQを卒業後、ローカルにて職についたり、他の国で培った力を発揮している方もいます。
レメディアルマッサージとは?
特に最近は、「オーストラリアでレメディアルマッサージの資格を取りたい」という相談が続いており、週末も多くのお問い合わせをいただいています。
実際に東北や九州からわざわざ飛行機や夜行バスを使ってオフィスまで足を運んでくださる方も多く、「マッサージについてもっと知りたい!」という熱意を肌で感じます。
「アクティブガール」としての行動力がある皆さんは、将来自分のマッサージサロンを持つことを夢見てスキルアップに励む姿勢が素晴らしいですね。こうして一人一人の人生の目標をサポートできるのは、私たちスタッフにとっても大変嬉しいことです。
ここで改めて、「レメディアルマッサージ」について詳しくご説明します。日本ではまだあまり知られていないこの技術ですが、世界各地では治療法の一つとして広く認知されています。
一般的なリラクゼーションを目的とするマッサージとは異なり、レメディアルマッサージは筋肉や骨格のトラブルに働きかけ、根本的な改善を目指すものです。この手法では、筋肉や骨格の問題の原因を特定し、その再発を防ぐために継続的な調整を行います。
具体的には、肩こりや腰痛といった日常的な痛みの軽減だけでなく、スポーツで負傷した際のリハビリとしても利用されています。
こうした治療効果の高いマッサージは、オーストラリアをはじめ、イギリスや他の欧米諸国で広く取り入れられており、プロのアスリートや一般の方々のメンテナンスケアにもよく利用されています。
また、こうしたメンテナンスの概念が一般に浸透しているため、日常的な健康管理の一環として定期的に施術を受ける文化が根付いているのです。
日本での活用と将来性
日本では、レメディアルマッサージの認知度はまだ低いものの、近年はスポーツ愛好者や運動を日常的に行う人々の間で徐々に注目を集めています。
また、高齢化が進む日本において、健康寿命の延伸が社会的な課題となっており、レメディアルマッサージのような技術を持つプロフェッショナルの需要はますます高まると考えられます。
こうした背景から、レメディアルマッサージを学び、日本に戻ってから開業することも可能性が広がるでしょう。特にオリンピックや国際的なスポーツイベントが日本で開催されることが増え、世界中のアスリートや関係者が訪れる場面も増加しています。
そうした際に、レメディアルマッサージの知識と技術を持つ人材は、アスリートのパフォーマンス向上を支援する役割を果たすことができるでしょう。
マッサージ専門学校で学ぶための準備とサポート
Massage Schools of Queenslandでは、レメディアルマッサージの基礎から応用まで、徹底したトレーニングを受けられます。弊社からも毎年数名が入学しており、卒業後に開業やスポーツトレーナーとして活躍する方も多いです。
この学校での学習には一定の英語力が求められるため、多くの方がまず語学学校に通い、基礎的な英語力をつけてから入学されます。コースは約1年2ヶ月の長期にわたり、豊富な実技を交えた実践的な学習が特徴です。
専門的な知識をしっかりと学びたい方にとって、現地の文化に触れながら実力を磨ける絶好の環境となっています。
さらに、在学中にはマッサージ店やホテルのスパでのアルバイトが許可されているため、学びながら技術を実践する機会も豊富です。
実際に、学校の近くにはさまざまなリラクゼーション施設があり、インターンシップやアルバイトとして技術を試すことができる環境が整っています。こうした実地経験は、卒業後のキャリアにも大きく影響を与えます。
学校の立地と環境
「Massage Schools of Queensland」は、ゴールドコーストの美しいビーチタウン、バーレイヘッズに位置しています。この場所は、年間を通じて温暖な気候と美しい自然に恵まれ、サーフィンの大会が開催されることでも有名です。ビーチ沿いにはカフェやレストランが立ち並び、放課後や週末にはリフレッシュしながら勉強に励むことができます。
また、バーレイヘッズは地元住民と観光客が共存する活気あるエリアで、実習を通して多くの人々と触れ合うことができます。自然の中で健康と向き合い、技術を学ぶという贅沢な経験ができるのも、この学校の大きな魅力です。
レメディアルマッサージと日本での「おもてなし」
外国人アスリートや観光客に対して、レメディアルマッサージの技術を活かした「おもてなし」を提供することで、日本独自のホスピタリティ文化を国際的にアピールするチャンスでもあります。
レメディアルマッサージは、単なる癒しを超えて、健康維持やリハビリとしての役割を果たすことができます。特にアスリートにとって、体調管理や怪我の予防は非常に重要な課題です。この技術を学ぶことで、日本国内でのニーズにも応えることができ、さらに「おもてなし」の形として外国人にも歓迎されるでしょう。
コース紹介
リメディアルマッサージ ディプロマコース(Diploma of Remedial Massage )
留学期間:1年半
場所:ゴールドコースト
このコースは、オーストラリアで主流なリミディアル・マッサージ(RemedialMassage)の技術を学びます。
リラクゼーション、解剖学、生理学、リフレクソロジー、スポーツマッサージ、指圧など幅広い技術の習得を目指します。
Diplomaを取得すると、民間医療保険が使えるクリニックを開業することが出来ますので、就職の際に仕事の幅が広がり、、コース終了後は、豪州政府認定のDiplomaが取得できます。
学校内にはステューデントクリニックがあり、ここで学内実習として実際に患者さんに施術をします。
また、ほとんど全員の学生がアルバイトをしながら学校へ通っているので学費以外の生活費は現地でまかなっています。
一回の施術で25-60ドルもの収入があるそうですよ。オーストラリアではRemedial Massageはとてもポピュラー。
お仕事はたくさんあります。
入学条件
英語力 | IELTS6.0以上または同等程度の英語力 |
英語初心者の場合は提携語学学校で英語コースを受講し、推薦状をもらうことで入学可能です。
留学費用
=========2025年料金=========
Diploma(certificateつき)同時申し込みの場合
2つの資格を75週間で習得します。
*18130ドル(入学金・教材費込み)
一つずつ取得する場合
Certificateマッサージコース
コース期間: 26週
コース費用: A$7680(入学金・教材費込み)
2025年開講日(予定): 1月31日、5月9日、9月5日
※開講日については変更可能性有
※開講日と同じ週の火曜日にオリエンテーションが行われます。
授業時間:火曜日~木曜日 9.00-16.00 金曜日 9.30-12.30(日本語補習)
英語初心者の場合
英語初心者の場合は提携語学学校で英語コースを受講し、推薦状をもらうことで入学可能です。
<語学学校つきプラン>
マッサージのコースの前に必要な英語コースを受講します。
開講日:毎週月曜(専門コース開始日の1年前)
期間:127週(英語コース52週+マッサージDiploma75週)
費用例:約450万円
含まれるもの:
語学学校52週+マッサージ75週の学費、生活費3か月分、保険12か月、片道航空券、ビザ
*上記見積もりの語学学校はケアンズの語学学校です。この他ゴールドコーストから選択可能。
授業内容
まず最初にCertificate IVから始めます。
これはマッサージ業界への入り口で、マッサージセラピストとなるための土台を築き上げます。
ここで20週終了後にDiplomaと呼ばれるコースへ進学します。
リラクゼーションマッサージからスポーツマッサージ、リフレクソロジー、
プレグナンシー(妊婦)マッサージ、指圧など幅広いマッサージの技術を修得します。
このコースを卒業すると、有資格者として合法に仕事をすることができます。
さらにDiplomaでは、オーストラリアで主流なリメディアルマッサージ(Remedial Massage)を修得します。
怪我予防やスポーツでのパフォーマンスを向上させるためのマッサージ技術、筋肉の問題や不調の根源を探るための診察法、様々な技術を用いて治療するためのマッサージ技術、再発を防ぐためのトレーニングやストレッチ法を指導するための知識や技術を身につけます。
コース科目例
Functional Anatomy & Physiology: 筋肉や骨格の名称・働きについて
Swedish Massage: オイルを使用したフルボディーリラクゼーションマッサージ技法
Client Physical Assessment: 患者さんの診察・診断法、施術計画や施術記録法
Reflexology: 足裏・手の平へのマッサージ技法
Pregnancy Massage: 妊婦さんへのマッサージ技法
Shiatsu: 指圧マッサージ技法
Deep Tissue Techniques: 筋肉の深部組織に働きかけるマッサージ技法
Deep Tissue Techniques:スポーツマッサージのように深いマッサージ技法
Hot Stone Massage:ホットストーンを用いたマッサージ技法
Mobilising Massage:関節の可動率を広げるマッサージ技法
Remedial Massage:トリガーポイントや筋膜リリースなど、様々な手技を用いて治療を施す
Lymphatic Drainage Massage:リンパの流れを正常にするマッサージ技法
Advanced Anatomy & Physiology: 上級解剖生理学
Lymphatic Drainage Massage: リンパの流れを整えるマッサージ技法
Advanced Neuromuscular Techniques & Sports Massage: 上級マッサージ技法
Strapping & Taping: テーピング技術
Remedial Massage:治療を目的としたマッサージ技術
●おもな就職先:
ホテル、スパ、クリニック、理学療法士、指圧師とともに働くことができる、開業可能
●その他:
各マッサージ協会会員として登録できる。
講師陣
Brendan Wong:ブレンダン Trainer & Assessor Certificate IV in Massage Therapy Practice や Diploma of Remedial Massage の科 目を受け持っています。プロスポーツ業界でのセラピストとしてのご経験が豊富で、現在 はGold Coast Titans(NRL)でMassage Therapist Coordinator をされています。 | |
Jason Kronk:ジェイソン Trainer & Assessor / Former Graduate Certificate IV in Massage Therapy Practice や Diploma of Remedial Massage の科目を受け持っています。元トライアスロンのプロ選手で、現在はスポーツマッサ ージのクリニックを経営されています。 | |
Kitty Fletcher:キティー Trainer & Assessor Certificate IV とDiploma of Aromatherapy クラス全般を受持っています。 マッサージ・アロマの世界に20 年以上携わっていて、イギリスや香港でも教授経験があ ります。Aromatherapy 以外にRemedial Massage やITEC の資格もお持ちです。 | |
Masti Adler:マスティー Trainer & Assessor Lymphatic Drainage Massage とHot Stone Massage を受持っています。とてもキビ キビしていて、元気な講師です。Remedial Massage はもちろん、整骨系・リンパ系マッ サージ、アロマ系マッサージ等々、様々なマッサージ資格・手技を修得されています。 |
学校の様子
学校は観光エリアからは離れた郊外のローカルビーチエリアです。学生クリニックには地元の人たちが集まり、ネイティブの活気がある地域に根付いた学校です。
実習が多いため、広い教室ではいつも針やストーンマッサージ、足つぼマッサージなど、様々なマッサージを学生同士で行っており、それを先生が見回りながら指導しています。
学生同士も、もっとこうしたほうがいい、ああしたほうがいい、という具合に感想を言い合えるのでとても和気あいあいとした少人数のクラスです。
授業風景
マッサージ資格の種類
まず始めに、MSQ はオーストラリア州政府に認定された訓練校(RTO)で、下記の2 つのマッサージ資 格コースを提供しています。資格取得に際して日本と異なるのは、「コース修了=資格取得」であることです。資格試験はありま せん。
※ Certificate IV in Massage Therapy Practice(サーティフィケート4)
オーストラリアでマッサージセラピストを目指す方は必ず通る土台作りのコースです。Certificate IV を取得すると、有資格者として合法的にお仕事ができます。
※ Diploma of Remedial Massage(ディプロマ)
Certificate IV を取得すると、Diploma コースへ進学が可能になります。
このコースを修了するとリメディアルセラピストとなり、医療保険のプロバイダーに登録すること ができます。
下記より、MSQ 在学中、Certificate IV 取得後、Diploma 取得後にできるお仕事に関して記載 していきますが、その前にマッサージセラピストの業務形態について、少しお話したいと思います。 お仕事先によりますが、下記のような働き方が主流です。
1) オーストラリアで※ABN(Australian Business Number)を取得してSole Trader(個人 事業主)となり、マッサージクリニックやスパと契約をして働きます
※ABN はオンラインで申請できます
2) 従って、給料は時給などではなく、自身が施術をした施術代の何割かがコミッションとして支払 われます(割合は仕事場や資格などにより異なります)
それでは、各ステージ毎のお仕事についてお話をさせていただきます。
1. MSQ 在学中にできるお仕事
在学中は、学生ビザで2 週間のうち40 時間まで働くことができます。
またクリスマスなどのスクールホリデー期間中は、先ほどの時間制限はなくなり、好きなだけ働くこ とができます。特に職種に縛りはなく、レストランやカフェ、スーパーなどで働いても構わないのですが、MSQ 在校 生のほとんどは街中のマッサージクリニックでお仕事をしています。
オーストラリアのマッサージ業界は、通年10 月末辺りから忙しくなり、クリスマスシーズンにピーク を迎えます。この時期は、通常は有資格者しか雇わないホテルのスパなどでも人手が不足します ので、資格取得前でも働ける可能性があります。
2. MSQ のCertificate IV コースを卒業するとできるお仕事
Certificate IV を取得すると、在学中に比べてマッサージの仕事に就きやすくなります。これは、 Certificate IV 以上の資格があると、オーストラリアのマッサージ協会の正会員として登録ができ、 そこからセラピスト保険に加入できるようになるからです。仕事中にセラピスト自身や、患者さんとの間に問題が起こった際に保険で解決ができるので、雇う 側にとっては安心して雇いやすくなりす。
仕事先は、街中のクリニックやホテル・リゾート内のスパなど、在学中と比べ選択肢が広がります。
3. MSQ のDiploma コースを卒業するとできるお仕事
まず、Diploma を取得しますと、協会を通して医療保険会社のプロバイダーに登録することができ ます。プロバイダーになると、リメディアルマッサージを受けた患者さんは、施術代の何割かを保険 会社に請求することができます。(割合は保険会社や保険の種類によって異なります)
また、仕事先も医療保険のプロバイダーであるDiploma 保持者を好んで雇用する傾向があるた め、仕事先を探しやすくなります。仕事先や仕事幅に関しまして、下記のようにCertificate IV と比べて格段に広がります。
※仕事先に関して
留学生の場合はビザや言語等に制限があり、主な仕事先は下記のようになります
・マッサージクリニック・スポーツクリニック
・ホテル・リゾート内のスパ
・フィジオセラピストや整体師さんのクリニックで一緒に働く
ですが、特に制限のない方の中には、下記のような場所で働く方もいらっしゃいます
・病院や介護施設でセラピストのお仕事
・プロスポーツチームの専属セラピスト
・クリニックを開業
・マッサージスクールで講師
※仕事幅に関して
通常、マッサージクリニックやスパには様々なマッサージメニューがあります。
Certificate IV で施術ができるようになるのは、下記のようなマッサージです。
・リラクゼーションマッサージ
・ディープティシューマッサージ
・リフレクソロジー など
これらの施術には、もちろん医療保険は利用できません。
Diploma を取得すると、上記に加えてリメディアルマッサージも患者さんに施術できるように なります。ですので、同じクリニックで働いていても、Certificate IV のセラピストよりも施術で きる患者さんの数が増えます。また、施術費用はリメディアルマッサージの方が高いので、そ の分収入も増えます。
ここで、気になる収入面に関して、少しお話をしたいと思います。
上述しましたように、マッサージセラピストは、基本的にコントラクターとして働きます。従いまして、 自身が施術した患者さんの施術代の何割かがコミッションとして収入になります。コミッション額は 施術代の35%~40%に設定されているクリニックが多いです。
下記の仕事先で働いた際の収入例を記載してみました。
※収入には個人差がございます
※街中のマッサージクリニック
1 時間のリラクゼーションマッサージの施術代は、平均60 ドル。セラピストのコミッションは、 20~25 ドルです。MSQ 在校生の平均収入は、週250 ドル(約2.5 万円)。1 ヶ月4 週とす ると月収8 万円くらいです。ですので、在学中の生活費はアルバイトで賄っています。
繁忙期になると、週400 ドル(約4 万円)、月収にして16 万円くらいになります。
※1 時間のリメディアルマッサージの施術代は、平均80 ドル。セラピストのコミッションは、28 ~32 ドルになります。
高級ホテル・リゾート内のスパ
1 時間のリラクゼーションマッサージの施術代は、100 ドルを超えるホテルもあります。MSQ 卒業生の平均収入は、週500 ドル(約5 万円)、月収20 万円くらいです。繁忙期になると、 週800~1,000 ドル(約8 万~10 万円)、月収にして32 万~40 万円くらいになることもあ ります。
収入の違いは施術代の差もありますが、働き方や働く時間帯の違いもあります。ホテルやリゾ ート内のスパはON CALL(仕事が入ったら電話がかかってくる)の仕事が多いです。夜間や 祝日に仕事が入ることも多々あるため、街中のクリニックよりも収入が良くなります。
ゴールドコーストの高級ホテルで、MSQ 卒業生達がよくお世話になっているのは、調度品が 全てヴェルサーチというヴェルサーチホテルや、カジノが隣接されているジュピターズホテルで す。このようなホテル内のスパ・クリニックでも、MSQ の卒業生達は高評価をいただき、度々 求人のご連絡をいただきます。
以前、MSQ 卒業生が繁忙期のジュピターズホテル内のスパで1 週間で2500 ドル(約25 万円)もの収入を得たこともありました。
4. MSQ のDiploma コース卒業生が日本帰国後にできるお仕事
オーストラリアで取得したCertificate IV やDiploma は、オーストラリアの公的な資格であって、 日本では公的には認められません。日本でマッサージセラピストとしてクリニックなどでお仕事をされる場合は、日本の国家資格の取得 が必要です。従いまして、MSQ 卒業生達の帰国後は、主に下記の3 パターンに分かれます。
1) 日本の国家資格取得を目指す
2) 国家資格が必要でないスパやサロンなどで働く
3) 自分でスパやサロンを開業する
今まで述べてきたように、オーストラリアでは代替医療行為として認識されるほど社会的地位の高 いものですが、日本ではまだまだ聞き慣れない手法です。ですが、日本の皆さんの体のメンテナンスや不調の緩和に、すごく役立つ技術だと考えています。
MSQ で学ぶことで、
〇マッサージを始めて学ばれる方は、新たなキャリアを手に入れることが出来ます。
〇サロンやスパでの就業経験をお持ちの方は、技の幅が広がるのはもちろん、人体について深 く知ることで、今まで施してこられたマッサージの意味が理解できるようになります。〇英語で患者さんとコミュニケーションが取れる国際的なセラピストになれます。
また、今までの日常から抜け出し、異なる文化やライフスタイルを体験することで、あなたらしいアク ティブウーマンライフを手にする近道になります。
日本の「アロママッサージ」とどう違う?
驚くかもしれませんが、オーストラリアの「アロマテラピーマッサージ(以降アロママッサージ)」は、私たち日本人がイメージしているものと異なっていることがあります。
はじめにお伝えしたいことは、通常のオイルマッサージと「アロママッサージ」の違いです。端的に言いますと「マッサージが何を目的としているか?」です。
オイルマッサージの主役は人体(筋肉)です。ですので、どの筋肉に凝りや張りがあるかを見極めるのが重要で、それらを解していくことを目的としています。
これに対し、アロママッサージが目的とするのは、「エッセンシャルオイルを効果的に体内に浸透させること」です。どのエッセンシャルオイルを用いるのが最適かを見極めるのが重要で、主役はエッセンシャルオイルです。
私たちが日頃、日本でよく目にするエステティックやヒーリングサロンでうける「オイルマッサージ」や「お灸」、「ホットストーン」、「カッピング」などは、オーストラリアではリメディアルマッサージという名称で提供されています。
しかも、それらの施術を受ける際に、オーストラリアの健康保険が適用されるため、オージー達は気軽に受けにきます。
また上記のようなマッサージ手技にエッセンシャルオイルを用いることは「アロママッサージ」とは言いません。
オーストラリアへアロマ留学した場合、学習するのは「エッセンシャルオイルの使い方」です。ですので、エッセンシャルオイルの効能や症状に合わせた調合法を学んだ後、エッセンシャルオイルの使用法の一つとして「アロママッサージ」を学びます。その他、乳液、化粧水の製造なども学ぶことになります。
「日本のサロンでアロママッサージをやっていて、オーストラリアで手技を高めたい」という方とお話をすると、よく「私がやっていたのはアロママッサージではなく筋肉を解すマッサージでした」ということがあります。
エッセンシャルオイルや使用法に詳しくなりたい方には向いていますが、マッサージ技術のレベルアップや修得を目的としている方にはリメディアルマッサージがオススメです。
リメディアルマッサージを勉強するとどんな仕事に就けるの?
日本と同様、アロマオイルの調合などを勉強した方は、オーストラリアの化粧品会社、アロマオイルを売っている個人店などが就職先となります。
リメディアルマッサージを勉強した方は、「オーストラリアマッサージ留学後のお仕事とお給料」にも書きましたが、ヒルトンやヴェルサーチといったオーストラリア国内のホテルにあるサロン、街中のマッサージサロン、クイックマッサージサロンなどが就職先になります。
アロマと比べるとリメディアルマッサージセラピストの需要は、比べ物にならないぐらい多く、常に求人があります。1年で10月~12月が最も忙しく、かつ求人数も多くなります。
そのため、ゴールドコーストでは専門学校の在学中の生徒にも求人が出るぐらい、猫の手も借りたいぐらい多くのお客様がマッサージを受けに来ます。
リメディアルマッサージは国家資格なの?
この学校で発行される資格はAustralian National Qualificationとも言われておりますので、平たく言うと「国家資格」 に近いものとお考えください。
正確には、オーストラリア政府が認可した教育(訓練)機関が、オーストラリア政府が定めた AQF(Australian Qualification Framework)という教育規定に則ってコースを構築 し、卒業生に対して発行することができる資格、「オーストラリア政府認定資格」となります。
やや曖昧に聞こえるかもしれませんが、日本とオーストラリアでは「資格」に関する定義が少し異なります。オーストラリアでは日本のように、資格を取得するためにコース修了(卒業)後に 資格試験を受けたりはしません。上述のような学校を卒業すると、それが資格になります。
「学歴=資格」という捉えかたになりますので、例えばDiploma of Remedial Massageは学歴であり、 資格でもあります。
ですので、政府が作成した「国家資格試験」というものがなく、各政府認定校卒業が 資格となり、国家資格ではなく、政府認定資格と申している所以でもあります。
資格を保持しているメリットとしては、
Certificate IVを取ると、有資格セラピストとして働くことができます。
実際にマッサージのアルバイトをされる際、現地には多くの無資格セラピストを働かせていたり、 トレーニング期間だから給料なしというようなマッサージ屋さんもあるようですが、 実際に現地で働く正規のマッサージのお店では、有資格セラピストを持っている(または在学中でいる) 方を募集されます。
資格取得、またはそのコースを就学すると、セラピスト保険に加入ができます。
保険に加入することで、例えば施術中にクライアントさんに怪我をさせてしまったとか、逆 にセラピスト自身が怪我をして働けなくなってしまったとかいう時に保険がききます。雇う側は、安心して雇うことができます。
また、Diplomaまで取ると、上記に加えて医療保険のプロバイダー登録が可能になります。プロバイダーになると、顧客(患者さん)が医療保険を使用することができますので より良いマッサージを医療保険を使って安く受けることが出来るよう になります。
リメディアルマッサージはオージーに大人気です
オーストラリアでリメディアルマッサージを受けると、オーストラリアの健康保険が使えるため、オージー達は気軽にマッサージを受けに来ます。
海外のマッサージというと、日本ではリフレクソロジーやロミロミが有名で「癒やし」だったり「疲れを取る」といったイメージがありますが、リメディアルマッサージはそれらをすべて包括しています。
さらに”痛みを取る”や”治す”といった治療行為がメインになるため、初診時にしっかりとお客様(患者様)の状態を把握し、そこから最善の治療法を組み立てて施術していきます。
そして、施術後の患者管理もしっかりと行うため、日本でいうパーソナルトレ-ナーのマッサージ版という仕事になります。
お手頃な治療費に加えて、自分の状態管理もしてくれるリメディアルマッサージは、オージーにとって欠かすことのできない存在となっています。
補習についてのよくある質問
Q.補習授業ってどんなことをやっているの?
MSQ で提供しているコースでは、解剖生理学をはじめ、スポーツマッサージなど専門性の高い授業を英語で行います。
そのため日本語で聞けば分かることが、英語になると理解するまでに時間がかかったり、質問したくても自分の言いたいことを英語で質問が難しい場合があります。
補習授業は全留学生・全ノンネイティブの方向けに行っています。
日本語補習ではありません。
基本は英語で進められますが、担当講師は日本人です。ですので、授業の中でどうしても分からないところは日本語で教えてくれます。また、質問も日本語ですることができます。
そのため「授業についていけない・・・」と挫折する生徒さんは今のところおりません。
Q.金曜日以外に補習授業はやっていますか?
日本語の補習授業は金曜日だけです。時間は午前 9:30~12:30 の 3 時間で行っています。
Q.金曜日の補習授業にはどんな人が参加していますか?
補習授業への参加は必須ではありませんが、MSQ に在籍している日本人の方はほぼ全員参加されています。
ここで日本人同士の友だちができたり、担当講師からオーストラリアでの生活や授業を受けるときのコツ、先のクラスの授業内容を聞くことができます。
Q. Diploma(ディプロマ)コースにも補習授業はありますか?
Diplomaになると、英語にもMSQにも慣れて来られますし、授業の量も減りますので、 予習・復習の時間が増えます。それに、補習担当講師とも個人的に知り合いになるの で、どうしても分からない時は個人的に質問したりしているようです。
この他にもっと詳しいことがお聞きになりたい方は、メールまたは電話でアクティウーマンまでお問合せください。
提携語学学校
>> Inforum Education Australia ゴールドコースト
>> Sun Pacific College ケアンズ
>> Discover English メルボルン
>> BROWNS English Language School ブリスベン、ゴールドコースト
学生の就職先
卒業式の様子
留学生体験談
山内貴美子さん
ゴールドコーストは気候も良くて本当に住みやすい町だな~と思います。
そして何より、海がきれいでのんびりとした雰囲気が私は大好きです。
留学しよう!と思ったきっかけはいくつかあります。その中でも日本でアロマセラピーの仕事に携わっていたことで海外のマッサージ事情も知りたい、学びたい、そして現地のセラピストの人たちと交流を持ちたいと思ったことが行動に移す大きなきっかけでした。
いざ、留学!と決めた私は超がつく程の英語初心者。
異国の地で右も左もよく分からない、大人だけど子供同然の私をまず最初に迎え入れてくれたのはホストファミリー。
一緒にお酒を飲んだり、遊びに出かけたり、たわいもない話で笑ったり。
カタコトの英語でもコミュニケーションをとりたいという思いをしっかり受け止めてくれる愛情あふれる大きな存在でした。
学校に関しては語学学校と専門学校ではやはり雰囲気が少し変わります。どちらも自由でフレンドリーな校風ですが専門学校の方が授業の雰囲気はより自由な感じを受けます。
授業中もパワーポイントなどの資料を見ている時など後ろの方で見えにくい人は前にきて寝そべってノートをとったりするのも普通の光景です。
寝そべって授業をうけると聞くとふざけてるように思うかもしれませんが皆、いたって真剣です!
そしてマッサージの学校では専門の知識を学ぶので当たり前なのかも知れませんが課題の量は多いです。
これは語学学校の宿題とは比較にならない程の量で始めはビックリしました。
英語で何かを学ぶというのは一筋縄ではいきませんが(笑)
自分のやりたいと思えることができる今の環境にワクワクしています。
留学すると決めたときからサポートしてくれた仲間やアクティブウーマンさんとの出会い、そしてオーストラリアに来てから出会った人達みんな、ひとつひとつの出会いに本当に感謝です。
最後に。。私は40代の留学生です(笑)
こちらに来て出会った日本人の子達に歳を聞かれ答えると「え~!思い切りましたね」と言われること多かったです。
はい、思い切った決断だったかも知れません。でもやっぱり来て良かったと思います。
そして時には自分の子供と言ってもおかしくない年代の子達とも釣りや波乗りして遊びます。
趣味は身を助けるではないけど好きな事をしているときは年齢も国境も超えて仲良くなれます!
留学を検討している人で年齢がネックになっているならそれはとてももったいないと思うので是非、
1歩踏み出して欲しいなと心から思います。
NOGUCHI YURIEさん
1年9か月のメルボルン留学を終え、5月に無事帰国。私は作業療法士として回復期病院に2年半務め、留学した。社会人としても、セラピストとしてもまだまだ未熟な私だが、この時期に海外にでたことは本当に良かったと思っている。
留学して、形として残ったものは『Diploma of Remedial Massage Therapy』。これは、オーストラリアの徒手療法を学べ、現地では保険診療ができるマッサージセラピストの資格。肩こり、頭痛、腰痛、膝痛などの症状に加え、妊婦、スポーツ選手にも施術できる。この資格を得ることが私の留学中の最低目標であった。この資格を得たことで、オーストラリアではもちろん、日本でも強みになるだろう。
そもそも私が留学した理由は、“海外に出たかったから”。そんな単純な理由。はじめは、ワーキングホリデービザ(WH)で滞在することを考えていたが、親からは大反対。私の性格を知っているからなのか、母から『どうせ行くなら、何かを得てきなさい』とアドバイスを受けた。
その時ちょうど担当の患者様に腰痛や肩こりに悩む方が多くいた。私自身も腰痛・頭痛に悩んでいたこともあり、そのような慢性的な症状にアプローチできればと考え始め、たまたま『Remedial Massage』というものを見つけた。『これだ!』と即決定!
入学時には楽しみな気落ちと不安な気持ちが入り混じっていた。
日本とは授業スタイルが大きく異なる。現地学生は授業中に発言が多く、先生も学生から意見を求める。専門科目は、もともと作業療法士というバックグラウンドがあったため、復習にもなったし、新しい発見もあり、興味深く学ぶことができた。一番勉強になったのは、「Student Clinic」だった。実際に患者が訪れ、問診、施術、ホームケアアドバイスをする。まさに入学前に私が試しに受けたものだ。この時には自分がセラピストの立場になっていた。
施術後には患者一人ひとりからアンケートを書いてもらい、改善点、よかった点などを知ることができる。また先生からも直接指導を受けるため、実践的に学べる場である。患者からのアンケートを見直すと、はじめは『英語に自信を持って』などの語学に対しての改善すべき点が多かった。
徐々に語学に対してのアドバイスは減り、『学生ということを忘れていた。プロフェッショナルだ』とまで書いてくれる方もいた。
また、次回も指名で予約をとってくれる患者が増えたことは嬉しかった。未だにSpeakingに自信があるとは言えないが、患者と一対一の場面では、なぜかよく英語が話せる。実践を積む大切さを学んだ。
留学生活は勉強ばかりでなく、さまざまな出会いのおかげでプライベートも充実していた。先生の患者である、片麻痺のランナーが主催しているランニングチームに参加させてもらったり、Ironmanという鉄人レースのボランティアを現地の方としたり、Melbourneで有名なカフェ巡りをしたりと、日本ではなかなか経験できないことを経験させてもらった。オーストラリアで出会った方々に感謝、そして『何かを得てきなさい』とアドバイスをくれた両親に感謝。
今後は、作業療法士とRemedial Massage Therapistの資格を臨床に活かせたらと考えている。また、ワーキングホリデービザで再渡豪し、オーストラリアで更に経験できたら最高だ。