こんにちは。
アクティブウーマン代表の桜井です。
ある学校スタッフさんが、SNSで投稿していた記事に
深く共感したので、シェアします。
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SNSで留学生の方が質問されたり、情報を募ったりしているのを目にすることがあります。
情報交換や助け合い、素晴らしいことだと思います。
ただ、最近は特にビザの件で怖いな、と感じるものも目にします。
オンショアでの学生ビザへの切り替えなどでの質問や相談の際に、
GSもとりあえず埋めていればOK、
エージェントさん通すと時間がかかる傾向にある噂など、
内容的に全く正しくなくてびっくりするものを目にするようになりました。
ビザは海外に滞在をする人にとってとにかく大切なものです。
自分が簡単にやってすぐおりたからといって他の方も同じになるとは限りません。
情報の量だけじゃなく、質、システムに対する知識が大切だと、
今の時点の状況では現場にいる者として強く思います。
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ここまで。
3月のビザ改定から、ビザに関する噂が多くなりました。
他の子は英語証明なしでビザ申請できたらしい、という相談も受けます。
が、大事なのは、ビザ申請できたことではなく、
「ビザ発給を受けたか」です。
申請するだけなら誰でもできます。
実際に発給をうけて、初めてコンプリートです。
また、学生ビザはGSと呼ばれるエッセー作りが非常に大事です。
これはとてもじゃないけど、自力で出来るレベルではありません。
絶対にプロの指導が必要です。
私たちもエッセー作りには非常に時間をかけています。
お客様の原稿を添削して、英文に翻訳して、
何度も連絡をとりあいながら一緒に作っていきます。
学生ビザでの留学は、このエッセー作りが一番の山場と言っても
過言ではありません。
ビザさえ発給されれば、あとはもう何も心配ありません。
で、このエッセー作りは、エージェントに依頼すると
時間がかかる(渡航時期が4カ月後になる)、ということで、
来月行きたい!というような無茶な人が、エージェントを通さずに
自分で学校に直接申し込んで、自分でエッセーを書こうとしていたケースがありました、
が、このケースでは結局学校に断わられました。
最近は、エージェントを通さずに申し込んでくる生徒を
学校が断る傾向にあります。
自分でビザ申請をして、拒否された場合に
学校が「ビザ拒否の生徒をたくさん出している学校」というブラックリストに
のってしまうからです。
そのため、学生ビザ申請は自力ではできない方向になっています。
そして、これは正しい方向で、自分ではやらないほうがいいです。
何度もいいますが、ビザ申請には知識と経験が必要です。
これは書いたらダメ、みたいなNGワードがたくさんあります。
組み立てというか、構成が本当に大事なんです。
誰かのSNSを見て申請できるほど、簡単ではありません。
一度ビザを却下されると、2度目はかなり難しいと思って下さい。
とりあえず申請してみて、ダメなら今度はプロに頼んでみよう、
は危ない考えです。一度拒否された時点で、ビザ履歴にキズがつきます。
ビザは留学の最初の一歩。
しっかりとエージェントに任せて、安心して留学の準備をしましょう。
あ、ちなみに私たちは無料エージェントですから
ビザ申請代行も無料です。
学生ビザ申請の注意点
カウンセリングで相談されるお客様から、
学生ビザの審査が厳しくなったんですよね、とよく聞かれます。
確かに必要な英語レベルの証明を求められるなど厳しくなりました。
が、英語を学びに語学学校に行く方はこの証明はいらないので心配しなくて
大丈夫ですよ。
例えばIELTSのスコアを学生ビザ申請時に求められるのは、現地の大学や専門学校に就学する場合です。
語学学校に入学される方に必要なのは、明確な「留学の動機」です。それを
GST(Genuine Student requirement)と呼ばれるテスト方式で、留学への熱い
思いを作文にして回答します。
と言っても、熱い思いを感情に任せて、「大好きなオーストラリアで毎朝ビーチでヨガをして、
色んな国の学生達と夜空をみながらお喋りしたい、それが私が描く留学です!
オーストラリア大好きなんです!!」
と訴えることはしません。
GST(Genuine Student requirement)で聞かれるのは、日本との繋がり、オーストラリアという国と、入学を決めた学校を選んだ理由、そしてこの留学の結果は
あなたにどのような利益をもたらしますか?というもの。
私達は学生ビザで渡航されるお客様に、この作文の下書きをまず書いてもらいます。
そしてお客様と内容について確認したり、時に学校担当者からカリキュラムへのアドバイスをもらいながら作っていきます。
他にも作文を作っていく上では、色んな要素も入ってくるのですが、GSTは
学生ビザを申請する上で一番大事なものとなります。
学生ビザで渡航される方はこの作業に一番時間がかかるので、お早目に相談をしてくださいね。
そして、将来はオーストラリアに永住したいな、とお考えであったり、
ギリホリで行くからセカンドワーホリは取れない、その後にオーストラリアに滞在を続けたいとなると何かしらのコースを学校で学びながら、
学生ビザで滞在することになります。
専門学校へ進学をする場合は、最低でもIELTS5.0~以上の英語力証明が
必要になります。このIELTS5.0以上の英語力は、語学学校で1年間学び
上級レベルに到達した辺りで取れる英語力です。
ただ、語学学校で勉強していたら自然にこのスコアは取れるよね、というわけでも
なく、テストでは150文字から250文字に内容をまとめて書く、長文を読んで
要約を選択肢から選ぶ、という長文を読んで理解するトレーニングが本当に大切です。
将来オーストラリアに長く住みながら永住のチャンスをつかみたい方は、
早くからこうしたIELTSなどの英語スコアに繋がる勉強を意識されておくことをお勧めします。
オーストラリアの語学学校には、こうした試験対策に繋げることができるライティングとリーディングを早いうちから徹底的に学ばせてくれる学校もあります。
英語の勉強に近道はありませんが、
こうしたビザのルールや必要なことを予め知っておくことで、
自分の留学設計がもっと具体的なプランを考えていくことができます。