留学はキラキラと楽しいことばかりではありません。

言葉の通じない国で、一人で乗り込んで暮らしていくわけですから

むしろ前半は試練もたくさんやってきます。

もうムリなんじゃないか、、そんな不安ものしかかるし、

ホームシックになって、「帰りたい」ともなります。

 

ですが、安心して欲しいのは、ほとんどの人が同じ経験をするということ。

あー、楽しかった!

というエンディングになる過程で、こういう気持ちをちゃんと乗り越えていること。

それをまずは知ってほしいんです。

 

インスタなんかは、キラキラした人生のハイライトを切りぬいているだけ。

「みんな楽しそうなのに、どうして私だけ、、」

なんて思わなくて、大丈夫。

 

キラキラの裏舞台はもっと壮絶ですから。

 

それに、留学を含めた自分の人生は、誰かと比較するためのものではありません。

自分を乗り越えるためにやってくる試練に挑んでいるわけですから

誰かと同じ試練があるわけではありません。

自分にきたものにしっかりと向き合っていく。

それが大事です。

 

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留学がつらい、と思った時の対処法

 

まず、「何がつらいのか」を考えて下さい。

 

英語が通じなくてつらい

 

おそらくこれが、一番の理由だと思います。

言語の壁が立ちはだかっているせいで、

友達も出来ない、意思の疎通ができない。

 

これは、留学のはじめの誰もがもつ感情です。

最初は全員が、英語初心者です。このつらさを克服するためには

英語を上達させるしかありません。

 

ですが、英語ができなくても、友達はできます。

同じ英語クラスの友達同士で、つたない英語で意思の疎通をしながら

一緒にご飯を食べたりして、仲良くしている人はたくさんいます。

言語ができないぶん、コミュニケーション能力がとても発達するのが

英語初心者のいいところ。

 

英語ができないから、友達ができない

 

というわけでは決してありません。

友達を作ろう、という姿勢が一番大事なんです。

英語上達を一緒にする仲間を、クラスでたくさん作っていけば大丈夫。

乗り越える仲間抜きで、海外生活を送るのはムリです。

 

 

「もう帰りたい」ホームシックの対処法

 

留学すると多くの人がホームシックになります。

 

日本食が恋しい

お母さんの声が聴きたい

友達と遊びたい

 

置いてきたもの全てが恋しくなります。

これも当たり前の感情ですから、心配ありません。

ホームシックにならない必要もありません。

 

心の流れをまずはしっかりと受け入れて、ホームシックを味わいましょう。

今はLINEで簡単に日本の家族と連絡がとれますから

いつでも家族や友達にコールすればいいと思います。我慢する必要もありません。

 

今はまた、日本の暮らしのほうが記憶の大部分を占めているし、

もともとの状態に戻ろうとする力が強いんです。

これは人間の本能です。

 

そして、人は環境の動物でもあります。

オーストラリアの環境に毎日毎日居続けると、

だんだんとその環境に慣れてきます。

自分の目の前の環境が「日常」になってきて

今度はそれに順応するようになってきます。

そのうちに友達も出来てきて、オーストラリアの生活が日常になってくると

日本のことを忘れていきます。

 

そうやっていつの間にか、何日も親のことを忘れてた、

となっていきます。

 

また、覚えておいて欲しいのは

心配しなくても、必ず帰る日がやってくる、ということ。

皆さんはビザの有効期限中だけ、オーストラリアに滞在できます。

移民ではありません。

留学生です。

 

なので、ビザが切れたら絶対に、必ず帰国しないといけません。

その日は必ずやってきます。

いまわざわざ帰らなくても、帰国せざるを得ない日がやってきます。

 

視点をすこし未来に向けてみれば

期間限定の今の生活をしっかりと味わおう、と思えてくるものです。

 

心の持ち方一つで、行動は変わります。

 

 

とにかく友達が全て

 

留学生活では、とにかく仲間を作ってください。たくさんである必要はありませんが

心を許せる仲間。相談できる仲間。ご飯を一緒に食べてくれる仲間

 

同世代でなくても、ホストマザーも仲間ですし、

学校の先生やスタッフも仲間です。

散歩でいつも会うおじいちゃんだって、仲間になれます。

なにか趣味を見つければ、その仲間もできます。

 

人間は、絶対に一人では生きていけません。

お互いが誰かを必要としています。

学校の中、外、積極的に活動して、仲間を作って

自分の居場所を作っていくといいです。

この時に大事なのは、

 

「誘ってもらえない」

「誰も連絡してこない」

 

というスタンスはよくないです。

待っている人には、何もやってきます。

自分から誘う

自分から連絡する

 

これは基本です。

どんどん連絡先の交換をして、仲間を作って

忙しい時間にしていけば、寂しさを感じるヒマもなくなってきますよ!

 

 

どんな国籍でも、声をかけられると嬉しい

 

人との関わり、特に「一緒にどうですか?」というたった一言が、どれほど人生を豊かにしてくれるか。

「声をかける勇気」もぜひ持って欲しいです。ここでは、私の体験談を書きます。

子供のように素直に「一緒に遊ぼう」と言える大切さ

公園には、さまざまな人がそれぞれの楽しみ方で過ごしていました。例えば、ボクシングのミットをつけてスパーリングを楽しむ人、中央に自転車を置いて即席のネットでテニスラリーをする人、サックスを吹く人など、自由な時間を満喫している光景が広がっていました。

そんな中で、私の目を引いたのは、1人でバスケットボールのシュートをひたすら繰り返す外国人の男の子です。広いバスケットボールコートの端で、他の誰とも交流せず、1人で遊んでいる姿が少し気になりました。「誰かと一緒に遊びたくないのかな?」と、心の中で思ったのです。

そこに、兄弟らしき2人の子供がやってきました。私は「彼らが一緒に遊ぶのでは?」と期待しましたが、意外にもそれぞれが別々のシュート練習を始めました。彼らが楽しそうに騒ぐ中で、外国人の男の子は引き続き1人でシュートを打ち続けていました。

この光景を見て、「ちょっと一言、『一緒に遊ぼう』と声をかければいいのに」と思わずにはいられませんでした。同じ場所で遊んでいるのだから、子供同士ならすぐに友達になれるはずです。それでも、その一言を言い出すことができないのは、大人も子供も同じなのかもしれません。大人になると、さらにその一言を口にするのが難しくなるのです。

 

大人も感じる「一緒にどう?」の大切さ

「よかったら一緒にどうですか?」という一言は、思っている以上に強力です。私は20代の頃、世界中を旅していましたが、旅の中でこうした一言がいかに心を救ってくれるかを痛感しました。

特に印象に残っているのは、東ヨーロッパでの出来事です。それまでは、インドやトルコなど、人懐っこい文化の国々を旅していたのですが、東ヨーロッパに入った途端、都会的で洗練された雰囲気に包まれ、誰も私に話しかけてくることがなくなりました。最初はそれが普通だと理解していたものの、次第にその静けさが心に寂しさをもたらしました。

そんな中、チェコのあるカフェバーでの出来事がありました。いつも通っていたその店に、1人で再び訪れたのですが、その日は満席で断られてしまいました。とはいえ、カウンターには店の私物が散らばっていたものの、座るスペースがありました。私は「ここでもいいですよ」と言って、そのカウンターに座ることができました。

すると、背後から「良かったらこちらに来ない?」という女性の声が聞こえてきました。振り返ると、50代くらいの女性が大きな丸テーブルに座っており、私を誘ってくれたのです。テーブルには見知らぬ人たちが集まり、その中に私も加わることができました。そこでの会話が、どれほど私を癒してくれたか、今でも忘れられません。

このように、たった一言で誰かの心を救うことができるのです。それは旅の中でも、日常生活でも同じだと感じます。

日本でも「一緒にどう?」ができたら…

その経験があったからこそ、日本に戻ってからも、私は1人でいる外国人が気になるようになりました。以前、有楽町の居酒屋で、1人で入店した外国人青年が日本語も話せず苦労しているのを見かけました。その時、私はどうしても彼に声をかけたくなり、心の中で葛藤していました。「一緒にどうですか?」と誘いたい気持ちはあったものの、なかなか勇気が出なかったのです。

しかし、私が迷っている間に、若い女性がその青年に声をかけ、彼は彼女たちのテーブルに加わって楽しそうにしていました。その光景を見て、私は少し悔しい思いを感じつつも、彼が楽しそうに笑っている姿にほっとしたのを覚えています。

日本でも、こうした「一緒にどう?」の文化が広がれば、もっと心地よい交流が生まれるのではないかと思います。

 

オーストラリアでの温かい交流体験

私がオーストラリアにいた時、たくさんの人々から「一緒にどう?」と声をかけてもらった経験があります。例えば、テニスコートで1人で壁打ちをしていた時、見知らぬおばちゃんが「一緒にやろう」と誘ってくれました。また、授業中に教科書がなかった時も、隣の学生が「今、このページをやってるよ」と教科書をシェアしてくれたことがありました。

こうした経験が私にとってどれほど嬉しかったか、言葉では表せません。1人でいる時に声をかけてもらえることが、どれほど心強いかを知ったからこそ、私は自分も同じように他人に声をかけることができるようになりました。

 

声をかける勇気が新たな出会いを生む

「一緒にどうですか?」というたった一言が、どれだけの意味を持つかは、実際に経験してみないと分からないことも多いです。しかし、その一言がもたらす温かさは、相手だけでなく、自分自身も幸福にしてくれます。

私たちは大人になるにつれて、見知らぬ人に声をかけることにためらいを感じることが多くなります。しかし、子供のように素直な気持ちで、「一緒に遊ぼう」と言える勇気を持つことで、新しい出会いや交流が生まれるのです。オーストラリアでの経験から、私はその大切さを強く実感しています。

これからも、「一緒にどう?」という一言が、誰かの心を救い、新しいつながりを作るきっかけになることを信じて、大切にしていきたいと思います。人とのつながりは、ほんの少しの勇気から始まるのです。

 

 

オーストラリア留学での友達の作り方:ローカルとつながる3つの方法

 

オーストラリアでの留学は、異文化体験を通じて自己成長する素晴らしい機会です。

その中でも、現地の友達を作ることは文化理解の深まりや英語力の向上に繋がる重要なステップです。

しかし、どうやってオーストラリアのローカルの友達を作るのか、悩んでいる方も多いでしょう。

この記事では、オーストラリアでの生活をさらに充実させるために、友達を作るための具体的な方法について詳しく紹介します。これを参考に、新しい友達との出会いを楽しんでください!

1. 仕事先で友達を作る

オーストラリアでのアルバイトやインターンシップは、現地の人々と日常的に接する素晴らしい機会です。特にカフェ、レストラン、ショップなどの接客業は、ローカルと自然に交流できる環境を提供します。同僚とのコミュニケーションを通じて、オーストラリア特有の文化や習慣を学びながら、自然と友達関係が築けます。

 

 

また、職場での仕事を通じて英語のスキルを実践的に磨くこともできます。

初めは緊張するかもしれませんが、日々の業務を通じて少しずつ慣れていきます。特に地元のスラングや言い回しを学ぶことで、さらに深いコミュニケーションが可能になります。また、職場での会話はフォーマルな場面とは異なり、カジュアルな表現を使う機会が多いので、英語学習にとって非常に有益です。

 

 

2. 現地のコミュニティに参加する

オーストラリアには多様な文化背景を持つ人々が集まるコミュニティが豊富に存在します。地域のコミュニティセンターや図書館、スポーツクラブ、ボランティア団体など、様々な場所でイベントや活動が行われています。これらの場に参加することで、共通の趣味や関心を持つローカルの人々と出会うことができます。

たとえば、スポーツを通じた友達作りは非常に効果的です。オーストラリアではサッカーやクリケット、ラグビーなどのスポーツが盛んで、地域のクラブチームに参加することで、チームメイトとの絆を深めることができます。また、ボランティア活動に参加することもおすすめです。地域社会に貢献しながら、新しい人々とのネットワークを築くことができるからです。

3. 趣味を通じた友達作り

趣味を通じて友達を作るのも効果的です。自分の好きなことを通じて自然に会話が生まれ、共通の話題で盛り上がることができます。

オーストラリアには、アートや音楽、ダンス、料理など様々な趣味に関連するクラスやグループが存在します。たとえば、アートクラスに参加して絵を描くことが好きな人々と交流したり、料理教室で現地の料理を学びながら友達を作ることができます。

また、MeetupやFacebookグループを利用して、自分の興味に合ったイベントやグループを探すこともできます。Meetupは地域ごとのイベントを検索できる便利なサイトで、様々なジャンルのグループが活動しています。

 

Facebookでも、いろんなグループがあります。

 

なかには、言語交換グループなどもあります。

言語交換というのは、例えば「私は英語を教えるから、日本語を教えてね」という感じで、

母国語、あるいは得意な言語を教える代わりに、

自分の興味のある言語を相手に教えてもらうというもの。

 

言語を気軽に学んでみたい人達同士で繋がることができます。

 

日本語に旅行に行ってみたい、日本文化を知りたいというローカルの方も参加していたりするので、「日本」という共通点で盛り上がるかもしれません。

新しい地域に引っ越してきた人々のための交流イベントや、特定の趣味を共有する人々のための集まりなど、多岐にわたるイベントがあります。これらのイベントに参加することで、同じ趣味や興味を持つ友達を作ることができます。

 

 

まとめ

私は、ほんの少しですがホストマザーから紹介してもらった吹奏楽団の練習に参加していました。

地元のマダムやおじさましかいない吹奏楽団だったのですが、地元のコミュニティに参加できてなんだかすごく素敵な経験でした。

 

その後は、興味のあったよさこいサークルに入り、練習を通じて日本文化に興味をもつローカルのお友達も沢山つくることができました。

 

彼らとは、オーストラリア出張中に会ったり、日本に旅行に来た際にガイドをしたり、今でも交流が続いています。

  

 

やっぱり居場所ができると楽しいですし、彼らのことをもっと知りたい!もっと話がしたい!

という熱量が強くなるので、英語をもっともっと勉強するようになります。

そして、英語力もどんどん伸びていく。

 

どこに地元の人達との素敵な出逢いが転がっているかわからないので、

 

「今日はどんな出会いがあるかな?」

 

そんな気持ちでわくわくしながら、生活してみてくださいね。

おまけ:オーストラリアでやってよかったこと

語学学校に行くと世界中の友人が出来る~ というようなことを書いていて、
ふと思い出したことがあるので、
是非今日はそれをシェアしたいと思います。

私の持っていた手帳には偶然、
最後の付録部分に、世界地図がくっついていました。

そして、特に使い道も考えずに買った動物のシールを
その手帳に挟んでいました。

個人的にはこれがとても役に立ったと思っています。

オーストラリアで出会い仲良くなった人たちに、
この動物のシールを出身地に貼ってもらい、
名前を書いてもらいました。

public

大陸の真ん中を独占している熊のシールは、
モンゴル出身の子が貼ったシールです。

スリランカやジンバブエにもシールが貼られています。

出会った全ての人に貼ってもらったわけではないので、
数はあまり多くありませんが、
これが今では私の宝物になっています。

そんな子どもっぽいことしないよ!
と思われるかもしれませんが、
是非やってみてください。

こんなに遠くで生まれ育った人と

一緒に勉強していた、
一緒に働いていた、
一緒に旅していた。

そんな風に後から思い返すと、楽しいですよ。

オーストラリア留学をぜひしてみたい!という方は
ぜひご相談下さいね。