多くのワーキングリデー協定国の中で唯一、オーストラリアでは2年目のワーキングホリデーが可能です。
ここでは、2年目のワーキングホリデービザ(セカンドビザ)について申請条件、ルール、申請方法など詳しく説明します。
<関連ページ>オーストラリアのワーキングホリデー情報
1年目のワーホリについて詳しくはこちら
セカンドワーキングホリデーとは?
セカンドワーキングホリデービザとは、1年目に政府指定の地域で3か月以上の季節労働をすることで得られる2年目のワーキングホリデービザです。
セカンドビザ制度があるのはオーストラリア限定。つまりワーホリで2年目の滞在が出来るのは、世界中のワーホリ加盟国の中でオーストラリアだけなのです。
セカンドビザの申請条件
18歳以上30歳以下である
これはワーホリのファーストビザと同じ条件です。
雇用条件や就学条件も全く同じです。
3か月以上政府指定の季節労働をすること
セカンドビザを申請するには、オーストラリア政府が指定した場所で、3ヵ月以上季節労働をし、その証明を提出する必要があるのです。
季節労働とは、農場での野菜の収穫・箱詰め、動物のお世話、精肉工場などでの勤務をしています。
林業や漁業なども季節労働に含まれるため、こういったお仕事でもセカンドビザの申請が可能になっています。
同じ場所で3ヵ月間働く必要はなく、合計労働日数が3か月となっていれば、1ヵ月ごとに別の仕事をしていても問題ありません。
オーストラリア国内からでも申請が出来るという点はファーストビザと異なります。
オーストラリア国内から申請した場合、発給された日から1年間が滞在できる有効期限となります。発給されるまでオーストラリアの国内にいることが条件となります。
オーストラリア国外から申請した場合、再度オーストラリアに入国した日から1年間が、滞在可能な有効期限となります。発給されるまでオーストラリアの国外にいることが条件となります
セカンドビザのルール・規定
オーストラリアからセカンドビザを申請した場合、最初に入国した日から2年間の有効期限へと更新されます。
政府指定の季節労働の中には、林業や漁業、工場などでのお仕事もあるようですが、実際のお仕事はファームでの農作業が殆どを占めるようです。
セカンドビザでは、ファーストビザ同様に最大17週間学校に通う事も出来ます。
アルバイト時間に制限はなく、旅行も自由です。ファーストビザとはちがい、オーストラリア国内からも申請が出来るようになります。
申請条件に記載したように、同じ場所で3か月間同じ場所で働く必要はありません。
農業の場合は特に天候などに左右されたり、作物のシーズンが終了したり等の理由から、一つの農場だけで3ヵ月も働き続けられる方は少ない方なのではないかと思います。
また以前は、無給で働く代わりに食事と住むところを提供してもらえるWWOOFというスタイルの働き方でもセカンドビザの取得が可能でした。
しかし、WWOOFで働いた日数はセカンドビザ申請条件の日数へ算入しない方向へと変わって行っているようですので注意してください。
セカンドビザを申請される方は、有給の農場で働き、給与明細をきちんと管理・保管しましょう。給与明細は、セカンドビザの申請時に提出が求められています。
また、セカンドビザを取りたい旨を、最初にファームの管理者の方に伝えておきましょう。
後から、実は政府指定の農場でなかったという事になってしまうと、それまでの苦労が水の泡になってしまいます。そのようなことの無いように十分注意してください。
セカンドビザの費用
セカンドビザの申請費用はA$510となっています。(2022年7月現在)
ファーストワーキングホリデービザと同様です。
セカンドビザの申請で必要なもの
ファーストビザを申請する際は、パスポートのコピーと残高証明だけでしたが、セカンドビザを申請する場合は必要書類が増えます。
セカンドビザ申請に必ず必要なもの
- パスポートのコピー
- 残高証明(最低5,000~6,000ドルが必要)
- Form1263
- Pay Slip(給与明細)
セカンドビザ申請にあると良いもの
- tax return(確定申告)
- Piece work agreement(雇用契約書)
- Employment contract(雇用契約書)
セカンドビザの申請方法
セカンドビザの申請はオーストラリア移民局のHPにあるImmi Accountから行います。
最初のワーキングホリデービザである「ファーストビザ申請」と流れは全く一緒です。
ログインする際にイミアカウントと呼ばれるサイトでるユーザーネームとパスワードが必要となります。
こちらは、最初のワーキングホリデービザを弊社で代行申請された場合はお持ちでないはずですので、セカンドワーキングホリデービザ申請の際にご自身で新しいアカウントを作成して進めて下さい。
セカンドビザでできる仕事
セカンドビザ申請のために農場でのお仕事を探したいとなった場合、農業であれば何でも良いのかというと、そうではありません。
まず、WWOOFと呼ばれるボランティアワークでは、セカンドビザ申請の対象になりません。
以前は対象内でしたが、規定が変更となり、有給のお仕事でしかセカンドビザが取れなくなりました。
そのため、セカンドビザ申請を目指す方は有給のお仕事をして、必ず給与明細(Pay slip)を取っておくようにしてください。申請時に必要になります。
更に、有給の農場であればどこでも良いのかと言うと、これも実はそうではないのです。
オーストラリアの政府が指定した場所である必要があります。
オーストラリア政府指定農場の確認方法
下記URLから政府指定エリアの郵便番号を確認することが出来ます。
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セカンドビザを目指される方は、こちらで指定されている郵便番号の農場を探しましょう!
ファームの探し方はこちらをご確認ください
ピッキングファーム(農場)の探し方