オーストラリア基本情報

オーストラリアは、所得、医療、公民権などのあらゆる分野により、世界で最も住みやすい国の1つにランクされています。
国土面積は世界で6番目に大きい国でありますが、比較的人口は少なく、多くはオーストラリア大陸の東海岸沿いの地域に集中しています。

オーストラリアは留学先、旅行先として、非常に魅力のある人気の国です。
そんな、オーストラリアの基本情報について詳しく解説します。

オーストラリア留学やワーキングホリデー、海外旅行を検討する場合はかならず押さえておきましょう。

オーストラリアの基本データ

正式名称オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)
首都キャンベラ
人種多民族・多文化国家
宗教キリスト教、カトリック、無宗教など
通貨オーストラリアドル(AUD) 1AUD=100円(※2024/11/04 100円 現在)
言語英語
人口約2,499万人
面積7,692,000 km²
政体立憲君主制

オーストラリアと日本の比較

オーストラリアの国土は、日本の20倍以上の広さですが、人口は日本の5分1しかありません。

項目オーストラリア日本違い
人口約2,499万人約1.265億人およそ日本の5分の1
人口密度3.2人/km2335人/km2およそ日本の105分の1
面積7,692,000 km²377,900 km²およそ日本の21倍

オーストラリアの国旗

オーストラリア国旗 (Union Jack:ユニオン・ジャック)右の5つの星で南十字星を、左の大きな七稜星でオーストラリアの6つの州と特別地域を表わしています。

  • Union Jack (ユニオン・ジャック) 位置:左上1/4
    イギリスとの歴史的な結び付きは、左上のユニオン・ジャック(イギリスの国旗のこと)に見ることができます。
  • Southern Cross (南十字星) 位置:右半分
    南十字星(サザン・クロス)を型どったもので、4個の七綾星(しちりょうせい)(七つのポイントがある星という意味)と1個の五綾星です。
    南十字星はオーストラリアが南半球にあることを示しています。
  • Commonwealth star 位置:ユニオン・ジャックの下
    『連邦』を表わす。大きな七綾星(七稜星は6つの州と特別地域(北部準州・オーストラリア首都特別地域などを含む) を表わします。)
    最初は六稜星でしたが、1908年から特別地域を含む七稜星になりました。
在日オーストラリア大使館サイトから引用

オーストラリアの気候

オーストラリアの気候帯
オーストラリアの気候帯

オーストラリアは南半球に位置しているので、日本と四季が反対になります。
亜熱帯性気候、熱帯性気候、砂漠性気候、温帯性気候の4つの気候帯があります。

気候の種類気候の説明
亜熱帯性気候沖縄のような気候で熱帯のような夏と比較的温暖な冬。降水量は比較的少ない特徴。
熱帯性気候年間を通して温暖で四季がなく、雨が多い特徴。地域によって雨季や乾季がある。
砂漠性気候常に乾燥した高気圧で雨があまり降らない特徴。
昼間は気温が上昇し、夜間は気温が低下するので一日の気温の差が大きい。
温帯性気候年間を通して比較的温暖な気候で四季がある。場所によっては雨季や乾季がある。

オーストラリアの四季

四季四季の説明
春(9~11月)地域によって異なる。南部に位置するメルボルンやパースは朝晩は冷え込むので、字ジャケットが必要。
夏(12~2月)日差しが強いため、サングラスと日焼け止めは必須。
秋(3~5月)地域によって異なる。朝晩は冷え込むので、セーターやジャケットが必要。
冬(6~8月)地域によって異なる。クイーンズランド州はパーカーなどで十分だが、南部の都市はコートが必須。

オーストラリアの地理

オーストラリアの地理

オーストラリアは、大陸全体で世界6大大陸のひとつを占めている世界で唯一の国です。
国土面積は769万2,024平方キロメートルで、日本の約21倍です。
天然資源が豊富で土地がたくさんありますが、オーストラリアの3分の1以上が砂漠です。

オーストラリアのほとんどの都市と農場は南西部と南東部にあり、気候は快適です。
北東部には熱帯雨林があります。

オーストラリアの内陸部には、国内最大の砂漠があり、雨がほとんど降らず、灼熱の気温となっています。

オーストラリアの国民性

オーストラリアの国民性

オーストラリアの方々がフレンドリーであるという話は、よく聞く話かと思います。
それは紛れも無い事実です。
知らない人同士でも、目が合えばニコッと微笑み合い、お店のレジの人とも挨拶を交わし、偶然バスなどで隣同士になったりすれば雑談が始まります。

これは、田舎の方に行けば行くほど顕著になるようです。

誰かが道端で転んだりすると、すぐに近くにいる人たちが集まってきて「大丈夫!?」と声をかけたり、道に迷っている人がいると、必ず「大丈夫?」「迷った?」と声をかけてきますし、人によっては目的地まで連れ行ってくださる方も多いです。

このようなフレンドリーな国民性のおかげで、留学生など海外生活初心者が暮らしをスタートしやすい、優しい国だといえます。

オーストラリアが留学先として人気の理由(国民性)

日本との時差、飛行時間

オーストラリアと日本との時差、飛行時間

オーストラリアは日本からの直行便も多くアクセス抜群です。
ケアンズまで、最短7時間で到着することができます。

オーストラリア主要都市日本との時差と飛行時間
ケアンズ+1時間(サマータイムなし)
約7時間(直行便)
ブリスベン+1時間(サマータイムなし)
約9時間(直行便)
ゴールドコースト+1時間(サマータイムなし)
約9時間40分(直行便)
バイロンベイ+2時間(サマータイムあり)
約12〜14時間(直行便なし)
シドニー+1時間(サマータイムあり)
約9時間(直行便)
メルボルン+2時間(サマータイムあり)
約10時間30分(直行便)
パース-1時間(サマータイムあり)
約10時間(直行便)

電圧とプラグ

オーストラリアの電圧とプラグ(Oタイプ)

オーストラリアの電圧は日本に比べ高く設定されています。
日本の電化製品は変圧器がないと使用できませんのでご注意ください。

電圧とプラグオーストラリア日本
電圧240ボルト100ボルト
コンセントプラグOタイプ(ハの字型)Aタイプ(イコール型)

オーストラリアの祝祭日

オーストラリアの祝祭日

2021年のオーストラリアの祝祭日は以下となっています。

オーストラリア国民の祝祭日名称
1月1日(金)元旦
1月26日(火)オーストラリアデー
4月2日(金)グッドフライデー
4月3日(土)イースターサタデー
4月4日(日)イースターサンデー
4月5日(月)イースターマンデー
4月25日(日)アンザックデー
12月25日(土)クリスマス
12月26日(日)ボクシングデー

オーストラリアのビジネスアワー

オーストラリアのビジネスアワー

ビジネス職種ビジネスアワー
一般企業・官庁月曜~金曜 9時~17時
銀行月曜~金曜 9時半~17時
※銀行によって異なる
郵便局月曜~金曜 9時~17時
ショップ一般的に月曜~金曜 9時~17時
観光地では年中無休や21時まで開いているショップもある。
レストランランチ12時~14時半、ディナー18時~22時
※お店によって異なる

オーストラリアの主要都市

オーストラリアの主要都市

オーストラリアの州州都と主要都市(人口)
クイーンズランド州(QLD)ブリスベン(約228万人)
ケアンズ(約15万人)
ゴールドコースト(約54万人)
ニューサウスウェールズ州(NSW)シドニー(約523万人)
ビクトリア州(VIC)メルボルン(約348万人)
南オーストラリア州(SA)アデレード(約135万人)
西オーストラリア州(WA)パース(約220万人)
タスマニア州(TAS)ホバート(約21万人)
ノーザン・テリトリー:北部準州特別地域(NT)ダーウィン(約13.2万)

オーストラリアの英語

オーストラリア英語の特徴

オーストラリア英語はイギリス英語が元になっているので、発音やスペルがイギリス英語と似ています。

オーストラリア英語の特徴は、Rを強く発音しない為、日本人にとっては聞き取りやすく、また発音しやすいです。

オーストラリア英語の特徴についてはこちらのページで解説しています。
オーストラリア英語の特徴とアメリカ英語との違い

オーストラリアの物価事情

オーストラリアの物価

オーストラリアの物価は、都市によって異なりますが日本と比べると比較的高いと言われています。しかし、工夫するだけで日本と同じもしくは日本より安く生活することができます。

またお給料が高く、アルバイトでも時給が良いので20万円/月程度稼いでいる方も多いです。

オーストラリアの物価事情、都市による物価の違いなどこちらで詳しく解説しています。

オーストラリアの物価事情まとめ

オーストラリアの交通事情

オーストラリアの交通事情

オーストラリアの交通事情は都市によって異なりますが、公共交通機関を利用する機会が多いです。
バスや電車だけでなく、フェリーやトラム(路面電車)にも気軽に乗ることができます。

各都市の交通事情の詳細についてはこちらのページで解説しています。
オーストラリアの交通機関、交通事情について

オーストラリアの治安

オーストラリアの治安

オーストラリアは一般的に、生活し、勉強するのに非常に安全で居心地の良い場所であり、常に世界の平和な国ランキングにランクインしています。

安全な国とはいえ海外なので、危機感を持つ必要があります。
レストランやカフェなどで席を確保するためにバッグや携帯を置いたままにしないなど、自ら意識しリスクを最小限に抑え、新しい生活様式に適応していくことが重要です。

オーストラリアが留学先として人気の理由:治安の良さ

オーストラリアと日本との関係(日豪関係)

オーストラリアと日本との関係(日豪関係)

オーストラリアと日本は文化、スポーツ、教育など幅広く交流し、実に108の都市が姉妹都市など有効関係を築いています。
教育においては。650校にも上る学校が姉妹校提携をしており、日本の姉妹校ではオーストラリアが一番多くなっています。

またオーストラリアにおいても、日本語学習者の数がとても多く人気があります。
およそ36万人のオーストラリア人が日本語を学習し、世界でも4番目に多くなっています。