日本とオーストラリアの飲酒文化の違い:海外から見た日本の「飲む」文化
こんにちは。アクティブウーマン留学センター沼田です。
今日は、アメリカ人学者が比較する
飲酒事情という面白い記事を見たので共有します。
外国人にとって日本人の”飲み方”は驚きが多かったようです。
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僕は”17歳”のとき日本で英語のサマーキャンプの
スタッフとして働いていた。
サマーキャンプ最終日の「打ち上げ」が居酒屋であり、
そのときが僕のアルコール初体験だった。
アメリカではIDを見せないとアルコールを注文できないが、
店員からは年齢を聞かれず、自動販売機でも簡単に買える
日本の規制の緩さに驚いた。
以来、僕は日本の飲酒文化に興味を持ち、
大学院で日本社会と飲酒を研究した。
2007年から1年間東京に留学して居酒屋で9カ月ほど働きながら
アルコール依存症の人が集まる断酒会にも通った。
改めて感じたのは日本は飲酒に寛容な国であるということ。
駅に吐いたもの用の掃除機があった。
金曜日の夜は道端や公園で缶ビールを飲んでいる人達も多く、
酔っぱらって駅のホームから落ちないように注意するポスターが
貼ってあったのにも驚いた。
「そこまでお酒を飲むな」ではなく、
ホームから落ちるな。ということ。
いわば酔っぱらうことが容認されている日本。
日本の治安の良さがそういう「容認」が生まれる理由のひとつなのかもしれない。
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このようにお酒に関するルールや認識は
とても国によって異なるので興味深いです。
アメリカでは”Hold your liquor”(酒にのまれるな)
という言葉があり、
お酒を飲んでも酔っている様子を見せるのは恥ずかしいことであり、
酔っていないふりをするのがよいとされているそうです。
オーストラリアでは体内のアルコールの測定値が
0.05以下であれば飲酒運転をしても
罰則されることはありません。
(0.05は一杯分とされています。)
これを語学学校の先生に教えてもらったときに
衝撃を受けたのをよく覚えています。
オーストラリアは車でパブへ来る人も多いです。
そして、普通にビールやワインを飲んでみんな帰宅します。
さらに、公園など公共の場での飲酒は禁止されており、
日本のようにスーパーやコンビニ、自動販売機などでお酒は取り扱っておらず
ボトルショップと呼ばれる酒屋さんでしか購入できません。
そのため、日本にくる外国人にとっては、コンビニでお酒が24時間買えて、
しかも店の前で飲める、というのはパラダイスのようです。
よく、ニセコや白馬などのスキー場では、
コンビニの前にたむろする外国人を見かけますが
よく見ると、みんな手にお酒を持っています。
日本ではキオスクでお酒を売っていて、電車の中で飲みますが
あれも外国人には衝撃のようです。
公共交通機関の中でお酒を飲むなんて
オーストラリアでは違法です。
ちなみにオーストラリアでアルコールを購入すると、
ラベル部分に”Standard Drinks”と書かれています。
Standard Drinksとはアルコール摂取量の目安とされている言葉で
1 Standard Drinksは10g(12.5ml)のアルコールが含まれている、という意味です。
オーストラリアでお酒を購入する際には、ぜひラベルをチェックしてみてください!
オーストラリアは何歳から飲酒可能?
オーストラリアでは、合法的に飲酒できる年齢は州や地域によって異なりますが、
一般的に18歳以上です。
これはアルコールを購入する年齢や飲酒可能な年齢として広く適用されています。
未成年者へのアルコール提供や、未成年者による飲酒は厳しく取り締まられており、
違反者には罰則が科されることがあります。
まとめ
日本と他国の飲酒文化には大きな違いがあります。
日本では、アルコールの入手が容易で公共の場でも飲むことができるため、
外国人には驚かれることが多いです。
一方海外では、飲酒に対する規制が厳しく、
公共の場での飲酒は禁止されている場合が多いです。
このような文化の違いを知ることで、異国での生活や旅行が一層楽しくなりますよね。
また、海外へ行く際には、このような感じで日本とルールが全く異なるので
その国の文化とルールを確認してくださいね。