海外に暮らすメリットって、「不自由」なことだと思う

こんにちは、桜井です。

東京は一応梅雨入りしたみたいですが、
天気は悪いといけば悪いけど、
そのわりには雨が降らないですね。

友人が7月にイタリア旅行に行くと言いました。

へ~、と聞きながら、7月なんて
まだまだ先、と思っていたら
来月じゃないですか!

早いなあ。。。

先日、夕方の電車に乗っていました。
帰宅ラッシュのちょい前くらいですが、
かなり混雑してきました。

小学生くらいの子供たちを連れたママたちが
のっていましたが、人が流れ込んできて、
子供がちょっと押しつぶされそうになりました。

誰もが無関心の中、
結局席をゆずったのは、
黒人の青年でした。

それをみて
なんだかなあ、と思いました。

それを友人に話すと、
彼女も似たような経験がある、と。

都内の地下鉄で、エレベーターが故障していて、
階段のふもとでスーツケースを持って
途方に暮れていたら、
助けてくれたのは、中近東系の人だったとか。

東京の人って、本当に無関心。
いや、気にはなってるけど、
他人との関わり方を知らないんじゃないかな。

日本って、豊かだと言われているけど、
心の中は全然豊かじゃない。

海外で暮らすメリットの一つとして、
価値観の違いが染み込む、というのがあります。

私はオーストラリアに暮らしていたので、
外国人が、困ったときにすぐに声を
かけてくるのを知っています。

ガイドブックや地図を広げてきょろきょろしていれば、
1分以内に必ず「大丈夫?」と
声をかけられます。

スーツケースをもって、階段のしたで
途方にくれれば、
これも絶対1分以内に、誰か声をかけてきます。

「エレベーターあっちにあるよ」
「知ってる。でも故障中」
「あ、そうなんだ」

じゃあ、と、20キロ越えのスーツケースを、
若い男の子が、ひょいっと
片手で持ち上げて、階段を登ってくれた時は

「マイヒーロー!!!」

と感激しました。

私も、こんな感じで
何回も何回も助けられました。

だからこそ、自分が声をかけるのも
当たり前になってくる。

日本に戻ってきたある日、
恵比寿でベビーカーを持ち上げて
階段を下りている外国人ママがいました。

階段の下には、
2歳児くらいの男の子が待っている。

目を離したら、すぐにいなくなりそうです。

「手伝いましょうか?」

と、声をかけたら、

「OH!イエス!プリーズ!サンキュー!!」

と、心の底からホッとした顔をされました。

正直重かったです、、

女二人で重いベビーカーを
よいしょ、よいしょと運びながら、

「こーいうのってさあ、普通はオトコがやるんだろっ」

と思いました。

恵比寿には、細身のスーツをきた
今どきなビジネスマンがたくさん
行きかっていますが、
誰もこういう人を見て声をかけない。

どんなにおしゃれしてても、
こういう女性をスマートに助けられない人は
全然かっこよくない。

外国人だったから?英語ができないからびびった?
なら、なおさらかっこ悪い。
誰か助けるのに、言葉なんか関係ないのに。

海外に暮らすメリットって、

不自由なこと。
自分がたくさん助けられること。

不自由だから、日本にいるよりも、

「困った!だれか助けて!」

という場面が多いんです。

電車の乗り方、わからない。
このバス、どこで降りたらいいの?
ここまで、どう行けばいいの?
これってどうやるの?
誰に聞けばいいの?

誰か教えて!

日本にいるより、何十倍も
人に助けてもらう機会が増えます。

だからこそ、自分が助けられるのが
当たり前になってくるぶん、
人を助けるのも、当たり前になってくるんです。

自分がされたことは、自分がするのも当たり前になる。

オーストラリアから帰ってくると、

「思わずに他人に話しかけそうになる」

という人がたくさんいます。

あれは、自分も知らない人に
たくさん話しかけられたから。

だから、当たり前になる。

困った人にも声をかけるのが当たり前。

オーストラリアに住むメリットって、
これもあると思います。

たとえそれが外国人でも、
気兼ねなく声をかけられるようになるといいですよね。

そういう人のほうが
絶対かっこいい。

不自由な世界に飛び込んで、
たくさんの人に関わってもらう。
これも留学の醍醐味。

 

この記事を書いた人

妹尾 百合子
妹尾 百合子
エンジニア歴十ウン年。二児の母。
WEBに関する事、保険の事、ビザの事などを担当しており、アクティブウーマンを影から支えています。リモートワークスタッフです。
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ボーカリスト、ピアノ弾き、フルート吹き。
お笑い好き、ゲーム好き、園芸バラ、歴女、教育オタク、マンガオタク・・・多趣味です。


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