オーストラリア留学とワーキングホリデー、どっちがいいの?選び方を徹底解説

オーストラリアに行きたいけれど、「留学」と「ワーキングホリデー(ワーホリ)」のどちらを選ぶべきか迷っている方は多いのではないでしょうか?
どちらも海外での貴重な経験になりますが、目的や状況によって向いている選択肢は異なります。

この記事では、オーストラリアの留学とワーホリの違いを比較しながら、自分に合った選び方を解説します!

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留学とワーホリの違いとは?

まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

🔹 オーストラリア留学の特徴

  • 目的:英語をしっかり学びたい、専門知識を得たい、キャリアアップを目指したい
  • ビザ:学生ビザ(Student Visa)
  • 就労2週間のうち48時間までのアルバイトが可能(2023年7月以降のルール)
  • 期間:語学学校なら最大1年半、専門学校・大学なら1年以上
  • 費用:学費・ビザ・渡航費・生活費がかかる(奨学金を利用できる場合もあり)

💡 向いている人
 ✅ しっかり英語力をつけてから仕事をしたい
 ✅ 専門スキルを身につけて、将来に活かしたい
 ✅ 落ち着いた環境で勉強に集中したい

カウンセラーからの一言:

 

「学生ビザ」は名前から大学生のためのビザに見えますが、全くそんなことはありません。実は、オーストラリアの学生ビザには年齢制限がないので、20代、30代、40代、とキャリアの途中での語学留学が可能です。

将来の転職に英語スキルを活かしたい、自信をもって英語を話したい、将来英語を使った仕事に就きたいな、そんな目的意識がある人には断然、学生ビザでの留学がおすすめです。

私は、40代の時に学生ビザで語学学校に半年間留学しました。語学学校にはいくつか英語コースがあって、初級から入る一般英語コース、ネイティブスピーカーに近づけるための語彙力や表現力が学べる、IELTS・ケンブリッジ試験コースがあります。私は後半で、ケンブリッジ試験コースに入りましたが、一段上の英語の勉強ができました。

ワーキングホリデーの年齢制限まで時間があれば、最初に学生ビザで半年間しっかり英語力を中級レベルまであげて、その後の一年間をワーキングホリデーで過ごす!ということもできます。ある程度英語に自信をもってワーホリにトライすることができますよ。

🔹 ワーキングホリデーの特徴

  • 目的:働きながら海外生活を体験する、英語を実践的に学ぶ
  • ビザ:ワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa)
  • 就労:フルタイムで働ける(同じ雇用主のもとで最長6か月まで)
  • 期間:最長1年(条件を満たせば最大3年まで延長可能)
  • 費用:渡航費+生活費(働きながら収入を得ることが可能)

💡 向いている人
 ✅ 学費を払わずに海外経験をしたい
 ✅ 仕事をしながら英語を身につけたい
 ✅ いろいろな都市に滞在してみたい

カウンセラーからの一言:

ワーキングホリデービザは、オーストラリアに入国してから一年間滞在ができその間、何度でも入出国ができるビザです。

このビザでは、オーストラリアの語学学校では最大4ヵ月間学ぶことができます。学校に通いながらアルバイトができるので、学生さん達は、在学中から履歴書を作って、先生や学校スタッフに相談しながら仕事探しをしています。

学校で同じ目的をもった多くの仲間ができるので、現地での仕事探し、ファームジョブ、シェアハウス探しも助け合っていくことができます。

オーストラリアのワーキングホリデービザは、政府指定のエリアや職種に一定期間就くことでセカンドワーキングホリデービザ、サードワーキングホリデービザを取ることができます。

過去に渡航されたお客様には、学校を卒業後にセカンドワーキングホリデービザの取得を目指しているお客様も沢山いらっしゃいます。現在、オーストラリアの一部のエリアでは、ホテルや飲食店での就労期間もカウントされます。ケアンズのレストランでサードビザ取得を頑張っているお客様もいらっしゃいますよ。

留学とワーホリ、メリットとデメリットを比較!

 

留学

ワーホリ

メリット

✅ しっかり勉強できる✅ 就職に有利になるスキルを得られる

✅ 収入を得ながら生活できる✅ 自由度が高く、好きな都市を選べる

 デメリット

❌ 費用がかかる❌ 仕事をする時間が限られる

❌ 仕事が見つからない場合、生活費の負担が大きい❌ 英語力が低いと働ける仕事が限られる

どちらもメリット・デメリットがあるため、自分の目的や状況に合わせて選びましょう。

カウンセラーからの一言:

語学留学は、語学学校、専門学校、大学など、教育機関に在学します。コース期間は目的によって予め設定されています。メリットとしては、留学してからのゴールが見えやすいです。

例えば、一年間の語学留学であれば、初級レベルから上級レベルに達することが出来ると考えられるので自分の目標設定が立てやすく、帰国後にTOEIC、IELTS等の英語試験を受けながら更に英語力を上げていくことができます。

また語学留学は、大体半年間から最大1年半までの期間、目的や予算に合わせて留学期間の設定が可能なので、例えば大学を休学して半年間、9か月間、留学することができるのがメリット。

デメリットは、学生ビザの申請準備に一定の時間が掛かること。また申請費も約16万円と高め。特に学生ビザ申請時には、留学の動機について英語に翻訳した作文の提出が必要です。この翻訳や作文内容をまとめるのに時間を要します。

また現地でのアルバイトの時間は、2週間で48時間就労が可能です。現地に学生ビザで滞在しているお客様は、平均的に時給30〜35ドルの収入を得ているので、1か月に約34万程の収入があるので、ワーキングホリデービザと比べて就労時間は短いものの生活する上で困ることはないようです。

どちらがいい?タイプ別おすすめプラン

「留学とワーホリ、どっちがいい?」という疑問に対して、あなたのタイプに合った選び方を紹介します。

🎓 しっかり学びたい人 → 学生ビザがおすすめ!

📌 おすすめの流れ
 ➡️ 語学学校 or 専門学校に通う(6か月〜1年)
 ➡️ 英語をしっかり学ぶ & 専門スキルを習得
 ➡️ 英語力がついたらアルバイトや就職にチャレンジ

「英語力を高めたい」「将来のキャリアに役立てたい」という人には、学生ビザでの留学がベスト

💼 実践で英語を学びたい人 → ワーホリがおすすめ!📌 おすすめの流れ

➡️ ワーホリビザで渡航(最長1年)
➡️ 仕事をしながら生活し、英語を実践で習得
➡️ 貯金ができたら旅行や他都市に移動して新たな経験を

「とにかく海外で生活してみたい!」「学費を抑えたい」という人には、ワーホリがピッタリ

🏆 最強の組み合わせ:留学→ワーホリ!

実は、「まず留学→その後ワーホリ」 という流れが理想的なプランです。

📌 おすすめの流れ
 1️⃣ 学生ビザで語学学校(3〜6か月)に通い、英語力をアップ!
 2️⃣ その後、ワーホリに切り替え!英語を活かして仕事を探す
 3️⃣ 英語ができると、より良い仕事に就ける&収入もアップ 

こうすることで、英語力が足りずに苦労する心配がなく、より充実したワーホリ生活 を送ることができます。

カウンセラーから一言:

ワーキングホリデーと語学留学はそれぞれ目的が違ってきます。ご予算と目的でビザは決まります。オーストラリア全土、色んな都市に住んでみたい、気ままに働きながら旅をしたい!できれば初期費用を抑えたい、という場合はワーキングホリデービザがお勧め。

しっかり日本でも仕事に使える位の英語力をつけたい、学校に通いながらオーストラリアで生活したい!という方は学生ビザがお勧めです。

実は、学生ビザで半年学ぶ場合とワーキングホリデービザで4か月学校に通う場合とでは予算に40万程の差しかありません。また学生ビザでも就労が可能であるので、最初に半年間学生ビザでしっかり英語力を付ける、そしてワーキングホリデービザでは一年間しっかりフルタイムで働いて貯金する、といったことも出来ます。

オーストラリアの学生ビザは働くことができるので、在学中に仕事探しやアルバイト経験を得ることができるのがポイント!次のワーキングホリデービザでスムーズに仕事に就けますよ。お客様には、学生ビザ期間中に働いたレストランのオーナーに、ワーキングホリデービザに変わってもそのまま雇ってもらっている方もいます。

まとめ:あなたに合う選択肢は?

🟢 学生ビザ(留学)が向いている人

✅ しっかり英語を学びたい
 ✅ 専門スキルを得たい
 ✅ 落ち着いて勉強に集中したい

🟢 ワーホリが向いている人

✅ 学費をかけずに海外経験をしたい
 ✅ 働きながら生活したい
 ✅ いろいろな場所に行ってみたい

🟢 迷ったら…

カウンセラーからアドバイス

「留学とワーホリ、どっちがいい?」という質問に正解はありません。
 大切なのは、自分の目的に合った選択をすること!

留学の目的は人それぞれですよね。

日本に帰国したら、英語を使う仕事に就きたい、と考えている人もいれば、そこまででなくても一人で海外旅行が出来るくらいになればいいな、外国人とお喋るができればいいな、とゴールは様々。

これからオーストラリアへの留学を決めた時に、現地でお仕事をすることは確かだと思います。自分はどんな仕事に就けるのかな、その為にはどれ位の英語力がいるのか、そして用意できる資金とあわせて「何を優先するのか?」「どこを妥協点とするか?」をしっかり考えてみると良いと思います。

そして、

オーストラリアでの留学期間は、ご自身にとっての「無職期間」ではありません。オーストラリアでの「キャリア期間」と考えて、帰国後の就活には履歴書にしっかり職歴として記入できるものです。そう考えたら、お皿洗い、清掃のお仕事もきちんとお給料ももらえるけれど、少しでも英語を使う仕事に就きたいですよね。

オーストラリアでの経験は、どんな形でも一生の財産になります。
 しっかり計画を立てて、自分にピッタリのプランを選びましょう!

一人で考えるのが難しい時は、是非カウンセリングでご相談くださいね。