
留学カウンセラー 桜井彰子
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はじめに
オーストラリアの「ワーキングホリデー」は、多くの若者にとって人気のある選択肢の1つです。
ワーキングホリデーとは、簡単に説明するとビザを取得し現地に滞在しながら仕事をするプログラムのことです。
このようなプラグラムを活用することで、日本では体験することのできない異文化体験をしたり、英語力を向上させることができたりします。
しかし、ワーキングホリデーは海外旅行などとは違い長期間滞在するため多くの準備をしなければいけません。
例えば、ビザの取得や滞在するための費用の確保、健康保険の加入や仕事探しなどです。
そこで、本記事ではオーストラリアのワーキングホリデーについて、仕事探しのポイントや注意点に視点を置いてご紹介します。
ビザの取得方法や注意点などについては、下記の記事も参考にしてみてください。(2023年4月更新)
オーストラリアのワーキングホリデーで人気のある仕事は?
オーストラリアのワーキングホリデーで人気のある仕事には下記のようなものがあります。
・農作業(ファームジョブ) ・カフェやレストランでのアルバイト ・観光地やリゾート地でのアルバイト ・販売業界での仕事 |
1つずつ詳しく説明していきます。
1.農作業(ファームジョブ)
農業労働は、季節に応じて需要があるため、多くのワーキングホリデー参加者に人気があります。
オーストラリアは広大な農業地帯があり果物や野菜の生産が盛んです。主な仕事内容としては、野菜や果物の収穫、梱包、運搬、農場の清掃やメンテナンスなどがあります。
農場での仕事は、季節によって需要が変動してしまうため時期によっては求人が少ないこともありますが、仕事量は非常に多く、ビザの期限内に多くの両道をこなすことができます。
2.カフェやレストランでのアルバイト
カフェやレストランなどの飲食店のスタッフも人気の仕事の1つです。求人数が多く経験が少なくても採用されやすい仕事だからです。中には日本食のレストランという選択肢もあります。
日本食のレストランでは、従業員に日本人がいることが多く、英語力に自信がない方でも働きやすいのが特徴です。
逆に言えば、従業員同士のコミュニケーションで英語を使う機会が少なくなってしまうというデメリットもあります。
英語力に自信がついたら、どんどん日本食のレストラン以外の飲食店で仕事をしてみることをおすすめします。
3. 観光地やリゾート地でのアルバイト
観光地やリゾート地でのアルバイトも人気のある仕事です。
オーストラリアには世界的に有名な観光地がたくさんあるため、宿泊施設やレストラン、アクティビティ会社などで多くの募集が行われています。
主な仕事内容は、宿泊施設やレストラン、アクティビティ会社での接客や清掃、受付、案内、アクティビティの案内などです。
このように観光地やリゾート地では、多くの仕事の募集が行われるためこれから仕事を探す方におすすめです。
4.販売業界での仕事
販売業界での仕事も、ワーキングホリデーで人気のある仕事の1つです。
英語力や販売経験があると採用されやすかったり、カジュアルな服装で勤務することができるところが多かったりするからです。
ショップやデパートなどでの販売員の主な仕事内容は、接客やレジ業務、商品の地位列や在庫管理などがあげられます。
接客やレジ業務、従業員同士の英語でのコミュニケーションが重要な仕事のため、販売業界での仕事もおすすめの選択肢です。ただし英語力は高めが要求されます。
<関連ページ>オーストラリアの仕事の探し方
ワーキングホリデーでオーストラリアで仕事をする前に知っておくべきことは?
オーストラリアでのワーキングホリデーで、仕事をする前に知っておくべきことには以下のようなものがあります。
・ビザの申請には条件がある ・オーストラリアは生活費が高い ・それなりに英語力が必要 ・健康保険に加入するのがおすすめ |
1つずつ詳しく説明していきます。
1.ビザの申請には条件がある
オーストラリアでのワーキングホリデーには、特定の条件を満たすことが必要です。
日本人の場合は、18歳から30歳までの方が対象でありワーキングホリデービザを取得する必要があります。
ビザの申請には費用がかかりますので、事前に必要な手続きを確認しましょう。
詳しいワーキングホリデーの条件や必要な手続きを知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
2.オーストラリアは生活費が高い
オーストラリアは生活費が高い国の一つです。
特に大都市圏では物価が高いため、生活費がかさんでしまうことがあります。
ワーキングホリデーでの仕事は生活費を稼ぐための手段ですが、初めから仕事が見つかるとは限りません。
また、仕事の報酬額も業種によって異なりますので、事前に生活費の見積もりを立てておくことが重要です。
3.それなりに英語力が必要
オーストラリアでのワーキングホリデーでは、英語が必須の場面が多くあります。
特にホスピタリティ業界や販売業界では、接客や商品の説明や注文の取り方などで英語を使うことがほとんどです。
事前に英語の勉強をしておくことで、スムーズにコミュニケーションができるようにしておいたほうが良いでしょう。
<関連ページ>オーストラリアのワーキングホリデーに必要な英語力
4.健康保険に加入するのがおすすめ
オーストラリアでは、病気や怪我をした場合に病院で診てもらうと医療費が高額になることがあります。
そのため、ワーキングホリデーで滞在する期間中は海外旅行保険に加入することをおすすめします。
また、オーストラリア国内での医療保険にも加入できますので必要な手続きをしておきましょう。
保険について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
以上のような点に注意して、ワーキングホリデーでオーストラリアでの仕事に臨むことが大切です。
オーストラリアでのワーキングホリデーでの仕事の探し方は?
オーストラリアでのワーキングホリデーで仕事を探す方法はいくつかあります。
代表的な方法は下記のとおりです。
・オンライン求人サイトを活用する ・ホステルやカフェなどのアルバイト情報をチェックする ・ネットワークを広げる ・人材派遣会社を利用する |
1.オンライン求人サイトを活用する
オーストラリアで仕事を探す一般的な方法は、オーストラリア国内で利用されている求人サイトを活用して探すという方法です。
代表的な求人サイトには「Seek」や「Gumtree」「Indeed」などがあります。
それぞれに登録することで、自分の希望条件に合った仕事を検索できます。
求人サイトの中には、ワーキングホリデー向けの求人を掲載しているものもあるので、1度それぞれの求人サイトに登録してみましょう。
2.ホステルやホステルやカフェなどのアルバイト情報をチェックする
ホステルやカフェ、レストランなどの店舗でアルバイト情報を掲示していることがあります。
そこから仕事を探すという方法もあげられます。
自分が滞在している地域のホステルや店舗を訪ねて、情報を収集することができるので活用してみましょう。
また、自分が希望する業界について直接店舗に訪れて応募することも可能です。
3.ネットワークを広げる
オーストラリアでのワーキングホリデーでは、ネットワークを広げることが大切です。
周りの人とのコミュニケーションを大切にし、仕事を紹介してもらうという方法も仕事探しの1つです。
例えば、現地で友人を作って仕事を紹介してもらったり、SNSを活用して情報交換をしたりすることも可能です。
4.人材派遣会社を利用する
ワーキングホリデー向けに仕事を紹介する人材派遣会社もあります。登録料は必要ですが、どうしても自分で仕事を見つけられない場合は、こうした派遣会社に依頼してもいいでしょう。とくにファームを探している人などは、こうした会社にファームを紹介してもらう方もいるようです。街中のウェイトレスのような仕事は自分で見つけやすいですが、ファームはオーナーとやり取りしたり、遠隔地のためすぐに仕事があるか否かの環境が分かりづらいです。心配な方や英語力に自信がない方は、業者へ依頼してもいいでしょう。
以上のように、オーストラリアでのワーキングホリデーで仕事を探す方法は様々です。
自分に合った方法を選び、仕事探しに取り組んでみてください。