戦争のニュースが続くと、
海外って危ないんじゃないの?
と心配するかもしれません。
もちろんオーストラリアは戦争もテロもないので、安全な国ですが、
カナダではマリファナや違法薬物が合法になったことで
「危険なエリア」と呼ばれる場所が出来てしまいました。
オーストラリアでもこういう場所はあるの?
という疑問があると思いますが、
幸い、オーストラリアはマリファナもドラッグも違法です。
スラム街といったような危ないエリアもないですし、
極端な貧困エリアもありません。
いわゆる「近づいたら危ない」というエリアはないです。
ですが、犯罪が一切ない楽園、というわけではありません。
夜は戸締りをしっかりしないと泥棒に入られるリスクはありますし、
窃盗や強盗もあります。
そして、留学生が暮らすようなエリアは、
ある程度の治安の良さと、家族が気持ちよく暮らせる住宅街が多いです。
留学生たちは、アルバイトをしながら生活をしているので
学校や働く場所がないような、極端な過疎地には暮らしませんし、
日本人は安全面をとても重視するので、
同じく極端に古くて、セキュリティ面が心もとない場所に暮らす人もいません。
留学生たちは、基本的には普段は学校へ行っています。
語学学校、専門学校、大学などなど。
こうした留学生たちは、基本的には観光客が来るような
活気のある、安全なエリアに通学しているので
オーストラリア留学をする際には、危険地帯というようなものを
心配せずに暮らすことができます。
オーストラリア留学の安全な地域
一般的に留学生は行くのは、 シドニー、メルボルン、ブリスベン、
ゴールドコースト、ケアンズ、パースがメインです。
これ以外にも、マイナーな都市はありますが、
全ての都市は海沿いに面しています。
開放感があって、みんな豊かに暮らしているのが
オーストラリアの都市部の魅力です。
留学生が行かないエリア
逆に、あまり留学生が行かないエリアは、
アウトバックと呼ばれるオーストラリアの中心部です。
オーストラリアの多くの街は海沿いにひらけています。
その理由は、中心部はほとんどが赤土の大地になっていて
とても熱く、人が暮らせないような気候になっています。
中心部には、そもそも街が少なく、オーストラリアの広大な土地の
多くは砂漠となっています。
安全に暮らそう!
学生寮やホームステイは学校が手配するので心配ないですが、
一番気を付けないといけないのは、シェアハウス。
これは現地でホームステイ退出後に自分で探します。
多くはウェブサイトでシェアメイトの募集をしているので
そこでオーナーさんに連絡をとって、内見に行きます。
住所が掲載されているからと行って、
絶対に無断でアポなしで行かないで下さい。
必ずアポイントをとり、内見にいって下さい。
シェアハウスはオーナーさんと同居の時もあれば、
住んでいる人が全員、留学生というのもあります。
この時にチェックしないといけない点は、
もちろん家の清潔度。
キッチンに洗い物が溜まっている。
リビングにビールの空き瓶が転がっている
室内で喫煙している
灰皿が山盛り
こんな状態の家は、まず辞めたほうがいいです。
パーティーが多い家もNGです。
シェアハウスは、キッチンもバスルームも共同です。
誰かが掃除しないといけないので、
あまりに汚す人だと、自分がストレスになります。
あまりに大人数で暮らす家もカオスになりますから
少人数で暮らす家のほうがおすすめです。
貴重品の管理や防犯対策
留学中の貴重品は、普通に部屋においておけば問題ないです。
パスポートは普段は持ち歩く必要はありません。
夜寝るときや、家を出るときは、必ずドアや窓が締まっているか
確認して、鍵をかけましょう。
日本は世界的に安全な国なので、バックをイスに置いたまま
席取りをしているような人もいます。
ヨーロッパだと高い確率でなくなりますが
オーストラリアはそこまで治安が悪くないです。
ですが、あくまで海外ということを忘れずに
貴重品は肌身離さずにいてください。
また、日本では電車で爆睡している人がいます。
これは海外では見ない光景です。
オーストラリアの電車は安全ですが、
酔っぱらって爆睡するようなひとは見たことがないので
心配されると思います。
電車の中でもまわりをよく見ていて下さい。
万が一、盗難にあったら
盗難率が一番高いのは、バックパッカーだと思います。
バックパッカーは安宿で、世界中から若者が寝泊りします。
不特定多数の、文化や常識が違う若者が8人部屋などに
泊まっています。
こういうところで、最新のスマホなどを持っていると
目をつけられたりします。
万が一盗難にあったら、留学生保険でカバーできるケースもあるので
事前に確認しておきましょう。
日本大使館と領事館をチェック
大きな事故に巻き込まれた場合は、日本大使館や領事館にお世話になることがあります。
彼らはある程度のサポートもしてくれますので、
自分の街に領事館があるか、ない場合は最寄りの領事館はどこなのか
といったことを確認しておいて下さい。
オーストラリアで安全に過ごすための予備知識
日本でも毎日のように軽犯罪は起きていますが、それはオーストラリアでも同じです。
空き巣があったり、夜道で襲われそうになったり、スリにあったり。
まず、深夜やまだ暗い早朝に、一人で歩いている女性がターゲットになりやすいです。
周りに自分以外の人間が歩いていないことを認識したら、
明るい通りに出たり、お金がかかってもウーバーやタクシーを利用したりしてください。
オーストラリアは日本と違い、ちょっと市内を外れると
急に人通りがなくなり、真っ暗になります。
朝型のオーストラリアでは、夜は暗く、地元の人たちも出歩きません。
そんな中、例えば、この公園を抜ければ近道だから、といった理由で
真っ暗な公園を歩いたりする女性もいるようです。
地元の人さえしないような危ないことを、留学生がすることがあります。
人気のない場所には近づかない。
これは鉄則です。
また、混んでいるトラムなどでスリに会うこともあります。
スリはどこの国にもいるようですので、
お財布は必ず簡単に手が届かない場所にしっかりと保管して下さい。
留学生コミュニティは大事だよ!
何か事件があると、留学生コミュニティの間で必ず拡散されます。
そういう情報を知っておくことも大事です。
どんな場所で、どんな状況でおこったのかを知っておけば、
自分も注意するようになります。
オーストラリアの留学生向けサポート
深刻な事件の場合は領事館に報告してください。
ポリスはもちろんですが、留学生には、Student Hubと呼ばれる
留学生サポートもあります。
また、語学学校のスタッフも大いに頼ってください。
日本で留学前の準備を万全に!
セミナーではオーストラリアの安全についてもお話ししますよ!
保険には必ず加入してください!
学生ビザの場合はOSHCという保険が義務ですが、これはオーストラリアの最低限の保険です。キャッシュレスではなく、何に保険が適用されるかといった事前相談も一切できません。そのため、英語が理解できないうちは、日本の留学生保険にも必ず加入していくことをおすすめします。
ワーキングホリデーの方には、こういった義務保険はつかないので、必ずご自身で日本から加入していって下さい。
安い保険は、治療・救援がついていなかったりするので、
必ず保証内容を確認してください。
留学中の安全対策を確認しよう
– 日常の安全対策はどうしてる?
日本であるのと似たような犯罪はオーストラリアでもおきます。
空き巣や、スリ、暴行。
ですが、これらのほとんどは対策をすることで防ぐことができます。
寝る時も窓の鍵はかけておく。
貴重品はしっかりと管理する。
暗い道をひとりで歩かない。
犯罪は、暗い場所、人気のない場所でおこります。
そういった場所を避けるようにしてください。
– 緊急時の対応は確認した?
留学中は緊急連絡先を必ず確認してください。
語学学校のスタッフは、留学中の緊急連絡先を持っています。
万が一なにかあった場合は、土日でも連絡がつきます。
また、日本のエージェントも緊急連絡先をくれますので
学校スタッフが捕まらない場合は、エージェントに電話してみましょう。
体験談とアドバイス
– 実際にオーストラリアで留学生活を送った人たちの体験談
私たちのお客様の例で実際にあったのが、シェアハウス詐欺です。
ネットで見つけたシェアハウスのオーナーに連絡をしたところ、
今は海外にいるので、直接会えない。
とても人気のある物件だから、先に保証金を振り込んでくれた人に
部屋を貸す、という文言を信じてお金を振込みました。
ですが、それから音沙汰なし。
家の住所は存在しましたが、赤の他人の家でした。
買ってに豪邸の写真をネットに掲載して、自分の家だと名乗り
保証金を振り込ませる詐欺がありました。
似たような例では、中古車販売詐欺。
これも、勝手に他人の車の写真を掲載して、お金を振り込ませる詐欺。
購入者は、車を見に行くこともなく、お金を払ってしまいました。
とにかく、ネットだけで振り込ませる人たちは、こうした詐欺が多いです。
ちゃんと売り手に合って、家の中を案内してもらって、
契約書にサインして、確認してから振込みましょう。
家を見学に行くときは必ずアポイントを
実際にあった話ですが、シェアハウスの見学に行く際に、アポなしでいきなり行った人がいました。
いきなりチャイムがなって誰か来たら、びっくりします。
家を見せてくれないか?と、言われたら、あなただったイヤですよね。
掃除もしたいし。自分もメイクもしてなかったりして。
英語ができない留学生が、いきなり人の家に訪問するのは危険です。
昔、アメリカで、ハロウィンコスチュームでいきなり他人の家を訪問した
留学生が射殺されたことがありました。
家主が「止まれ!」と言っているのを、理解できなかったのです。
海外では、日本の常識が通用しないこともあります。
誰かの家、は、その人のテリトリーです。
必ずアポイントをいれてください。
安全策をしっかり理解して、留学生活を楽しもう!
海外にいるからといって、ヒッチハイクをしてみたり、バーで会った男性と
朝まで一緒にいてみたり、
映画の中の主人公みたいに、ちょっと冒険したくなる気持ちは分かります。
ですが、こうした冒険心が、取り返しのつかない事件に繋がることもゼロではありません。
まさか自分が、ということが留学では起こります。
留学に「まさか」はないんです。
日本と比べて、毎日が違うんです。
やったことがないことを、毎日やっているんです。
想定できることは、何一つありません。
用心しすぎるくらいで、丁度いいですよ!