
留学カウンセラー 桜井彰子
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はじめに
ワーキングホリデーとは海外に長期滞在し、アルバイトをしたり、英語学校へ通ったり、旅行をしたりできる、とても自由度の高いビザです。
その中でもオーストラリアは、多くの若者がワーキングホリデーに参加する人気のある国の一つです。
日本人も多く参加しています。
しかし、ビザの取得期間や滞在期間、注意すべきポイントなど知っておかなければならない情報がたくさんあります。
この記事では、ワーキングホリデーの期間に関する基本的な情報をご紹介いたします。
留学カウンセラー 桜井彰子
<関連ページ>オーストラリアのワーキングホリデー情報
ワーキングホリデーのビザを取得するのにかかる期間は?
ワーキングホリデーのビザを取得するためには、オンラインにて申請手続きを行う必要があり、オーストラリア国内からの申請はできません。そのため、まず最初に日本で申請をして発給通知を受ける必要があります。
ビザ審査期間は7日前後となっていますが、早いと即日、長いと1カ月かかる場合もあり、この審査期間は移民局の裁量によります。
また、健康診断は不要ですが、一部の条件下にある場合は健康診断が必須で、その場合は健康診断の予約日が混んでいてとれない場合も多いです。そのためビザ申請は余裕をもってやっておきましょう。
ビザ申請の基本的な流れ
ステップ1:ワーキングホリデービザを申請するのに必要な費用を確認する
ステップ2:申請ページでアカウントを作成する
ステップ3:申請画面に必要な情報を入力する
ステップ4:登録したアドレスにメールが来てビザが発行される
これだけでビザの申請は終了です。
ビザの申請に必要な費用や、申請の流れをもっと詳細に知りたい方は下記の記事を参考にしてください。ちなみにアクティブウーマンで留学する方は、ビザ申請代行も無料サポートの一環となりますので、私たちにお任せください。
オーストラリアでのワーキングホリデーの滞在期間は?
一般的に日本人が申請する「ワーキングホリデービザ(サブクラス417)」では最長12か月間滞在することができます。
ワーキングホリデーの数少ない規制として、同じ職場で6か月以上働くことができないので注意しましょう。また、語学学校も最大4カ月まで許可されています。もっと長期で英語学校が必要な場合は学生ビザで渡航しましょう。
滞在期間の就労についての詳細は「First Working Holiday visa」に詳しく表記されているので翻訳機能などを利用して、目を通しておきましょう。
オーストラリアでのワーキングホリデー滞在期間は最大で3年になる!
なんと、ワーキングホリデーでは、滞在期間を最大3年間まで増やすことができます。
上記でも説明した通りワーキングホリデーは通常の場合、滞在期間が1年間と決まっています。
しかし、「ファームジョブ」と言われる農業や工場の仕事で88日間以上働くことによって「セカンドワーキングホリデービザ」と呼ばれるビザの申請ができるようになり、1年間ビザの期間を延長することが可能になるのです。
さらに1年間ビザを延長する場合は、セカンドワーキングホリデー中に半年以上ファームジョブで働くことで「サードワーキングホリデー」という名前のビザに申請ができるようになり、滞在期間を伸ばせます。
ビザの申請ができる条件であるファームジョブは、オーストラリア政府が指定する地域の仕事でないと申請することができないので注意しましょう。
オーストラリアでのワーキングホリデーの滞在期間を決める際に考慮すべきポイントは?
オーストラリアでのワーキングホリデーの滞在期間を決める際には、以下のポイントに注意する必要があります。
・街を決める ・学校を決める ・ビザの更新期間を確認しておく ・日本での予定を確認する ・セカンドビザのための予定を決める |
語学学校へいく期間を決める
はじめに考慮しないといけないことはプランを事前に立てないといけないという点です。
プランといっても、細かいことは不要ですが。最初にどこの街へいくか、学校は何カ月いくか。これだけでも決めて下さい。そうしないとお金を貯めるめどが立たないですし、航空券を購入する際にも困ります。
住みたい街を決めるのは一番大事です。海のそば、都心、常夏エリア、寒いエリア、などなど、オーストラリアにはたくさんの選択肢があります。自分で選ぶのは大変なので、これはカウンセラーと一緒に相談して決めて下さい。カウンセラーは全ての街の雰囲気や物価を知っているので、皆さんの予算や好みに応じて街の提案をしてくれますよ。
語学学校へ行く期間を決める
次に考慮しないといけない点は、語学学校の期間。最大4か月ですが、もっと短い人もいます。英語力があるから不要というよりは、予算に応じて受講期間を決める方が多いです。もちろん、英語力と仕事の選択肢は比例しますので、できればしっかり4カ月いくことをおすすめします。そのほうが、その後のワーキングホリデーがめちゃくちゃラクです。
現地で仕事は必ず見つかりますが、到着して翌週から「はい、仕事」というのはさすがに難しいです。そのため、2カ月くらいは仕事をしなくても十分に生活できる生活費を持っていくと安心です。
ビザの更新期間を確認しておく
最後に考慮しないといけない点は、ビザの更新期間を確認しておかないといけないという点です。
ワーキングホリデービザには2つの期限があります。一つは発給されてからの入国期限。発給通知を受けてから1年以内に入国しないといけません。
1年たってもワーホリビザを使わないと無効となります。ですが、安心して欲しいのは、無効になったからといって二度とワーホリに行けないわけではなく、再度申請すればまたビザが発給されます。ですが、ビザ申請費が返金されることはなく、5万円近い申請料が再びかかるので注意してください。
そして、2つ目の期限は、帰国期限。ビザは入国してから1年間の滞在期限となります。そのためいつ入国したのかを自分で覚えておかないと行けません。ビザの発給日はビザに書いてありますが、いつ入国したのかは記載されません。
いつビザが切れるのか、必ず自分で管理してオーバーステイにならないように注意してください。また、ギリギリに帰国するのもおすすめしません。フライトが欠航になる場合もあるからです。数日余裕をもって帰国してください。
日本での予定を確認する
滞在期間は1年いなければならないわけでもないです。7カ月や10カ月といった中途半端な月数で帰国しても問題ありません。大学生で4月の入学式までに戻らないといけない人たちも多いです。そういった方は1年未満で帰国します。
自分の予定次第で好きなタイミングで帰国してください。
セカンドビザのための予定を決める
あらかじめセカンドワーキングホリデービザの取得を検討している方は、早めにファームを始めましょう。英語学校を卒業して、カフェでバイトして、最後の3カ月をファームで働こう!と予定しても、都合よく仕事が決まるとも限りません。
特にファームは仕事がない時は本当にないので、何カ月もファーム探しに明け暮れることもあります。88日間という日数を集める必要があるので、英語学校を卒業したら、すぐファームを探して下さい。
2年目のワーホリ!セカンドワーキングホリデー、セカンドビザの条件とは?
オーストラリアでのワーキングホリデー期間中のビザの制限事項
オーストラリアでのワーキングホリデー期間中には、ビザの制限事項があります。
これらの制限事項を遵守しなければ、ビザの取り消しや入国拒否などの問題が生じる可能性があります。
・雇用主にビザの有効期間を伝える必要がある ・90日を超える留学などの活動はビザの更新が必要 |
雇用主にビザの有効期間を伝える必要がある
ワーキングホリデー期間中には、労働契約を締結する前に雇用主にビザの有効期間を伝えなければなりません。
これにより、雇用主がビザの有効期間を遵守することが求められます。
17週を超える通学には学生ビザが必要
ワーキングホリデー期間中に英語学校や専門コースにいくことは可能ですが、17週を超える場合には学生ビザが必要になります。
以上が、オーストラリアでのワーキングホリデー期間中のビザの制限事項です。
これらの制限事項を遵守し、ビザの有効期間内に活動することが重要です。
まとめ
オーストラリアでワーキングホリデーをする場合、ビザの申請には時間がかかることもありますので、早めに申請しましょう。
また、滞在期間は最大1年間で就労期間は6ヶ月までとなります。
滞在期間を決める際には、滞在費用や目的、スケジュールなどを考慮することが重要です。
自分にとって最適な滞在期間を決め、充実したワーキングホリデーを過ごしましょう。
ただし、滞在期間中にはビザの規定に違反しないように注意することも必要です。
違反が発覚すると、ビザ取り消しや入国禁止などの処分を受ける可能性があります。
滞在期間中は法律や規則を守り、楽しい思い出をたくさん作りましょう。