
留学カウンセラー 桜井彰子
オーストラリアでは、夏休みの期間を利用して短期留学を行えます。日本の夏休みはオーストラリアの冬!蒸し暑い日本を抜け出して、涼しいオーストラリアでの留学は大変おすすめです。
短期留学では、英語力を上げることはもちろん、オーストラリアの自然や文化を学ぶことも大きな目的のひとつ。
今回は、夏休みを利用したオーストラリア短期留学の魅力と費用、おすすめの学校について解説していきます。
長期の休みがとれない社会人や、夏休みの学生さんなど、ひとまず短期で海外留学してみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
夏休みのオーストラリア短期留学の魅力4つ
オーストラリア短期留学では、さまざまなことが体験でき、思い出に残る素敵な留学生活を送れます。
1.最短一週間から語学留学できる
オーストラリアの短期留学の一つの魅力は、最短一週間から語学留学が可能であるため、忙しい方にとって嬉しいポイントです。
一週間という短期間でも、英語の環境に身を置くことで、リスニングやスピーキングのスキルを向上させられます。
一週間のプログラムでは、平日の日中に英語の授業を受け、放課後や週末にはオーストラリアの文化や生活を体験するようなプログラムもあります。これは主に中高生向けです。
例えば、休日にシドニーのオペラハウスを訪れたり、オーストラリアの伝統的な料理を食べたりできます。
さまざまな体験を通じて、自然に英語を使う機会が増え、英語力を向上させられます。
大人の留学の場合は、1週間の語学留学となります。1日4時間授業を受講して、あとはフリー。自分で街を散策したり、ビーチへ行ったり、クラスメイトとお茶したり、自由に過ごすことが出来ます。
2.英語力が上がる
オーストラリア短期留学のもう一つの魅力は、確実に英語力が上がることです。
たった1週間で劇的に英語がぺらぺらになることはありませんが、実は一番効果が出てくるのは帰国後。
あ~、もっと英語がしゃべれたらな、、
という後悔を抱えて帰国するはず。もっともっと勉強しなきゃ。
それが英語学習の継続につながります。
3.自然や文化を体験できる
オーストラリア短期留学の大きな魅力の一つは、豊かなオーストラリアの大自然と特有の文化を体験できること。
オーストラリアは、コアラやカンガルーといった動植物や美しい海岸線、地平線を見渡せるような壮大な自然景観が広がっています。
特に都会に住んでいる人にとっては、こうした自然の中で暮らしてみることは、貴重な経験となります。
例えば、グレートバリアリーフでのシュノーケリングや、ユニークな動物であるコアラやカンガルーとの触れ合い、アボリジニ文化の体験などオーストラリアならではの体験が満載です。
オーストラリアでの体験は、英語学習だけではありません!
4.帰国後の新しい目標ができる
オーストラリア短期留学のもう一つの魅力は、帰国後の新しい目標ができることです。
留学体験は、自分自身を見つめ直す機会となり、新たな視点や価値観を得られます。
全く違う価値観に触れることで
「今までの自分って、なんだったんだろうなあ」
と、モヤモヤと考えることになります。
また、現地の生活を通じて、自分が興味を持つ分野や、将来進みたい道が見つかる場合もあります。
オーストラリアでの経験は、帰国後の学習のモチベーションを高め、具体的な目標設定につながります。
オーストラリアの夏休み短期留学の費用について
オーストラリア短期留学の主な費用の目安
オーストラリアの短期留学の全体的な費用の目安としては、1ヶ月で20〜55万円ほどとなります。
期間 | 費用の目安 |
1週間 | 15〜35万円 |
1ヶ月 | 20〜55万円 |
金額に差がある理由は、地域や滞在方法によって、費用が異なるためです。
入学金
オーストラリアの短期留学では、入学金が必要となります。
入学金は、学校の設備利用や教材費などを含むことが多いです。
費用は学校やプログラムによりますが、A$100〜200程度を想定しておいてください。
キャンペーンで入学金が無料となっているお得な期間もあったります。詳しくは留学エージェントに尋ねてみてください。
滞在費
滞在費は、ホームステイや学生寮などの宿泊費で必要です。
留学期間中の最も大きな出費となるため、事前にホームステイや学生寮の情報を事前にしっかりと調べることが大切です。
滞在費は地域や宿泊形態によりますが、一週間でA$1,200〜1,500が目安となります。
生活費
生活費は、食費や交通費、レジャー費用などを含みます。
オーストラリアは日本から見ると物価が高い国のため、生活費は多めにご用意ください。
1週間あたりの生活費としては、約A$30-50が目安です。
航空費
航空費は、日本からオーストラリアまでの往復航空券の費用が必要です。
旅行シーズンや予約時期によりますが、10万円から20万円程度を用意しておきましょう。
早めに予約すると、安価な航空券を見つけることが可能です。
ジェットスター、カンタス、ANA、JALなどが主要です。
ビザ申請費
オーストラリアの短期留学にはビザが必要となります。
ビザの種類は留学の目的や期間によりますが、3カ月以内なら観光ビザ、それ以上だと学生ビザを申請します。
海外旅行保険費
海外旅行保険は、留学中の病気やケガ、盗難などのリスクから自身を守るために必要です。
保険料は保険会社やプランによりますが、一週間あたり数千円から一万円程度を目安に想定しておきましょう。
3カ月以内の短期の場合は、クレジットカード付帯の保険も適用可能です。詳しくはご自身がもつクレジットカード会社へ問い合わせをしてください。
パスポート申請費
パスポートは海外旅行に必要な公的な身分証明書です。
パスポートの申請費は、成人であれば5年有効のもので11,000円、10年有効のもので16,000円です。
パスポートは旅行の数ヶ月前には申請しておくことをおすすめします。
大学生の夏休み短期留学におすすめの学校を紹介!
どの学校に短期留学するか、悩んでいる方に向けて、いくつかおすすめの学校を紹介します。
おすすめ学校はたくさんあるので、実際はカウンセリングで相談してください。
アイエルエスシーメルボルン
アイエルエスシーメルボルン(ILSC Melbourne)は、オーストラリアのメルボルンに位置する語学学校で、大学生の夏休み短期留学におすすめです。
学校の特徴は、選択制のフレキシブルなカリキュラムと豊富なコースが用意されています。
クラスでは、細かいレベル分けがされているため、学生は自分の英語力や目標に合わせて、さまざまな授業を選べます。
メルボルンの中心部に位置しており、学校の周辺にはカフェやショッピングエリア、美術館などがあります。
学校での学習だけでなく、放課後のアクティビティを通じて、オーストラリアの文化や生活を体験できます。
ブラウンズ ・イングリッシュ・ランゲージ・スクール
ブラウンズ・イングリッシュ・ランゲージ・スクールは、オーストラリアのゴールドコーストとブリスベンにキャンパスを持つ語学学校で、大学生の夏休み短期留学に人気です。
革新的な教育方法と最先端の設備が学校の特徴で、一人ひとりの学生に合わせた個別指導を行って、効率的な英語学習をサポートしています。
またビーチや都市の中心部に近く、学習以外の時間も充実したものになるでしょう。オーストラリアの自然を満喫しながら英語を学びたい学生には、特におすすめの学校です。
エスピーシー・ケアンズ/サン・パシフィック・カレッジ
エスピーシー・ケアンズ/サン・パシフィック・カレッジ(SPC Cains / Sun Pacific College)は、オーストラリアのケアンズ北部のケワラビーチに位置する語学学校です。
食事つきの学生寮がある珍しい語学学校です。寮生は24時間英語ルールがあります。
世界中の学生と同じ部屋で暮らすので、とても仲良くなります。また、放課後にヨガやビーチバレー、プールなどを楽しめるのも学校の大きな魅力です。
イングリッシュランゲージカンパニー(ELC)
イングリッシュランゲージカンパニー(ELC)は、シドニーにキャンパスを持つ語学学校です。
ELCは、一般英語コースからビジネス英語、IELTS対策コースまで、幅広いニーズに対応したプログラムを提供しています。
ELCは都市の中心部に位置しており、学校の周辺にはレストランやショッピングエリア、公園などがあります。
オーストラリアの夏休み短期留学の注意点4つ
オーストラリアでの短期留学する際に注意しておきたいことを紹介します。
1.気候対策をしておく
オーストラリアへの短期留学では、気候対策が快適な留学生活を送る上で重要となります。
オーストラリアは南半球に位置しているため、日本の夏休み期間はオーストラリアの冬季に当たります。
しかし、その気候は地域により大きく異なります。
例えば、シドニーやメルボルンなどの南部の冬は日本と同じくらい寒くなります。うっかりビーサンと水着を持って行っても、絶対に使えません。むしろダウンを用意してください。
一方、ブリスベンやケアンズなどの北部地域では、冬でも温暖な気候が続きます。特にケアンズは日本の春のような陽気で、冬でも海に入ることができます。
留学先の地域によっては、暖かい服装や雨具など、さまざまな気候対策が必要となります。
2.常備薬などを用意しておく
オーストラリアへの短期留学では、常備薬の準備も必要です。
異国の地で体調を崩したとき、日本語で記載された薬を持っていると安心です。
風邪薬、解熱剤、胃腸薬、絆創膏などの基本的な常備薬を持って行くことをおすすめします。
また、アレルギーがある場合は、その対策薬も忘れずに持って行きましょう。
ただし、薬の持ち込みには規制があるため、事前に確認しておくことが必要です。
さらに、保険証やアレルギー情報などの医療情報も英語で書かれたメモや証明書と一緒に持っておくと、万が一の緊急時に役立ちます。
3.事前に英語を勉強しておく
オーストラリアへの短期留学では、出発前に基本的な英語の勉強をしておくと、現地生活がさらに楽しくなりますよ!
日常生活で必要となる基本的なフレーズや、自分の意見を表現するための表現などを覚えておくと、現地でのコミュニケーションが円滑です。
特に挨拶や食事の注文、道案内の依頼など、日常生活でよく使うフレーズを覚えておくと良いでしょう。
また、自分の趣味や家族構成、留学の目的などを英語で説明できるようにしておくと、現地の人々との交流も深まります。
4.長期留学よりも割高になる可能性が高い
オーストラリアへの短期留学は、長期留学に比べて割高になる可能性があります。
長期留学では学費が割引になるので、長くなるほどお得になります。また、学生ビザでアルバイトが出来るので、現地での生活費は現地で賄うことが可能です。
そのため、予算を考える際には、割高になることを考慮に入れる必要があります。