オーストラリア留学を検討する際に、最も気になるのが「どれくらい費用がかかるのか」という点です。特にシニア世代の方は、退職後の生活資金や家族への配慮もあり、計画的に費用を把握することが大切と考える方が多いでしょう。このページでは、学費や滞在費、航空券代から生活費まで、シニア留学に必要な費用の全体像を丁寧に解説しています。
留学費用の主な内訳
オーストラリア留学の費用は、以下の6つに分けて考えることができます。
- 語学学校の学費
- 滞在費(ホームステイまたは学生寮)
- ビザ申請費
- 航空券代
- 海外旅行保険料
- 現地生活費
これらを組み合わせて合計額が決まります。期間が長ければ長いほど、学費や滞在費が積み上がっていく仕組みです。
語学学校の学費

語学学校の費用は、入学金・授業料・教材費から構成されています。
- 入学金:1〜2万円程度が一般的で、一度だけ支払う費用です。
- 授業料:1週間あたり約3万〜5万円。コース内容や都市によって変動します。
- 教材費:数千円〜1万円程度。
語学学校は週ごとの料金設定になっているため、1週間の短期留学から1年の長期留学まで柔軟に組めるのが特徴です。
学費は長期留学で割引があったり、語学学校によって期間限定のキャンペーンが利用できる
場合もあります。
★カウンセラーのひとこと★
留学代理店によってキャンペーン割引が違うとお思いではありませんか?
実はそれは間違いです!
学費は語学学校ごとに決められています。留学代理店が自由に割引する事は出来ません。
滞在費(ホームステイ・学生寮)

滞在先は語学学校を通して手配するのが一般的です。費用には以下が含まれます。
- 手配料:1~2万円程度
- 滞在費:1週間あたり2.5万~4万円程度
- 空港送迎費:5千円~1万円前後
食事の有無による違い
- ホームステイ:平日は朝・夕の2食、週末は3食付きが標準。ランチ代のみ自己負担です。
- 学生寮:通常食事は付いていません。ですが、3食付き寮という学校もあります。それであれば食費を別途考えなくて済みます。
ビザ申請費
渡航目的に応じて必要なビザが異なります。
- 観光ビザ(ETAS):20ドル(約2,000円)
- 学生ビザ:2,000ドル(約20万円)
1週間〜3か月の短期であれば観光ビザ。半年以上の長期滞在では学生ビザが必要となります。
航空券代

航空券はシーズンや購入時期によって大きく変動します。
- 片道:3万~10万円程度
- 往復:6万~15万円程度
早めに予約すればLCC(格安航空会社)で安く抑えることも可能です。
海外旅行保険料
海外では医療費が高額になるため、保険は必須です。
- 1週間:約1万円~
- 1か月:2万~4万円程度
- 6か月以上:10万円以上になることもあります
補償範囲やサポート体制によって保険料は変わるため、内容を比較して選ぶのが安心です。
現地生活費

現地生活費には、食費・交通費・観光・日用品代が含まれます。
食費
- ホームステイの場合:ランチ代のみ(1食1,000〜2,000円程度)。
- 自炊や外食中心の場合:1か月3万〜5万円程度。
オーストラリアは野菜や肉が比較的安く、スーパーやファーマーズマーケットを利用すれば節約可能です。
交通費
- バスやトラム:片道50〜200円程度。
- 学生割引が使える都市もあり、通学コストは抑えやすいです。
その他
- 観光費や交際費はライフスタイル次第で大きく変わります。
期間ごとの費用目安
シニア留学では期間ごとにかかる費用感を把握することが大切です。
- 1か月:約20万~30万円
- 3か月:約50万~80万円
- 6か月:約100万~150万円
- 1年間:約200万~300万円
短期であれば「旅行+英語学習」の延長として計画しやすく、長期なら現地での生活スタイルを整えて費用を抑える工夫が必要です。
オーストラリアの物価について

「オーストラリアは物価が高い」という印象を持つ方も多いですが、実際には工夫次第で日本と大きく変わりません。
- コンビニやレストランは高め
- スーパーやマーケットでは質の良い食材を安く買える
- 日用品も特別高いわけではなく、量が多い分むしろお得に感じることもある
都心の観光地価格を基準に考えると割高に見えますが、地元向けの店を利用すれば、無理なく生活できます。
まとめ
オーストラリア留学の費用は、学費・滞在費・ビザ・航空券・保険・生活費を合計して考えるのがポイントです。1か月なら20〜30万円程度で実現可能ですが、半年〜1年では100万〜300万円とまとまった資金が必要になります。
ただし、物価や食費は工夫次第で調整可能で、安心して暮らせる環境が整っているのがオーストラリアの魅力です。シニア世代にとっても、健康や趣味を大切にしながら無理なく過ごせる留学先として人気があります。
計画を立てる際は、期間ごとの費用シミュレーションを行い、自分に合った滞在スタイルを選ぶことが成功の鍵となるでしょう。



