Contents
2カ国留学とは
2カ国留学は、オーストラリアのワーキングホリデーへ行く前に英語準備として
セブ島留学へ行くパッケージのことです。
もともとは韓国人向けのサービスとして始まりましたが、その特徴が日本人にも人気となり、今では日本人のみならず、台湾人、ロシア人など他の国の学生の姿も見られるようになりました。
なぜセブ島へ行くのか?
それではなぜ、オーストラリアのワーキングホリデーに行く前にわざわざセブ島へ寄るのか?それはセブ島留学の大きな特徴としてマンツーマンレッスンがあるからです。
セブ島の語学学校は全てがマンツーマンレッスン+グループレッスンのコンビネーションです。そのため、英語が全くできない人にとっては、まずは先生とマンツーマンレッスンでじっくり英語を勉強して、そのあとにオーストラリアの語学学校へ行ったほうが安心、という理由があります。
英語の準備合宿、のような位置づけです。
なお、セブ島の語学学校にはホームステイという選択肢はなく、全てが全寮制の食事つきです。
何カ月行くべきか?
あくまでオーストラリアへ行く前の準備ですから、ここで英語を完結させようとしてはいけません。また、セブ島留学のあとに、さらにオーストラリアの語学学校にも行くので、ここでは1~2カ月程度で十分でしょう。
セブ島1カ月+オーストラリア3カ月
セブ島2カ月+オーストラリア2カ月
くらいがいいと思います。
オーストラリアのワーキングホリデーの予算を持っている方には、上記期間が丁度良いかと思います。さらに予算がある場合は、セブ島2カ月+オーストラリア4カ月もできますが、
これをするのであれば、オーストラリアの学生ビザで6カ月留学するほうがおすすめです。
セブ島留学のおすすめ語学学校
弊社ではセブ島(マクタン島)にあるフィリンターを専属でご案内しております。交通量、治安、衛生面などから、日本人女性に一番おすすめできる語学学校です。
セブ島留学したら、オーストラリアでは語学学校は行かなくてもいいの?
いえ、オーストラリアの語学学校には必ず行ってください。
あくまで「2カ国」留学です。
オーストラリアが本番です。そのため、語学は全てセブ島で済ませて、
オーストラリアはワーホリだけ、という考えは捨てたほうがいいです。
その理由は簡単で、オーストラリアで友達を作らないと生きていけないからです。
そして、もう一つの大きな理由は、セブ島とオーストラリアでは、英語が別格だから。
まず、友達についてですが、ワーキングホリデーは現地で家と仕事を見つけて暮らしていくという作業です。ここで現地になんの土地勘もなく、人脈もなく飛び込んでいくことはとても大変です。
多くのワーキングホリデーは、語学学校に4カ月通いながら、その街の土地勘を付けていき、オーストラリアという国、英語圏での暮らしに慣れていきます。
セブ島からいきなりオーストラリアのワーホリに来ると、このステップが省かれます。
英語力がぺらぺらというわけでもない状態で、仕事と家探しは困難を極めます。
また、英語についてですが、セブ島で見聞きする英語と、オーストラリアで話される英語は全くことなります。それはやはりネイティブ英語だから。
セブ島で英語が話せるようになってきて、自信がついて、オーストラリアに渡ると、「全然聞き取れない」というのは、よくあることです。
ネイティブと、非ネイティブの英語は、とくに発音が全く異なります。
そのため、やはりネイティブの英語圏でしっかりと耳を慣らすことが超重要です。
なぜセブ島の留学期間は短いほうがいいのか?
セブ島に半年~1年という長期で留学する人はいません。
その理由は、8AM~5PMまでという、かなり集中した授業内容にあります。
マンツーマンレッスン 4コマx45分
グループレッスン 4コマx45分
このレッスンの間の休憩は5分です。
小さな個室から生徒が一斉に出てきて、トイレにいったりバタバタしながら
次の個室へ移動します。
これを朝から夕方までずーっと繰り返し、宿題も大量に出ます。
土日は完全にオフですが、この詰め込み型の授業スタイルは合宿そのもの。
かなり集中して特訓しますので、1~2カ月で十分かと思います。
セブ島留学とオーストラリア留学のどちらが英語力がつくか?
もちろんオーストラリアです。セブ島は英語のネイティブではありません。フィリピンの島ですから、彼らの言語はタガログ語です。
そのため、日常生活はタガログ語になります。
英語は教室だけではなく、日常生活の会話の中でも学ぶところが大きいです。
そのため、オーストラリアのようなネイティブの国にいけば、カフェに行ったり、お店や、ローカルの人たちなど、全てが英語での会話になるので、教室で習った英語を実践で使う機会にあふれています。セブ島にはそれがありません。
詰込み型の学習スタイルになるので、おそらくアプトプットの時間が間に合わないはずです。
ですので、セブ島は、あくまで初心者が基礎を身に着ける場所として考えてください。
どんな人が行くのか?
英語の超初心者か、あるいは、それとは逆の英語上級者で、海外の大学進学のためのIELTS習得のための留学生が多いです。
会社の英語研修でセブ島だけで短期でくる会社員や、大学生もいますし、
20代の場合はほぼ英語初心者の社会人です。
どちらが安いのか?
オーストラリアでどの語学学校に行くかで変わりますが、それほど大差はありません。
セブ島に立ち寄ると、その分の航空券費用がかかります。これがプラス10万円近いので、
授業料以外のお金も考慮すると、費用はそれほど変わりません。
また、フィリピン留学では、現地通貨(ペソ)で必ず支払う現地費用というものがあります。これは、空港お迎え代、電気、水道、IDカード作成、入国カード作成書類などがあります。
2か国留学の費用はいくら?
セブ留学+オーストラリア語学学校の2カ国留学パッケージプランは以下です。
セブ島留学1カ月の費用(3人部屋・食事・現地支払い料金込み)
+
オーストラリア語学学校3カ月(4人部屋・食事・入学金・教材費・ビザ込み) |
約116万円 |
セブ島留学2カ月の費用(3人部屋・食事・現地支払い料金込み)
+
オーストラリア語学学校2カ月(4人部屋・食事・入学金・教材費・ビザ込み)
|
約130万円 |
セブ島:フィリンター
オーストラリア:SPCケアンズ
セブ島の語学学校の中でも、長い歴史を誇る老舗語学学校です。マクタンというセブ島中心部から車で30分ほど離れたエリアにある、リゾートアイランド地区です。
海までも車で30分ほどと、どこへ行くにも便利で静かなエリアです。
オーストラリアは、アジアの玄関口であるケアンズで、英語学習の続きを行います。オーストラリアでは食事つきの全寮制の学校が非常に珍しく、国内ではこのSPCケアンズのみとなります。
3食の食事がつき、ビーチまでも徒歩10分というアクセス。
広い学校内はプールやバスケットコートがあり、フィリピンと違って門限もありません。
また、アルバイトが可能なオーストラリアでは、履歴書はお仕事探しのサポートなどもアクティビティとして行っていきます。
英語オンリールールの中で、様々な国籍の学生と生活を共にします。
セブ留学のメリットは?
かなり英語漬けの合宿スタイルであること。マンツーマンレッスンがあること。物価が安いので、外食などはあまり円安を気にせずに楽しめること。ビーチがとにかく綺麗なこと。
授業時間が長い。
多くのワーホリ希望の英語初心者がセブ島に行くのは、マンツーマンレッスンがあるから。
特にシャイな日本人の特性として、人前で発言したり、間違えたりするのが恥ずかしい、という特徴があります。これをうまくカバーするのがマンツーマンレッスン。
自分だけのペースで先生と英語のレッスンができます。そのため、超初心者にとっては心起きなく英語レッスンができます。
また、フィリピンは東南アジアですから、他の欧米諸国と比べて物価が安いです。学校の外での外食やアクティビティが安く、お財布の心配をせずに遊ぶことができます。
また、セブ島は海がとにかく綺麗です。もともとリゾート島ですから、英語も学べて、週末は海でも泳げて、リフレッシュできます。
オーストラリアの語学学校の授業は1日4時間で、月~金の週5です。セブは45分が8コマ、6時間あります。
セブ留学のデメリットは?
英語圏ではない。スパルタ合宿スタイルなので長期だと疲れる。マンツーマンレッスンは先生と慣れあいになってくる。インプットにかたよる。英語オンリールールがない。先生がネイティブではない。授業料が米ドルなので日本円に換算すると安くはない。
先生たちは全員フィリピン人です。そのため文法や単語などの基礎知識を身に着けるには
良い場所といえますが、正しい英語の発音などを学ぶには、あまり適しているとはいえません。
マンツーマンレッスンは魅力的に見えますが、やはりグループレッスンの中でディスカッションをしながら大勢の中で英語が話せるトレーニングが必要です。
セブ島留学にはグループレッスンもありますが、やはりオーストラリアのほうがグループが多国籍で大きいので、英語力が相乗的にぐんぐん伸びていきます。
また、セブ島留学では英語オンリールールがないため、授業時間以外は自由に母国語が話せます。
授業料は米ドルです。豪ドルが97円前後なのに対して、米ドルは148円前後です。そのため留学費用は思ったよりも高く感じるはずです。
授業時間がオーストラリアの一般的な語学学校の1.5倍です。長いほうがお得、と感じるかもしれませんが、英語はインプットとアウトプットのバランスが大事です。
インプットだけ長く、アウトプットする時間が少ないと、受験勉強と同じになってしまいます。
アウトプットの時間は、インプットの2倍以上かけるのが理想です。
まとめ
2カ国留学はワーホリの準備段階として、特に英語初心者には魅力的に映ります。ですが、2か国留学を手配する多くの代理店は、セブ島で伸びる英語力と、オーストラリアで伸びる英語力との比較をあまりしていません。
そして、保険や航空券など、2カ国留学の際に発生する授業料以外のコストも頭にいれないといけません。
また、米ドルでの授業料は、円安にも大きく左右されることも考慮しないといけません。
そのため、私たちがセブ島との2カ国留学を希望するお客様たちにご手配する場合は、
あくまでセブ島は短期にとどめておくこと。
そして、予算を大目に持っていること。
をお伝えしています。
できるだけ安く済ませたいからセブ島に行く、というのは正しい発想ではないこと。
複数の国をはしごするほど、コストが膨れていくこと。
そんなことをしっかりとお伝えしたうえでの、セブ留学をご手配しています。