
観光ビザで渡航する短期留学は、18歳以上なら誰でも、1週間~3カ月まで可能です。
費用は1週間17万円~3カ月85万円ほどが相場です。社会人や大学生に人気で、転職を機にした留学、研修留学、スキルアップ留学、大学生は休みを利用した留学、文化交流を目的としたものなど、日本を少しの間離れることで、観光とは違う経験をすることができます。
Contents
短期留学の種類
オーストラリアは短期留学の行先としても人気です。大学生の春休みや夏休みを利用したものから、社会人の転職の合間に行く2~3カ月の短期留学まで様々です。
また2週間といった短期留学も可能です。特に社会人の方は短期留学は若い大学生がいくものと思って躊躇する人もいますが、語学学校は最低年齢18歳以上から受け入れ可能なのが一般的です。平均年齢は25~27歳。多くが一度社会人経験があり、仕事をやめて英語の習得をしにきた留学生たちです。そのため語学学校では同世代の学生ばかりで楽しいですよ。
また、短期留学にはインターンシップやボランティアとの組み合わせ、バリスタ資格の取得など、すでにある程度英語が出来る人向けの英語+アルファのものもあります。英語力に応じて短期留学を選ぶのもいいでしょう。
例:
短期留学2週間~3カ月
バリスタ留学
英語+ホームステイ
英語+学生寮
<関連ページ>オーストラリア留学のメリット
短期留学の年齢
語学学校の入学には年齢制限があり、その多くは16歳~18歳以上となります。実際の学校の平均年齢は25歳~27歳くらいで、20代の社会人が圧倒的に多いです。30代、40代、50代、それ以降の年齢の学生も少数ですが、必ず学校に複数名はいます。
特に30代以降の方は「このトシで留学してる人なんていないですよね」と年齢を心配する方が多いですが、実際に留学してみると、10代の親友を作ったりして「日本では絶対に出会わないような年代の友達が出来て楽しい」と、多くの方が同じことをおっしゃいます。
また、ホストファミリーと年齢が近くて、友達みたいで楽しいというのもあるようです。
海外留学は、「英語を学ぶ」という目標が同じなので、正直なところ年齢は気にならなくなります。70代の留学生も時折みかけます。どの年代からも学べることがありますので、年齢という枠を取り払って、ぜひ新しい挑戦をしてみてください。
<関連ページ>社会人の留学
社会人におすすめの短期留学と費用
社会人の短期留学には。会社を辞めていくものと、有休を使ったもの、そして、会社の研修として社費でいくものの3種類があります。ここでは社会人の短期留学におすすめのプログラムを紹介していきます。社会人の短期留学では、お仕事で疲れた体をリフレッシュし、観光と英語と両方楽しめるバランスのとれたものがおすすめです。
<関連ページ>オーストラリア留学の費用
プチ移住気分の短期留学(2ヵ月)
社会人はビーチエリアでヨガをしたりのんびりしたい、という希望も多いです。また、観光ビザは3ヵ月まで有効ですので、学校を卒業したあとに1ヵ月いろいろな都市を周遊して帰国するのもいいと思います。
2ヵ月という期間は観光には長いけれど、住むには短い、という微妙な期間ですが、友達を作ってその国になじむには十分な時間です。ホームステイをすればそのファミリーと本当の家族のようになりますし、学生寮に暮らせば寮生のみんなとずっと一緒で帰国の際は涙、涙の別れになるほど仲良くなります。
ここでは、学生寮に暮らした場合とホームステイ先に滞在した場合の2種類を紹介します。
モデル学校 SPCケアンズ
英語+学生寮2ヵ月 | 約52万円 |
英語+ホームステイ2ヵ月 | 約56万円 |
*航空券含みません
リフレッシュの短期留学(1週間)
社会人が有休を使っても、休みがとれるのはマックス10日が精一杯だと思います。語学学校は毎週月曜日が入学、金曜日が卒業なので、留学は基本的に1週間単位が原則となります。語学学校はフルタイムでも昼には授業が終わりますので、たくさんお買い物や観光を楽しみましょう。土日はお休みなので終日遊べます。
モデル学校 インフォーラム(ゴールドコースト)
英語+ホームステイ1週間 | 約17万円 |
*航空券含みません
お試しの短期留学(1ヵ月)
長期留学をする勇気がなかなかわかない。そんな方はひとまず短期でいってみて、もっと長く住みたい!となったら学生ビザで戻ることも可能です。同じ学校へ戻る場合は入学金が免除される学校が多いので、下見もかねて短期留学をしてみてはいかがでしょうか。
モデル学校 インパクト(ブリスベン)
英語+ホームステイ4週間 | 約35万円 |
*航空券含みません
大学生におすすめの短期留学と費用
大学生におすすめの短期留学は大学の休みを使った2ヵ月程度の休みが多いです。観光ビザで渡航するので3ヵ月がマックスとなります。大学を休学される方は観光ビザの短期ではなく、長期の留学やワーキングホリデーが人気です。
大学生の短期留学では、ホームステイをしながら現地とファミリーと一緒に暮らし、文化交流を目的としたものがおすすめです。
ボランティアやインターンシップのお問い合わせも多いですが、実はこれらは高度な英語力が必要とされます。そのため短期留学ではなかなかご案内するのが難しいです。全て英語環境になるので、すでに英語力がある方や、長期留学のビザで渡航できる方におすすめです。
また、大学生の場合はまだ旅行も含めた海外経験値も少ないため、日本人スタッフがいる学校がおすすめです。
海外で学生寮体験の2ヵ月
モデル学校 SPCケアンズ
英語+学生寮2ヵ月 | 約52万円 |
*航空券含みません
学生寮で暮らすという体験は、日本の大学でもなかなかできません。世界中の留学生が英語で一つ屋根の下で暮らすので、かなり鍛えられますよ。
文化交流の1ヵ月
モデル学校 レクシス(バイロンベイ)
英語+ホームステイ1ヵ月 | 約35万円 |
*航空券含みません
ホストファミリーの家にお世話になりながら、時には一緒に料理をしたり、週末一緒に遊びに行ったり、オーストラリアの本当の生活を知ることができる貴重な経験です。その家の娘になるような感じで、オーストラリアにもう一つの家族ができます。
短期留学中の過ごし方
短期留学は観光ビザとなるので、仕事ができません。ですが、そのぶん、ホストファミリーとの時間をたくさんとって、英語の勉強に集中することができます。
学校は昼には終わるので、午後は宿題をしたり、クラスメイトとカフェでお茶をしたり、図書館へ行ったり、ビーチを散策したり、意外とアッという間に時間がすぎます。
オーストラリアの夜は早いので、夜9時には静かになり、ベッドへ入る家庭も多いですが、その分、朝が早いです。6時には起きて、学校の授業は8時や8時半には始まります。
週末はクラスメイトと遊びに行く人が多いです。スキューバダイビングや、スカイダイビング、アイランドツアー、水族館などの観光スポットに遊びに行くのもいいですし、ホストファミリーと近所のビーチを犬の散歩をしたり、スーパーへ一緒に買い出しに行ったりするのもおすすめです。
観光客では行くことのできない場所や、リアルなオーストラリアライフを体験することができます。
短期留学での英語力の伸び具合
短期留学はあくまで英語に触れることが目的ですので、ここでいきなりTOEICスコアがぐんと伸びることはありません。ですが、英語環境で過ごした刺激は一生続くことになります。私たちのお客様も、学生時代の短期留学がきっかけとなり、そのあとに長期で渡航する方が多いです。また、短期留学中に知り合ったクラスメイトとずっと連絡をとりあい、日本に戻ってきてからも、お互いの家を行き来したり、アプリで連絡を取り合ったりしている方も多いです。
短期留学におすすめの都市
日本から一番近く、自然が豊かで高級住宅街のファミリーエリアに滞在できるケアンズの留学は初めての留学に人気です。
年中温暖のため、いつ行っても常夏を楽しめます。日本人がイメージするオーストラリアをいつでも体験できる街です。また、日本人ツーリストにも人気で、コアラを抱っこしたり、グレートバリアリーフの世界遺産でスキューバダイビングをしたり、スカイダイビングをしたり、たくさんのアクティビティを満喫できます。
ビーチエリアでもう一つ人気なのがゴールドコースト。ハワイが好きな日本人は多いですが、ゴールドコーストはまさにハワイのイメージです。どこまでも続くロングビーチに、大型のショッピングモール。おしゃれなカフェでパンケーキの朝食。そんなイメージがぴったりです。のんびりしつつ、観光気分も味わいたい人にぴったりです。
大人の街として確固たる地位を確率している街です。オーストラリアで2番目に大きな街で、南半球のロンドンとも呼ばれています。イギリスの文化を色濃く残しているため、音楽や、カフェ、いたるところにある公園、ワイナリーめぐりなど、大人の留学に人気です。州立の図書館も一見の価値があります。美術館めぐりが好きな方にもおすすめの街です。
短期留学おすすめの語学学校
短期留学はビーチエリアでのんびり派と、おしゃれな都会で芸術三昧派にわかれます。オーストラリアの都市はどこものびのびと広くて気持ちがいいですよ。ご自分の好きなタイプはどちらかは、ぜひカウンセリングでさらに具体的に相談して決めていきましょう!
ビーチでのんびり自然派のおすすめ学校
「海が好き、自然が好き、暖かい場所が好き」そんなキーワードの人は
ケアンズ、ゴールドコースト、バイロンベイがおすすめ。
中でも英語初心者の場合はケアンズとゴールドコーストです。
バイロンベイはマイナーな街なので、語学学校に日本人スタッフがいる学校がありません。
そのため、短期留学では不便があるかもしれません。
日本語で相談もできて安心なら、ケアンズ、ゴールドコーストをおすすめします。
また、ケアンズには寮つき
の学校があるので、特に20代の留学生なら、同世代の友達がたくさんできて、かなり楽しく過ごせるでしょう。
学生寮で食事がつくのはケアンズだけです。実家暮らして自炊した経験がない人が、共同キッチンで食事を作りながら寮生活はなかなか大変です。ご飯つきで英語の勉強に集中できるのは食事つき寮の最大のメリットです。
| オーストラリアでは珍しく3食付きの学生寮がある学校。自炊と比べると食費と滞在費を大幅に節約することができるので、初期費用をできるだけ抑えて長期留学したい方におススメです。 |
ゴールドコーストという世界的なリゾート地に位置するアットホームな語学学校。 家族経営の親身なサポートは学生から圧倒的な支持を得ています。母国語禁止の英語オンリーが徹底されていますが、日本人カウンセラーも在籍で安心。 | |
| ビーチ沿いのキャンパス展開が多いレクシスグループのバイロンベイ校です。 街やビーチから徒歩数分で通えるロケーションでアットホームなキャンパスです。 |
おしゃれな都会派のおすすめ語学学校
賑やかな都会が好きで、カフェや美術館なども豊富な街で留学生活をエンジョイしたい人には、メルボルン、シドニー、ブリスベンの街がおすすめです。見どころや観光名所が多く、ツーリストも多いです。夜も遅くまで街が賑やかなので、たくさん遊び尽くしたい人にもおススメです。
渡航する季節は重要です。オーストラリアは南半球のため、日本の夏はあちらは冬。シドニーとメルボルンは大変寒くなりますので、10月~2月くらいがベストシーズンです。ブリスベンは年中温暖です。
| 「Impact Melbourne(インパクト)」は、英語オンリーポリシーを徹底している学校です。 とてもアットホームな雰囲気で勉強することができ、日本人スタッフも常駐しているのでなんでも相談できます。 |
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「Langports(ラングポーツ)」は、英語の基礎である「読む、書く、聞く、話す」の各パート毎に自分のレベルにあったクラスに入るというユニークなカリキュラムの学校です。 自分の得意な分野を伸ばし、苦手な場所をきちんと克服できるシステムです。 |
「Lexis English Manly(レクシス)」は、シドニーでビーチライフを送れる、マンリーエリアに位置している美しいビーチ目の前の学校です。 大都会シドニーのオペラハウスへは、フェリーで30分程。 シティライフとビーチライフの両方を楽しみたい方には最適です。 |
その他の語学学校一覧はこちら
短期留学で絶対にやっておくべきこと
短期留学は、とにかく時間があっという間にすぎます。基本は観光ではなく留学なので、あちこち行こうとすると、かえって時間がなくてストレスになります。
観光ではなく、留学を選んだ人たちは、やはり「英語を話せるようになりたい」という目標があり、一つの街に長くステイするわけです。
そこで個人的には、留学中はぜひ地元探索にたくさん時間を掛けて欲しいです。
観光ブックにのるような派手なアトラクションではなく、近所のビーチを歩いたり、名もなきカフェをめぐったり、路上に停めてあるフードバンでパイを買ったり、週末ごとのファーマーズマーケットやナイトマーケットなど、地元のイベントに出ているだけで、あっという間に留学期間は終わります。
そうしている間に、顔見知りの人が出来てきて、カフェの店員さんに顔も覚えてもらって、「おはよう」と言ってもらえるようになって、マーケットに出店している人たちとの会話の楽しみ方も分かってきて。
そんな風に過ごすと、「もっと英語が話せるようになりたい!」と強く思うようになります。そして、長期留学で再び戻ってきて欲しいです。
旅行や短期留学を何度も繰り返すよりも、ぜひ一度、最低でも1年の長期で留学にきてみて下さい。英語が体にしっかりと染み込んでいき、オーストラリアの習慣が身について、何十年経っても、忘れることがありません。
短期留学は、長期留学の足掛かりとして、自分がステイした街の日常の風景をゆっくり楽しんでください。
<参考サイト>オーストラリア政府観光局