留学カウンセラー 桜井彰子
Contents
はじめに
ワーキングホリデーは、海外での仕事と旅行を両立させることができる貴重な経験です。
ワーキングホリデーを検討している方の中には、カナダとオーストラリアの2か国で悩んでいる方も多いです。
この記事では、カナダとオーストラリアのワーキングホリデーについて詳しく説明します。
どちらの国も素晴らしい場所であり、留学や就職とは違った貴重な体験をすることができますので、ワーキングホリデーを検討している方は、是非参考にしてください。
<関連ページ>オーストラリアのワーキングホリデー
留学カウンセラー 桜井彰子
カナダのワーキングホリデーについて
カナダのワーキングホリデービザは、カナダ移民局を通じて申し込むことができます。参加資格は、18歳から30歳まで。カナダに最大1年間滞在することができます。
カナダは、美しい自然や多様な文化が魅力的な国でありワーキングホリデーを通じてその魅力を十分に楽しむことができます。
ワーキングホリデーのビザ申請について
カナダのワーキングホリデーのビザ申請には、以下の条件を満たす必要があります。
- 申請時に18歳以上、31歳未満の方
- 有効なパスポートを持っている方
- 滞在中に必要な費用を証明できる方(目安: $2,500)
- 滞在期間をカバーする医療保険に加入している方
- カナダで仕事の内定をもらっていない方
- カナダに入国する条件を満たしている方
- 一度もカナダのワーホリプログラムに参加経験がない方
仕事について
カナダではホテルやレストラン、リゾート、農場など、さまざまな業界でアルバイトが募集されています。
英語やフランス語ができることが求められる職種もありますが、多くの場合は英語ができれば問題ありません。
カナダの最低賃金は、州や地域によって異なりますが一般的には時給10ドルから15ドル程度です。また、アルバイト先によっては食事や宿泊を提供してくれるところもあります。
<関連ページ>オーストラリアの仕事の探し方
滞在費用について
カナダでのワーキングホリデーにかかる費用は「申請費用」「航空券代」「ビザ費用」「医療保険費用」「生活費」などがあります。
生活費は滞在期間や滞在地によって異なりますが、一般的には週に500ドルから800ドル程度必要となります。
また、ホステルやシェアハウスに宿泊することで住居費を抑えることもできます。
オーストラリアのワーキングホリデーについて
オーストラリアのワーキングホリデーの参加資格は18歳から30歳まで、オーストラリアに最大1年間滞在することができます。
オーストラリアは、美しい自然や多様な文化が魅力的な国でありワーキングホリデーを通じてその魅力を十分に楽しむことができます。
ワーキングホリデーのビザ申請について
オーストラリアのワーキングホリデーのビザ申請には、以下の条件を満たす必要があります。
- 申請日・ビザ発給日ともにオーストラリア国外にいること
- ワーキングホリデービザで以前に入国したことがないこと
- 申請日に18歳以上31歳になっていないこと
- オーストラリアに12ヶ月以上滞在する意思がないこと
- 扶養する子供が同行しないこと
- オーストラリアとワーキングホリデープログラム協定締結国のパスポートを保持していること
仕事について
一般的には、農業や観光業などでのアルバイトが多く、フルタイムで働けば週に約600ドルから1000ドル程度稼ぐことができます。
また、オーストラリアの最低賃金は時給21.38オーストラリアドルで、日本円にすると約1900円になります。
※2023年4月現在の情報です
<関連ページ>バイトの時給について
滞在費用について
オーストラリアでのワーキングホリデーにかかる費用は「申請費用」「航空券代」「ビザ費用」「医療保険費用」「生活費」などがあります。
生活費は、滞在期間や滞在地によって異なりますが一般的には週に500ドルから800ドル程度必要となります。
また、ホステルやシェアハウスに宿泊することで、住居費を抑えることもできます。
カナダとオーストラリアのワーホリの比較
カナダとオーストラリアのワーキングホリデーには、以下のような違いがあります。
参加資格について
カナダとオーストラリアのワーキングホリデーの参加資格の違いを表で見てみましょう。
カナダ | オーストラリア |
● 申請時に18歳以上、31歳未満の方
● 有効なパスポートを持っている方
● 滞在中に必要な費用を証明できる方(目安: $2,500)
● 滞在期間をカバーする医療保険に加入している方
● カナダで仕事の内定をもらっていない方
● カナダに入国する条件を満たしている方
● 一度もカナダのワーホリプログラムに参加経験がない方
参考:カナダのワーキングホリデーについて【2023年最新情報】
| ● 申請日・ビザ発給日ともにオーストラリア国外にいること
● ワーキングホリデービザで以前に入国したことがないこと
● 申請日に18歳以上31歳になっていないこと
● オーストラリアに12ヶ月以上滞在する意思がないこと
● 扶養する子供が同行しないこと
● オーストラリアとワーキングホリデープログラム協定締結国のパスポートを保持していること
|
ビザの種類について
ここでは、カナダとオーストラリアのビザの違いについて比較していきます。
カナダ | オーストラリア |
カナダ移民局を通じて申し込むことができる | オーストラリア移民局を通じて申し込むことができる |
抽選制 | 制限なく発給可能 |
滞在期間について
ここでは、カナダとオーストラリアの滞在期間について比較していきます。
カナダ | オーストラリア |
● 観光ビザの滞在期間:最大半年 ● ワーキングホリデーの滞在期間: 最大1年間 ● 学生ビザの滞在期間:最低半年以上 | ● 観光ビザの滞在期間:最大3ヶ月 ● ワーキングホリデーの滞在期間: 最大1年間 ● 学生ビザの滞在期間:最低半年以上 |
カナダとオーストラリアのワーホリの注意点・おすすめの準備
ここでは、カナダとオーストラリアのワーキングホリデーの注意点やおすすめの準備について紹介していきます。
英語力の向上
カナダとオーストラリアの両国でのワーキングホリデーに参加する場合、現地でのコミュニケーションや仕事で英語力が求められます。
英語力の向上のために、英会話の学習など事前に準備をしておくことがおすすめです。
ビザ申請の手続き
カナダとオーストラリアのワーキングホリデーに参加するためには、ビザ申請の手続きが必要です。
ビザの申請には、申請費用や書類の提出など時間と労力が必要です。
ビザ申請に必要な書類を事前に確認し、余裕を持ったスケジュールで申請手続きを行うことをおすすめします。
生活費の準備
カナダとオーストラリアでのワーキングホリデーに参加するためには、生活費を用意しないといけません。
現地での生活費や航空券代、ビザ申請費用、保険料などを考慮して、事前に必要な費用を計算し、十分な貯金をしておきましょう。
まとめ
どちらの国もハードルは低いですが、カナダはビザ申請の開始時期が決まっており、オーストラリアは制限はなく、常に申請可能です。
カナダのワーキングホリデーは、大自然に触れたり冬季のスポーツを楽しんだりという体験ができる一方、労働条件は比較的厳しく、フランス語圏での就労に制限があります。北部にあるため寒さに強い方におすすめです。
オーストラリアのワーキングホリデーは、暖かい気候や海やビーチでのアクティビティが楽しめます。ワーキングホリデーの発給制限がないため、おそらく世界で一番ワーキングホリデービザの取得が簡単です。年間を通じて温暖なので暮らしやすく、仕事も住める街も多いです。
オーストラリアとカナダのワーキングホリデーはよく比較されますが、弊社のお客様で両方行かれた方はオーストラリアのほうがいいと言います。それはやはり仕事の多さ。多少英語力が低くても、仕事が多いので現地でアルバイトを探しやすい。
また、主要都市が多いため、住む街のバリエーションがかなり多いです。
あまり寒くなりすぎないのも魅力です。
カナダと迷われている場合は、ぜひオーストラリアへいらして下さい!