観光旅行に限らず、留学やワーホリなどオーストラリアで生活している間に、自分の運転で旅行や旅をしたい方もおられると思います。
そんな場合、オーストラリアの交通ルールを知っておかなければなりません。
ここでは、オーストラリアの運転事情と国際免許証について詳しく解説します。
オーストラリア留学で車の運転は必要?
語学学校があるような都市部であれば、日常生活で車が必要になることはありません。
しかし、お休みの日に友達同士でレンタカーを借りて遠出することがあるかもしれません。
また、ファームのお仕事を始めたら車の運転も求められるかもしれません。
日本で全く運転しない、外国で運転なんて怖くて無理!という方は以外は、国際運転免許証を持って行かれることをお勧めします。
オーストラリアの免許事情
オーストラリアで車を運転する場合、滞在期間などによって適切な運転免許証が異なります。
短期間の旅行や留学の場合
国際運転免許証または日本の運転免許証で運転可能
長期間の旅行や留学の場合
国際運転免許証・日本の運転免許証または日本の免許証をオーストラリアの免許証に切り替えることで運転可能
国際運転免許証で運転する
国際免許証取得には、特に試験等はありません。
住民票を置いている都道府県の免許センターに行けば申請が可能です。(免許停止処分を受けている方は申請できませんのでご注意ください)
国際免許の申請に必要なものは下記の通りです。
- 運転免許証
- 国際免許証交付申請書(申請用紙は運転免許センターや警察署にある)
- 申請写真(縦5センチ×横4センチ)申請前6か月以内に撮影されたもの
- 海外に渡航することを証明する書類(パスポート、パスポート引換証、航空券)
- ※eチケットは印刷したものをご持参下さい。
- 以前に国際免許証を交付された方は国際免許証
- 申請手数料 2,350円
こちらを免許センターにお持ちいただければ、即日発行が可能です。
ちなみに、現在お持ちの日本の免許証の有効期限にもご注意ください。
オーストラリアご滞在中に期限が切れてしまう様であれば、期日前更新の手続きを行う事が出来ます。詳しくは最寄りの免許センターへご相談ください。
日本の運転免許証で運転する
オーストラリアに長期滞在し運転する場合は、各州が発行する運転免許証の取得が義務付けられています。しかし、運転時に必要書類を携帯することで日本の免許証で運転することが可能となっています。
※州によって条件や規定は異なります。
日本の免許証で運転する場合に必要書類は以下の通りです。
- 有効な日本の運転免許証
- 翻訳証明書 ※政府機関 Multicultural NSWで発行されたもの(NSWのみ)
- パスポート
- 有効なビザ
オーストラリアの運転免許証に切り替える
有効な日本の運転免許証をお持ちの方は日本の運転免許証をオーストラリアの免許証に切り替えて運転することも可能です。
オーストラリアの免許証への切り替え申請に必要なものは以下の通りです。(州によって異なります)
- 有効な日本の運転免許証
- 翻訳証明書 ※政府機関 Multicultural NSWで発行されたもの(NSWのみ)
- パスポート
- 有効なビザ
- 身分証明書
- NSW州での住所証明(銀行明細や公共料金の支払料金書など)
現地で免許証を紛失した場合の対応
国際運転免許証や日本の運転免許証を紛失してしまった場合、オーストラリアの日本領事館や大使館では運転免許証紛失の対応は行っていません。
そのため、国際運転免許証や日本の運転免許証を発行した各機関に問い合わせる必要があります。
オーストラリアの運転免許証の再発行方法
オーストラリアの運転免許証を紛失してしまった場合、免許証の再発行はオンラインで可能です。(QLDの場合)
オフラインで行う場合は、Department of Transport and Main Roadsという政府機関に行く必要があります。免許証の再発行手続きや運転免許証の申請手続き、交通違反の罰金の支 払いなどを行うことが出来ます。
手続き自体はすごく簡単です。免許証再発行申請書を記入し、写真を取り、再発行料を支払うだけです。
日本の免許証を紛失した場合
オーストラリアで日本の免許証を紛失した場合は、帰国後に再交付申請を行う必要があります。再交付申請先は、運転免許証に記載されている住所地を管轄する日本の公安委員会または自動車運転免許試験会場となっています。
日本の免許証の再交付申請時に必要なものは以下の通りです。
- 当該免許証または紛失証明書類
- 写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
- 住所変更がある場合は当該住所を証明する書類