海外に出るとよくわかる「日本人の弱点」

海外に出るとよくわかる「日本人の弱点」

 

こんにちは。アクティブウーマンの土屋です。

 

先日、ケアンズにありますCCEB(Cairn College of English)の
学生サポート担当の方とお話をする機会がありました。

 

この学校では、英語コースを受講している学生さん向けに、
お仕事サポートとして
ジョブレディプログラムを開講しています。

オーストラリアでアルバイトするぞ!!

 

と意気揚々とワーキングホリデー、
語学留学でやってきた学生さん達にとって、
足掛かりとなるプログラムです。

 

 

ジョブレディプログラムの内容

 

ジョブレディプログラムは、ホテルやカフェ、バーでの基本的な業務スキルを学ぶことができる4週間のトレーニングです。

たとえば、ホテルでのベッドメイキングや清掃、レストランでのテーブルセッティング、料理の提供、カクテルの作成、コーヒーの淹れ方など、

実践的な業務スキルを習得できます。

 

 

これにより、履歴書にこれらの経験を自信をもって書くことができ、仕事探しをスムーズに進めることができます。

プログラムには、ケアンズ市内にあるハーバーサイドホテルでの1日間研修も含まれています。

 

実際の現場での業務を体験する機会が提供されるので、ホテルの従業員が直接トレーニングを担当し、

各セクションの業務内容や作業の流れを詳しく教えてくれます。

 

トレーニングを通じて、学生は現場での業務に即したスキルを身につけることができ、直ぐに

オーストラリアでの就職活動において非常に有利になります。

 

 

 

ケアンズの仕事環境とプログラムのメリット

 

ケアンズは、シドニー、メルボルン、ブリスベンといった大型の都市とは違って、
大学が少ない観光都市です。

 

ケアンズは、観光業が盛んな都市であり、観光客の需要に応えるために

ホスピタリティ業界の求人が多く存在します。

 

世界中から沢山の観光客がおとずれる町でありながら、
学生数は少ないので飲食店、ホテルなどの
ホスピタリティ分野などとにかく仕事が沢山あります。

 

 

しかし、

日本で飲食店やバー、ホテルで働いたことがない人にとっては、

経験がないことが仕事探しの上でマイナスになることがあります。

 

そんな学生さん達に、4週間かけてホテル、カフェやバーで
働く為の基本的な知識を学べるのが、ジョブレディプログラムです。

 

ケアンズ市内にある、ハーバーサイドホテル1日間研修では、
ベッドメイキング、清掃、レストランでのテーブルセッティング、
料理提供、コーヒーを淹れる、カクテルを作る、など

 

一通り業務体験をするので、履歴書にも堂々とホテルでの
ベッドメイキング経験あり、カクテル作れます!

 

と書いて仕事探しを始めることができます。

 

 

 

日本人は自己アピール力が弱い?

 

ただ、この学校担当者は先日、
日本人の学生さんの自己アピール力が弱いことを嘆いていました。

 

それは、質問をしないことです。

 

トレーナーの方はそのホテルの従業員、
現場で働いている人達で、各セクションでの
作業の仕方をレクチャーしてくれます。

 

その時に必ずと言っていいほど、「何か質問はない?」と聞いてきます。

ここで、何でもいいからその仕事や教わったことについて
「質問」をしてみる、のがポイントです。

 

黙っていると現地の人からは、
「興味ないのかな?」と思われてしまい、良い印象が残りません。

 

質問でなくても初めての業務に挑戦できて楽しかった、
参考になった!

 

という気持ちを相手に伝えるだけでも
相手に良い印象を与えることができます。

日本人は質問することが苦手だったりします。

 

その場で質問したい内容が見つからないことが殆どだと思いますが、
それであれば、こうしたプログラムに参加する前に、
幾つか自分で聞きたいことをメモしておく、といいかもしれません。

 

こうした学校が提供するジョブレディプログラムは授業の一環、
単なるトレーニングとして受け身で捉えずに、就職活動と考えて、コースの中での業務を真剣にやる、
トレーナーの名前も憶えて、沢山質問するとトレーナーもあなたに興味を持ってくれて

 

「仕事ポストが空いているのがあるんだけど、やってみる?」なんて話に繋がるのです。

 

 

日本人は相手を思いやる気持ちがある優しい国民性だと思います。

しかし、時々これが海外での活動においてマイナスに動くことがあります。

 

 

オーストラリアに留学した時に、下記について少し意識してみて

滞在してみることで、現地での仕事探し、学校生活、様々な国籍の人達との交流を

更に良いものにできると思います。

 

 

 

1.「存在感が薄い」と見なされる?

 

日本では、謙虚さや集団の調和を重んじる文化が根付いているため、自己主張が抑えられがちです。

海外では、自己アピールや意見表明が積極的に求められる場面が多く、よく「あなたはどう思うの?」と

聞かれます。

 

特にビジネスシーンや授業での議論の場では、意見をしっかり述べることが評価されます。

間違っている、正しい、が重要ではなく、あなたの考えを伝えることが大事です。

 

授業やグループワーキングでも、周りに合わせているだけで

発言もしなかったら、相手から存在感が薄いと思われがちです。

 

上記のジョブレディプログラムのように、授業やトレーニングでは、

黙っているだけでは参加しているとみられないので気を付けましょう。

2. リスク回避志向が強い

 

これもあるあるです。

よく学校や仕事でもありませんか?

日本では、失敗を避けることが強調されがちです。

 

教育や職場環境でも、間違いを犯さないことが重視されるため、上司に怒られたくない、顧客に文句言われたくないから

失敗したくないから、ここまでやっておけば安心、そこそこのことしかしない。

 

海外では、挑戦する姿勢や、失敗から学ぶことが重要視されます。よく現地のオーストラリア人も

失敗に終わったとしても、挑戦する姿勢を重視します。

 

 

3. コミュニケーションスタイルの違い

 

日本では「空気を読む」とよくいいますよね。相手の感情や状況に配慮しながら、

間接的にコミュニケーションを取る傾向があります。

 

これに対して多くの海外の国々では、明確で直接的な表現が重要視されます。

日本人の曖昧な表現や間接的なコミュニケーション、特に断る時に愛想笑いをしたり、日本でなにげなくやっている

仕草が誤解を招いたり、意思疎通が困難になることがあるのです。

 

実際に海外でのコミュニケーションにおいて、英語を学ぶ学生からすると、

英語の「使える力」としてのスピーキングやリスニングが不足していることもあって、

現地の人々との意思疎通がスムーズにいかないこともあります。

 

それだからこそ、シンプルな英語を使って、どんどん思いを口にすることが大切です。

ここでも日本人としては避けたい、文法の間違い、正しい英語で話しているか?に気を取られず

自分の考えていることを「伝えよう」とすることを意識しましょう。

 

 

 

4. 海外での積極的な人脈作りって?

 

日本では、初対面の相手との距離感を慎重に保ち、徐々に関係を築いていくのが一般的です。

しかし、オーストラリア始め英語圏の国では、割と初対面でも積極的に話しかけたり、

短期間で直ぐに仲良くなることがあります。

 

相手の気さくな対応、明るく前向きなオーストラリア人とのやり取りで

日本とは違う関係の築き方に逆にやりやすさを覚えたり、馴染めないときもあるかもしれません。

 

日本人と比べて、英語圏、欧米の人達は、コミュニケーションの方法やリーダーシップの発揮など

学校教育や家庭で身に付いているように思います。正しいか間違いか、も重視しますが

それよりも、

「あなたがどう思うのか?」

 

と、意見や考えを伝えあう文化です。

 

 

海外に出ることで、これらの課題に気づき意識して動いていくことで、自分で考えて

分からない時は誰かに相談して、沢山失敗して、の繰り返しが

 

留学を終えた時には、日本を出発した時の自分とはまた違った、物怖じせず

コミュニケーションスキルを身に付けた自分の成長を感じることができると思います。

 

 

 

 

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