オーストラリアに留学するには留学目的や留学期間により、取得するビザが異なります。
ここでは、オーストラリア留学に必要なビザの種類についてに解説します。
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Contents
あなたの留学のスタイルは?
オーストラリアで留学するためのビザは、3種類があります。
どのビザもインターネットからオンラインで申請することが可能ですので、オーストラリアの大使館に郵便物を送ったり、受け取ったりする必要はありません。
留学期間や留学の目的によって申請するビザが異なりますので、各ビザの特徴をご説明させて頂きます。
あなたにあった留学スタイルを見つけていきましょう。
ビザ種類別の違い
まずは、各ビザの違いを確認しておきましょう。
それぞれ、滞在期間や就労条件などが大きく異なります。
ビザ種類 | 学生ビザ | ワーキングホリデービザ | 観光ビザ(ETA) |
---|---|---|---|
正式名称 | Student Visa | Working Holiday Visa | Electric Travel Authority |
サブクラス | 500 | 417 | 601 |
有効期限 | なし | 1年間 | 1年間 |
最大滞在期間 | 3ヶ月以上〜5年以内 | 1年間 | 3ヶ月 |
就学期間 | 18週間以上 | 17週間以内 | 12週間以内 |
就学条件 | フルタイム(週20時間以上)で受講 | なし | なし |
対象年齢 | 6歳以上 | 18〜30歳 | 制限なし |
就労条件 | 週24時間まで | 同一雇用主のもとでで最長6ヶ月間 | 不可 |
申請できる場所 | オーストラリア国外 | オーストラリア国外 | オーストラリア国内・国外 |
申請料金 | $1600 | $650 | $20 |
ビザ延長 | 可能 | 条件によるセカンドビザ・サードビザの取得が可能 | 不可 |
家族同伴 | 可能 | 不可 | 不可 |
オーストラリアの学生ビザ
オーストラリアの学生ビザは、教育機関(語学学校、専門学校、大学など)に3ヶ月以上の留学を目的としている方が申請されるビザです。
就学期間に合わせた長さでの申請が可能です。
学生ビザの取得に年齢の制限はありません。
就学期間にも制限がないため、何年でも学校に通うことが可能です。
就学期間が3ヶ月以内であれば観光ビザ(ETA)で滞在することが可能になっているので、3ヶ月以上学校に通う方は学生ビザを申請する必要があります。
学生ビザはコース在籍中の出席率が80%以上でないといけません。
アルバイトも可能な学生ビザ
オーストラリアの学生ビザは、アルバイトをすることが可能です。
そのため、現地で学費を稼ぎながら、語学学校をご卒業後も専門学校のコースに進まれ、ビザを延長しながら何年も現地にご滞在されている方もおられます。
学生ビザの場合、週24時間までのアルバイトをする事が可能です。
弊社アクティブウーマンに語学学校のお申込みをご依頼くださった方のビザは、代行費用無料で申請させて頂きます。
(オーストラリア政府移民局に直接支払う$1600は必要となります。)
学生ビザで半年/1年間、語学留学する場合のシミュレーションはこちら
ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザは、学校に行ったり、旅をしたり、アルバイトをしたり、自由に1年間をアレンジできる夢のようなビザです。
入出国も自由なので、途中で一度日本に帰国したり、別の国に旅行をしたりすることも可能な、大変柔軟なビザです。
*2019年4月17日よりワーキングホリデービザには残高証明が必要になりました。
ワーキングホリデービザは18歳から30歳の方が取得できるビザです。
31歳になる前に取得されていれば、ご渡航時に31歳になっていても問題ありません。
ビザの入国有効期限は発給から1年間となっており、1年以内に入国しないといけません。
ビザの有効期限は入国日から1年間となっています。
オーストラリアは世界各国とワーキングホリデーの協定を結んでおり、毎年オーストラリアへのワーキングホリデービザでの渡航者は20万人を超えているといわれています。
日本とは、1980年からワーキングホリデーの協定を結んでおり、年間の渡航者は9000人程度となっており、ワーキングホリデービザで海外に渡航する日本人の、約半数はオーストラリアに渡航しているようです。
さて、ワーキングホリデービザの場合、学校には最長で17週間まで通うことが出来ます。
アルバイトは、フルタイムで行うことが出来ますが、一つの雇用主の元で6か月以上働く事はできません。
※こちらは、パートタイム・フルタイムにかかわらず適用されるルールです。たとえ1週間に1日しかシフトが入っていなかったとしても条件は変わらないので、注意してください。
ワーキングホリデービザを申請するには、まず「ImmiAccount」からアカウントを作成する必要があります。
ワーキングホリデービザの申請費用は$640となっております。
こちらの費用の支払いは申請時に登録するクレジットカードからの引き落としとなります。
基本的に、ワーキングホリデービザの申請に健康診断は必要ありませんが、過去5年にわたり、海外渡航歴(国によります)が連続して3か月以上ある場合は、X線検査を受ける必要があります。
ワーキングホリデービザは、オーストラリア国内から申請することが出来ません。
そのため、他のビザから切り替えを行いたい場合は、一度日本に帰国するか、他の国に入国する必要があります。
アクティブウーマンに語学学校のお申込みをご依頼くださった方のビザは、代行費用無料で申請させて頂きます。
(オーストラリア政府移民局に直接支払う$640は必要となります。)
ワーキングホリデービザで1年間留学する場合のシミュレーションはこちら
セカンドワーキングホリデービザ
ここで少し、セカンドワーキングホリデービザについての説明をさせて頂きます。
セカンドワーキングホリデービザとは、1年目に政府指定の地域で3か月以上の季節労働をすることで、2年目の滞在が出来るようになるビザです。
季節労働とは、農場での野菜の収穫・箱詰め、動物のお世話、精肉工場などでの勤務をしています。
まとめて3か月働く必要はなく、合計労働日数が3か月となっていれば、1ヵ月ごとに別の仕事をしていても問題ありません。
こちらも申請はオンラインから行うことが出来ます。(申請費用は$640)
セカンドビザの申請時にも、18歳以上30歳以下である必要があります。
雇用条件や就学条件も、最初のワーキングホリデービザと全く同じです。
ただ一つだけ違うのが、オーストラリア国内からでも申請が出来るという点です。
オーストラリアの国内から申請した場合、発給された日から1年間が滞在できる有効期限となります。
こちらの場合は、発給されるまでオーストラリアの国内にいることが条件となります。
オーストラリアの国外から申請した場合、再度オーストラリアに入国した日から1年間が、滞在可能な有効期限となります。
こちらの場合は、発給されるまでオーストラリアの国外にいることが条件となります。
サードワーキングホリデービザ
以前はセカンドワーキングホリデービザまででしたが、2019年7月1日以降サードワーキングビザの申請ができるようになりました。
サードワーキングビザとは、セカンドワーキングホリデービザで滞在中の方が、一定の条件を満たせば得られる3年目のビザです。
その条件とは大まかに、この2点です。
- 6か月以上政府指定の季節労働をすること
- 年齢が18歳以上30歳以下であることです。
出来るだけ費用を抑えて現地に長く滞在したい、日本では絶対にできない事を経験したいという方にはお勧めです。
観光ビザ(ETA)
観光ビザ(ETA)はオーストラリアに3ヶ月間滞在することができるビザです。
3ヶ月以内の留学であれば、観光ビザ(ETA)で渡航することができます。
また、期間内であれば学校に通っていただく事以外にもいろんな都市を旅行していただく事も可能です。観光ビザ(ETA)の取得に年齢制限はありません。
ただし、観光ビザ(ETA)はアルバイトをすることはできません。
厳密にいうとアルバイトだけでなく、路上でパフォーマンスなどを行い、お金を稼ぐ行為をすること自体も禁止されています。
観光ビザ(ETA)の目的はあくまで、オーストラリア国内を観光するためのものであるため、それらの点は禁止されています。
万が一、禁止行為を行っていることが発覚した場合、強制送還される可能性もあるので、十分注意してください。
観光ビザ(ETA)は、オーストラリア移民局のページからご自身で申請していただく事が可能です。
オーストラリア移民局(ETA申請ページ)
オーストラリア移民局にご自身で申請された場合の申請費用は$20となっており、申請時に登録するクレジットカードからの引き落としとなります。
アクティブウーマンでは観光ビザ(ETA)の代行申請は行っておりませんが、ビザ申請代行の専門業者もおりますので、そのような業者に依頼されることも可能です。
「でも業者に依頼すると、費用がかさむのでは…?」
…と、思いますよね。
しかし、そのような専門の申請業者は、申請業者用の窓口をもっていることから、ご自身で直接移民局に申請される よりもお安く代行を行ってくださります。
その場合の費用は約500円~1000円が相場のようですので、オーストラリアの観光ビザ(ETA)を取得される際には、代行業者に依頼する方がよさそうですね。
ちなみに、オーストラリア行のフライトを旅行代理店で手配される場合、併せて一緒にビザの手配もしてくださるお店もあるようです。
そちらでまとめて依頼されても良いかもしれません。