海外留学に必須!海外転出届・在留届の提出方法

海外への留学が決まると、日本にいる内に住んでいる地域で必ず海外転出届を、海外留学先の住所が決まり、現地に到着してから在留届を提出する必要があります。

しかし、提出方法や変更方法などがわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、海外転出届・在留届の提出方法と変更方法、提出を忘れた際の対処方法などを解説します。

提出方法を詳しく知れば、海外でも安心して留学生活を楽しめます。

ぜひ参考にしてみてください。

<関連ページ>在留届けの書き方マニュアルはこちら

海外転出・在留届とは

日本の住民が海外に転居する際に、役所に提出する届出書のことです。

日本を離れて新たな居住地として海外に移住する場合、市区町村の役所に届出る必要があります。

海外転出届について

海外転出届は、1年以上海外に滞在する場合に提出が必要で、日本での住民登録を行わずに国民年金の強制加入義務をなくし、国民健康保険の加入を無効にするもので住民税の支払い義務も免除となります。

そのため、一時帰国する場合は国民健康保険が利用できません。

海外転出届は住んでいる市区町村の役所にて手続きを行います。(本人が15歳未満の場合は親権者が提出すること)

海外転出届を出す場合は、以下の必要書類を用意しておきましょう。

・届出人の本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポート・在留カード)

・届出人が代理人の場合は委任状と委任状の本人確認書類(コピー)

 

以下の書類を持っている場合は窓口で返却する必要があります。

・印鑑登録証

・介護保険被保険者証

・マイナンバーカード

・国民健康保険被保険者証

・後期高齢者医療被保険者証

・国民健康保険退職被保険者証

 

在留届について

在留届は、3ヶ月以上海外に滞在する際に提出が必要な届出書です。

留学先の住所が決まってから現地に到着してから手続きを行う必要があるもので、提出していれば、現地での緊急事態が起きた場合に総領事館や日本国大使館からサポートを受けられます。

在留届を提出しているおかげで、緊急事態が起きた際に安否確認ができたり、安全情報を確認することが可能です。

在留届の新規提出方法は2通り

在留届の新規提出方法は、オンラインか届出用紙で提出する方法の2通りです。

オンラインで提出する

外務省のサイトである「オンライン在留届」では、在留届の提出方法が詳しく記載されており、必要書類があればスムーズに届出を行えます。

オンラインであれば、住所や連絡先が変更された場合でも、帰国・転出する際にオンラインで届出を提出できるため便利です。

「オンライン在留届」:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

届出用紙で提出する

外務省の公式サイトから在留届出用紙を印刷して、必要事項を記入後に、領事窓口へ直接提出するか、郵便・Eメールの方法で提出することが可能です。

在留届用紙を印刷できない場合は、返信用封筒を同封の上、大使館在留届係まで請求すると、在留届出用紙を受け取れます。

「在留届出用紙」https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/image/zairyu.pdf

在留届はいつ出す?

在留届は、現地に到着後、住所が決まったら提出してください。日本にいる間に提出することはできません。

記載事項の変更・帰国・転出する場合

在留届を提出済みで住所や連絡先の記載に変更があった場合は、「変更届」を、帰国や管轄地域外へ転出する場合は「帰国・転出届」を提出しましょう。

変更届、帰国・転出届もオンライン申請を行うことが可能で、在留届をすでに提出していてオンラインの利用者IDを作成している場合はスムーズに申請できます。

「オンライン在留届・変更届、帰国・転出届を提出する方」:

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

海外転出届・在留届の提出を忘れた場合の対処方法

海外転出届の場合

海外転出届・在留届の提出を忘れてしまった場合は、海外にいる間も以下の支払いが必要です。

・国民年金

・国民健康保険料

・住民税

 

しかし、地域によっては海外からの郵便による届出もさかのぼっての手続きが可能です。

例えば、荒川区の場合、以下の内容を記載した海外転出届を提出すれば、手続きを進められます。

・海外に行った日

・新しい住所、連絡先

・荒川区での住所

・本籍及び戸籍の筆頭者

・本人氏名と生年月日

・パスポートの写し

引用:https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a003/faq/kurashi/kaigaitenkyotodoke.html

在留届の場合

在留届を提出し忘れた場合は、緊急時の安否確認や緊急のメールが届きません。

提出は義務ですが、提出し忘れによる罰則もないため、提出し忘れの方も多いです。

しかし、緊急事態が起きた際に日本への家族への緊急連絡や安否確認ができないため、後からでも在留届を提出しておくことをおすすめします。