留学カウンセラー 桜井彰子
オーストラリアの留学プログラムの中で一番人気を占めるのが語学留学です。留学を考えた際にはまずは英語力をつけるために最低でも1年、語学留学をするのが一般的。語学留学にかかる費用は期間に応じて異なりますが、1カ月で50万円、3カ月で120万円、6か月で160万円、1年で270万円くらいが相場です。
この中には語学学校の入学金、学費、滞在費、食費、ビザ費用、保険、航空券なども含まれます。
Contents
オーストラリア語学留学のメリット
オーストラリアを語学留学先として選ぶ人は年々増加傾向にあります。アメリカ、カナダなどの他の英語ネイティブ国と比べた際に、アルバイトができる、治安がいい、学費が安いというメリットがあげられます。
ちなみにカナダでは「語学留学」ではアルバイトができません。そのためある程度の初期費用が必要となります。オーストラリアは学生ビザである限り、専門学校、語学学校、大学などの進路に関わらず、全ての人がアルバイトが許可されています。
物価の高い海外で暮らすためには現地での収入が不可欠です。
また、アメリカの学校と比べて学費が非常に安いです。
比較検討したうえで、オーストラリアを選ぶ人が多いです。
さらに!オーストラリアはなんといっても時差が少ないのが最高です。
日本から7時間という近さも嬉しいですし、時差がないため日本の友人や家族と、リアルタイムでチャットができるのは安心です。
また、アメリカと違い、銃を所持しないため治安は本当に安全です。
気候も温暖で、親日家も多く、自然も豊かで海も近い。
オーストラリアは日本人にとって、留学先としておススメな国です。
オーストラリア語学留学でかかる費用は3種類
オーストラリアの語学留学では、受講期間や留学する都市、学費によって大きく異なるため、それぞれの費用を細かく見ておくことが大切です。
今回は、オーストラリアの語学留学でかかる費用の種類と詳細、語学留学中に節約する方法なども紹介します。
オーストラリア語学留学でかかる費用は、以下の3種類です。
1.語学学校の学費
2.滞在中の生活費
3.日本~オーストラリアの渡航費
では、詳しく解説します。
<関連ページ>オーストラリアのおすすめ語学学校一覧
1.語学学校の学費
オーストラリア語学留学の中でも費用が高いのが学費です。
学費は、授業料だけでなく、以下のようにさまざまなものが含まれます。
・授業料
・入学金
・教材費
・海外送金手数料
入学金と教材費などがあり、学校・プランによっても1週単位で大きく値段が異なります。
そのため、各語学学校の詳しい料金を見ておくことが大切です。
<関連ページ>オーストラリア留学費用
2.滞在中の生活費
滞在中の生活費には、以下の費用があげられます。
1.滞在費用:(1週間:9,000~27,000円)
2.食費:(1週間:9,000~10,800円)
3.交通費:(1週間:1,260~4,680円)
4.雑費:(1週間:4,000~5,000円)
5.娯楽費:(1週間:5,000~15,000円)
滞在費用は、シェアハウス・ホームステイ・寮のどれにするのかでも大きく金額が異なります。
また交通費がすべて無料なところだったり、定期券を購入する形式のところもあります。
オーストラリアは賃金が高いため、外食をするとかなり高額になります。そのため、学生は自炊をする人が多く、ランチも家から夕飯の残りなどをタッパーに詰めて持ってくる人が多いですよ。飲食店でアルバイトをする人は、残りものを貰ってきて、翌日のお弁当にする人もたくさんいますし、自分のおかずを他の人と交換したりもしています。日本食屋でバイトしている人、中華料理でバイトしている人たちは、おかずが偏るので交換しています(笑
滞在先の傾向としては、ホームステイのほうが安いですが、食事つきの学生寮に限っては、寮のほうが格安になります。通常は学生寮に食事はつきませんが、稀に食事つきの寮も存在します。そういった予算の都合も踏まえてカウンセラーに相談してみて下さいね。
<関連ページ>オーストラリアでシェアハウスを探す方法
3.日本〜オーストラリアの渡航費
日本~オーストラリアの渡航費には、以下の費用が含まれます。
1.航空券購入費(片道7~10万円)
2.学生ビザの費用(約7万円)
3.海外旅行保険の費用(1年で約24万円)
航空券は片道費用、学生ビザの費用、オーストラリアでの保険費があるため、それぞれ購入するタイミングには注意しておきましょう。
特に航空券は、座席の残席数と価格が比例します。残席数が減るとどんどん価格があがるので、渡航が決まったら早めに購入してください。
<関連ページ>オーストラリア留学、航空券の手配完璧マニュアル
語学学校の学費
語学学校の学費の目安は、以下の通りです。
1.語学留学の授業料目安:(1年:180万円)
オーストラリアの語学学校の授業料は、一般的な週20時間の一般英語コースを受講すると、1年で180万円が目安となっています。英語コースはレベル別に分かれているため、1年かけて少しづつ上のレベルに上がっていきます。
2.語学学校入学金の目安
入学金・教材費などを合わせると合計で3~4万円が目安となっています。
具体的には、以下の金額が目安です。
・入学金:3万円
・教材費:週2000万円
また海外口座送金手数料は、学校・エージェントによって金額が変わってくるため、事前に問い合わせして確認しておくことが大切です。アクティブウーマンでは手数料は無料です。
滞在中の生活費
滞在中の生活費も一つずつ確認しておきましょう。
1.滞在費用:(1週間:9,000〜27,000円)
滞在費用は、ホームステイや学生量、シェアハウスの選択肢によって大きく異なります。
ホームステイ | 24,300〜28,350円(A$270〜A$315) |
シェアハウス | 9,000〜18,000円(A$100〜A$200) |
※学生寮は学校・地域によって大きく異なるため省いております。
ホームステイ・シェアハウスは、ともに郊外や田舎の方で価格が安い場合が多く、都市部の方が高い傾向にあります。
ホームステイに長期間滞在した方は、留学生活に慣れてきた頃にシェアハウスに切り替える方が多いです。
そのため、少しでも滞在費を抑えたい方は、シェアハウスにすることをおすすめします。シェアハウスは日本から決めるのではなく、現地に行って内見して決めていきます。そのため最初の3カ月は、ホームステイか学生寮を手配していきます。
2.食費:(1週間:9,000〜10,800円)
食費は、自炊・レストラン・フードコートにするかによって、大きく異なります。
1食につきかかる料金は、以下の通りです。
自炊 | 400〜550円 |
レストラン | 1,000〜4,000円 |
フードコート | 500〜1,000円 |
上記のように自炊が安く、レストランだと高くなります。
そのため、レストランを控えて、基本的に自炊して生活する方が多いです。
自炊続きで疲れたときには、フードコートやレストランを利用することをおすすめします。
3.交通費:(1週間:1,260〜4,680円)
交通費は、都市によってさまざまな交通機関があり、価格も異なります。
都市名 | 利用できる交通手段 | 1週間でかかる交通費 |
アデレード | 電車・トラム・バス | 1,260円(A$14) |
ゴールドコースト | トラム・バス | 3,150〜4,500円(A$35〜A$50) |
シドニー | 電車・トラム・バス | 2,250〜4,050円(A$25〜A$45) |
ブリスベン | 電車・バス | 3,150〜4,680円(A$35〜A$52) |
メルボルン | 電車・トラム・バス | 2,700〜4,050円(A$30〜A$45) |
上記を見ると、アデレードとゴールドコーストの交通費を比べてみると2〜3倍も交通費が変わってきます。
地域によっては、交通費が全くかからないケースもあるため、学校から滞在先までにかかる交通費なども確認しておきましょう。
4.雑費:(1週間:4,000〜5,000円)
雑費は、主に生活で必要となる日用品・衣料品などの購入でかかります。
滞在先でのシャンプーやボディーソープ、勉強道具、歯磨き粉などが必要になった場合に購入します。
また留学期間が長くなると、快適な日々を送るために服装も変わってくるため、服を購入することも必要です。
<関連ページ>オーストラリアの生理用品事情
5.娯楽費:(1週間:5,000〜15,000円)
さまざまな方と交流したり、観光でどこかに行ったりする場合には、娯楽費も必要となります。
自然に囲まれた観光地に行ったり、美術館や映画などを楽しんだり、一人で楽しめるものを購入したりして1週間で5,000?15,000円ほど使う学生が多いです。
気分転換に良いので、娯楽費も用意しておきましょう。
日本〜オーストラリアの渡航費
日本〜オーストラリアの渡航費も解説します。
1.航空券購入費(6〜14万円)
航空券購入費は、時期や行き先によって大きく異なります。
LCCを利用すると、往復で6万円ほどで済みますが、大手航空会社であれば10~14万円ほどかかります。
基本的には、土日発着の料金が高く、平日発着の料金が安くなる場合が多いです。
往復で6~10万円よりも安くなるのであれば、航空券を購入するタイミングとしても最適といえます。
2.学生ビザの費用(A$650(58,500円))
オーストラリアへ4か月以上の語学留学をする際にはビザが必要となります。
申請料金の支払いは、クレジットカードで行われ、学生ビザの場合はA$710かかります。申請はアクティブウーマンが無料で代行しますので安心してください!
<関連ページ>オーストラリア留学で必要なビザの種類まとめ
3.海外旅行保険の費用(1ヶ月:15,000〜20,000円)
海外留学保険は、1ヶ月で20,000円ほどかかります。
海外留学保険は、適用される保険の範囲が充実しているものをしっかりと選んでください。日本の留学生保険は現地で病院にかかる際にキャッシュレスが多いです。キャッシュレスが対応できない病院でも、あとから保険金請求できます。こういったサポートを全て日本語で受けることが出来るのが最大の安心です。学生ビザにはOSHCと呼ばれる現地の保険を付帯することが必須ですが、英語に不慣れな初心者は通常は日本の保険と合わせて加入していきます。
期間別の語学留学費用を紹介
語学留学の費用は、留学での滞在期間によって大きく異なります。
オーストラリアの語学学校にはタームというものはなく、週単位で自分の好きな週数受講します。入学日は毎週月曜日です。そのため自分の好きなタイミングで毎週入学することが可能です。ちなみに1年は52週となります。そのため費用も、全ての語学学校が週単位で掲載しています。
では、1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年間ごとに費用の目安を紹介します。
1週間の費用目安
1週間の費用目安は、以下の通りです。
費用 | 1週間 |
学費 | 3〜4.2万円 |
渡航費 | 7〜18万円 |
居住費と食費 | 1.8〜3万円 |
合計 | 12〜25万円 |
1ヶ月の費用目安
1ヶ月の費用目安は、以下の通りです。
費用 | 1ヶ月 |
学費 | 12〜18万円 |
渡航費 | 7〜18万円 |
居住費と食費 | 7.2〜12万円 |
合計 | 26〜48万円 |
3ヶ月の費用目安
3ヶ月の費用目安は、以下の通りです。
費用 | 3ヶ月 |
学費 | 36〜54万円 |
渡航費 | 7〜18万円 |
居住費と食費 | 21〜36万円 |
合計 | 64〜108万円 |
6ヶ月の費用目安
6ヶ月の費用目安は、以下の通りです。
費用 | 6ヶ月 |
学費 | 72〜108万円 |
渡航費 | 7〜18万円 |
居住費と食費 | 42〜72万円 |
合計 | 121〜198万円 |
1年間の費用目安
1年間の費用目安は、以下の通りです。
費用 | 1年 |
学費 | 144〜216万円 |
渡航費 | 7〜18万円 |
居住費と食費 | 86〜144万円 |
合計 | 238〜378万円 |
オーストラリア語学留学を節約する方法を6つ紹介!
オーストラリアで長期語学留学する場合、「お金が足りるのか心配…」という方も多いのではないでしょうか。
留学中にお金が少なくなると不安になるため、節約する方法を知って、資金・精神面で余裕のある留学生活を送りましょう。
1.安くで住める地域を留学先にする
オーストラリアでは、地域によって滞在費や食料が安くなる場合もあります。
例えば、シドニーのアパート・マンションの平均家賃がA$490に対して、アデレードではA$360になっていることもあります。
そのため、留学費用を節約したい場合は、安く住める地域から学校を選ぶと、費用を抑えながら生活することが可能です。
引用:https://www.domain.com.au/research/rental-report/december-2021/
2.自炊する
オーストラリアのレストランでの外食は、1食で最低でも1,000円以上かかるため、頻繁に行くと食費がかかってしまいます。
外食を減らして食費を節約するためにも、計画的に必要な食料のみを購入して自炊することが大切です。
スーパーでの食料品の買い物であれば、日本と同じ食費に抑えられます。
もし外食したくなったらレストランではなく、500?1,000円程度で食べられるフードコートがおすすめです。
<関連ページ>オーストラリアの物価事情まとめ
3.学生割引料金や定期料金の交通費を安くする
クイーンズランド州のGo Card(ゴーカードと呼ばれる乗車券)のように、オーストラリア政府に認められた学校に通う生徒が専用で受けられる学生割引料金で利用すると、毎月かかる交通費を安くできます。
ニューサウスウェールズ州のOpal Card(オパールカード)であれば、一定回数(週8回)利用すると、それ以降の運賃を半額にして利用することも可能です。
またメルボルン市内のFree Tram Zoneと呼ばれるエリアでは、市内のトラム(路面電車)に無料で乗ることもできます。
そのため、工夫すれば交通費を節約することが可能です。
4.長期割引やキャンペーンを利用する
語学学校の場合、キャンペーン中に語学学校のコースへの申し込み・留学費用の支払いを済ませておくと、教材やその他の学費が安くなったり無料になることもあります。
中には、授業料が割引になったり入学金が無料になる場合もあるため、語学留学のコースが決まっている場合はキャンペーンを探したりしましょう。また、ほとんどの語学学校は、長期割引を適用しています。長く受講するほど、週単位の授業料単価が安くなります。そのため長期で留学したほうが結果的にお安くなります。
5.格安航空会社のキャンペーンを利用する
格安航空会社のキャンペーン期間は、航空券が大幅に安くなることがあるため、さまざまな航空券を比較しながら探すことをおすすめします。
航空会社によっては、オプションで追加の料金がかかる場合もあるため、割引条件を詳細に確認しておくことが必要です。
またGWやお盆、年末年始、旧正月の1月下旬?2月下旬などは、多くの印本人がオーストラリアに旅行するタイミングは、航空券が高くなります。
そのため、6月や10月の安い時期に航空券を購入して、節約することをおすすめします。
6.シェアハウスに滞在する
シェアハウスは、ホームステイや学生寮よりも1ヶ月で5万円ほど安くなる場合が多いです。
また都市部よりも田舎・郊外の方が安くなることもあり、留学先・滞在先は慎重に決める必要があります。
シドニーやメルボルンなどの都市では、学費が高い学校も多いため、滞在先に住むのであれば郊外のシェアハウスを選択することも検討してください。
オーストラリア語学留学の費用注意点
オーストラリア語学留学での費用の注意点は以下の2つです。
為替レートの変動を確認する
学費や滞在費の支払いなどの請求額を日本から支払う場合は、日本円で支払うことになります。
そのため、為替レートによって費用は変動します。ですが、こうした為替は月単位で簡単に変わるものではなく、年単位で推移していきます。為替とにらめっこして留学を引き延ばす人はまずいません。何よりも、その金額を払えるのであれば、支払ってしまってください。支払いが終われば、次にやるべきことがどんどん見えてきます。
アルバイト開始は余裕をもって
オーストラリアに行く前に資金をあまり用意できず、アルバイトからのお金をあてにするのはやめましょう。最低でも2カ月分程度の生活費を持っていくことをおススメします。
オーストラリア語学留学では、まだ英語力が十分でないため、まずは生活の基盤を作って慣れていくことに必死です。到着して翌週からすぐバイト開始、というのはあまり現実的ではありません。あまりにお金を持っていかないと、現地で困ってしまう可能性が高いです。
オーストラリアのアルバイトの給料は全体的に見ると高いので一度バイトを初めてしまえばあとはラクですが、資金にはある程度の余裕を持っておきましょう。
<関連ページ>オーストラリア留学で気をつけること・注意点
留学終了後の費用や手続き
留学終了時に費用はとくにかかりません。
銀行口座の閉鎖、SIMカードの解約を忘れずにしてきて下さい。
オーストラリアへ留学する場合は多くの人が片道の航空券で渡航します。そのため帰りのフライト購入費は必ず残しておきましょう。片道10万円あればお釣りが来ます。
思い出をたくさん持ち帰ってくださいね!
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