【ワーキングホリデー節約術】賢く使って無駄なく生活する方法

■ はじめに

ワーキングホリデーは自由度が高く、多くの経験ができる素晴らしい制度ですが、現地での生活費を抑えることはとても重要です。オーストラリアは特に物価が高いため、計画的な節約が求められます。本記事では、ワーホリ経験者の視点から、実践的な節約術を紹介します。限られた資金の中で、充実したワーホリ生活を送るために、ぜひ参考にしてください!


【1】 住居費を節約するコツ

◆ シェアハウスの選び方

オーストラリアの住居費は大きな出費の一つです。賃貸物件を借りるよりも、シェアハウスに住む方が圧倒的に安くなります。以下のポイントを押さえてシェアハウスを選びましょう。

  • 家賃が安いエリアを選ぶ:中心地より郊外の方が安く住める。
  • 住人との相性を考慮:ルールが明確でストレスが少ない環境がベスト。
  • ボンド(敷金)の詐欺に注意:契約前に契約書を確認し、オーナーの評判を調べる。

◆ 家賃無料の住み込みワーク

ファームステイ」や「ハウスキーピング」などの住み込み仕事を探せば、家賃ゼロで生活できることもあります。特に地方のファームジョブでは、仕事と宿泊がセットになっているケースが多いです。 

カウンセラー視点

わたしは、2人部屋などのシェアルームよりも1人部屋で生活したかったため、最初は郊外のシェアハウスに住んでいました。郊外は家賃が安いというメリットがありますが、市内に出るための交通費がかかるデメリットもあります。

その後、友人たちが市内に住んでいたこともあり、途中から市内のシェアハウスに引っ越しました。家賃は郊外に住んでいたときよりも上がりましたが、学校もアルバイト先も徒歩圏内になり、交通費が不要になりました。結果的に、郊外に住んでいたときと出費がほとんど変わらなくなりました。

家賃が安いエリアを選ぶ際は、交通費も含めた総合的なコストを考えるのがおすすめです。


【2】 食費を節約する方法

◆ 自炊で節約

外食は高額なので、基本的には自炊が鉄則です。節約のコツは以下の通り。

  • スーパーの特売を活用:ColesやWoolworthsのセール品をチェック。
  • ALDIやアジア系スーパーを活用:低価格で食材が手に入る。
  • まとめ買い&作り置き:週単位で食材を買い、作り置きすると無駄がない。

◆ 無料の食料をゲットする方法

  • フードシェアを活用:シェアハウスでは住人同士で余った食材をシェアすることが多い。
  • ファームジョブの副産物:果物や野菜の収穫バイトでは、売り物にならないB級品をもらえることも。
  • チャリティーのフードバンク:困ったときは無料の食料配布を利用。

 カウンセラー視点

できるだけ食費を抑えるために、スーパーのセールを活用しながら自炊をしていました。特にColesやWoolworthsでは毎週セール品が変わるので、セールの商品を狙って買いものするのが節約のコツです。また、スーパーでは出来合いのものや惣菜系が高くなるため、できるだけ生の野菜やお肉を購入するようにしていました。スーパーに行く頻度は週1回にし、まとめて買い物をして、冷凍保存することで無駄なく少しずつ使うようにしていました。

さらに、シェアハウスではフードシェアの文化があり、住人同士で余った食材を共有することがよくありました。わたしも、誰かが使いきれなかったパンやパスタをもらったり、逆に自分が余らせそうなものを譲ったりして食品ロスを減らしながら節約することを心がけていました。


【3】 交通費を節約する方法

◆ 自転車・徒歩を活用

オーストラリアの都市部では公共交通機関の料金が高いため、できる限り徒歩や自転車で移動すると節約になります。特にメルボルンやブリスベンでは、シェアバイク制度があり、安価で利用できます。

◆ 交通カードを活用

オーストラリアの都市ごとに交通カード(Opal, Myki, Go Cardなど)があり、一定金額を超えるとそれ以上料金がかからなくなる制度があります。上限を超える範囲で移動をまとめると節約になります。

カウンセラー視点

わたしは時間に余裕があるときは、ブリスベンでは交通費を抑えるためにシティホッパーという無料のフェリーを利用していました。シティホッパーはブリスベン川を行き来する便利なフェリーで、景色を楽しみながら移動することができます。市内の主要なスポットにアクセスできるため、観光や買い物に行く際にとても重宝しました。シティホッパーを利用することで交通費をかけずにブリスベンを満喫することもできます。

メルボルンでワーキングホリデーをしていたカウンセラーは、トラムのフリーゾーンを活用していたそうです。フリーゾーンではトラムの乗車が無料で、特に中心部での移動に非常に便利だったとのことです。彼女はまず徒歩でフリーゾーンまで移動し、そこからトラムを利用して目的地に向かうという工夫をしていました。これにより、交通費を大幅に節約することができたそうです。


【4】 通信費を節約する方法

◆ 格安SIMを利用

オーストラリアでは大手キャリア(Telstra, Optus, Vodafone)よりも格安SIM(Amaysim, Lebara, Kogan)を利用する方が断然お得です。特にデータ通信を重視するなら、プリペイドプランを比較して選ぶと良いでしょう。

◆ 無料Wi-Fiを活用

カフェや図書館、ショッピングモールでは無料Wi-Fiが使えるため、データ通信を節約できます。家でのWi-Fi契約をせずに、無料Wi-Fiとテザリングを組み合わせるのも手です。

カウンセラー視点

私がオーストラリアで生活していたとき、新しいSIMを買うときはスーパー(Coles, Woolworths)や家電量販店(JB Hi-Fi, Officeworks)のセールをチェックするようにしていました。特に店頭で購入すると割引が適用されることもあり、お得に契約できたことが何度かあります。

また、オーストラリアの無料Wi-Fiは意外と充実していて、私もマクドナルドや図書館のWi-Fiをよく利用していました。特にマクドナルドのWi-Fiは制限なしで使えることが多く、動画を見たり、アプリをアップデートしたりするのに便利でした。


【5】 仕事を選んで収入を最大化

◆ 時給の高い仕事を狙う

ワーホリでできる仕事の中でも、時給の高い仕事を選ぶことが重要です。例えば、

  • 飲食店のキッチン・ウェイター($25~)
  • ホテルのハウスキーピング($27~)
  • ファームジョブ(シーズンによる)(歩合制だが高収入の可能性あり)

特に、ローカルの仕事を狙うと時給が高くなりやすいです。

◆ チップ文化を活用

オーストラリアでは、カフェやレストランでチップをもらえることもあります。フレンドリーな接客を意識すると、思わぬ収入アップにつながるかもしれません。

カウンセラー視点

ワーキングホリデー中に効率よく稼ぐためには、仕事の選びと働き方の工夫が大切です。

特に、オーストラリアでは土日や祝日は時給が2倍、3倍になることがあるので、できるだけこのタイミングでシフトに入れるように意識していました。

ワーキングホリデービザで滞在していたカウンセラーは、普段から上司に「土日や祝日も働きたい」と伝えたり、日頃の仕事を丁寧にこなすことを心がけていたそうです。しっかり働く姿勢を見せることで信頼を得られ、希望のシフトを入れてもらいやすくなったと感じたそうです。

また、仕事を探す際には、ローカルの求人を狙うことで時給が高くなる傾向があるため、情報収集をしっかり行うことも大切です。


【6】 娯楽費を抑えつつ楽しむ方法

◆ 無料のイベントを活用

オーストラリアには無料で楽しめるイベントがたくさんあります。

  • フェスティバルやマーケット(無料コンサートも多い)
  • ビーチや公園でのピクニック
  • ミュージアムやギャラリーの無料開放日

◆ 割引制度を活用

  • 映画館の火曜割引(”Cheap Tuesday”で$10以下の映画も)
  • 学生証での割引(TAFEや語学学校の学生証で交通費や施設利用料が安くなる)

カウンセラー視点

語学学校で開催されているアクティビティに参加するのも、節約しながら楽しめる方法の一つです。

公園やビーチで行われるサッカーやバレーボール、ボードゲームなどは無料で参加できることが多く、気軽に交流を深められます。一方で、週末の旅行やBBQなどのアクティビティは費用が発生しますが、学校が手配してくれるため、個人で企画するより割安になるケースがほとんどです。わたしはブーメランペイントや週末の日帰り旅行に何度か友人と参加しました。個人で手配すると高くつくアクティビティでも、学校を通じて申し込むことで手ごろな価格で楽しめるのが魅力です。

「できるだけ費用を抑えつつ、充実した時間を過ごしたい」という方は、こうした学校のアクティビティを積極的に活用するのがおすすめです。


【7】 交際費を節約する工夫

◆ 外食よりもホームパーティー

友達と集まるなら、レストランではなく、シェアハウスで持ち寄りパーティーをすると費用を大幅に抑えられます。オーストラリアではBBQ文化があるので、公園の無料BBQ施設を使うのもおすすめです。

◆ Meetupやボランティア活動を活用

交際費をかけずに友達を作る方法として、Meetupやボランティア活動に参加するのも効果的です。特に語学交換会(Language Exchange)などは無料で参加でき、英語の練習にもなります。

カウンセラー視点

ファームジョブをしている多くのワーキングホリデーメーカーは、ファーム近くのシェアハウスで共同生活をすることが一般的です。シェアハウスからスーパーまでは距離があり、歩いて行けないため、ワーキングホリデーを経験したカウンセラーは、買い物に行くときに車を持っている人にお願いして一緒に連れて行ってもらうことで移動費を節約していたそうです。

また、食材をまとめて購入し、シェアメイトと分け合うことで食費を抑える工夫も効果的だと話していました。さらに、買い物に連れて行ってもらったときには、お礼として少し食材をおすそ分けすることで良好な関係を築きながら節約につなげていたそうです。


【まとめ】

ワーキングホリデーを成功させるためには、無駄な出費を抑えながらも楽しみを見つけることが大切です。本記事で紹介した節約術を活用すれば、限られた予算でも充実した生活が可能になります。

ポイントをおさらい ✅ 住居費を抑える → シェアハウス選び&住み込みワーク
✅ 食費を節約 → 自炊&フードシェアを活用
✅ 交通費を抑える → 自転車・交通カードの活用
✅ 通信費を節約 → 格安SIM&無料Wi-Fi
✅ 収入を増やす → 時給の高い仕事&チップを狙う
✅ 娯楽費を節約 → 無料イベント&割引制度を活用
✅ 交際費を抑える → ホームパーティー&Meetupを活用

賢くお金を使って、最高のワーホリ生活を送りましょう!