若い人ばかりの環境に馴染めるか不安な方へ

「語学学校って、若い人ばかりなんでしょう?」
 「もう50代、60代…70代だし、浮いてしまうのでは?」
 「友達ができなかったらどうしよう…」

留学のご相談で本当によくいただくのが、この年齢に関する不安です。
 特に日本では、どうしても若い世代を優先して考えてしまう風潮があり、年齢を理由に一歩を踏み出しにくく感じてしまうこともありますよね。

でも、安心してください。

結論から言うと――語学学校は、想像以上に年齢の壁が低い場所です。
 むしろ、人生経験のあるシニア世代がクラスで頼りにされることも珍しくありません。

ここでは、なぜそう言えるのか、そしてどうすれば若い環境でも安心してスタートできるのかを丁寧にお伝えしていきます。

語学学校の年齢層は「若者ばかり」ではありません

語学学校と聞くと、 「10代の大学生が多いのでは…?」
 そんなイメージを持ちがちですが、実は少し誤解が含まれています。

● 「大学付属の語学学校」という存在

現地の語学学校には、一般英語コースと呼ばれる「日常英会話」を主体にした英語コースを開講している学校の他に、現地の大学に進学する学生向けの語学学校があります。

そのほとんどが大学附属の語学学校です。大学進学を目指す10代・20代前半の留学生は、一般の語学学校に入るほど英語力は低くはなく、どちらかというと大学で授業についていくための英語力を学びます。そのため、一般的な語学学校には高校生や10代の学生はほとんどいません。

● 一般的な語学学校の中心は「20代後半〜30代」

語学学校の“若い学生といっても、実際は 社会人経験を積んでから留学してきた20代後半〜30代 が中心。日本を含め、アジア諸国、南米、ヨーロッパから同世代の学生たちが学びにきています。自国で社会人を経験していた人も多いので落ち着いた雰囲気の学生も一定数おり、シニア世代の方も自然に馴染みやすい環境です。

● 40〜70代も「一定数必ずいる」

オーストラリアの語学学校では年齢制限は基本的にありません。18歳以上から上は60、70代の方も学ぶことができます。人数は多くはありませんが、語学学校には
 40代・50代・60代・70代の学生が必ずいます。 過去に弊社から70代で1ヶ月留学された方が実際にいらっしゃいます。

「英語を学び直したい」「もう一度海外に行ってみたい」
 そんな想いを持って、人生の後半で留学に挑戦される方は年々増えています。

語学学校は仲間になりやすい環境です

年齢が気になる最大の理由は、
 「自分だけ浮くのでは?」という不安だと思います。でも語学学校では、それが驚くほど起こりにくいんです。

● 「会社の職場」に似ています。

語学学校は、年齢も国籍も背景も違う人たちが、同じ目的で集まる場所。目的は皆同じ、「英語を上達させたい!」 なので、会社と同じように皆が同じ目標達成に向けて新入社員からベテランまで働く職場のような感じです。


どの世代の方も自然に馴染むことができ、年齢を気にするような雰囲気はまったくありません。また、ヨーロッパや南米の若い学生たちは、自分の親世代にあたる大人が“今まさに新しいことに挑戦し、学ぼうとしている姿に強い尊敬や好意を抱く傾向があります。

実際に1か月間オーストラリア留学をされた70代のお客様は、在学中に自分の孫と同じような年の学生さん達とローカルのフィッシュマーケットに出かけ、そのマーケットで若い日本人男性が働いているのを見かけて声をかけたそうです。そこから交流が始まり、週末にその男性とその男性のガールフレンドと一緒に食事をされたそうです。

食事の席では話に花が咲き、その若いカップルの現地での悩み事や夢を聞いて、時に励ましてあげてとても良い友人関係ができたそうです。

若手よりもシニア層の方が人生経験が豊富!若い学生さんと話してみると「あぁ、自分もそんなこと考えていたな。時代が変わっても世代が違っても、考えることって変わらないのね」なんて思えたりもします。

筆者も留学した年齢は30代、40代と遅めです。でも留学中に感じていたのは、10代、20代の日本人の子達が私と距離を取るというよりは相談に来るんです。

「日本に帰っての就活どうしようか?」「就活を始めるけど、三井商船と日本郵船、どっちを就職先として選んだらいい?」

なので社会人として、親としての経験が長いシニアの学生さんは、日本人だけではなく他の国の学生さんからも色々聞いてみたい存在なんだと思います。

● みんな「ひとりで海外に来ている」という共通点

若い学生さんたちに、思い切って「少し甘えてみる」のも一つの方法です。
 たとえば、交通ICカードのチャージ方法を聞いてみたり、日本食材が買えるお店を知らないか相談してみたり…。

語学学校にいる学生は母国を離れ、たった一人で未知の国に飛び込んできた仲間同士です。この同じ境遇があることで実際に自分が現地で経験した成功例や失敗例からアドバイスをしてくれます。

「昨日バス乗れた?あのバスは遠回りだからxxx番のバスの方がいいよ」
 「スーパーマーケットで安いところってどこ?」

留学していた時に感じたのは韓国や台湾の学生さん達は横の繋がりが濃い!安いスーパー、自国の食材が買えるスーパー、そんな情報網を蜜に共有しています。韓国の学生さんが白菜まるごと漬けたキムチを皆で分けたり、みんな海外で生活しているから助け合っています。

アジア圏からの学生さん達は、欧米人にはない日本人となにか共通するものがあり、輪の中に入っていきやすい。学校で韓国や台湾の学生さんがいたら話しかけてみてください。そんな小さな日常会話から交流が始まり、気づけば自然と仲間としてつながっていきます。

若い環境が不安なら現地社会との接点をつくれば大丈夫

もし学校で若い人が多く、


 「楽しいけれど、なんとなく自分の居場所がない…」
 と感じる日があっても大丈夫。

学校以外のコミュニティを持つだけで、心のバランスが整います。

● アルバイトで別の人間関係ができる

半年以上の長期留学の場合は、学生ビザでの渡航となります。オーストラリアの学生ビザはアルバイトが認められているため、学校とは別のコミュニティが広がり、新しい人間関係が自然と生まれていきます。また、現地で収入を得られることは、生活にメリハリを与え、日々のモチベーションにもつながります。

なかなかこの年で現地でアルバイトなんて、、、と躊躇してしまうかもしれません。弊社から留学されたお客様の中には、ホストファミリーからホテルの清掃の仕事をやらないか?とさそわれてアルバイトをされた方もいました。ブリスベンの日本食店でアルバイトをされている方もいました。

オーストラリアでのアルバイトは時給も高いので体力的にできそうだったらぜひ挑戦してみてください。

● 「ボランティア参加」ができる

自分の年齢で働くのは体力的に難しいかも…」と感じる方は、じっくり英語学習に集中するのも良いですし、ボランティア活動に挑戦するのもとてもおすすめです。

学生ビザで長期留学される方はもちろん、短期の方でも参加しやすいボランティアはたくさんあります。

 語学学校では、たとえばランゲージエクスチェンジといって、日本文化や日本語に興味のあるオーストラリア人学生と語学学校の生徒がペアを組み、互いに英語と日本語を教え合う取り組みがよく行われています。

そのほかにも、環境保全活動、市内イベントのスタッフなど、さまざまなボランティアが紹介されています。こうした活動に参加すると、現地社会の一員として少しだけ関わる感覚が生まれ、学校以外にも自分の居場所が自然とできていきます。さらに、オーストラリアの文化に触れる素晴らしい機会にもなります。

● 無料英会話・市民向けアクティビティが豊富

移民国家であるオーストラリアでは、実は現地に住む市民の中にも、英語を学んでいる方がたくさんいます。 そのため、地域の図書館で無料の英語レッスンが開かれていることも珍しくありません。

また、オーストラリアは「スポーツ大国」と呼ばれるほど、老若男女を問わずスポーツが大好きな国です。たとえばケアンズ市内の広場では、誰でも自由に参加できるヨガやピラティスが青空の下で開催されていたり、屋外の大きな人工プールではアクアビクスのレッスンが行われていたりします。

こうした誰でも参加できる市民向けのアクティビティが非常に充実しており、オーストラリア人のシニア層も多く参加しています。
 学校とはまた違うコミュニティに触れることができるため、生活に溶け込みやすく、若い学生とは異なるペースで海外生活を楽しむことができます。

💬筆者も40代でアクティブウーマン留学センターを通じてオーストラリアはゴールドコーストに留学した経験があります。最初は若い学生ばかりのクラスで浮いてしまわないか心配でしたが、無理に馴染もうとしなくても大丈夫だとすぐに気づきました。

みんな英語を学ぶために来ているので、年齢に関係なく「英語」を通して自然に対等に接することができたのです。先生も年齢にこだわらず接してくれましたし、日本人学校スタッフも年が近く話しやすかったおかげで安心できました。さらに、ボランティア活動を勧めてもらったことで、学校の外ともつながりながら、自分のペースで毎日を楽しむことができました。

シニアが安心して学べる語学学校

語学学校には、もともと年齢制限がありません。
 18歳以上の成人であれば、30代・40代・50代・60代…と、どの年代の方でも入学が可能です。

時には、自分より年下の先生に教わることもありますが、オーストラリアでは年齢や性別で人を区別する文化がほとんどありません。
 むしろ、誰とでも対等に接し、フラットな関係性を大切にする国民性があります。そのため、年齢が理由で気まずく感じたり、遠慮したりする必要はまったくないのです。

それでも、「若い人と一緒に学ぶ勇気が出ない」「実際に留学してみたら、思っていたより大変そう…」と感じる場面があるかもしれません。
そんなときは、日本人スタッフが常駐している語学学校を選ぶという方法があります。

体調のことや生活のちょっとした不安も、すぐに日本語で相談できるため、
 心の負担が一気に軽くなり、安心感がぐっと高まります。

シニア向けプログラムがある学校も

シニアの方が安心して学べるよう、

 ・シニア向けの個別レッスン
 ・一般クラス+大人向けアクティビティ

 など、無理なく学べるプログラムを用意している学校もあります。

たとえば、SACE という学校では、「Evergreen(エバーグリーン)プログラム」というシニア向けプログラムを提供しています。
このコースは、シニア層の学習者を対象にした特別プログラムで、午前はレベルに合わせた英語レッスン、午後は美術館めぐり・ワイナリー訪問・市内観光など、
 「大人だからこそ楽しめる」アクティビティが組まれています。体力面にも配慮されており、歩く距離や移動時間が長くなりすぎないよう工夫されています。

また、シドニーの美しいビーチエリアにある
 Lexis English Manly でも、プレミアムスモールグループトレーニングコースを提供しています。 一般クラスに加えて、大人向けにゆったり楽しめるアクティビティが豊富です。
 たとえば、落ち着いた雰囲気のビーチウォーク、コーヒー交流会、アートワークショップなど、若い学生中心のアクティブすぎるイベントではなく、リラックスしながら自然に友達ができるプログラムが揃っています。

これらの学校では、 「若い子たちと同じクラスに入るのは少し不安」
 「体力的に無理なく学びたい」 というシニア世代の気持ちに寄り添った環境が整っており、 無理なく自分のペースで学びながら、同年代の仲間や現地の人との交流も楽しむことができます。

気軽に挑戦できる「1週間・大人専用グループ留学」

「いきなり若い人に混ざるのは不安…」そもそも、若い学生さんのように英語ができないし、同じスピードで学ぶのは無理。

 そんな方には、弊社独自の 大人専用1週間留学 が人気です。ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコーストで開講しておりとても人気があるコースです。

同年代だけで参加するため、安心して海外を体験することができ、みんなと一緒に英語を学ぶので安心です。 「私でもできた!」という自信が自然と宿ります。

💭実際のエピソード:

1週間留学をされた50代の女性が通っていた学校には、ちょうど同じ時期に70代の日本人女性も在籍していました。お二人とも「茶道」が共通の趣味だとわかり意気投合。

さらに、クラスには20代の日本人女性もいて、なんとその方も茶道・裏千家で正式に学んだ経験をお持ちの方でこうして世代を超えた茶道仲間が自然と集まり、年齢に関係なく心地よい距離感で交流が生まれていきました。

ちょうどバレンタインの時期だったこともあり、学校のアクティビティではチョコレートを配るイベントが開催されました。 その際、3名の女性はお抹茶を点て、学生たちに振る舞う形で参加されたのです。 慣れない海外生活の中で味わう本格的なお抹茶は特別な体験となり、若い学生たちは大喜び。他国の学生さん達も興味深々でイベントは大盛り上がりだったそうです。

学校のスタッフからもこのお客様の行動力を褒めていました。年齢にこだわらずに、「自分からやってみよう!」と一歩ふみ出す気持ちが、留学を成功させる大きな鍵になるそうです。

年齢の不安は思い込みであることが多いです

若い環境でうまくやっていけるだろうか――
 この不安は、挑戦される多くのシニアの方が抱えているものです。

でも実際に留学を終えて帰国されると、
 「年齢の心配なんて必要なかった」 とほとんどの方がおっしゃいます。

語学学校では、年齢はただの数字にすぎません。
 むしろ長い人生で培われた視点や経験は、若い世代にとって刺激となり尊敬の対象にもなります。
 そうした世代を超えたつながりが生まれるのも、シニア留学の大きな魅力のひとつです。

英語力より、年齢より、
 「挑戦してみたい」という気持ちの方がずっと大切です。