オーストラリアの生理用品事情

女性なら必ずやってくる生理。オーストラリア留学中の生理はどうすればいいの?
ナプキンは日本から持っていくべき?生理痛の薬は売ってる?生理用ショーツは?
そんな女性ならではの疑問に女性専門留学コンサルタントがお答えします。

ナプキンは現地で購入

日本から持参するのは最初の1~2ヶ月分だけで大丈夫です。
オーストラリアにも、薄いタイプのものや羽つきのもの、タンポンもちゃんと売られているので安心してください。日本と同じくスーパーや薬局で購入出来ます。
種類も豊富ですので、自分に合ったお気に入りのものを探してみてください。
パッケージデザインの可愛い物もたくさんあって、デザイナーズシリーズといってナプキンに可愛い模様が入っているものまでありますよ。
海外に暮らすから!といって、かさばる生理用品を日本から大量に持って行かなくも、日本からは最初の1回分くらいだけ持っていって、後は現地で可愛いものを買いましょう。

ナプキンの種類

オーストラリアの大手スーパーマーケット・プライベートブランド
オーストラリアの大手スーパーマーケット・プライベートブランド

オーストラリアにはどこの町にも共通したチェーン店のスーパーマーケットがあります。代表的なのが「Coles」「Woolworths」。
こうしたスーパーではオリジナルブランドの生理用品がとても安いです。
普通のブランドの半額くらいで購入できます。
品質は日本とほとんど変わりません。

極薄タイプ(普通用)
極薄タイプ(普通用)
極薄タイプ(夜用)
極薄タイプ(夜用)
極薄タイプ(羽つき)
極薄タイプ(羽つき)
パンティーライナー
パンティーライナー
日本のダイソーもあるので、日本製も購入できます
日本のダイソーもあるので、日本製も購入できます

タンポンは売ってる?

オーストラリアはタンポンもあります。
オーストラリアはタンポンもあります。

タンポンはスーパーや薬局で購入できます。ですが、オーストラリアのタンポンはコットン部分が丸出しでプラスチック(アプリケーション)が付いていないのが普通です。
日本のような便利さは残念ながらありませんので、そのまま指で押し込んで使います。
初めのうち慣れるまでは少し難しいかもしれません。
やっぱり普段のじゃなきゃという方はアプリケーション付きのものも少しだけお高いですが売っていますので大丈夫ですよ。

生理、って英語でなんて言う?

生理は女性にとって生活の一部、英語でも伝えられるようにしましょう
生理は女性にとって生活の一部、英語でも伝えられるようにしましょう

生理は女性にとって生活の一部、英語でも伝えられるようにしましょう

生理がきてもなんて言ったらよいかわからず、一人で悩んだり困ってしまわないように、英語でなんというか覚えておきたいものですよね。
英語で生理のことは、「period(ピリオド)」といいます。
生理痛の薬は「pain killer(ペインキラー = 痛み止め)」で大丈夫です。

I am on my period = 私、今、生理なんだよね~
My period started = 生理始まっちゃった~
I’ve got cramps = 生理痛なんです
My period is 〇〇 days late = 生理が〇〇日遅れています

友達から海やプールに誘われた時や、生理痛でゆっくり休んでいたい時、、、具合悪いというと心配されてしまうし、まあいっかとsick=病気なんて言うと大事になってしまったなんて事にならない為に、『生理だから。』とはっきりと伝えましょう。
必ず必要になる言葉ではあるけど、そういえば教わったことなかった、、、ピリオド。
覚えておいてくださいね。

オーストラリアのナプキンの種類はとても多いです。
オーストラリアのナプキンの種類はとても多いです。

生理用ナプキン Sanitary napkin

Where can I buy sanitary napkins? (生理用ナプキンはどこで買えますか?)
このNapkinはレストランなどにある紙ナプキンと同じ響きですので、正式にはSanitary napkinですが、Sanitary padやSanitary towelという言葉も使われています。
ちなみにナプキンは、薬局やスーパー、コンビニなどに売っています。布ナプキンと生理用のショーツは、外国には売っていないようですので、必要な方は日本から持参されてくださいね。
タンポンは英語でもTamponです。有名なメーカーは「TAMPAX」です。もちろん、オーストラリアでも購入できますよ。日本の製品のようにアプリケーターがついているものはあまり一般的ではありませんが、探せばちゃんと売っているようです。
ちなみに生理用品の種類はオーストラリアは膨大にあります。日本の薬局よりもかなりの種類のナプキンが棚を占めている気がします。性能は人によっては日本のほうが吸収力がいい、という人もいますが、私は個人的には性能よりも、より安全なオーガニックなナプキンが好きです。生理用品を選ぶのも英語の単語の勉強になって楽しいので、現地で選んでみてください。

生理痛の薬・鎮痛剤

生理痛の薬は薬局やスーパーで買えます
生理痛の薬は薬局やスーパーで買えます

生理痛がひどくて、鎮痛剤は欠かせないという方もいますよね。
日本では気軽に薬局で痛み止めを購入して飲んでいる方が多いかと思います。
オーストラリアでも同じく薬局には痛み止め(=PAIN KILLER ペインキラー)が売っていますので大丈夫です。特にパナドールと呼ばれる鎮痛剤が人気。製品名を言えば、誰でも知っています。オーストラリアは風邪をひいても、咳が出ても、なんでもパナドールを飲んでおけば治る、というくらい万能薬として各家庭で重宝されています。このパナドールも、スーパーマーケットでオリジナルブランドが出ていて、効能は全く同じです。

パナドールのストアブランド
パナドールのストアブランド

また、普段から生理時の出血が多かったり、生理痛を和らげる為に、低用量ピルを服用している方もいるかと思います。
日本から持ち込めるお薬は、市販のものは問題ありませんが、婦人科などで処方してもらっているお薬は、3カ月分まで(英語の処方箋つき)となっています。
あらかじめ用意しておける分は、しっかり処方箋または診断書を英語で発行してもらってください。また、現地の病院でもピルは処方してもらえますのでご安心ください。

日本では婦人科で処方してくれるピルですが、オーストラリアでは婦人科という病院がありません。まずは一般病院へ行き、そこで処方してもらったり、必要があれば婦人科へ紹介状を書いてもらう、という流れになります。

使用済みのナプキンはどこへ捨てる?

トイレにゴミ箱はある?
トイレにゴミ箱はある?

筆者が初めて海外へステイしたのは19歳のとき。ホームステイのトイレはシャワーと一緒になっていて、そこに日本にあるような「汚物入れ」はありませんでした。
ホストマザーに使用済みのナプキンをどこへ捨てたらいいのか聞いたところ、「台所のゴミ箱でいいわよ」と言われ衝撃を受けたのを覚えています。
トイレットペーパーで何重にもぐるぐる巻きにして捨てたものです。

海外はトイレとシャワーが同じ場所にある家が多いので、ごみは普通のゴミと一緒に捨てるところが多いです。

ホームステイ先で生理になっても遠慮せずに伝えましょう。具合が悪い時もきちんと伝えて休みましょう
ホームステイ先で生理になっても遠慮せずに伝えましょう。具合が悪い時もきちんと伝えて休みましょう

また、ステイ先で生理痛がひどくて寝込むこともあると思います。
そんな時は何もいわずに寝込むとファミリーが心配しますので、「今日は二日目で具合が悪い」などの理由を遠慮せずに伝えてください。
あなたが終日ベッドから出てこなくても、理由が分かればファミリーも安心です。調子が悪いときは無理して明るく振舞わなくても大丈夫ですよ。

オーストラリアで生理になったら

先日、知人が生理痛には「命の母ホワイトが効く!」と絶賛していました。

命の母ホワイト、とは小林製薬の市販漢方薬。
生理前のPMSに効果があるとされています。

PMSや生理痛がひどくて悩む女性は多いです。
ピルを処方されていて、オーストラリアでも

必要という相談も受けます。

眠くなるので薬はあまり飲みたくない、

という女子は試してみてください。

生理の話のついでですが、
ホームステイで生理になった時に、
ナプキンをどこに捨てればいいか?と戸惑った思い出があります。

私の初海外は、19歳の時のアメリカでした。
その際にホームステイをしましたが、
何カ月も滞在していたので、当然生理になる。

で、アメリカの家に、日本のトイレにあるような
汚物入れがなかったんです。

えー、、どうしよう。

すごく恥ずかしかったのですが、ホストマザーに
こそこそと、「ナプキン、どこに捨てるの?」
と、つたない英語で聞くと

「え?ゴミ箱でいいわよ」

と、普通にキッチンにあるごみ箱を指す。

台所のゴミ箱にナプキンを捨てるというのが
めちゃくちゃ抵抗あったのを覚えています。

トイレットペーパーでぐるぐるに巻いて、
ぐいぐいと下のほうに押し込んで隠すように捨てました。

今となっては可愛い思い出ですが、
初めての海外、って色々緊張するんですよね。
とくに生理関連って、あまり相談しずらいというか。

女子は絶対に生理きますし、生理不順とか、
PMS激しすぎて、寝込んじゃう人もいるし、
留学先で婦人科にかかる人も普通です。

私たちに相談してくれてもいいですが、
学校カウンセラーは男性よりも圧倒的に女性が多いです。
日本人女性スタッフも多い。

 

もし婦人科関連で、悩みがあれば
遠慮なく相談してください。オーストラリアにも
当然、婦人科はありますから。

日本人の女医さんもいますよ。

生理痛がひどくて、気分が滅入っている時も、
ムリして頑張らないで、「生理だから、しんどい」
と言って大丈夫です。

女子はみんな理解してくれますから、
優しくしてくれますよ。

あ、ちなみにオーストラリアでも
バファリン的なものは売っているのでご安心を。

ナプキンの種類も豊富だし、
布ナプキンもあるし、
日本にあるものは、なんでも手に入ります。