「オーストラリアで会計士として働きたい!」
「会計士の仕事はどのように探したらいいの?」
オーストラリアで会計士として活躍したいけど、そのために何をすればいいのか悩んでいませんか?
今回は、会計士として働くための方法と仕事の探し方を紹介します。
気になる会計士の求人の応募方法や、条件を詳しく解説。
スムーズに就職活動をしたい方はぜひ最後まで読んでくださいね!
<関連ページ>オーストラリア留学中のアルバイトの見つけ方
Contents
オーストラリアで会計士として仕事する方法5ステップ!
オーストラリアで会計士として仕事するためには、オーストラリアの公認会計士団体の審査に合格する必要があります。
オーストラリアには複数の公認会計士団体があるので、どの会計士になるかを決めなければなりません。
・CA(勅許会計士):ICCAの専門資格を取得
・公認会計士(CPA):CPA Australiaの専門資格を取得
・公共会計士(IPA):オーストラリアの会計士のプロフェッショナル団体
・登録税理士:税務に特化、オーストラリア税務業者委員会に登録
・ファイナンシャルプランナー:財務、投資計画の支援
オーストラリア証券投資委員会でライセンスを取得
中でもCPAは日本でいう、会計士にもっとも近い業務内容です。
オーストラリアの中でもCPAをめざす方が、多くを占めています。
オーストラリアでCAPになるための5ステップを紹介しますね。
1.CPA認定コースで会計学の学士号以上を取得する
CPA オーストラリアが認定する大学で、会計学の学士号か修士号を取得する必要があります。
日本の4年制大学を 卒業していない場合 | オーストラリア会計学士コースを修了(CPA認定) | 2〜3年 |
日本の4年制大学を 卒業している場合 | ・オーストラリア会計学士コースに編入(CPA認定)
・オーストラリア会計修士コースか準修士コースを修了 | 約2年
1〜2年 |
2.準会員(Associate Member)になる
CPAオーストラリアが認定する大学を卒業し、Foundation Examの6科目に合格すると準会員になれます。
3.CPAプログラムを受講し、試験に合格する
CPAの資格を取得するには、準会員になってから6年以内に次の科目を受講し合格しなければなりません。
必修科目 | 4科目 |
選択科目 | 2科目 |
4.Menter(CPA会員)の元で実務経験を積む
会計士になるためには、実務経験が必要です。
CPA登録されているMenterの元で、3年間の実務経験を積まなければなりません。
5.CPA会員(CPA Member)として登録
1〜4を全てクリアすると、CPAとして登録できます。
オーストラリアでの会計士の仕事の応募方法は?
1.求人サイトを利用する
【JAMS.TV】
オーストラリアのリアルタイムな生活情報を日本語で配信しているサイトです。
シェアハウスや求人情報、コミュニティが掲載されています。
サイトの上部【求人】から情報を確認できます。
求人情報も全て日本語で表記されているので、仕事が探しやすくて安心ですね。
【BIZREACH】
ビズリーチは日本国内のハイクラス転職サイトです。
就職先は日本の企業が多くを占めていますが、オーストラリアの会計士の求人の掲載がありました。
表記は日本語で求人が探しやすいため、サイトをこまめにチェックしましょう。
【日豪プレス】
日豪プレスは、オーストラリアの生活総合サイトです。
現地の新着ニュースを配信しています。
住まいや求人情報も掲載されているので、チェックしましょう。
日本語で表記しているので、見やすくて安心です。
勤務形態やビザ、必要な英語力も掲載されています。
2.知り合いの紹介
オーストラリアでの会計士の仕事の探し方の1つに、知り合いからの紹介があります。
海外では全く知らない人よりも、誰かの知り合いや紹介の方が採用されやすいのです。
会計士の仕事を探していると、アピールするのが大事です。
自己主張がはっきりしているオーストラリアでは、自分の意思をはっきりと伝えると好印象につながります。
日本人の文化とは違いますが、勇気を出して行動しましょう!
3.直接応募する
オーストラリアでの会計士の仕事の探し方で有力なのは、直接企業に連絡する方法です。
働きたい会社が明確な場合、ホームページをチェックしましょう。
ホームページに求人が掲載されている可能性があります。
求人の掲載がなくても、問い合わせ先が掲載されてるので、求人がないか連絡するのがおすすめです。
今は求人を考えていなかった場合でも、連絡をきっかけに考えてくれる可能性もありますよね。
直接応募するのは、勇気がいる行動です。
しかし、直接企業に応募するのはやる気が伝わる方法なので、おすすめですよ!
オーストラリアで会計士として働くための条件
保有資格は?
日本で取得した会計士の資格は、オーストラリアの会計士として登録できません。
会計士として日本で活躍していても、先ほど紹介したオーストラリア会計学士コースを修了する必要があります。
日本で4年制の大学を卒業している場合は、オーストラリアの会計学コースに編入できるので、期間は短縮できますね。
オーストラリアで会計士として活躍したい場合、はじめから現地の会計コースに入学するのも一つの方法です。
会計士の実務経験は?
日本の会計士としての実務経験は、オーストラリアでは認めてもらえません。
オーストラリアで会計士として働く場合、オーストラリア国内での実務経験が必要です。
会計学コースに入学し、学びながらインターンやアルバイトで実務経験を積むのをおすすめします。
オーストラリアでの実務経験は、実績になるので就職に有利になるでしょう。
英語力はどのくらい必要?
オーストラリアで会計士として働くためには、高い英語力が必要です。
・IELTS 6.0?7.0
・TOEIC 800点以上
が目安です。
同僚とコミュニケーションをとったり、仕事をする上で英語力は必須ですよね。
英語力があると、仕事の幅が広がります。
最低限、ビジネス会話程度の英語力を求められるでしょう。
会計の学校に入学し会計学を修了しても、英語力が低ければ就職が困難になります。
英語が苦手な方は、語学学校に通い英語力を高める必要がありますね。
ビザの種類は?
オーストラリアで会計士として働くためのビザには、どのような種類があるのでしょうか。
オーストラリアの会計学コースに入学する場合、学生ビザを利用すると長期滞在が可能です。
会計学コースを終了するまで、ある程度の期間が必要なので最長5年までの学生ビザを利用する方が多くを占めるでしょう。
【学生ビザ】
・留学で長期にわたり、勉強を目的として滞在できるビザ
・オーストラリア政府が認める学校に、3カ月以上通うのが条件
【就労ビザ】
・最長4年
・就労を目的として滞在するためのビザ
【永住ビザ】
・オーストラリアの企業が、スポンサーになった場合に申請
・技能リストに記載された職業が対象
会計士はオーストラリアの技能リストに記載されているので、永住権を狙えるのが魅力です。
会計士としての実務経験を積んで、永住ビザを獲得したいですね。
日本とオーストラリアの会計士の違いは?
日本の会計士とオーストラリアの会計士に、違いはあるのでしょうか。
日本の会計士 | 会計監査・税務申告・企業再生 |
オーストラリアの会計士 | 会計監査・財務報告書作成・税務申告 |
業務内容に大きな違いはありませんが、法律の違いがあります。
日本の会計士の資格はCPA、ICAA、IPAと互換性がないため、オーストラリアでは使えないのです。
オーストラリアで会計士として働きたい場合は、オーストラリアで学び単位を取得する必要があります。
オーストラリアの会計士の資格保有者はグローバルで活躍できる
オーストラリアの会計士の資格を保有すると、グローバルで活躍できます。
CPAオーストラリアは、公認会計士団体と資格の互換性があり、下記のオーストラリア以外の国でも会計士として活躍できます。
・アメリカ
・カナダ
・南アフリカ
・ニュージーランド
・シンガポール
・アイルランド
・イギリス
この他の国以外も、条件を満たせば会計士として働ける国があります。
オーストラリアの会計士資格は、国際的に高い評価を受けています。
グローバルで活躍できるので、可能性や夢も広がりますね。
まとめ
オーストラリアで会計士として仕事する方法や応募方法、条件を紹介しました。
日本で取得した会計士の資格は互換性がないので、オーストラリアの会計士として登録できません。
オーストラリアの会計学を学び、現地で実務経験を積むと会計士として活躍できます。
日本の会計士の資格は日本国内でしか使えませんが、オーストラリアで資格を取得すればグローバルで活躍できます。
オーストラリアで会計士として活躍したい場合、英語力が高くなければなりません。
英語に自信がない方や、語学学校を希望する方は【アクティブウーマン】にご相談ください。
全員がオーストラリア留学の経験者です!