コラム

「オーストラリアで調理師として働きたい!」
「調理師の仕事は、どのように探したらいいのかわからない」
「調理師の資格は持っていたほうがいいの?」

調理師として活躍したいけど、そのために何をすればいいのか悩んでいませんか?

今回はオーストラリアで調理師になるための3ステップを紹介!

調理師として働く方法や、仕事の探し方も解説しますね。

<関連ページ>オーストラリア留学やワーホリの仕事・アルバイトの探し方

オーストラリアで調理師になるための3ステップ

1.専門学校の調理師コースで2年学ぶ

オーストラリアで調理師として働くためには、調理師コースのある専門学校で2年間学ぶのをおすすめします。

調理師の資格を持っていると、面接のときにアピールできるので採用されやすくなるからです。

オーストラリアで調理師は「Cook」クックや「Chef」シェフと呼ばれています。

Cook(クック)

・料理を準備して調理する人

・レストランだけではなく料理を提供する施設で働く人
・資格は必要ない

Chef(シェフ)

・主にレストランやホテルで働く人

・長年の熟練した経験を持つスキルの高い人

・一般的には資格保有者

調理師の資格を持っていないけど、レストランで働きたい人もいますよね。

上記の通り、オーストラリアのレストランで働く場合、資格が必要ではありません。

1から教えてもらい学びながら働く選択肢も可能です。

しかし働きながら学ぶと、調理の基礎知識が不足する可能性が高くなりますよね。

このことから、専門の場所で調理をしっかりと学び、資格を取得することをおすすめします。

調理師になるための資格を取得する

オーストラリアの調理師の資格は4つあります。

Certificate3 (サーティフィケート3)

食材の扱い方、調理器具の使い方など料理基礎

Certificate4(サーティフィケート4)

Certificate3のあとの応用力や実践

Diploma (ディプロマ)

Certificate4のあとの予算管理やメニュー開発など

Advanced Diploma(アドバンスドディプロマ)

従業員の指導、マネジメントスキル

Certificate3

食材の扱い方や調理器具の使い方を学びます。

食品の安全やレストラン調理の基礎、調理実習もあるので初心者にとっても安心ですね。

資格を習得したあとは、CookChef見習いとして働けます。

資格習得までにかかる期間は1年です。

Certificate4

Certificate3で基礎知識を習得したあとに、より幅広い知識や実践力を学びます。

Certificate4の受講は、Certificate3の修了が条件なので注意しましょう。

資格習得までにかかる期間は1年半です。

DiplomaAdvanced Diploma

DiplomaやAdvanced Diplomaは、ホスピタリティーの知識を習得します。

メニュー開発やスタッフの指導、マネジメントスキルの資格です。

Diplomaの受講は、Certificate4の修了が条件なので注意しましょう。

Diplomaは資格習得までに2年、Advanced Diplomaは3年かかります。

Diplomaの受講をすべて修了すると、トップクラスのシェフ!というイメージですね。

2.卒業ビザを取得する

専門の期間で資格を習得したあとは、卒業ビザを取得しましょう。

卒業ビザとは……

the Temporary Graduate Subclass 485 visa

オーストラリアで2年以上のコースを修了した学生が、取得できます。

卒業ビザでオーストラリアに滞在できる期間は、24カ月です。

6カ月で働く場所を変えなければならないワーキングホリデーや、週の労働時間が制限されている学生ビザと比べると、メリットがありますよね。

オーストラリアで経験を積みたい人や、永住権を取得して移住を考えている人にとって、卒業ビザで与えられる期間はありがたいですね。

卒業ビザを申請する際に必要な条件は

・卒業資格
・成績証明書
・英語試験の証明書
・provisional skills assessmentの合格
(シェフにふさわしい人材かをチェックする査定機関)

条件を全てクリアすると、卒業ビザの取得が可能です。

オーストラリアで調理師の資格を取得した際は、卒業ビザの申請をおすすめします!

3.現地でシェフとして就職する

オーストラリアで調理師の資格を取得して、卒業ビザを申請したら「シェフ」として就職するだけです。

調理師コースで学んだ知識を生かせる仕事を探して「夢」を実現させましょう!

オーストラリアの調理師として、仕事を探す方法はさまざまあります。

では、調理師としての仕事の探し方を紹介していきますね!

おすすめの調理師学校

なんといっても、William Angliss Institute ウィリアム・アングリス・インスティチュート

がおすすめです。メルボルンに所在地のある州立の専門学校で、俗にTAFEと呼ばれるものです。通常TAFEは郊外にあることが多いですが、ウィリアム・アングリスは市内中心部にあるとても便利。TAFEには珍しく日本人スタッフも在籍しています。

オーストラリアのスターシェフを講師として招いたり、話題性もある学校です。

学校詳細はこちら

調理師免許と永住権

調理師は専門職として認められており、オーストラリア国内で足りない職業として認定されています。そのため、あるレベルの資格まで身に着ければ永住権に繋がります。

1. オーストラリアの調理師資格を取得する

オーストラリアで調理師として働くためには、Certificate III in Commercial Cookery または Certificate IV in Commercial Cookery の資格を取得する必要があります。これらの資格はTAFEや私立の専門学校(RTO: Registered Training Organization)で取得できます。

オーストラリアで調理師として働くためには、Certificate III in Commercial Cookery または Certificate IV in Commercial Cookery の資格を取得する必要があります。これらの資格はTAFEや私立の専門学校(RTO: Registered Training Organization)で取得できます。

  • Certificate III in Commercial Cookery(1
    • 調理の基礎技術を習得
    • 一定時間の実習(Work Placement)が必須
  • Certificate IV in Commercial Cookery(1.5
    • より高度な調理技術とキッチンマネジメントのスキルを学ぶ
    • 一定時間の実習が必要
  • Diploma of Hospitality Management(2
    • レストラン経営やマネジメントスキルを学ぶ(PR申請に有利)

💡 Certificate IV以上の資格があれば、卒業後の就労ビザ(485ビザ)が取得しやすくなります。

2. 就労経験を積む(必要な職務経験)

調理師として**技術査定(Skill Assessment)**を受けるためには、一定の職務経験が必要です。

  • オーストラリア国内で学んだ場合
    • Certificate IV in Commercial Cookery修了後に、1年以上のフルタイム就労経験(または同等のパートタイム経験)が必要
  • 海外で学んだ場合
    • 3年以上のフルタイム就労経験が必要(うち1年以上はオーストラリア国内での経験が望ましい)

💡 卒業後の就労ビザ(485ビザ)を利用し、1年以上の実務経験を積むのが一般的な流れ。

3. 調理師の技術査定(Skill Assessment)を受ける

永住権を申請するには、オーストラリア政府指定の技術査定機関(TRA: Trades Recognition Australia)によるSkill Assessmentに合格する必要があります。

TRAの技術査定には以下の2種類があります。

① Job Ready Program(JRP)

オーストラリアで資格を取得した場合の技術査定方法で、以下の4ステップで進めます。

  1. Provisional Skill Assessment(PSA)
  • 学歴証明(Certificate IV)
  • 実習経験の証明
  1. Job Ready Employment(JRE)
  • 1年間のフルタイム就労経験を積む(最低1725時間)
  1. Job Ready Workplace Assessment(JRWA)
  • 仕事場での実技試験
  1. Job Ready Final Assessment(JRFA)
  • 全ての要件を満たしているか最終チェック

💡 JRPを完了すると、永住権申請に必要なスキル査定証明(Positive Skill Assessment)を取得できます。

② オフショア技術査定(OSAP)

海外で調理師の資格や経験を持つ人向けの査定方法で、以下の要件を満たす必要があります。

  • 3年以上のフルタイム就労経験
  • 実技試験
  • 書類審査(学歴・職歴証明)

4. 永住権申請(ビザの選択)

調理師として永住権を取得するには、以下の**スキル移民(Skilled Migration)**のいずれかのビザを申請する必要があります。

① 技能独立ビザ(Subclass 189 – Skilled Independent Visa)

  • **ポイント制(65ポイント以上)**で申請可能
  • スポンサー不要
  • 調理師(Chef: ANZSCO 351311)が中長期スキルリスト(MLTSSL)にあるため、189ビザの対象
  • 永住権取得後、どこでも働ける

② 州指名ビザ(Subclass 190 – Skilled Nominated Visa)

  • 各州・準州が調理師の人材不足を補うために指名(Nomination)する
  • 指名された州で一定期間(2年程度)働く必要がある
  • 州によってはポイントが追加され、189より取得しやすい

③ 地方指定ビザ(Subclass 491 – Skilled Work Regional Visa)

  • 地方都市(Regional Area)で働くことで永住権に繋がる
  • 491ビザで3年間働き、**Subclass 191(永住権)**へ申請可能
  • 地方エリアにはアデレード、パース、ケアンズ、タスマニアなどが含まれる

💡 最近では地方都市(Regional)での調理師の需要が高く、491ビザを利用するケースが増加。

5. 英語力の証明(IELTSやPTEスコア)

永住権申請のためには一定の英語力が求められます。

  • 最低必要なスコア
    • IELTS 6.0(各バンド5.0以上)
    • PTE 50(各セクション最低36)
  • ポイント加算のために必要なスコア
    • IELTS 7.0(各バンド7.0)で+10ポイント
    • IELTS 8.0(各バンド8.0)で+20ポイント

6. Expression of Interest(EOI)を提出

オーストラリアのSkillSelectシステムにEOI(永住権申請の意思表明)を提出し、招待(Invitation)を待ちます。

  • EOIはポイント制(年齢、職務経験、英語力など)で審査され、ポイントが高いほど有利
  • 申請が通ると正式にビザを申請できる

上記のように永住権を取得するまでには資格と実習経験はもちろん、IELTS6.0以上の英語力が必要となります。

永住権はポイント制ですが、ケアンズなどの郊外で働くとポイントが多く加算されますので、シドニーなどの都会よりも永住権に繋がる可能性も高いです。

そのため永住権のために、都会よりもケアンズなどのリモートエリアの専門学校も人気です。調理師は常に仕事がありますので、現地で学校に通いながらアルバイト探しにも困りません。長期滞在、現地就職などを検討する場合は人気の資格ともいえます。ただし、こうした永住権については、技術移民の指定職業も更新されるため、永住権目的だけのために興味のない調理学校へ行くことはおすすめしません。

学校へ行くからにはそれなりに実習や課題も多く、好きでもないのに何年も学ぶことは苦痛です。そのため、しっかりと調理師を目指したい、という目的の方に学んでほしい資格です。

オーストラリアでの調理師の仕事の探し方

店舗や商業施設での貼り紙から応募する

オーストラリアでの調理師の仕事の探し方の1つに、店舗や商業施設の貼り紙をチェックする方法があります。

日本でも店舗や商業施設に、求人情報が貼り出されていますよね?

オーストラリアも同じで、店舗や商業施設の掲示板に求人を貼り出しています。

まずは滞在先の近くの店舗や商業施設に、求人情報があるかを調べてみましょう。

お気に入りの店舗で求人情報があったら、応募のチャンスですね!

就職エージェントを利用する

ホスピタリティコネクション

ホスピタリティーコネクションは、日本食の料理人にオーストラリアでの就職を仲介するサイトです。

オーストラリアは、和食はイタリアンや韓国料理などと同等に、一つのジャンルとして人気です。

和食職人のスキルは世界で高い評価を得ているので、オーストラリアでも和食の調理人が求められています。

レストランへの紹介や仲介、待遇交渉も代行してくれてアドバイスも受けられるので安心ですね。

オーストラリアで調理師として活躍したい人に、おすすめのサイトです。

ホスピタリティーコネクション:https://www.myhospitalityconnection.com/

仕事情報サイトを利用する

JAMS.TV

オーストラリアのリアルタイムな生活情報を日本で配信しているサイトです。

住まいや求人を地域別に、探せます。

日本食の調理師や、すしを握るシェフの募集は常にあります。

ヘルシーな和食は定番となり、日本食の調理師が求められています。

JAMS.TV:https://www.jams.tv/

seek

日本にある求人アプリのような感覚で、仕事を見つけられるサイトです。

職種と場所を入力すると検索結果に求人が出てきます。

仕事の求人アプリで、気軽に仕事を探せますね!

サイトの求人ページは英語表記なので、英語が苦手な人は翻訳サイトで日本語にすることをおすすめします。

seek:https://www.seek.com.au/

Mix B

オーストラリア・シドニーの生活情報を発信しているサイトです。

こちらのサイトでも、住まいや求人を探せます。

実際に検索してみると、すし職人の求人が目立ちます。

日本食の調理師の需要が高い印象があります。

Mix B:https://syd.mixb.net/job/articles

知り合いや友だちに紹介してもらう

オーストラリアに知り合いや友達がいる場合、調理師として働きたくて仕事を探していることをアピールしましょう。

海外では全く知らない人よりも、知人の紹介の方が信用性や安心感が生まれるからです。

オーストラリアでは、お店のスタッフや道でバッタリ出会った人でも気さくに会話を楽しめます。

よく行くカフェのスタッフや滞在先の人などに、仕事を探していること、仕事ができることをアピールするのが大切です。

専門学校での成績が高いとレストランから直接声がかかる場合も

専門学校で優秀な成績を取ると、レストランからスカウトされる場合もあります。

オーストラリアの調理師コースで学んでいると、レストラン研修で実際に現場に行き実践する授業がありますよね。

そこで技術を披露し、高い評価をもらうと有利になります。

そのためには調理師コースとして評価の高い学校を選ぶ必要がありますね。

【オーストラリアで有名な専門学校】

・ル・コルドン・ブルー(Le Cordon Bleu

URL:https://www.cordonbleu.edu/home/ja

・ウィリアム・アングリス(William Angliss

URL:https://william-angliss.jp/

・テイフニュー・サウス・ウェールズ(TAFE NSW

URL:https://www.tafensw.edu.au/international

評価の高い学校で学ぶと高い技術を学べるので、働く際は有利になるでしょう。

調理師コースの入学で必要な英語力・条件は?

海外にある専門学校の入学に必要な英語力や条件はこちらです。

・高校卒業資格

IELTSアカデミックモジュール6.0以上

IELTSアカデミックモジュール6.0は、実用英語技能検定でいうと準1級です。

TOEICで780のレベルなので、大学受験で英語をしっかり勉強していれば到達できるでしょう。

大学で英語を勉強していない人や、英語はあいさつ程度しか話せない人もいますよね。

あいさつ程度の英語力から、IELTSアカデミックモジュール6.0以上を目指す場合は語学学校で学ぶ必要があります。

専門学校へ進学するためには、ビザ申請の際にIELTSスコアもしくは同等のスコアが必要になりますが、ケンブリッジ検定CAEのスコアも同等とみなされます。

卒業ビザを取得して調理師になれば就職先に困りにくい理由

オーストラリアの調理師コースで学び、卒業ビザを取得すると就職先に困りません。

なぜならオーストラリアでは、高級志向レストランや日本食レストランの人気が高まっているからです。

オーストラリアでは外食やレストランが流行っているのに、調理師の数が不足しています。

日本食ブームの高まりや、日本人が真面目に働く性格から、日本人シェフを求める声が多いです。

オーストラリアでは日本食の調理師が不足しているので、求人を見つけやすいのです。

調理師コースを卒業して資格、卒業ビザを取得すれば就職先に困らないでしょう。

オーストラリア留学で調理師を目指す方法・学校を紹介!

オーストラリアでは、料理に関連した職業が多く、料理留学で調理師になりたいという方も多いのではないでしょうか。

オーストラリアの調理師コースを受けると、調理師の資格を取得でき、海外で調理師としてのキャリアを築くことも可能です。

そこで今回は、オーストラリアの料理留学で調理師を目指す方法について解説します。調理師になって海外で生活したい方や調理のスキルをつけたい方はぜひ最後まで見てくださいね。

オーストラリアの料理留学で調理師を目指す場合は、クッカリーコースかパティシエコースのどちらかを選択しましょう。

クッカリーコース

クッカリーコースは、将来の調理師を目指す方にとって、料理技術やキッチンオペレーション、サービスの提供方法などの基礎から応用までを学ぶためのプログラムです。

クッカリーコースは、ホスピタリティ産業の需要が高く、多国籍の料理の種類が豊かな環境で、実践的な経験を積めますよ。

学ぶ内容は、現場で即戦力となるスキル習得に重点を置いており、インターンシップやアルバイトを通じて実務経験を積むことも可能です。

修了時には資格取得も可能で、卒業後はレストラン、カフェ、ホテルなどで活躍するための土台を築けます。確実に仕事につながる資格として人気です。

パティシエコース

パティシエコースは、将来洋菓子職人として活躍したい方向けの専門プログラムです。

オーストラリアでは「パティシエ」または「ペイストリー・シェフ」と呼ばれ、ケーキ、パイ、マカロンなど、さまざまなスイーツの製作に携わります。

このコースでは、製菓技術の基礎から応用まで、ペイストリーキッチンでのオペレーション、デザートの提供方法、ホスピタリティに至るまで幅広い知識と技術を習得できます。

スキルをつければ、オーストラリア全土で人気の高いスイーツ文化の中、ホテル、カフェ、ベイカリーなどさまざまな場でパティシエとしてのキャリアを築けます。

このコースを通じて、即戦力となるスキルを身につけ、幅広い製菓業界での活躍が期待されているので、受講する方は頑張ってくださいね。

調理師資格の種類

オーストラリアでは、調理師としてのキャリアを築くためにさまざまな資格が提供されています。

これらの資格は、料理の基本から始まり、高度なホスピタリティマネジメントスキルまで幅広くカバーしています。

Certificate III in Commercial Cookery

資格は主にCertificate III in Commercial Cookeryから始まり、基本的な調理技術や食品安全に関する知識を学びます。

Certificate IV

Certificate IVはCertificate III in Commercial Cookeryをさらに発展させた内容で、より専門的なスキルと応用力を養います。

Diploma of Hospitality Management

Diploma of Hospitality Managementでは、調理技術を超えたホスピタリティ業界全般の知識と管理スキルを身につけます。

これらのコースは、資格保持者がコック、キッチンマネージャー、シェフ見習いとして働くための基盤スキルになります。

オーストラリアの食文化は多様性に富んでいて、観光業の発展とともに調理師の需要も高いので就職しやすいです。

特に「MasterChef」のようなリアリティーショーの影響で、高品質な料理への関心が高まり、ビーガンやベジタリアンを含むさまざまな食の選択肢が増えています。

オーストラリアでの環境では、調理師としてのキャリアを追求する上で、資格が大きな役割を果たすので、自分がどんな資格を取るべきなのかも把握しておいてください。

資格

就学期間(合計)

卒業後のキャリア例

Certificate III in Commercial Cookery

1年間

クック(資格保持)

Certificate IV in Commercial Cookery

1.5年間

シェフ、シェフ・ド・パルティ

Diploma of Hospitality Management

2年間

ヘッドシェフ

Advanced Diploma

3年間

エグゼクティブシェフ、マネージャー

これらの資格は、調理に関する知識とスキルが身につけられ、さまざまなキャリアを築くために重要なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

調理師コースの授業内容

オーストラリアの調理師コースでは、調理に関する基礎から応用までの幅広い知識とスキルを学びます。

授業では、健康と安全の管理、衛生管理、食品の調理技術、キッチンの清掃とメンテナンス、さまざまな食材の準備と調理方法を学べます。

また、特定の食事制限や文化的要望に応じた食事の提供、調理器具の安全な使用方法、料理の準備から給仕までの一連のプロセス、デザート作りまで、実践的な授業を通じて調理スキルも向上しやすいです。

授業は、一般的に週4時間の講義と週10時間の実践授業で構成され、実際のレストランやホテルでの就業体験制度(インダストリー・ワークプレイスメント)も受けられます。

このような実践的な授業を受けることにより、卒業後にすぐに業界で活躍できますよ。

特に、Evolution Hospitality Instituteのようなレベルが高い学校では、実習と企業実習の機会が多く、卒業後の就職率が高い傾向にあります。

コース内容は、前菜からデザートまでの全般的な調理技術、食品の準備と給仕ケータリングメニューのプランニングとコントロール、販売促進と接客スキルに至るまで、ホスピタリティ業界で求められる多岐にわたるスキルがつきます。

コースを通じて、学生は調理師としてのキャリアをスタートさせるために必要な知識と経験を身につけられるため、就職しやすく、安心して卒業できます。

調理師コースに入学する際に必要な英語力と条件

オーストラリアで調理師コースに進むためには、特定の英語力と入学基準が求められます。

入学基準は一般的な専門コースと同様で、主に高校卒業資格と適切な英語力が必要です。

英語力の証明として、IELTSアカデミックモジュールでは最低でも5.5のスコアが要求され、各項目で5.0以下のスコアを持つ応募者は基本的に受け入れられません。

TOEFL iBTやケンブリッジ英語検定(FCEやCAE)の結果も、多くの教育機関で受け入れられています。

また、英語資格を持たない場合でも、専門学校の附属英語コースや提携英語学校を通じて、IELTSなしで調理師コースにダイレクトエントリーする制度も用意されています。

そのため、英語力をさらに向上させつつ、専門的な調理技術を学ぶことも可能です。

卒業後の進路について

オーストラリアでの調理師コース修了後、学生は現地でシェフとしての経験を積めて、将来的に永住権取得の可能性につながる場合もあります。

コースは、調理師としての基礎知識や実践を通じて経験を積むことを目的としており、修了時には資格取得のチャンスがあります。

また、オーストラリアのホスピタリティ産業が盛んで、レストランやカフェ、ホテルなどでの就職機会が豊富にあり、現地で就職する方も多いです。

また、学校はローカル企業と強い結びつきがあり、インターンシップなどのプログラムを通じて、卒業後すぐに業界で活躍できるスキルと経験を得られる場合もあります。

学びながらアルバイトで経験を積むことも可能で、これらの経験が将来のキャリアに大きく影響するので頑張りましょう。

調理師コースの授業が受けられる学校を紹介!

Box Hill Institute

Box Hill Instituteは、オーストラリア・メルボルンに位置し、ボックスヒルとリリーデールに合計4つのキャンパスを持つ州立の職業訓練専門学校(TAFE)です。

2024年には創業100周年を迎え、年間約40,000人の学生が学んでおり、そのうち留学生は10%に過ぎません。

そのため、英語のみの環境で学習でき、オーストラリア人の友人を作りたい留学生にとって理想的な場所といえます。

200以上の認定コースを提供しており、特に自動車整備や看護などのコースでは、実際の現場を模したトレーニングセンターでの実践的な授業が行われます。

そのため、85%の学生が卒業後半年以内に就職しており、業界や企業からの信頼も厚いです。

メインキャンパスはメルボルンCBDから18km離れたボックスヒルにあり、学生にとって活気がある街です。

キャンパスごとに異なるコースが開講されているため、事前に確認しておいてくださいね。

CCEB

アクティブウーマンセミナーの様子

Cairns College of English & Business (CCEB)は、2010年にクイーンズランド州ケアンズの中心地に開校した私立の語学学校です。

自然に囲まれた治安の良いケアンズに位置しており、日本人学生にも人気があります。

CCEBでは、一般英語コースのほか、IELTSやケンブリッジ試験対策コース、ビジネスコース、仕事準備コースなど、さまざまなニーズに応えるコースを選択できます。

学生が英語力を不安に思わずに進学できるよう、英語学校としての運営も行っており、英語のみの使用を義務付けるイングリッシュオンリーポリシーを通じて、日常的に英語を使う環境を提供しています。

キャンパスはケアンズ中心部にあり、学校後のショッピングやアルバイトに便利な立地です。

経験豊富な教師による質の高い授業と、履歴書作成などの細かなサポート体制も整っており、学生が学習に集中しやすい環境が整っています。

CCEB:https://cceb.qld.edu.au/

Evolution Hospitality Institute

Evolution Hospitality Instituteは、ホスピタリティ業界に特化した専門学校で、シドニー中心部に位置しています。

約20年の歴史を持ち、クッカリー、パティスリー、ホテルやレストランマネジメントなど、他校にはないユニークなコースを提供しています。

この学校は、一流のレストランやホテルへの人材輩出に定評があり、実践的な授業を通じて高い就職率を誇っています。

特に、成績優秀者にはインターンシップの手配や就職斡旋があります。

また、卒業生は永住権取得を目指すこともでき、オーストラリアでのキャリア構築に理想的な環境といえます。

学校内では英語のみの使用を徹底し、質の高い教育と充実したサポート体制で学生を支えているので安心して学習できますよ。

Evolution Hospitality Institute:https://evolution.edu.au/

Grenfell Institute Adelaide

Grenfell Institute Adelaideは、アデレード中心部に位置する専門学校で、シェフ・クッカリーコースやビジネスコースを提供しています。

この学校は、質の高い教育を手頃な価格で提供し、学生にとってフレンドリーな環境を目指しているのが特徴です。

2023年に開校して以来、世界中から学生を受け入れており、現代的な教室、図書資源、学生休憩エリア、キッチネット施設、無料インターネットアクセスを備えたコンピューターなど、最新の設備を完備しています。

アデレードは地方都市に位置しており、永住権を目指す人や職業スキルを身につけたい人にとって魅力的な学校です。

Grenfell Institute Adelaide:https://gita.edu.au/

Hilton Academy

Hilton Academyは、チャイルドケア、介護、コミュニティサービスなど特定分野の専門教育を提供する学校で、オーストラリアでの職業経験を積みたい方に最適です。

さまざまな国から学生が集まり、質の高い国家認定職業教育コースを提供しています。

コースでは、学生は即戦力としてのスキルを身につけられます。

また、英語能力向上にも力を入れており、グローバルな経済で活躍するための競争力もつけられます。

学生サポート体制も充実しており、学業、英語、個人的な問題に関するサポートを提供しているため、学生生活に不安があっても安心して過ごせますよ。

Hilton Academy:https://hilton.edu.au/

Wattle College

Wattle Collegeは、メルボルンに位置する英語学校と専門学校で、ビジネスやシェフ・クッカリーなどのコースを提供しています。

特に、オーストラリアでの永住権取得を目指す方や、ワーキングホリデーから学生ビザへの切り替えを考えている方に最適な教育機関です。

キャンパスはメルボルン市内中心部から公共交通で約10分、徒歩で約25分の距離にあり、メルボルン大学やメルボルン博物館の近くに位置しています。

静かで学習に適した環境は、多くの学生にとって理想的な場所です。

Wattle Collegeは、最先端のテクノロジーを備えた教室、学生用のブレイクアウトルーム、無料の高速Wi-Fi、充実した図書館と学生リソースセンターを提供しており、学生の教育環境が整っていて充実した学生生活を送れますよ。

Wattle College:https://wattle.edu.au/

William Angliss

ウィリアム・アングリス・インスティテュートは、1940年に設立されたビクトリア州政府運営のTAFEで、調理、ツーリズム、イベント、ホスピタリティ分野に特化しています。

メルボルン中心地にメインキャンパスを構え、シドニー、中国、スリランカ、シンガポールにもキャンパスや研修センターを展開しており、国際色豊かな教育環境を提供しています。

年間22,000名以上の学生が入学し、50カ国以上からの留学生が学んでいます。

実践的なトレーニングが強みで、調理室やホテルルーム、航空機座席などの設備を備えたレストランでの研修もできますよ。

業界との強いつながりを持っているため、多くの企業に勤める社員の研修も行っており、学生は在学中に貴重な経験ができます。

その教育の質は高く評価されており、Large Training Provider of the Yearを獲得するなど、業界からの推薦率も86%以上と高いです。

William Angliss:https://activewoman.jp/senmon/hospitality/

 

調理師コースがある専門学校はアクティブウーマンにお任せ!

オーストラリアで調理師として仕事する方法と、探し方を紹介しました。

調理師コースがある専門学校に通い、資格と卒業ビザを取得することをおすすめします。

オーストラリアのシェフの求人は多いので、就職先に困ることはないでしょう。

海外にある専門学校の入学に必要な英語力や条件は、高校卒業資格とIELTSアカデミックモジュール6.0以上です。

英語力に自信がない人や、IELTSアカデミックモジュール6.0以上に満たない人は語学学校で先に語学留学してから、そのままビザ延長して進学します。

オーストラリア留学専門の【アクティブウーマン】は、スタッフ全員がオーストラリア留学の経験者なので安心して相談ができます。

調理師コースがある専門学校や、英語に自信がない人のための語学学校も紹介しますので、まずはお気軽にご相談ください。