何歳まで行ける?シニア留学に年齢制限はある?

「もう年齢的に遅いかも…」と感じていませんか?

海外で英語を学びたい、異文化に触れてみたい――そんな思いを抱きながら、「でももう若くないし…」と心の中でブレーキをかけている方はいませんか?

特に50代、60代の方にとって、「語学留学」と聞くと、どうしても10代~20代の若者が中心のイメージを持たれがちです。「自分なんかが行って浮かないかな?」「若い子と一緒に授業を受けるのは恥ずかしいかも」そんな不安が湧くのも自然なことです。

ですが、ご安心ください。

実はオーストラリアの語学学校には、年齢制限は一切ありません。何歳でも、自分のタイミングで学び直しができるのが、シニア留学の大きな魅力です。実際に、現地の学校には50代、60代はもちろん、70代や80代の学生も元気に通っています。

この記事では、「シニア留学って何歳まで行けるの?」「本当に若い子と一緒に学べるの?」「年齢的に浮かない?」といった疑問にお答えしていきます。留学に少しでも興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

オーストラリアの語学学校に年齢制限はない

まずお伝えしたいのは、オーストラリアの語学学校には入学の年齢制限がないということです。これは、年齢を理由に留学をあきらめる必要はまったくない、ということを意味します。

語学学校には、世界中からさまざまな年齢・背景の生徒が集まります。日本のように「◯歳までに進学」「社会人は学校に行くものではない」といった固定観念は、海外にはあまり存在しません。

実際、オーストラリアの語学学校では、10代の学生と、70代や80代のシニアが同じクラスで学んでいることもよくあります。先生も慣れていて、年齢による違和感を感じさせないような授業運営をしてくれます。

「若者ばかりで気後れするのでは?」という不安を持たれる方もいらっしゃいますが、そういった環境に身を置くことが、逆に大きな刺激や学びにつながることもあります。

学ぶことに年齢は関係ない。いつでもスタートできる

「英語を話せるようになりたい」「海外の暮らしを体験してみたい」――その気持ちがあるなら、年齢は関係ありません。学ぶのに“遅すぎる”ということはないのです。

実際に、50代や60代から英語を学び始めて、海外で自信を持って買い物や観光を楽しんでいる方はたくさんいます。オーストラリアでは、「何歳であっても学ぶ意欲を持つことが素晴らしい」という価値観が根づいており、年齢に対する偏見が少ないのも特徴です。

「学生」というと、大学生や高校生といった、実際に学生の年齢である若者のイメージが強いかもしれませんが、オーストラリアの語学学校では、家庭がある人達もいれば、ビジネスマン、リタイア世代もいます。それぞれの目的や生活スタイルに合わせて、自由に学び直しができるのです。

むしろ人生経験を積んだ今だからこそ、語学の奥深さや異文化の面白さに気づくこともでき、若い頃とは違った視点で留学を楽しむことができます。

英語初心者でも大丈夫。クラスはレベル別で安心

「学生時代に英語が苦手だった」「もう何十年も英語に触れていない」と感じている方も、心配はいりません。オーストラリアの語学学校では、入学時に英語レベルのテストを受け、自分に合ったレベルのクラスからスタートする仕組みになっています。

同じように英語を一から学び直すクラスメイトがいる環境で、一緒に少しずつステップアップしていけるので、プレッシャーを感じることなく授業に参加できます。

また、クラス内では自然と助け合いの文化があり、すでに少し話せる中級者や上級者の学生が、初心者の方をフォローしてくれることも多くあります。年齢に関係なく「同じ学びの仲間」として接してくれるこの雰囲気が、シニア留学の安心感につながっています。

若い世代との交流が刺激に

「若い人と一緒のクラスで浮かないかな…」と不安になる方もいますが、実際に学校に通ってみると、多くの方がこう口にします。

「若い人と話すと元気をもらえる!」


 「自分の子供たちみたいな世代と冗談を言い合えるなんて、思ってもみなかった」


 「年齢を気にせず話せるのが楽しい!」

オーストラリアの語学学校では、さまざまな国籍・年齢・職業の人が学んでいるので、「違いを受け入れる」ことが自然な環境です。日本のように年齢差を気にしすぎることは少なく、フラットに会話を楽しむ空気があります。

また、若い世代にとっても、年上の留学生と接することは貴重な体験になります。自分の親や祖父母の年代の方が、新しいことに挑戦している姿を見ることで、「年齢に関係なくチャレンジできるんだ」という刺激を受けるのです。

シニア留学で得られるものとは?

語学を学ぶことだけが、シニア留学の魅力ではありません。新しい土地に行き、新しい人々と出会い、今までにない体験をすることで、心の中に新しい風が吹き込みます。

50代・60代は、子育てが一段落したり、定年を迎えたりと、人生の区切りとなる時期です。その節目で、自分自身のために時間を使い、第二の人生をスタートさせるきっかけとして留学を選ぶ方が増えています。

1. 視野が広がる

日本という枠を飛び出してみると、自分の「当たり前」が世界ではまったく通用しないことに気づきます。価値観の違いを知り、多様な生き方や考え方に触れることで、ものごとの見方が柔軟になります。

2. 自信がつく

「海外に一人で行けた」「英語で買い物ができた」「クラスメイトと英語で会話ができた」-そんな小さな成功体験の積み重ねが、シニア世代の方にとって大きな自信につながります。帰国後は、海外旅行がもっと楽しくなったり、英語を使ったボランティア活動に参加したりと、新たな扉が開きます。

3. 自分をリセットできる

毎日が同じように過ぎていく生活のなかで、ふと「このままでいいのかな」と思ったことはありませんか?オーストラリアのゆったりとした空気の中で生活することで、心身ともにリフレッシュできます。自然と「また頑張ってみよう」と思えるようになるのも、シニア留学の力です。

周りにどう思われるか気にしないで大丈夫

「そんな年で留学?」と言われるのが怖くて、一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。でも、よく考えてみてください。自分の人生は、自分のためにあるはずです。

実際、留学に出かけた50代・60代の方の多くが、こう言います。

「もっと早く来ればよかった」


 「行くまでは怖かったけど、来て本当によかった」


 「“人生を楽しんでるね”って言われた」

シニア世代が新しい一歩を踏み出すことで、周囲の人にもポジティブな影響を与えることができます。「年齢にとらわれず挑戦する姿」は、その背中を見た人の人生にも影響を与えます。

実際に筆者が視察に行った際には、60代のシニア男性が3カ月の留学に来ていました。彼は70代のホストファザーと2人でホームステイをしており、学校が終わると、彼は学校の入口でいつもホストファザーが車でお迎えに来るのを待っていました。

なんだか子供のお迎えのような、とても微笑ましい光景でした。

同世代の男性二人で、楽しく暮らしていたほうです。 ホストファザーはお茶目な方で、学生さんが宿題をしながら居眠りをしている写真などを撮って学校の先生に見せたりしていましたよ(笑

最後に:何歳からでも人生は変えられる

オーストラリアの語学学校には、年齢という壁はありません。大切なのは、「やってみたい」「変わりたい」という気持ちです。

シニア留学は、英語力だけでなく、人生そのものを豊かにしてくれます。あなたがこれまでに積み重ねてきた経験や知識があるからこそ、海外での学びはさらに深く、実りあるものになるでしょう。

どうか「もう遅い」なんて思わないでください。
 むしろ今こそが、最高のタイミングかもしれません。

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