日本からオーストラリアへ荷物を送る・送り返す方法

オーストラリア留学中に荷物が必要になった際、ご家族の方から荷物を送ったり、日本への帰国前にまとめて荷物を日本へ送り返したりする必要があります。

日本からオーストラリアへ荷物を送る方法と、オーストラリアから日本へ送り返す方法や、荷物送付の注意ポイントについて解説します。

日本からオーストラリアへ荷物を送る/送り返す方法、手順と注意

初めての留学ではどんな荷物を準備すればいいか迷いますよね。
初めての留学ではどんな荷物を準備すればいいか迷いますよね。

初めての留学ではどんな荷物を準備すればいいか迷いますよね。

そんな方にアドバイスや、オーストラリアへ渡航中にご家族の方から荷物を送ってもらう方法、逆に日本への帰国前にまとめて荷物を日本へ送り返したりする際、便利なやり方と荷物を送る際の注意ポイントについて解説します。

日本からオーストラリアへ荷物をおくる

基本的はオーストラリア渡航時の荷物はスーツケースひとつと、小さなリュックで十分だと思いますが、留学先で冬物が必要になった、お母さん送って!と言った場合など、どうしても足りないという場合に送ってもらうといいと思います。

送料を考えると現地で買ったほうが結局安かったりするので、郵便局、フェデックス、クロネコヤマトなど色々ありますが、郵便局の「EMS」と呼ばれる海外宅配が一番おすすめです。
私も海外へお菓子などのプレゼントを贈るときによく使います。

EMSとは?

EMSはオーストラリア以外にも、世界120ヶ国以上の国に配達が可能となっており、 届くまでの期間が短く、荷物の追跡も出来るため安心安全な方法として知られています。

重量制限も30kg迄となっているので、通常荷物を送るには十分な量です。
こちらは日本郵政グループのサービスとなっているので、各郵便局から発送することが出来ます

EMSの使い方

EMSはどうやって使うの?
EMSはどうやって使うの?

① EMSとして送ることが出来るものかどうか
オーストラリアの検疫を通る際、問題の無い品物かどうかについて確認した後に梱包する。

② 梱包が完了したら、郵便局の窓口で専用ラベルをもらう。

③ 税関告知書に記入する
オーストラリアに荷物を送りたい場合、税関告知書という書類に、全ての品物について、英語で名前を記載する必要があります。

また、利益を得る商業目的でないことを明らかにするために、
『個人使用(Personal Use)』または『個人的な贈り物(Personal Gift)』と、記入しましょう。

書類の書き方が分からなくても、郵便局の窓口で丁寧に教えてくれるのでご安心を。

配送料金と配達日数

何日で届く?
何日で届く?

EMSの場合、必要な料金は荷物の重さによって異なります。

例えば、2kgの場合、送料は4000円になっています。また、配達日数は、下記のページから算出することが出来ます。オーストラリアは広いため、各州・地域によって配達目安の日数が異なっているようです。

例えば、東京からメルボルンに小包を送る場合、なんとたったの3日で届けることが出来ます。 速いですね!

送ることが出来ない荷物

オーストラリアは検疫が厳しく、郵送できないことになっているものが沢山あります。

郵便局のホームページにて、なんと4ページにわたって記載がありますが、肉・肉製品/乳製品/麺類/植物/は基本的にNGです。

カレーのルーも没収されたと聞いたことがありますし、のりたまのふりかけも、思いっきりひよこが殻から出ている絵がかいてありますよね。あれも取られたと聞いたことがあります。

海外で生活していると恋しくなるカップラーメン
海外で生活していると恋しくなるカップラーメン

箱を開けて中を見られる可能性が多いので、洋服などと一緒にお母さんが日本の食べ物を一緒に送りたい気持ちも分かりますが、万が一取られてもいいという心づもりでいて下さい。

粉末のお吸い物やフリーズドライの味噌汁など、スーパーマーケットで売っている状態でそのまま入れていれば問題ないと思います。全部出してタッパーにいれて、となると厳しいと思います。

もちろん「大丈夫だった」、という人もたくさんいるので、こればかりはチェックする担当官の裁量によるところも大きいと思います。

オーストラリアから日本へ荷物をおくる

さあ!いよいよ帰国のときになりました!
さあ!いよいよ帰国のときになりました!

1年のうちに買い物したり、なんやかやと荷物は増えてしまいますよね。すっきりと帰国するためにまずは現地でメルカリやジモティ的な売り買いサイトで、ドライヤーや衣類は売ってしまいしょう。

留学生は新しく来た人、ビザが切れて帰る人で常に新旧交代しています。
あなたの不要品を今度は、新しい生活のために必要な人がいます。

オーストラリアから荷物を送るには?
オーストラリアから荷物を送るには?

「いままで1年ありがとう。今度はあなたの番よ」そんな気持ちでどんどん手放して身軽になりましょう。

それでもやっぱりこの洋服は持って帰りたい!そんなときはオーストラリアから日本へ郵送しましょう。

郵便局から送る

郵便局から荷物を送る場合
郵便局から荷物を送る場合

送る便にいくらか選択肢があり、一番安い便だと10日程度かかります。

しかし他の民間の宅配業者と比べて料金を半分から3分の1程度に抑えることが出来ます。

郵便局ならどこの街にもありますし、大都市ですと数件ありますので、一番手頃かと思います。

CUBE ITで送る

CUBE ITとは?
CUBE ITとは?

人気で便利な郵送サービスを探してみたところ、CUBE ITというサービスを見つけました。

こちらのサービスを使えば、スーツケースやサーフボードなど、大きなものも送ることが可能です。勿論通常の段ボールも郵送可能で、料金形態も大変わかりやすいものとなっています。

とっても便利で安い!?
とっても便利で安い!?

オンラインで予約や見積もりを行う事が出来、日本での着払いも可能だそうですので、結構便利なサービスなのではないでしょうか。日本語・英語の両方に対応しているので、 英語初心者の方でも安心です。重量制限なしの詰め放題で$170だそうです。

いちいち重さを気にして、体重計で測ったりしながら梱包しなくてもよいのは楽ですよね。 残念ながら配達日数については、公式ページに明記がありませんでしたが、使用した方のレビューなどを見ていると、大体1週間~2週間で届くようです。

荷物を送る際の注意ポイント

オーストラリアから日本に荷物を送る際の注意点をご紹介していきます。

送ることが出来ない荷物

日本へ送ることが出来ないものとは?
日本へ送ることが出来ないものとは?

オーストラリアから日本へ荷物を送る際、輸入禁止や制限によって配送することができない場合があります。

・禁止品が発見された場合
空港の検察官によって輸入禁止品が見つかった場合は日本の税関または所轄の官庁から罰則されることになります。その場合は罰金を支払い、禁止品の処分、その他諸費の支払いが必要になります。

・主な免疫対象品

動物、野菜果物、種子、乳製品、お米類、土砂、泥、貝殻、ドライフラワーや押し花、ビーフジャーキー、ハム、ソーセージ、缶詰などの全ての肉類、スパイス類

・ワシントン条約に該当する動植物

トカゲ、ワニ、ヘビ、象などのワシントン条約該当動植物の革製品・敷物・剥製・アクセサリーなど

・貴重品

株券、債券、トラベラーズチェック、貨幣、郵便切手などの有権証券や絵画、彫刻、陶磁器などの信書、宝石、宝飾品、貴金属、美術品

・日本の厚生省の規定により輸出許可のいるもの

市販薬、処方箋薬、漢方などの医薬品や1品目で24個を越える石鹸、シャンプー、ハンドクリームなどの医薬部外品、化粧品

コンタクトレンズ(2か月分まで)

規定数を超えるワイン

聴診器・体温計などの医療用器具と、身体に影響を及ぼすことが目的としている機械器具

・豪州航空運送法令の規定による受託禁止危険品

受託禁止危険物とは?
受託禁止危険物とは?

爆発の恐れがあるもの、燃えやすいもの、他人に危害を与え、または他の物を損傷する恐れのあるもの

ライター用補充ガス、カセットコンロ用ガス、キャンプ用ガスやダイビング用ボンベ、スプレー缶などの高圧ガス

オイルタンク式ライター、オイルライター用飲料、ペイント類などの引火性液体

花火、クラッカー、爆薬などの火薬類
小型酸素発生器、漂白剤などの酸化性物質

使用マッチや炭などの可燃性物質

殺虫剤や農薬などの毒物類や放射性物質

液体バッテリーや水銀などの腐食性物質

エンジン、リチウム(イオン)バッテリーなどその他の有害物質

関税がかかるもの

関税がかかるもの?
関税がかかるもの?

以前は1000ドル未満の輸入品には関税がかかっていなかったですが、2018年に7月1日に法律が変わり、1000ドル未満の輸入品にも10%の関税がかかるようになりました。

以上、日本とオーストラリアの荷物の送付について注意ポイントです。できるだけコストを抑えて郵便を利用しましょう。