留学から日本への帰国前にする準備まとめ

オーストラリア留学、ワーキングホリデー期間が終了し、いざ日本に帰国となると、帰国前にやってかなければならないことがたくさんあります。
ここでは、帰国前にしておく内容を詳しくまとめ解説します。
帰国前のやることチェックリストとして活用してください。

<関連ページ>オーストラリアの語学留学

 

帰国届

オーストラリアへ入国の際は、在留届を提出しますが、帰国時には帰国届を提出する必要があります。
在留届と同様、帰国届は、オーストラリアに在留する日本人の安否など正確な情報が大使館によって把握するための大切な手続きなので、必ず提出してください。

もし帰国届を提出せずに帰国してしまっても日本から提出も可能です。

帰国届の提出方法は、在留届を提出した方法で異なります。事前に確認をしてから進めてください。

在留届をORRnet(在留届電子届出システム)で提出した方

在留届を外務省の電子届出システム(ORRnet)で提出した方は、こちらで帰国届の提出ができます。ORRnetを利用せず、直接窓口や郵送などで提出した場合は利用できませんので注意してください。

在留届を総領事館窓口や、郵送、メールなどで提出した方

ORRnetを利用していない場合は、ホームページより用紙をダウンロードして直接、窓口や郵送、メール等で提出します。
提出先は在留届を提出した地域により異なるため注意してください。

帰国・転出用紙のダウンロードはこちら

銀行口座の解約

忘れずに行ってください。
忘れずに行ってください。

オーストラリアで、アルバイト代や日本からの送金を受け取るために銀行口座を開設される方がほとんどだと思われます。オーストラリアに戻る予定などが特にない場合は、帰国の前に必ず銀行口座の解約を行いましょう。窓口に行き、口座を解約したいと伝えるだけで大丈夫です。

銀行によっては日本支店がありますが、口座に残っているお金を日本で引き出すことはできません。

オーストラリアで銀行口座の開設・送金方法

シェアハウス・ホームステイの退去準備

退去準備を行いましょう。
退去準備を行いましょう。

帰国日が決まったら、シェアハウスの場合はオーナーさんに、ホームステイの場合はファミリーに伝えましょう。

シェアハウスの場合は、特に次の入居者を募集したりするので帰国日が決まり次第早めにオーナーさんに伝えてください。
帰国日に合わせて、冷蔵庫の中を確認して食材などもできるだけ使い切るようにしましょう。余ったものや持って帰らないものはシェアメイトにあげたりすることもできます。

また、退去する前には自分が使っていた部屋やベッドだけでなく、リビングやバスルームも掃除しましょう。入居前よりぴかぴかなるくらい掃除するとよいでしょう。

アパートを借りていた場合の退去準備

電気・ガス等の解約

保証金の返金(ボンド)

タックスリターン(確定申告)

タックスリターンとは?
タックスリターンとは?

タックスリターンとは、得た所得に対して正確な税金額を確定させる手続きのことで日本の確定申告と同じものです。
日本でアルバイトをして収入を得ると税金が発生します。同じように、オーストラリア国内でアルバイトをすると税金の支払い義務が発生します。

オーストラリアの会計年度は7月1日から翌年の6月30日までの1年間です。この期間の収入などの所得税に関するタックスリターン(確定申告)を7月1日から10月31日の間に行わなければいけません。登録税理士に依頼する場合は翌年の5月15日までです。

忘れずに行いましょう。
忘れずに行いましょう。

ワーキングホリデーなどでアルバイトをしている方は源泉徴収で給与から天引きという形で毎月所得税が差し引かれていると思います。オーストラリアではご自身でタックスリターン(確定申告)を行い、差し引かれた税金額が正しいかどうかを確認して、差額がある場合は差額分が戻ってきたり、足りない場合は追加徴収されます。

タックスリターンと聞くとお金が戻ってくると思われがちですが、ここで使われているリターン(Return)は戻ってくるという意味ではなく、申告するという意味です。

タックスリターンは税理士に依頼するのが一般的です。約100ドル程で代行してくれます。ご自身で手続きするのは非常に難しく、数十ドルしか変わらないので依頼してみましょう。

スーパーアニュエーション(年金)の返金請求

スーパーアニュエーションとは?
スーパーアニュエーションとは?

スーパーアニュエーションとは、オーストラリアの年金制度です。老後のために積み立てていく自分専用の年金です。オーストラリアで働く場合は、必ずスーパーアニュエーションのアカウントを開設しなくてはなりません。

給料の 9.5%にあたる金額を給料に上乗せで、会社が従業員の加入しているスーパーアニュエーションのアカウントに支払うことが義務付けられています。スーパーアニュエーションは給料の一部を年金として積み立てるものです。

スーパーアニュエーションの返金請求をする際は、スーパーアニュエーションのアカウントを作成し、完全出国時に申請してください。返金請求する場合の条件は、オーストラリアを完全に出国していること、永住権を申請・取得したことがない・ビザの有効期限が切れていることです。

タックスリターン申告は義務ですが、スーパーアニュエーションの返金申請は義務ではなく任意となっています。

携帯電話・レンタル品の解約

携帯電話の解約方法は?
携帯電話の解約方法は?

アクティブウーマンでぱとちゃんにSIMカードを依頼されたお客様は、ぱとちゃんにメールをして頂くと解約を受け付けるという形になります。
その他の携帯会社でSIMカードや携帯電話の契約をされた方は、それぞれの解約方法に沿って解約の手続きを行ってください。
短期滞在でWiFiなどをレンタルされた方も、返却を忘れずに行ってください。

荷物の整理・発送

できるだけ身軽で日本へ帰国しましょう。
できるだけ身軽で日本へ帰国しましょう。

ワーキングホリデーや留学で長期で滞在された方は特に荷物が多いと思います。帰国に向けて少しずつ荷物の整理を行っていきましょう。帰国間近になったら食材などはなるべく買わずに、できるだけ冷蔵庫にあるもので作りましょう。また、スーツケースの中に入らないもので日本に持って帰りたいものはオーストラリアから発送しましょう。

オーストラリアから日本への発送方法はこちら
日本からオーストラリアへ荷物を送る/送り返す方法

航空券

航空券は取りましたか?
航空券は取りましたか?

オーストラリアに入国した時は片道チケットで行かれた方がほとんどだと思います。
そのため、帰国のための航空券の予約が必要になります。航空券は帰国日が決まったら出来るだけ早く予約することをおすすめ致します。ぎりぎりになるほど航空券の値段が上がってしまうので、気を付けてください。

オーストラリア留学、航空券の手配完璧マニュアル

帰国前にやっておいたほうが良いこと

帰国後にやっておくべきだったなぁなんて後悔しないように、帰国前にやっておいたほうがいいことをご案内いたします。

行きたかった場所には必ず行こう

行けるときに行っておこう。
行けるときに行っておこう。

オーストラリアに戻る予定がない方は、特に行きたかった場所に行ってから帰国されることをおすすめします。次にまたオーストラリアに戻ったとしても旅行で短い滞在になり、行きたいところにいけないかもしれません。
You Only Live Once(人生一度きり)です!!
後悔しないように時間と予算がある場合は行きたい場所には行ってから帰国しましょう。

いらないものは売りましょう

いらないものはかしこく処分?
いらないものはかしこく処分?

オーストラリアに長期滞在された方は特に来た時より荷物が多くなっているはずです。
いらないものたくさんあるけど、捨てるのはもったいないなんて時は売りましょう。

物を売るときにオーストラリアで一番使われているのはGumtreeです。
Gumtreeはシェアハウスを探す際にも利用することができますが、実はメルカリのように地元の方や留学生がいらないものを売ったりすることができるサイトです。

売れないものなどはシェアメイトや友達にあげても良いでしょう。

お土産を忘れずに

お土産は買いましたか?
お土産は買いましたか?

長期で滞在していると忘れがちなのが、お土産です。帰国日がまだまだ先だからと思っていて意外と購入していない方が多いはずです。荷物が多いと思うので、持って帰れるくらいのお土産を帰国前に忘れずに購入していきましょう。

友達やお世話になった人に会っておきましょう

大切な人たちには会いましょう。
大切な人たちには会いましょう。

オーストラリア滞在中にたくさんの友達や人々に出会うと思います。
留学生は特に世界各地から来ているので、帰国したら次いつ会えるかわかりません。もしかしたら、もう会う機会はないかも!?そのため、友達、お世話になったシェアハウスのオーナーさんやアルバイト先の人々、学校の先生など会える人には会ってから帰国すると良いでしょう。

途中帰国、一時帰国の場合のポイント

一時帰国の際の注意点
一時帰国の際の注意点

途中帰国や一時帰国することが決まっている場合や決まったらできるだけ早くシェアハウスのオーナーさんに伝えましょう。一定の家賃を払う必要がありますが、部屋や荷物は置いておいてくれる場合がほとんどです。その場合は、オーストラリアに戻った際に部屋を再度探す必要がなく、荷物もそのままなので非常に楽です。

1か月~それ以上部屋をあけることがほとんどだと思うので、オウンルームの場合はしっかり戸締りはしましょう。またシェアルーム・オウンルーム限らず貴重品は日本へ持ち帰りましょう。