大人のオーストラリア留学費用はいくら?1週間・1ヶ月・3ヶ月の総額を比較 | 40代・50代・60代・70代女性のオーストラリア留学|大人留学 by アクティブウーマン

大人のオーストラリア留学費用はいくら?1週間・1ヶ月・3ヶ月の総額を比較

オーストラリア留学専門カウンセラー  桜井彰子

「1週間だけなら、いくら用意すればいい?」「1ヶ月に延ばすと、費用は4倍になるの?」。大人の留学を考え始めた方から、よくいただく質問です。語学学校の授業料だけを見て予算を決めると、航空券や滞在費を加えた段階で思ったより高く感じるかもしれません。

この記事では、1週間・1ヶ月・3ヶ月のオーストラリア留学に必要な費用を、授業料、滞在費、航空券、現地で使うお金まで含めて比較します。数字は学校や都市を特定した販売価格ではなく、予算を考えるためのモデルケースです。費用の差がどこで生まれるのかを知り、自分に合う期間と滞在方法を選ぶ際に役立ててください。

大人のオーストラリア留学費用は、授業料と滞在費を一緒に考える

留学費用というと、最初に授業料を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、実際の予算では滞在費も大きな割合を占めます。語学学校を通じてホームステイや学生寮を申し込む場合、学校または学校が提携する手配先が滞在先を調整します。そのため、学校から届く見積もりには授業料だけでなく、滞在費や滞在手配料も並ぶことがあります。

さらに、日本からの往復航空券、海外旅行保険、空港から滞在先への移動、通学交通費、食費、週末の観光費などが必要です。「学校に支払う金額」と「留学全体に使う金額」は別だと考えておきましょう。

筆者がこれまでカウンセリングでご相談を受けた方では、仕事の休みを使う方は1~2週間を選ぶことが圧倒的に多く、一定期間、英語を学ぶ生活に挑戦したい方は1~2ヶ月を設定する傾向があります。3ヶ月は、仕事や家庭の予定を調整でき、現地での生活にもじっくり取り組みたい方の選択肢です。長ければよいという話ではありません。使える時間と、帰国時にどんな経験を持ち帰りたいかから決めると、予算にも納得しやすくなります。

1週間・1ヶ月・3ヶ月の留学費用を比較

以下は、成人1人が一般英語コースに通い、ホームステイの1人部屋に滞在する場合の計算例です。1ヶ月を4週間・28泊、3ヶ月を12週間・84泊として揃えています。授業料は週45,000円、ホームステイは1泊7,000円を仮定します。授業料や航空券などは見積もりを説明するための仮定額であり、特定の学校の最新料金を示すものではありません。

費用項目1週間(7泊)1ヶ月(4週・28泊)3ヶ月(12週・84泊)
授業料(週45,000円)45,000円180,000円540,000円
ホームステイ(1泊7,000円)49,000円196,000円588,000円
学校・滞在手配などの初期費用(仮)20,000円20,000円20,000円
日本からの往復航空券(仮)120,000円120,000円120,000円
保険(仮)5,000円10,000円20,000円
現地支出の予算枠(仮)20,000円80,000円240,000円
ETAアプリの申請サービス料(20豪ドルを仮に約2,000円で計上)約2,000円約2,000円約2,000円
総額のモデルケース約261,00円約608,000円約1,530,000円

現地支出の予算枠は、ホームステイの食事以外の食費、日用品、交通費、観光などをまとめたものです。海外旅行保険の補償内容、航空券の時期、為替、学校の授業料や入学金、滞在先の食事条件によって実際の金額は変わります。週末旅行を頻繁にするなら、この枠では足りない場合もあります。なお、上表のETAの円換算は仮置きです。申請時は豪ドルでの手数料と決済時の為替を確認してください。

1週間:総額約26万円という計算例

1週間では、授業料とホームステイ代の合計は140,000円です。ところが航空券を加えるだけで270,000円になり、さらに初期費用や現地支出が加わります。短期留学で「授業料は思ったより安かったのに、総額は高い」と感じる理由はここにあります。航空券は1週間でも1ヶ月でも往復1回分が必要です。

仕事の休暇を使いやすい一方、初日はクラス分けやオリエンテーションが入ることもあり、現地に慣れそうな頃に帰国する感覚もあります。英語クラスと街歩き、週末のアクティビティを経験して「海外の学校に通う自分」を確かめたい方に向いています。学校によっては毎日の放課後アクティビティが充実しているため、短期間でも過ごし方の見通しが立てやすいでしょう。内容や参加費が授業料に含まれるかは事前に確認してください。

1ヶ月:総額約61万円という計算例

4週間にすると授業料と滞在費は増えますが、航空券や入学・手配費用は原則として1回分です。今回の条件では総額約61万円。1週間の4倍ではありません。通学や買い物に慣れ、授業で覚えた表現を別の日にも使う機会が生まれやすくなります。

初めの週は教室の流れをつかみ、次の週から放課後の過ごし方を試し、最後の週には自分に合う生活のリズムが分かる。もちろん英語力の変化には個人差がありますが、学校に行くだけで終わらない生活を経験したい方には、1ヶ月は検討しやすい期間です。週末の小旅行や外食を増やすなら、現地支出80,000円の枠は広げて計算しましょう。

3ヶ月:総額約153万円という計算例

12週間では、今回の例で授業料54万円、滞在費58.8万円。両方を合わせると総額の約7割になります。ここまでの期間では、週単位の料金の差が全体に大きく響きます。たとえば滞在費が週5,000円違えば、12週間で60,000円の差です。

一方で、暮らす経験を深められるのが3ヶ月の魅力です。クラスメイトとの会話、週末の過ごし方、スーパーでの買い物など、授業以外にも英語を使う場面が増えます。滞在先が自分に合うかどうかも重要になるため、価格だけでなく、食事、通学時間、個室か相部屋かまで確認しましょう。3ヶ月という表現には90日程度を思い浮かべる方もいますが、この比較表は84泊で計算しています。実際の帰国日が延びれば滞在費や保険料も追加されます。

仕事や家庭の予定に合う留学期間は?50代・60代からのオーストラリア短期留学もご覧ください。

滞在費は基本的に週単位。泊数と食事条件を確認する

語学学校を通じたホームステイや学生寮では、滞在費が週単位で表示されることが一般的です。今回のホームステイ単価なら1週間は49,000円、4週間は196,000円、12週間は588,000円。1泊7,000円と聞くと小さな違いに見えても、滞在期間が長くなるほど総額を左右します。

ただし、「授業4週間だから滞在も必ず28泊」とは限りません。週末に出発して学校開始前日に到着するか、授業終了後に何泊して観光するかで宿泊日数が変わります。学校の滞在先は入退去曜日が決められていたり、延泊に別料金がかかったりするため、見積もりでは授業週数と宿泊泊数の両方を見てください。

見積書の「Accommodation 4 weeks」という表示だけでは、食事の条件までは分かりません。平日は朝夕2食、週末は3食というホームステイもあれば、別の設定もあります。到着日と退去日の食事、アレルギー対応、交通費、Wi-Fiや洗濯の扱いまで確認すると、現地で必要なお金を見積もりやすくなります。

ホームステイは食費を含めて考える

ホームステイは、現地の家庭に滞在する方法です。現地の語学学校では、基本的にお部屋は1人部屋で、平日に朝食と夕食が付きます。この記事では1泊約7,000円を例にしました。

都市部のホテルに連泊する場合と比較すると、食事が含まれる分、負担を抑えやすいと感じる方もいるでしょう。ただしホテルの料金は立地や時期によって大きく動くため、必ず同じ日程で比べてください。

ホームステイのよさは、帰宅後にも「今日は学校で何をしたの?」と話すきっかけがあることです。授業中に言えなかった言葉を夕食の席で試せるかもしれません。

一方、家庭ごとの生活時間やルールがあり、学校までの通学時間が長いこともあります。ホストが毎晩長時間英語を教えてくれるわけではありません。費用に含まれる食事と、無理なく通える場所かどうかを一緒に確認してください。

民間の学生寮は立地と自由度を確認する

シドニー、メルボルン、ブリスベンなどの大都市では、学校が民間の学生向け宿泊施設を案内することがあります。ホテルのように大きな建物で、駅や学校へのアクセスがよく、個室や共用スペースを備えた施設もあります。通学にかける時間を短くしたい方、帰宅時間や食事の時間を自分で決めたい方には魅力的です。

この記事では、比較用に1泊9,000円の学生寮を仮定します。7泊なら63,000円、28泊なら252,000円、84泊なら756,000円。ホームステイとの差はそれぞれ14,000円、56,000円、168,000円です。さらに退去時の清掃費などが別途かかる施設があります。料金表に書かれた週額だけで決めず、最終請求額を確かめましょう。 学生寮の多くは、キッチンやダイニングを共用する自炊型です。住む場所が学校や駅に近くても、食材の購入、調理、片づけの時間と食費は自分で用意します。平日2食付きのホームステイと宿泊費だけを比べると、総額を見誤ります。施設によって個室の有無、共用人数、寝具・食器の費用、最低滞在週数も異なります。大人の留学では、共用キッチンの人数や夜間の生活音まで含めて選ぶと安心です。

3食付きの学生寮という選択肢も

オーストラリアの語学学校の中には、珍しく、寮のカフェテリアで食事を提供するところもあります。たとえば4人部屋で1泊5,000円、3食付きという条件なら、滞在費は7泊35,000円、28泊140,000円、84泊420,000円です。この記事のホームステイ例より、滞在費だけでそれぞれ14,000円、56,000円、168,000円低くなります。ただし、これは該当する寮を検討する際の価格例であり、どの学校でも利用できる標準料金ではありません。募集時期や空室、食事提供日などによって条件は変わります。 「普段は家族の食事を作っているから、留学中は買い物と料理から離れたい」という方にも、こうした寮は候補になります。3食が付いていれば食事の予算を読みやすく、空いた時間を授業の復習や街歩きに使えます。その一方で4人部屋なので、静かに眠れるか、荷物を置けるか、共用空間で落ち着けるかは人によって違います。「食事付きで費用を抑えたい」という希望と「個室で休みたい」という希望の優先順位を考えてみてください。

同じ1ヶ月でも、滞在先によって総額は変わる

先ほどの4週間モデルで、授業料・航空券などの条件を揃え、宿泊代だけを入れ替えると次のようになります。寮の食費と追加手数料は反映していないため、この表だけでどの滞在先が最安かは判断できません。

4週間・28泊の滞在方法仮の滞在費基本モデルからの差総額の仮計算
1人部屋のホームステイ・食事付き条件196,000円基準約608,000円
民間学生寮・自炊型(1泊9,000円)252,000円+56,000円約664,000円+自炊費・清掃費など
4人部屋の学生寮・3食付きの例(1泊5,000円)140,000円-56,000円約552,000円※

※3食付きの例では、元の現地支出80,000円に含まれる食費の一部が不要になる可能性があります。一方、校外で食べる日や観光、追加費用は残ります。55.2万円は単純に宿泊代を差し替えた数字です。学校ごとの食事条件と料金で再計算してください。

都市選びは費用の差だけで決めなくていい

ケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベン、メルボルンなど、都市が違うからといって、語学学校の学費やホームステイ費用に大きな差が出るわけではありません。予算を考える際は、「どの都市が安いか」よりも、留学する期間と滞在方法に注目すると分かりやすくなります。とくに、食事付きのホームステイにするか、自炊型の学生寮にするか、個室と相部屋のどちらにするかによって、総額と現地での過ごし方が変わります。

都市は費用だけでなく、気候、街の規模、交通の使いやすさ、休日にしたいことなど、暮らしの希望から選びましょう。同じ都市でも、学校や滞在先によって通学時間や食事の条件は異なります。行きたい街が決まったら、その街で自分に合う学校と滞在先を組み合わせ、学校に通う毎日を想像しながら見積もりを確認してください。

街の雰囲気や暮らしやすさは?ケアンズ・ブリスベン・ゴールドコーストの都市紹介をご覧ください。

見積もりで抜けやすい費用を確認

航空券と空港送迎

航空券は渡航時期、出発空港、直行便か乗り継ぎ便かで変わります。今回の12万円は比較のための仮定額です。連休や繁忙期の便では余裕を見てください。到着空港からホームステイ先までの送迎は、学校を通じて別途申し込む場合があります。送迎が見積もりに含まれているか、片道だけか往復かを確認しましょう。

授業料以外の学校費用

入学金、教材費、滞在手配料などが授業料と別に請求される場合があります。この記事ではまとめて2万円を仮置きしましたが、実際の見積もりでは費目ごとに確認してください。アクティビティの参加費が無料でも、入場料や飲食代、交通費が各自負担の場合もあります。

保険、通信、現地の支払い

医療費や旅行中のトラブルへの備えとして、海外旅行保険の内容を確認します。クレジットカード付帯保険を使う場合も、適用条件と補償期間を確認してください。スマートフォンのeSIMやSIM、通学交通費、日用品、週末の外食は小さな支払いが積み重なります。保険料は年齢や補償範囲により異なるため、表の額をそのまま契約額とは考えないでください。

為替と支払い時期

学校や滞在先の料金が豪ドル建てなら、同じ豪ドル額でも円換算額は支払い時期で変わります。留学を数ヶ月先に予定する場合、今日の換算額だけで予算を固定しないことが大切です。日本円での請求が確定するタイミング、送金手数料、カード決済手数料も見積もり時に聞いておきましょう。

3ヶ月の留学とETAの条件

短期の語学留学では、渡航に必要な渡航許可・ビザの条件も確認が必要です。オーストラリア内務省によると、ETA(Electronic Travel Authority、サブクラス601)では、1回の入国につき最長3ヶ月滞在でき、合計3ヶ月までの就学・研修が認められています。オーストラリアETAアプリの申請サービス料は20豪ドルです。対象となる旅券、許可される滞在期間と条件は申請者ごとに確認してください。3ヶ月を超える滞在や就学を考える場合には、別のビザの要否を個別に確認します。出典:オーストラリア内務省・ETA

ここでいう「3ヶ月」と、この記事の比較表の「12週間・84泊」は同じ長さではありません。実際の渡航日と帰国日を決めたうえで、許可される滞在期間と授業期間の双方に収まるかを確認してください。またETAでの就学は、現地で働きながら学費を賄う計画とは切り離して考える必要があります。

費用を抑える前に、何を大切にしたいか決める

予算を調整する方法はいくつかあります。出発日をずらせるなら航空券の価格を比べる。個室にこだわらないなら食事付き相部屋の寮を探す。観光の頻度を調整する。1週間と2週間の見積もりを並べ、航空券を一度で使えるなら延長する価値があるか考える。こうした工夫は、滞在中の満足度と一緒に検討するのがよいでしょう。

たとえば、料理を休みたい方が、宿泊費だけを見て自炊型の寮を選ぶと、現地で毎日の食事の負担が残ります。反対に、学校の近くに住み、好きな時間に外食したい方には、食事付きのホームステイより学生寮の自由さが合うかもしれません。1人部屋の落ち着き、通学のしやすさ、ホストファミリーとの交流、食事の手間。何にお金を使うと自分の留学が充実するかを考えることが、納得できる予算につながります。

見積もりを依頼するときは、次のように希望を伝えると比較しやすくなります。「学校は4週間、滞在は28泊。1人部屋で平日2食付きのホームステイと、通学30分程度の学生寮の両方を見たい。入学金、教材費、送迎費、清掃費を含めた総額を知りたい」。条件が具体的なら、あとから加わる費用にも気付きやすくなります。

よくある質問

1週間なら20万円以内で行けますか?

今回の仮定では約26.1万円です。航空券や学校料金、時期によって変動するため、一律に「20万円以内で行ける」「行けない」とは言えません。学校の授業料だけで判断せず、宿泊、航空券、保険、現地支出まで並べて検討してください。

1ヶ月と4週間は同じですか?

この記事の「1ヶ月」は計算上の4週間・28泊を指します。暦の上の1ヶ月は28日、30日、31日など異なり、学校の授業開始曜日と滞在先の入退去日も関係します。見積もりでは「授業は何週間で、宿泊は何泊か」を明記してもらうのが確実です。

ホームステイと学生寮、どちらが安いですか?

食事付きホームステイ、立地のよい自炊型学生寮、相部屋で3食付きの寮では、費用の構成が異なります。この記事の仮定では1泊5,000円の相部屋寮が最も安いですが、空室や学校の選択肢が限られます。宿泊費に加え、食費、清掃費、交通費も揃えて比較してください。

期間を長くすると週あたりの費用は下がりますか?

航空券などの一度だけ支払う費用を長い期間に分けられるため、総額を週数で割った額は下がりやすくなります。ただし、学校の週単価が自動的に下がるとは限りません。長期申込割引やキャンペーンの有無は、その時期の学校見積もりで確認しましょう。

まとめ:自分の希望に合う「総額」で比べよう

このモデルケースでは、ホームステイに滞在する大人のオーストラリア留学費用は、1週間で約26万円、1ヶ月で約61万円、3ヶ月で約153万円です。授業料だけを見ると実際に必要なお金との間に差が出ます。とくに滞在費は週ごとに積み重なり、ホームステイ、民間学生寮、食事付き寮のどれを選ぶかで総額も過ごし方も変わります。

仕事の休みを利用して最初の一歩を踏み出すなら1~2週間。学校に通う生活に腰を据えて挑戦したいなら1~2ヶ月。さらに現地での日常を深めたいなら3ヶ月も候補です。予算だけで期間を決めず、「食事は用意してほしい」「個室で休みたい」「学校の近くに住みたい」など、譲れない条件を書き出してから総額を比べてください。

アクティブウーマンでは、行きたい都市、休める期間、希望する滞在方法を伺い、授業料と滞在費を含めたプランを一緒に考えます。まずは「いつ、何週間なら行けそうか」という段階からでもご相談ください。

費用を調べるうちに「この年齢からでも行けるかな」と感じた方へ。70代でオーストラリア留学を実現した方の体験談もご紹介しています。


※記事内の金額は執筆時点の比較用モデルであり、学校・都市・時期を指定した見積もりではありません。滞在費の例はカウンセリングで扱う条件を基にした概算です。公開時は各学校の料金、部屋・食事条件、航空券、保険、為替、渡航許可の最新条件を確認してください。滞在施設の種類や費用の考え方については、Study Australiaの滞在先案内および生活費・教育費案内も参照できます。