「海外に行ってみたい気持ちはあるけれど、英語ができないから無理だと思う」
「語学学校に行っても授業についていけなかったらどうしよう」
「ホームステイで会話ができなかったら気まずいのではないか」
弊社の留学カウンセリングでは、このような不安を本当に多くの方から聞きます。
40代、50代、60代の女性の方には、若い頃に留学に憧れていた経験を持っている方も多いと思います。
学生の頃、
「いつか海外に住んでみたい」
「英語を話せるようになりたい」
そう思っていたけれど、
・就職
・結婚
・子育て
・家族の事情
など、人生の流れの中で、その夢はどこかにしまったままになり、そして子供も巣立ち、定年退職が見えてきた、そんなタイミングで自分の時間ができたとき、
「本当は昔、海外に行ってみたかった」とふと思い出す方が少なくありません。
しかし同時に、こんな気持ちも出てきます。
「今さら英語もできないのに留学なんて大丈夫なのだろうか?」
またそこで自分の気持ちに蓋をしてしまいそうになってしまうかもしれません。
でも、その不安は実際に現地へ行ってみると、想像していたほど大きな問題ではないことが分かります。
筆者は現在、アクティブウーマン留学センターで14年以上、留学カウンセラーとして多くの女性の留学をサポートしてきました。そして私自身も42歳のときに、オーストラリアのゴールドコーストにある語学学校インフォーラム・エデュケーション に語学留学を経験しています。
語学留学は決して特別なことではなく、本当に海外旅行のその先、みたいに楽しみながら気軽に誰でも挑戦できるものです。 英語を話してみたい、外国人とお喋りしてみたい、もっと深い話をしてみたい、そうした英語ができないから語学留学をする、という人が実はとても多いのです。

Contents
入国審査で英語を話さなければならないのでは?という不安
海外に行くことを考えたとき、多くの方がまず心配するのが入国審査です。
「英語で質問されたらどうしよう」
「聞き取れなかったら入国できないのではないか」
このような不安を抱えている方も少なくありません。しかし実は、オーストラリアの入国審査はここ数年で大きく変わりました。
現在は主要空港の多くで 顔認証による自動入国システム が導入されています。パスポートを読み取らせて、機械で顔認証を行うだけで入国が完了するケースがほとんどです。
つまり、審査官と対面して英語で会話をする場面は、以前と比べてかなり少なくなっています。最初のハードルだと思っていた入国審査が、思ったよりもあっさり終わることで、安心できるかもしれません。
ホストファミリーと会話できるのかという心配

ホームステイを考えている方の多くが心配されるのが、ホストファミリーとの会話です。
「英語ができないのに、会話が成り立つのだろうか」
「沈黙ばかりになってしまうのではないか」
この不安も、とてもよく分かります。
しかし実際のホストファミリーは、長年留学生を受け入れている家庭が多く、英語に慣れていない学生への接し方をよく理解しています。
ゆっくり話してくれたり、簡単な言葉で説明してくれたり、ジェスチャーを使ってくれたりします。
実際、過去に弊社から留学されたお客様がホームステイをしたときも、最初は本当に簡単な英語しか話せませんでした。
でもホストマザーがポストイットを取り出して、家の中にある物の名称を英語で書いてペタッと貼ってくれたそうです。冷蔵庫にはRefrigerator(リフリジレーター) と書いたポストイットを貼ってくれ、「あなたが単語を覚えたらポストイットを外していいわよ」と言われたそうです。
このようにホストファミリーは英語を学びに来ている学生達をそっとサポートしてくれる存在です。
また、弊社でご紹介している「大人旅行留学プログラム」では、参加されるお客様2人一組でホームステイ先に滞在します。一人でファミリーと過ごしたり、電車やバスで一人で通学するのに抵抗がある方にはお勧めのプログラムです。
「How was your day?」
と聞かれても、
「Good」や「Very good」
としか答えられないこともあるかもしれません。でも答えられたことで一歩前進!
英語が完璧であることよりも、コミュニケーションを取ろうとする気持ちをオーストラリア人は大切にしています。
語学学校の授業についていけるのか
もう一つ、よく聞かれる不安があります。
それは、
「語学学校の授業についていけるのか」
ということです。
語学学校では、入学初日にレベルチェックテストが行われます。
その結果によって、クラスが細かく分けられます。
つまり、同じクラスには
・同じくらいの英語レベル
・同じような悩み
・同じような理解度
の学生が集まります。
そのため、
「自分だけ授業についていけない」
という状況は基本的に起こりません。
最初の1週間くらいは、授業の進め方や学校の雰囲気に慣れるまで少し戸惑うことがあります。これは英語力というより、環境の変化に慣れるまでの時間です。
多くの方が、1〜2週間ほどで授業の流れに慣れていきます。
そしてもう一つお伝えしたいのは、オーストラリアの語学学校の先生はとてもフレンドリーで、学生を応援する姿勢が強いということです。
日本の学校や塾の先生のように威厳がある、ちょっと怖そうな、そんな感じの先生は皆無です。学生さんと同じ目線でいてくれるような先生が多いのです。
授業で習った内容でも、どうしても理解できなかったり聞き逃したりすることはよくあります。でも語学学校の先生達は分からない学生がいたら、理解できるまで説明してくれたり、テキストブックから練習問題などを印刷してくれたりもします。英語を学ぼうとしている学生を、先生たちはとても応援してくれますよ。
買い物やレストランで注文できるのか
海外生活を想像すると、こんな不安も出てきますよね。
「スーパーで買い物できるのだろうか」
「レストランで注文できるのだろうか」
実際には、買い物や注文はそれほど難しいものではありません。
例えばカフェなら
「Latte please」
「Take away」
これだけでも通じます。
スーパーでは、基本的にセルフサービスであることが殆どです。
商品をレジに持っていくだけなので、英語で長い会話をする必要はありません。それでも日本でお買い物をするのとは違い、レジのスタッフの方には「Hello」や「Hi」という挨拶はは必ずします。
そうするとスタッフの方も「Hi, how’s it going?」と返してきます。
ここはニコリと「Good,thanks」と言うだけでもオッケー。
むしろ、こうした日常の小さな経験の積み重ねは日本では経験ができないことです。最初は緊張していた方でも、1週間もすると「意外と普通に生活できる」と感じるようになるケースがとても多いです。
時には失敗をすることだってあります。筆者もカフェに行った時飲み物をオーダーした時に、店員さんがしきりに私に何かを尋ねてきたのですが、英語が早くて聞き取れず困惑した顔をしたら、別の店員さんがチラっと私の方を見て私が英語を理解できないことを耳打ちしていました。
結局、私の名前を聞いていただけでした。スターバックスなど最近のカフェではお客さんの名前を聞いてカップに名前を書いて注文した飲み物を渡してくれますが、その当時私はシステムも理解していなかったこともあり、名前を尋ねられていただけのことだったのに答えらず、恥ずかしく悔しい思いをしたことがありました。
こうした経験も日本にいるとなかなかできませんが、英語圏の国では自分は何ができないか、できるのかを日々の生活から学び知ることができます。
ちょっとした失敗もその次に成功したら、少しずつ英語への自信につながっていきます。

シニア層の語学留学、実際のところ
前半では、英語ができないことで感じる不安の多くが、実際には想像ほど大きな問題ではないことについてお話しました。
入国審査、ホームステイ、語学学校の授業、日常生活など、実際に行ってみると「思っていたより大丈夫だった」と感じる方はとても多いです。
しかし、留学カウンセリングを長年していると、英語そのもの以上に多くの方が不安に感じていることがあります。
それは、英語力よりもむしろ
・周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか
・友達ができず孤独になるのではないか
・トラブルが起きたとき説明できないのではないか
といった、人間関係や生活に関する不安です。
特に40代、50代、60代の女性の方は、とても真面目で気遣いができる方が多いので、「周りに迷惑をかけないようにしなければ」と考えすぎてしまう傾向があります。
ですが、シニア層の語学留学の現場を見ていると、実際のところは少し違います。
「周りに迷惑をかけてしまうのではないか」という不安
授業の中で多くの方が気にするのが、
「自分だけ理解できていないのではないか」
という不安です。
「授業を止めてしまったら迷惑なのではないか」
「質問したら他の学生の時間を奪ってしまうのではないか」
そう思って、質問を飲み込んでしまう方もいます。
語学学校の先生は英語教育のプロです。
学生が授業を理解しているかどうかを常に注意深く見ていますし、先生によっては長年の経験から、さまざまな国籍の学生の特徴もよく理解しています。
そして実は、授業中に質問をすると、多くの場合、
「それ、私も知りたかった」
と思っている学生が他にもいるものです。
授業中は遠慮する必要はありません。むしろ質問をすることは、授業に参加している証拠です。
筆者自身も42歳のときにオーストラリアのゴールドコーストで語学留学をしましたが、最初は授業中に発言することにとてもドキドキしたのを憶えています。
日本では先生の話を聞いていることが授業に参加している、と思われますが、オーストラリアではそうではなく、授業中に手を挙げて積極的に意見や回答をする、ということを授業に参加していると見られます。
私自身が留学していたときに強く感じていたのは、オーストラリアの先生たちは学生の意見や回答をすぐに否定しないということです。たとえ少し突飛な回答であっても、「Good question!」「それは面白い回答だね。どうしてそう思うの?」と理由を尋ねます。そして、その対話の中から、学生自身が正しい答えにたどり着けるように導いてくれるのです。
語学学校の教室では皆が英語を学びに来ていている英語を練習する場所です。だからこそ、周囲に迷惑をかけていることを心配する必要はないのです。

友達ができるのかという不安
もう一つ多くの方が心配されるのが、「友達ができるのだろうか」ということです。
特にシニア留学や大人留学を考えている方は、「周りは若い人ばかりだし、、」と
気にされることがあります。
ですが、実際の語学学校にはさまざまな年齢の学生がいます。
もちろん20代の学生は多いですが、
・社会人でキャリアの途中に留学する人
・転職前に英語を学びたい人
・ワーキングホリデーの準備をしている人
・リタイア後に留学する人
など、背景は本当にさまざまです。
そして興味深いことに、年齢よりも
「どんな人か」の方が友達関係には影響します。
笑顔で話しかける人、 相手の文化に興味を持つ人、英語がうまくなくても会話しようとする人、こういう方は自然と周りに人が集まります。
英語が流暢であることよりも、コミュニケーションを取ろうとする姿勢の方がずっと大切なのです。
弊社で紹介しています大人旅行留学プログラムは参加者の方と一緒に渡航、通学、授業を受けるので参加者同士ですぐに仲良くなれます。初めての留学で色んな国の学生さんとの接するのに自信がない方は、こうしたプログラムから入ってみるのも一つです。
病院に行くことになったらどうするのか

海外生活を考えたとき、今は元気でも慣れない環境で急な体調不良や怪我のことを心配される方も多いです。
「病院で英語が通じなかったらどうしよう」
「一人で医療機関に行くのはハードルが高い」
しかしオーストラリアは日本人留学生が多い国でもあります。
そのため、主要都市には日本人医師や日本人看護師がいる医療機関があります。
さらに語学学校には、学生サポートスタッフがいます。学校スタッフは勉強のことだけではなく、
・生活の悩み
・トラブル
・体調不良
などについても相談に乗ってくれます。 オーストラリアの語学学校では日本人スタッフが勤務しているところもあり、病院にかかりたい時にどこの病院がいいのか、といったことを教えてくれます。
学校スタッフは留学生の味方
オーストラリアの語学学校には、日本人スタッフが常勤していることが多いです。シニア留学を考えている方にとって大きな安心材料になります。
学校スタッフは、
「学校の授業のことだけ相談できる人」
ではありません。
実際には、
・ホームステイの相談
・生活の悩み
・トラブル
・体調不良
・銀行や携帯の手続き
など、生活全体について相談できる存在です。
さらに私たちアクティブウーマン留学センターでは、学校スタッフとも連携しています。
万が一何かトラブルがあった場合でも、学校、留学エージェント、学生 この三者で情報を共有しながら対応することができます。これは初めて海外生活をする方にとって、とても大きな安心につながります。
シニア層の語学留学は決して特別ではない
語学留学には年齢制限はありません。何となく留学に憧れていたり、海外旅行に出かける度に旅先でもっと英語が理解できれば楽しいのにな、と感じたり。
留学してみたら英語力が伸びるのではないか、もっと上の英語力を手に入れたい!
そんな気持ちから留学を決意されることが多いと思います。
英語ができないことを理由に何年も迷っていたけれど、
実際に来てみると
・生活は思ったより普通にできる
・授業は楽しい
・世界中の人と出会える
・毎日が新鮮
そんな体験をされる方が本当に多いです。
そして留学は、英語力だけではなく
・視野
・価値観
・人生の楽しみ方
を大きく広げてくれる経験になります。40代、50代、60代という年代は、
「遅すぎる年齢」ではありません。
むしろ、
・時間
・経済的余裕
・人生経験
があるからこそ、若い頃とは違った形で留学を楽しめる年代でもあります。
語学留学は、英語ができる人が行くのではなく、英語を学びたい人が行くのです。
もし今、「英語ができないから海外生活は無理」と思っているのであれば、それはちょっと違うのかもしれません。
過去には、弊社から40代、50代、70代まで新しい一歩を踏み出す女性がいらっしゃいました。
昔、心のどこかで憧れていた海外生活。もしその気持ちがまだ残っているなら、
それは人生があなたに「まだできることがある」と教えてくれているサインなのかもしれません。


