ワーキングホリデーに興味があるけれど、実際にどれくらいの英語力が必要なんだろう?どれくらいの英語力があれば仕事が見つかるんだろう?みんなどれくらいの英語力で行くんだろう?と心配する方も多いと思います。ここではおすすめの勉強方法や、必要な英語力について書いていきます。(2023年3月更新)
留学カウンセラー 桜井彰子
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ワーキングホリデーに必要な英語力
ワーキングホリデービザの申請そのものには、英語力は問われることはありませんが、実際に渡航して仕事や家探しをして、英語圏の国で暮らしていくとなると英語力は必須です。日本から渡航する際には英語力はゼロで構いませんが、必ず語学学校へいって下さい。
ワーキングホリデーでは4カ月の語学学校が許可されています。英語力が初級の人ほど、最大期間を使って英語クラスをとりながら、同時にアルバイトをしています。
実際に仕事を探すレベルになるには、Pre-Intermediateと言われるレベルが適切です。相手の言っていることを理解できるけれど、まだ自分の言いたいことはあまり表現できないレベルですが、最低でも雇い主が何を指示ているのかくらいは理解する必要があります。
Pre-IntermediateはTOEICでいうとTOEIC:450~650、 英検レベル:準2級です。
ですが、じゃあTOEICのスコアをとるまで出発しないという必要は全くありません。英語は現地にいって、英語環境の中で暮らしてもまれながら習得するのが一番早いです。
テスト勉強の英語でどんなにスコアが高くても、しゃべれない人はたくさんいます。実践が命ですので、臆せずにどんどん海外へ出て現地の学校で学びながらワーキングホリデーにトライしてください。
語学学校の英語力レベル
それでは語学学校にはどのような英語のレベルがあるのでしょうか。語学学校には入学テストはなく、レベルわけのテストのみで誰でも入学できます。毎週月曜日に年間を通していつでも入学できます。
レベル分けテストで自分の英語力にあったクラスへ振り分けられるので、「ついていけない」という心配はありません。
日本人の多くはElementary(初級レベル)~Pre-Intermediate(中級下レベル)からスタートします。
Beginner(超初級レベル) | TOEICスコア:5~200 |
Elementary(初級レベル) | TOEICスコア:200~450 |
Pre-Intermediate(中級下レベル) | TOEIC:450~650 |
Intermediate(中級レベル) | TOEICスコア:650~750 |
Upper-Intermediate(中級上レベル) | TOEICスコア:750~850 |
Advance (上級レベル) | TOEICスコア:850~990 |
英語力がつく受講期間
どれくらい学校へいけば、どれくらいの英語力がつくのか知りたいと思いますが、ワーキングホリデーで4カ月学校へ行った場合に、卒業時の英語力はPre-Intermediate(中級下レベル)が一般的です。
どのレベルで入学したかによりますが、Pre-Intermediate(中級下レベル)で入学した場合はその一つ上のIntermediate(中級レベル)で卒業します。目安としては3カ月毎に一つ上のクラスに行けるという感覚です。
ただし、上のレベルになるほど、次のレベルにいくのが難しくなってくるので、Elementary(初級レベル)から開始して、Upper-Intermediate(中級上レベル)になるには1年後くらいと思ってください。一番うえのAdcanceはかなり上級レベルになります。このレベルになると、一般英語ではなく、ケンブリッジ英語検定準備コースを受講する学生のほうが多いです。
仕事別に必要な英語力基準
実際に仕事探しを始めると、自分の英語力のレベルに応じた仕事をまずは探すといいでしょう。英語が理解できないのに、いきなりホテルのレセプションがやりたい、カフェのバリスタになりたい、という高望みはしないようにしましょう。
日本人のワーキングホリデーが一番仕事を探し安いのは、日本食レストランや、皿洗い、ベッドメイキングなど、英語力を必要としない仕事から始めることが多いです。
日本食レストランといっても、お客様はオーストラリア人がほとんどです。そのため、ホールをやるにはやはりオーダーを聞き取れたり、メニューの説明をしたりできる英語力が必要となります。
もちろん1年間、ずっと日本食レストランで皿洗いというわけではなく、英語力がついてくれば、どんどん地元のオーストラリア人が経営するレストランやカフェに転職していってください。
日本食レストラン 皿洗い | Elementary(初級レベル) |
日本食レストラン ホール | Pre-Intermediate(中級下レベル) |
マッサージ | Pre-Intermediate(中級下レベル) |
販売スタッフ | Intermediate(中級レベル) |
カフェ バリスタ | Intermediate(中級レベル) |
カフェ ホール | Intermediate(中級レベル) |
ベッドメイキング | Pre-Intermediate(中級下レベル) |
ワーキングホリデーで身に着く英語力
ワーキングホリデーをすると、どれくらいの英語力が身に着くのでしょうか。
全く学校に行かないで1年を過ごす場合は、どうしても日本人の友達を探して日本語で過ごしてしまう場合が多くなります。そのため、やはり英語学校に最初は行くほうが外国人の友達ができて、英語を話す自信がつき、どんどん良い循環となります。
英語環境でしっかりと1年を過ごした人は、英語初級レベルで渡航したとしても1年後にはPre-Intermediate(中級下レベル)~Intermediate(中級レベル)の英語力がついています。このレベルの英語力を習得できれば、日本に帰国してからも英語を使ったお仕事をすることが可能です。
ワーキングホリデー前におすすめの英語勉強
英語の勉強アプリや動画はたくさんあるので、自分にあったものを複数絞るのが一番いいでしょう。アプリやyoutube、podcastなど用途に応じて様々です。車を運転していたり、通勤時間が長い人などは耳からはいるpodcastなどもいいでしょうし、家で隙間時間に勉強するならアプリ、時間をとってしっかり見るならyoutubeがいいかもしれません。
以下は筆者が個人的に愛用している英語チャンネルやアプリです。
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