
世界遺産も多く、自然が豊か、一年を通して海外からの観光客が多いケアンズは、ワーキングホリデー先としても人気都市です。
今回は、そんなケアンズのワーキングホリデーが選ばれる理由と楽しみ方について解説します。
ワーキングホリデーで最初の行先が決まらないという方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
ケアンズのワーキングホリデーが選ばれる理由6つ
ケアンズのワーキングホリデーが選ばれるのには、さまざまな理由があります。
1.自然が豊かな都市
ケアンズはオーストラリアの北東部に位置し、独特の自然環境が魅力です。
世界遺産にも登録されているグレートバリアリーフがすぐそばに広がっており、ダイビングやシュノーケリングを楽しめます。
また、同じく世界遺産である熱帯雨林も近く、ハイキングやウォーキングツアーで自然の美しさを体感できます。
空気がきれいで、人混みのない、海のある街で生活をしたいというワーホリには
最高の環境です!
2.バスで街全体を移動できる
ケアンズの市内中心部はコンパクトにまとまっており、公共のバスを利用すれば、主要な観光地やショッピングエリア、宿泊施設などを簡単に移動できます。
ワーキングホリデーを利用している方や、長期滞在者の方には、交通費を節約しながら効率的に移動できるため便利です。
バスの路線も多く、観光地へも行きやすいです。
ケアンズの路線バスは、クイーンズランド州政府機関の「TransLink」が運営しており、Sunbus社が運行しています。
料金や詳しい情報などは、以下のサイトで確認しておきましょう。
「translink」:https://translink.com.au/
また、サイクリングロードも完備されているので、ワーホリの場合は自転車を買って、自由に移動するのもおすすめです。車の数も少ないので、自転車が気持ちいいですよ!
3.温暖な気候で過ごしやすい
ケアンズはオーストラリアの熱帯地域に位置しており、年間を通して温暖な気候が楽しめます。
冬でも気温が大きく下がることは少なく、日常生活やアウトドアアクティビティを快適に過ごせます。
月 | 最高気温 | 最低気温 |
1 | 31℃ | 23℃ |
2 | 31℃ | 23℃ |
3 | 30℃ | 23℃ |
4 | 29℃ | 21℃ |
5 | 27℃ | 20℃ |
6 | 26℃ | 17℃ |
7 | 25℃ | 17℃ |
8 | 26℃ | 17℃ |
9 | 28℃ | 18℃ |
10 | 29℃ | 20℃ |
11 | 30℃ | 22℃ |
12 | 31℃ | 23℃ |
年間平均 | 29℃ | 20℃ |
引用:http://www.bom.gov.au/climate/averages/tables/cw_031011.shtml
年間を通して見ても17℃以下になることがなく、冬用の重いジャケットを持っていかなくてもいいのがありがたい。荷物は少ないほうがいいですよね!ケアンズなら少ない荷物でワーホリをスタートできます。
4.物価が安いため生活費・家賃を抑えられる
ケアンズはシドニーなどの大都市圏に比べて物価が比較的安く、特に食費や家賃がリーズナブルです。
市場や地元のスーパーで新鮮な食材を手頃な価格で購入でき、多くのワーキングホリデーが自炊を楽しんでいます。
また、シェアハウスやバックパッカー向けの宿泊施設も豊富にあり、長期滞在者が低予算で快適に生活するための選択肢が多いです。
1ヶ月の平均家賃は、シェアハウスで7万円前後となっており、他の都市よりも5万円ほど安く生活できます。
5.無料アクティビティで自然な英語が身につきやすい
ケアンズ市が主催する無料アクティビティが毎日のように市内で開催されています。
ズンバやウォーターエクササイズなど、地元の人から観光客まで自由に参加できます。こうした市が主催のイベントがあるのはうれしいですよね!
6.日本から一番近く、初めてのワーホリでも安心できる
ケアンズは、日本から一番近いオーストラリアの玄関口。たったの7時間半で到着します。
時差も1時間しかないため、初めての長期海外経験でも、日本の家族と連絡がとりやすく、安心です。
また、日本食レストランや日本語が通じるショップも多く、ホームシックを感じにくいのも大きな魅力となっています。
ケアンズでのワーキングホリデーでの楽しみ方5つ
ケアンズでのワーキングホリデーを最高の思い出にするためにも、現地での楽しみを把握しておきましょう。
1.自然のアクティビティを巡る
ケアンズは、なんといってもその自然の大きさ!スノーケリングやカヤックなどのマリンスポーツから、釣り、ハイキングまで様々なアクティビティができます。
そのため、ワーキングホリデー中には、休日や空いた時間を利用して、地域の独特の自然を満喫できます。
・ダイビング
・シュノーケリング
・ハイキング
・ラフティング
・乗馬ツアー
・バンジージャンプ
・スピードボート
海や山でのさまざまなアクティビティを楽しめて、素敵な思い出を作れます。
2.観光客向けの仕事に就くことができる
ケアンズは国際的な観光都市として知られ、多くの観光客が訪れます。
とくにシーズン関係なく、1年中ツーリストで賑わいます。
そのため、観光関連の仕事が多く、ホテルやレストラン、ツアーガイドなど、さまざまな職種での仕事が可能です。
日本語を活かした仕事は需要が高く、英語以外にも他の言語を話せると就職を有利に進められます。
3.盆踊り大会もある!イベントで多国籍の方と交流
ケアンズは多くの国からの旅行者やワーキングホリデーが集まる場所のため、さまざまな国の文化や言語を体験できるイベントが頻繁に開催されています。
例えば、盆踊り大会もありますし、国際料理のフェスティバルや音楽イベントなど、多国籍の参加者との交流を深める機会が多くあります。
・ケアンズフードフェスティバル
・ケアンズフェスティバル
・ケアンズショウ(遊園地)
・ポートダグラス・カーニバル
イベントに参加すると、異文化の理解を深めるとともに、国際的な友人関係を築けます。
4.トライアスロンの聖地
ケアンズの温暖な気候と豊かな自然環境は、アウトドアスポーツを楽しむのに最適です。
海では釣りやSUPにカヤック、陸上ではトレイルランニングやマウンテンバイクなど、さまざまなスポーツが体験できます。
ケアンズは自転車レースでも有名ですし、トライアスロンの聖地でもあります。年に一度の大きな大会では、街を上げて盛り上がりますし、海外からも選手がやってきます。
5.ナイトツアーを体験する
ケアンズでは日中だけでなく、夜も楽しめます。
熱帯雨林のナイトウォークでは、ワラビーなどの夜行性動物を間近で観察でき、ケアンズの自然の奥深さを感じられます。
また、満点の星空観察ツアーはぜひ参加して欲しいです!夜しかあかないナイトマーケットもあったりして、夜も楽しいですよ。
ケアンズのワーキングホリデーで必要な費用は?
渡航前に必要な必要
項目 | 費用目安 |
パスポートの申請費 | 約1.7万円 |
ビザ費用 | 約6万円 |
航空券(片道) | 約5万円 |
海外保険料1年 | 約20万円 |
合計 | 約34万円 |
ケアンズはLCCのみ運航しているので、航空券も格安で済みます。
ワーホリ期間中に必要な費用
学校に3ヶ月行った場合は、以下の通りです。
項目 | 費用目安 |
滞在費 | 15万円 |
語学学校 | 約40万円 |
3ヶ月の合計費用 | 55万円 |
ケアンズでのワーキングホリデー中は、滞在費や食事、学費の費用が主な出費となります。
学校にいっている間は食事つきの学生寮を選ぶことで、リーズナブルに抑えられます。
学校卒業後の食費は、地元のマーケットやスーパーでの買い物を中心にすると節約することが可能です。
物価の目安
オーストラリアの物価は、日本と比べると高い傾向にありますが、ケアンズの場合は他の都市よりも安いです。
ケアンズの物価の目安は、以下の通りです。
・牛乳:A$2〜2.5
・卵:A$5〜7
・バナナ:A$2.5〜4
・パン:A$3〜5
・1.5Lの水:A$2〜3
上記の物価は季節や店舗によって異なるため、目安として覚えておきましょう。
ケアンズのワーキングホリデーの注意点3つ
1.街が小さいため遊べるスポットは少ない
ケアンズはオーストラリアの中でも比較的小さな街として知られています。
そのため、大都市のような多種多様なエンターテインメントや観光スポットは限られています。
ショッピングモールや大型映画館、ナイトクラブなどの施設は数えるほどしかないです。
ですが、ケアンズを選ぶようなひとたちは、もともとそういった遊びに興味がない人が多いです。どちらかというと、自然に囲まれた環境でのんびりとした時間を過ごすことができる、そこに魅力を感じていると思います。
2.ついつい、ゆったりしすぎる場合もある
ケアンズは美しいビーチや熱帯雨林、グレートバリアリーフなどの観光スポットが豊富で、訪れる人々を魅了します。
あまりに楽園すぎて、リラックスモードを通りこして、だらけてしまう場合もあります。
オンとオフをきりかえて、勉強、仕事、遊びをバランス良くこなしましょう。
3.日本人観光客が多い
ケアンズは日本からの直行便があり、一番近い国なので、日本人ツーリストにも人気です。
市内や空港には日本人が目立ちます。
そのぶん、英語が不慣れな人でも日本語を使うアルバイトがすぐに見つかるというメリットもありますが、同時に日本語が耳に入ってくるというデメリットもあります。
日本語を耳にしたくない場合は、すこし市内から離れた郊外にある語学学校へ行ったり、
郊外のビーチやショッピングモールでアルバイトを探すなどして、市内から離れるだけで一気に日本人は少なくなります。