オーストラリアでネイリストとして働く場合、どのようにしてネイルサロンを探したら良いのでしょうか。
また、サロンで働くにあたってどの程度の英語力が必要か気になりますよね。
この記事では、ネイルサロンの探し方から、面接、働く際によくある質問をまとめています。
オーストラリアのネイルサロンで働いてみたい!と思っているあなたの参考になれば幸いです。
<関連ページ>オーストラリア留学やワーホリの仕事・アルバイトの探し方
Contents
オーストラリアでのネイルサロンの探し方
オーストラリアでネイリストとして働くには、求人を募集しているネイルサロンを探さなければいけません。
探し方は、ネットやSNSで探すのが主流です。
また、求人を募集しているかどうか分からなくても、興味を持ったお店があった場合、お店に直接レジュメを持って行く方法も効果的です。
あなたのニーズにぴったりの探し方で探してみてくださいね。
メールやSNSのDMで問い合わせする
今は、日本でも海外でもどこのお店へ行っても、SNSをやっている時代です。
SNSから、スタッフを募集しているかどうか、DMを送って聞いていきます。
場所によってはお店のホームページやSNSに、メールアドレスを載せているところもあります。
メールやDMのメリットとして、自分の都合の良い時間に送信できるという点があげられます。
また、サロン側も手の空いたときにチェックができるため、双方とも気を遣わずにやり取りができるといえるでしょう。
デメリットを上げるとしたら、サロン側に気づいてもらえない場合があるという点です。
忙しい店舗だった場合、予約の連絡などと一緒に埋もれてしまう可能性があります。
送ってみて返事が一週間以上ない場合は、再度連絡してみましょう。
お店に直接レジュメ(履歴書)を持っていく
お店に直接、履歴書を持ち込むのが一番多いパターンだといえます。日本だと全く馴染みがない方法ですが、オーストラリアでは何十年もこの文化は変わりません。
ネイルサロンだけに関わらず、さまざまな職種の方がやっているやり方です。
直接レジュメを持って行く方法のメリットは、すぐにお店側の反応がみられることです。
スタッフが足りていれば、その場で断られることもありますし、足りてなければすぐに面接に持ち込むこともできます。
デメリットとしては、忙しいタイミングに行ってしまうと、また出直してくるように言われたり、マネージャーが不在で対応できない、などがあります。
ですが、めげずにどんどん次のお店へ、レジュメを持って行きましょう。
日本人のネイリストをサロンをネットで探す
英語力に自信がない場合、同じ日本人がいると、通訳のサポートに入ってくれたりするので、安心して仕事ができます。
慣れない職場で全て英語だと、急な環境の変化から人によってはめいってしまう方もいるので、日本人、もしくは日本語ができる方がいるようなサロンがおすすめです。
日本人ネイリストがいるサロンは、ネットを利用して探すと良いでしょう。
オーストラリアは、日系のサロンも多いですし、日本人や中国系の経営者が運営しているサロンも多数あります。
ネットで探せばすぐに複数出てきますので、自分がどういう働き方をしたいのかよく考えながら決めると良いですよ。
JAMS.TV
JAMS.TVは、オーストラリア在住の日本人向けにニュース、求人、住まいなどの情報を提供するウェブサイトです。
特に「求人」カテゴリーでは、毎日新しい求人情報が掲載され、飲食業、美容サロン、ホテル業など、さまざまな業種の求人が豊富にあります。
そのため、オーストラリアで働く日本人にとって、職場探しやキャリアの機会を見つける上で貴重なリソースとなっています。
また、住まいや生活情報も提供されており、日本人コミュニティの生活をサポートしてくれますよ。
JAMS.TV:https://www.jams.tv/
seek
seekは、オーストラリアで一番有名な求人サイトです。
全州におけるさまざまな仕事を提供しています。
利用者は無料でアカウントを作成でき、さまざまな業種や地域の求人情報を閲覧できます。
さらに、履歴書や求人への応募書類を保存して管理する機能もあり、便利です。
そのため、求職者は効率的に仕事を探せて、適切な職場へアプローチできますよ。
MixB
MixBは、イギリスやオーストラリアなどの主要都市で暮らす日本人に向けて設立された情報掲示板です。
住居情報から求人情報まで幅広いカテゴリーがあり、特に長期のルームメイトを探している日本人が多い傾向があります。
求人情報も、さまざまな業種の求人が豊富に掲載されています。
利用者は、交渉や詳細の確認が必要であり、自身のニーズや条件に合った適切な選択をするのが重要です。
MixBは、海外生活を送る日本人にとって貴重なコミュニティとなっています。
MixB:https://syd.mixb.net/job/articles
ネイルサロンの面接(インタビュー)とお試し(トライアル)について
レジュメを受け取ってもらい、いざ面接といっても、オーストラリアのネイルサロンの面接はどんな感じなのでしょうか?
技術的な部分はもちろんですが、海外での就労ですから英会話力も問われます。
また、日本ではない「トライアル」というお試しも一般的です。
実際に、ネイルサロンで面接された方の感想としては、すごくラフな感じだったといいます。
日本では志望動機や自己PRなどがありますが、ほとんどの場所で日本のような型苦しい面接はありません。軽い面談のような感じが多いです。
語学学校へ通っている学生ビザの方が多いので、学校へは行っているのかということも聞かれることが多いです。
スキルチェックされる場合もある
中にはその場でスキルチェックがある場合も多いです。
とはいえ、そんなに難しいものではなく、ネイルケアのスキルチェックが多いです。
中には面接の延長線で、そのままトライアルに入る人もいます。
トライアルの方法はお店によって異なります。
基本的にお店のスタッフをモデルに、ネイルオフやカラー、ジェルなどの技術を見せる場合と、面接とは別日にお客さん2人くらい入って技術を見る形式ですね。
どのくらい技術があるのかと、即戦力となるかを見極めて判断されます。
そこで、特に問題がなければそのまま採用となるケースが多いです。
ネイルサロンで働く際によくある質問
必要な英語力は?
お店にもよりますが、全然話せないもしくは、日常会話ができる程度から仕事である程度の会話ができる英語力を求められるところもあります。
日系のサロンやアジア系のサロンで、オーナーが日本人とかであれば、そこまで英語力は問われない傾向にあります。
しかし、オーナーがオージーなどの場合は、働いているスタッフもアジア系は少ないかと思いますので、英会話力は必須と言えます。
応募条件は?
だいたいのお店が、ネイリストとして1年以上の経験がある方を募集しています。
また、店舗によっては、日常英会話力が必須条件のところもあります。
あとは、勤務期間も6ヶ月以上と長く働ける方は優遇されやすい傾向にあります。
お店側としても長く働いてくれる人は、お客様の定着にもつながってくるので、ありがたい存在だといえますね。そのため、ワーキングホリデービザよりも、学生ビザのほうが優遇されます。
働けるビザは何がある?
働けるビザは、ワーキングホリデービザ、学生ビザ、ビジネス、市民権、永住があります。
学生ビザかワーキングホリデービザのどちらかが最も多いです。
どんなワークスタイルで働ける
フルタイムから、パートタイム、インターンシップ、カジュアルなど幅広いワークスタイルで働けます。
フルタイムは、日本でいう正社員と同じです。
週38時間以上の労働時間が保証されており、有給休暇もあります。
パートタイムは、日本の感覚だとアルバイトのようなイメージを想像されるかもしれませんが、オーストラリアではフルタイム同様、有給休暇の権利があります。
フルタイムと異なる点をあげるとしたら、週38時間の労働が保証されないということです。
しかし、一日3時間という最低勤務期間は保証されています。
オーストラリアのインターンシップには、2種類あり無給インターンシップと有給インターンシップです。
もちろんお店によって異なりますが、現地で職業体験が実際にでき、業界のノウハウを学べる貴重な機会となっています。
自分のキャリアアップのためや、社会人が海外同業界へのインターンシップに参加など目的はさまざまです。
カジュアルは、フルタイムやパートタイムと異なり、有給休暇などの権利がありません。
保証や権利はありません。
しかし、最低基本時給は他の働き方よりも高く設定されています。
ネイルサロンの仕事が見つからない場合の注意点
海外のネイルサロンは、スタイルが異なる
日本のスタイルのネイルサロンと欧米や他のアジア圏のネイルサロンのスタイルでは、接客から出るメニューまで全く異なります。
まず、日本のように研修期間などがないので、入ったばかりでもいきなり接客させられることもあります。
日本の感覚でいると、戸惑ってしまうかもしれません。
また、接客に関してもフレンドリーな接客が多いです。
英語があまり話せなくても、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取ろうとする人はお客様からも人気を集められますよ。日本人の場合は手先が器用で丁寧なので信頼があります。
仕事で必要とされるスキル・実務経験がない
求人サイトでは、実務経験が求められることがほとんどなので、スキル・実務経験がない場合は、就職するのは難しいといえるでしょう。
ネイルサロンでの実務経験がなくても、スキルがあればまた話しは変わってきます。
独学でネイルを勉強して、高いクオリティを持っている場合は、しっかり面接で話し、スキルチェックしてもらうと採用されやすいです。
日本だと、学校へ出て実務経験を経てと順番が重視されますが、海外は実力がある人は仕事をもらえます。
アジア系は最低賃金より安い場合がある
アジア系サロンの場合、給与を振り込みではなく、キャッシュハンド(現金を手渡し)といった形のサロンが多いです。
キャッシュハンドの場合、最低賃金以下であったり、スーパーアニュエーション(確定拠出年金)も払っていない場合があります。
アジア系サロンが全部というわけではありませんが、最低賃金以下の場所が多い傾向にあるので、お店を決める際は注意しましょう。
まとめ
オーストラリアでのネイルサロンの探し方についてお伝えしてきました。
スキル・実務経験があればすぐに就職が決まる可能性があります。
しかし、お店によっては最低賃金以下で雇われるところもあるため、面接の際にしっかり確認するのが大切です。
また、ネイルサロンで勤務する際の英会話力についても、サロンによっては英会話レッスンをしてくれたり、オリジナルのマニュアルが用意されているところもあります。
仕事や生活をしていくうちに、英会話力は身について行きますので、最初から完璧を求めすぎずに挑戦しましょう!
実務経験がない場合は、まずはネイルの専門コースで経験値を積むことができます。ネイルの専門技術をマスターしたい方は、まずはご相談下さい。