英語中級レベルの留学におすすめのプログラムと選び方

英語力中級レベルとは、具体的にどれくらいのレベルなのか気になりますよね。

語学学校でも、レベル分けされますが、中級クラスに振り分けられる基準は、

「レストランのオーダーは当たり前に出来て、さらに世間話もできる」

「自分の伝えたいことは、問題なく言える」

「留学生の友達同士なら、会話は普通にできる」

また、中級レベルの人が出来ないことは

「ネイティブ同士の会話は聞き取れない」

「テレビや映画は聞き取れない」

「ネット記事などの文章が読めない」

です。これくらいの中級レベルの人におすすめの留学期間や学校、費用などを

ここでは紹介していきます。

英語中級レベルの人の留学の目的

英語力がある程度ある人たちは、初心者の人とは違うストレスを抱えています。ある程度は自分の言いたいことは言えるし、旅行に行っても苦労しない。でも、込み入った話ができない、深い話ができない、簡単な単語を使い回しているだけでボキャブラリーが伸びない。

などの悩みがあります。

中級レベルの人たちの目的は、「もっとぺらぺらになりたい!」「ネイティブと対等に話がしたい」と行った目的が多いです。

さらに、相手が言っていることは理解できるため、少し勉強すれば、専門コースへの進学なども視野にいれることが出来るので、現地就職や永住権などを目指す方も多いです。

<関連ページ>オーストラリア留学に必要な英語力

なぜオーストラリアを選んだか

中級レベルの英語力の人が、アメリカでもイギリスでもカナダでもなく、オーストラリアを選ぶ理由はいくつかあります。

フレンドリーな国民性

オーストラリアはフレンドリーな国民性で有名です。街の人たちは知らない人同士でも気軽に声をかけあい、おしゃべりが大好きです。映画館も楽しい場面があればゲラゲラ大声で笑う。そんなおおらかな国民性は留学先としてはとても向いています。英語をたくさん話せる環境ですし、ローカルの人たちとコミュニケーションをとりやすい環境です。

海や山など自然が多くて温暖な気候

オーストラリアは海沿いの街がひらけているので、どこの街でも海に近いのが特徴です。

年中温暖な気候で、さらにビーチも近いため、便利な都市部であっても海が近いので、

自然の多い中で生活することができます。

都市部でも公園が多く、緑が多く気持ちよく散歩したり、ピクニックしたりできます。

川沿いや公園の芝生でピクニックする姿もよく見かけます。

学生同士もお金をつかわずに、外で過ごす時間が多いです。

仕事が豊富

オーストラリアは全体的に観光業が盛んです。そのため、留学生が集まるような都市部にはホテルやカフェ、レストランといったサービス業が多いです。

飲食関連の仕事が多く、英語ができない人でもベッドメイキングやハウスクリーニングなどの仕事ができます。

時給が高い

オーストラリアは日本に比べて物価は高いですが、平均賃金も高いので現地でアルバイトを始めれば普通に生活できます。他の国では学生ビザの就労の条件が厳しいですが、オーストラリアでは語学留学でもアルバイトが可能です。そのため家賃や物価が高くても現地で長期滞在可能な国となります。

学校選びとコースの選択

英語中級レベルの人は、まずは一般英語コースから始めるのが普通です。

ワーホリビザの人は最大17週となりますので、全て一般英語コースで卒業となります。

学生ビザの場合は24週~1年の留学が一般的。24週の場合は一般英語コースのみが普通で、1年の場合は途中から試験対策コースに移動します。

一般英語コースは、そんなにポンポンとクラスが上にあがることはありません。

なので、半年くらいの留学の場合は、一般英語コースで終わることが多いです。

もちろん、これだけでも十分力になります。

ですが、進学を検討したり、もっと上のレベルを目指したい場合は

IETLSやケンブリッジ検定コースを目指します。

英語中級レベルにおすすめの語学学校

SPCブリスベン

英語中級レベルの人は、ある程度話せる人が多いです。が、前述したようにまだまだ語彙力が足りません。そのため、初級の人よりも会話に重点を置いたクラスがあったほうが「もっとしゃべれるようになりたい」という欲求を満たしてくれます。SPCブリスベンでは、会話やライティング、発音など、アウトプットに重点を置いた授業のため、初級はもちろんですが、中級レベルの人もさらに満足できるカリキュラムになっています。

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インパクト・イングリッシュ

インパクトは授業の種類が多いです。一般英語と試験対策の間に独自のレベルを設けることで、試験対策へ行く前の学生の準備ができるようにワンクッションおいてあります。全体的にレベルの高い学校なので、中級レベルの人にとってはやりがいのある授業になるはずです。また、試験対策にも強く学校が試験の公式会場にもなっています。

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レクシス・イングリッシュ

レクシスはケンブリッジ検定にもともと強い学校です。日本人スタッフが在籍しないキャンパスも多く、英語オンリールールも特に設けていないので、初級の人よりは、ある程度英語力があって自立している学生に向いています。その代わり多国籍なキャンパスが多いため、英語中級レベルで自分からどんどん話ができる学生に向いている学校です。

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英語中級レベルにおすすめのコース

一般英語コース

圧倒的に留学生が多いのが、このコース。一般英語コースは「日常英会話」が出来るようになるためのコースです。

英語を使えるようになるために訓練するので、一番楽しく英語を学べるコースです。

中級の場合は、intermedimate と呼ばれるクラスに入ることが多く、だいたい3カ月で1クラス上に上がるケースが多いです。ワーホリや24週までの留学の場合は一般英語コースで卒業するのが普通です。

IELTSコース

IELTSは進学や永住権を狙う人に必要なスコアです。試験対策になるので4~8週くらいまでの受講が一般的です。ある程度の英語力が必要となるため、初級レベルの人は受講することができません。専門コース進学の場合で、IELTS5.5~6.0のスコアを求められます。このコースを受講するのは半年以上の留学の場合です。

ケンブリッジ検定試験対策コース

英語力の査定を行う日常英会話のテストです。年4回のテストに合わせて12週のコースが開講されます。この検定は合格証書の有効期限がないため、履歴書に自分の英語力のスコアを掲載したい人に向いています。IELTSよりは出てくる単語が簡単です。読む、聞く、話す、書くの4技能を試験します。ケンブリッジ検定にもレベルがあります。こちらも受講するために高度な英語力が求められるので、1年の留学が一般的です。

中級レベルの人の現地の過ごし方

英語力が中級以上ある場合は、確実に現地でアルバイトをしながら生活をしています。

学校は語学学校の場合は週5,専門コースは週2くらいが一般的なので、

授業のない日はアルバイトをしている人が多いです。

留学生は、試験対策コースに行かない限りは、比較的自由な時間が多いので、友達と遊んだり、バイトをしたりしながら忙しい日常を過ごしています。

語学力向上のためのアドバイス

英語中級レベルの人はある程度の会話は自由にできるはずですが、語彙力が不足しています。そのため、学校へ行くのを辞めてしまうと、インプットの機会がなくなり、自分の知っている単語だけを使いまわしするようになります。

中級レベルの人ほど、まずは語学学校の一般英語コースへ行くのが非常に効果的です。

初心者と違い、英語を使えるレベルが高いので、文法力が高度です。

あとは知っている英語を使う練習も含めて、どんどん学校内で使っていく練習をします。同時にネイティブと話した際に聞き取れる語彙力も増やしていきます。

多くの学生がアルバイトをしているため、習った英語を実践で使う機会があります。

このブースター効果により、どんどん英語力が向上していきます。

帰国後の転職

中級レベルの人が1年の留学をした場合に期待されるのは、IELTS5.5~6.0レベルです。

このレベルだと多くの専門コースへの進学が可能です。

進学せずに帰国する場合も、TOEIC800点以上のスコアは簡単にとれますので、外資系企業での求人にも簡単に応募できます。

外資系企業での面接は通常は英語で行われますが、海外に暮らしていたため、英語面接でも物怖じすることなく、自分の意見を言えるはずです。

中級レベル以上の人にとって大事なのは、どれだけ自分の意見を言えるようになって帰ってくるか、です。自分で考える頭を作って帰ってくる、とも言えます。

英語を操れるのは当たり前。その先のステップとして、自分の意見をしっかりと持っているか、が問われます。

1年の留学では、ただ楽しく過ごすのではなく、多くの人たちと意見を交わし、自分はどう思うのか、疑問点をきちんと英語で伝えられるようになって帰ってきて下さい。