アロママッサージ留学する前に知ってほしい3つのこと

私たちアクティブウーマンのところにはオーストラリアへアロママッサージ留学したい方からの問い合わせがたくさん寄せられています。

その中でアロママッサージとリメディアルマッサージの違いについてよく聞かれることがあります。
今回はその点について(1)勉強する内容、(2)オーストラリアでの位置づけ(3)就職状況についてお伝えします。

日本の「アロママッサージ」とオーストラリアのもは違う?

驚くかもしれませんが、オーストラリアの「アロマテラピーマッサージ(以降アロママッサージ)」は、私たち日本人がイメージしているものと異なっていることがあります。

はじめにお伝えしたいことは、通常のオイルマッサージと「アロママッサージ」の違いです。端的に言いますと「マッサージが何を目的としているか?」です。

オイルマッサージの主役は人体(筋肉)です。ですので、どの筋肉に凝りや張りがあるかを見極めるのが重要で、それらを解していくことを目的としています。
これに対し、アロママッサージが目的とするのは、「エッセンシャルオイルを効果的に体内に浸透させること」です。どのエッセンシャルオイルを用いるのが最適かを見極めるのが重要で、主役はエッセンシャルオイルです。

私たちが日頃、日本でよく目にするエステティックやヒーリングサロンでうける「オイルマッサージ」や「お灸」、「ホットストーン」、「カッピング」などは、オーストラリアではリメディアルマッサージという名称で提供されています。

しかも、それらの施術を受ける際に、オーストラリアの健康保険が適用されるため、オージー達は気軽に受けにきます。

また上記のようなマッサージ手技にエッセンシャルオイルを用いることは「アロママッサージ」とは言いません。

オーストラリアへアロマ留学した場合、学習するのは「エッセンシャルオイルの使い方」です。ですので、エッセンシャルオイルの効能や症状に合わせた調合法を学んだ後、エッセンシャルオイルの使用法の一つとして「アロママッサージ」を学びます。その他、乳液、化粧水の製造なども学ぶことになります。

「日本のサロンでアロママッサージをやっていて、オーストラリアで手技を高めたい」という方とお話をすると、よく「私がやっていたのはアロママッサージではなく筋肉を解すマッサージでした」ということがあります。

エッセンシャルオイルや使用法に詳しくなりたい方には向いていますが、マッサージ技術のレベルアップや修得を目的としている方にはリメディアルマッサージがオススメです。

リメディアルマッサージを勉強するとどんな仕事に就けるの?

日本と同様、アロマオイルの調合などを勉強した方は、オーストラリアの化粧品会社、アロマオイルを売っている個人店などが就職先となります。

リメディアルマッサージを勉強した方は、「オーストラリアマッサージ留学後のお仕事とお給料」にも書きましたが、ヒルトンやヴェルサーチといったオーストラリア国内のホテルにあるサロン、街中のマッサージサロン、クイックマッサージサロンなどが就職先になります。

アロマと比べるとリメディアルマッサージセラピストの需要は、比べ物にならないぐらい多く、常に求人があります。1年で10月~12月が最も忙しく、かつ求人数も多くなります。

そのため、ゴールドコーストでは専門学校の在学中の生徒にも求人が出るぐらい、猫の手も借りたいぐらい多くのお客様がマッサージを受けに来ます。

リメディアルマッサージは国家資格なの?

この学校で発行される資格はAustralian National Qualificationとも言われておりますので、平たく言うと「国家資格」 に近いものとお考えください。

正確には、オーストラリア政府が認可した教育(訓練)機関が、オーストラリア政府が定めた AQF(Australian Qualification Framework)という教育規定に則ってコースを構築 し、卒業生に対して発行することができる資格、「オーストラリア政府認定資格」となります。

やや曖昧に聞こえるかもしれませんが、
日本とオーストラリアでは「資格」に関する定義が少し異なります。

オーストラリアでは日本のように、資格を取得するためにコース修了(卒業)後に 資格試験を受けたりはしません。
上述のような学校を卒業すると、それが資格になります。
「学歴=資格」という捉えかたになりますので、例えばDiploma of Remedial Massageは学歴であり、 資格でもあります。

ですので、政府が作成した「国家資格試験」というものがなく、各政府認定校卒業が 資格となり、国家資格ではなく、政府認定資格と申している所以でもあります。

資格を保持しているメリットとしては、
Certificate IVを取ると、有資格セラピストとして働くことができます。

実際にマッサージのアルバイトをされる際、現地には多くの無資格セラピストを働かせていたり、 トレーニング期間だから給料なしというようなマッサージ屋さんもあるようですが、 実際に現地で働く正規のマッサージのお店では、有資格セラピストを持っている(または在学中でいる) 方を募集されます。

資格取得、またはそのコースを就学すると、セラピスト保険に加入ができます。
保険に加入することで、例えば施術中にクライアントさんに怪我をさせてしまったとか、逆 にセラピスト自身が怪我をして働けなくなってしまったとかいう時に保険がききます。
雇う側は、安心して雇うことができます。

また、Diplomaまで取ると、上記に加えて医療保険のプロバイダー登録が可能になります。
プロバイダーになると、顧客(患者さん)が医療保険を使用することができますので より良いマッサージを医療保険を使って安く受けることが出来るよう になります。

リメディアルマッサージはオージーに大人気です

オーストラリアでリメディアルマッサージを受けると、オーストラリアの健康保険が使えるため、オージー達は気軽にマッサージを受けに来ます。

海外のマッサージというと、日本ではリフレクソロジーやロミロミが有名で「癒やし」だったり「疲れを取る」といったイメージがありますが、リメディアルマッサージはそれらをすべて包括しています。

さらに”痛みを取る”や”治す”といった治療行為がメインになるため、初診時にしっかりとお客様(患者様)の状態を把握し、そこから最善の治療法を組み立てて施術していきます。

そして、施術後の患者管理もしっかりと行うため、日本でいうパーソナルトレ-ナーのマッサージ版という仕事になります。

お手頃な治療費に加えて、自分の状態管理もしてくれるリメディアルマッサージは、オージーにとって欠かすことのできない存在となっています。

日本に帰ってきても仕事があり、自立できます

日本でスパまたはエステで仕事をしたい方は、この技術(リメディアルマッサージ)を習得すれば帰国後、ご自身のサロンを開業することもでき、自立につながります。

開業を検討している方ならリメディアルマッサージは全ての技術を包括しています。

そのため、日本に帰っても仕事に困ることは少ないと言われています。

日本ではアロマ+マッサージが一つの施術として認識されていますが、オーストラリアではこのように、それぞれのプロフェッショナルとして認識されております。

アロマコースでは ”施術” というよりも、カウンセリング能力やオーガニック化粧品、エッセンシャルオイルの専門知識を身につける傾向があります。オーストラリアで、こういった分野で仕事を探すのはなかなかに難しいです。また、日本での就職先も限られてきます。

リメディアルマッサージを修得すれば、リラクゼーションマッサージ、クイックマッサージをすることもできます。

東京オリンピックに向けて、国内でも今後、需要が上がることが予想されます。

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