プロが教える!オーストラリアワーキングホリデー完全ガイド

オオーストラリアのワーキングホリデーに行きたい!そう興味を持たれたとき、ワクワクが膨らむと同時にビザやお金、学校や滞在先など、気になることが沢山出てきます。
それ以外にも、出発前に必要となる公的手続や保険契約等の事、また出発後のアルバイト探しや銀行口座、通信手段の事など、考えれば考えるほど最初は疑問が山積みです。
この様な、渡航する上での全ての不安を解消して頂ける様、こちらのページで詳しく解説します。
ワーキングホリデー制度とは?
先ずは、ワーキングホリデーって何?という方の為、その制度についてお話しします。
ワーキングホリデー協定は国と国との間の約束です。
相手国の文化を体験しながら、旅をしたりアルバイトをしたりして1年間過ごすことができます。
オーストラリアと日本との間の協定は、40年程度続いています。
オーストラリアのワーキングホリデービザは、18歳~30歳の方が取得できるようになっており、
最長4ヵ月(17週間)まで語学学校へ通う事も出来ます。
ビザ自体は1年間ですが、その中でどの町に住んでも、途中でお引越しをしても、
定住せずに旅をし続けても、半年で帰国してしまっても、好きにアレンジすることができる夢のようなビザです。
ビザを申請するために特別な必要な資格などは全く必要ありません。
更に、好きなだけアルバイトをすることができるビザでもありますが、何をして働くのも自由、働かないのも自由。
とにかく若い人にだけ与えられた、特別な権利なのです。
ではそのビザの取得条件や申請料金などについて、詳しくご説明していきたいと思います。
ワーキングホリデービザの特徴と条件
ワーキングホリデービザを手に入れるには、年齢制限を含むいくつかの条件があります。
まずはそちらについて解説します。
①年齢制限について
ワーキングホリデービザには申請時の年齢制限があります。具体的には、申請時に18歳以上30歳以下である必要があり、31歳のお誕生日が来るまでに発給を受けておく必要があります。
ビザさえ取得しておけば、出発時に31歳になっていても問題ありませんが、ビザ自体の有効期限は1年間なので、ビザが発給されたあと1年間渡航しない場合は自動で無効になってしまう仕組みです。
発給から1年以内に渡航すれば、オーストラリアに到着した日から1年間、現地に滞在が可能です。
【オーストラリアのワーキングホリデービザ 35歳に引き上げか!?】
しばらく前、ビザ申請が可能となる年齢が引き上げになったというようなニュースが出回り、これに関してセカンドビザはどうなるのか、本当に引き上げになったのか等、多くの方よりお問合せを頂きました。
ただ残念ながら、現段階(2017.07)では特に何の変更もされておらず、案の段階で止まっています。
⇒大使館公式日本語ページ
政府案の段階であれば、施行されることなく廃止されることも珍しくは無いため、 35歳まで引き上げになるならまだ余裕があるな、と、渡航を先延ばしにするのはお勧めできません。
今のところ、35歳への引き上げは行われない事を前提に計画を立ててください。
そして、上記にご紹介したようなオーストラリアの在日大使館やオーストラリア移民局のページを見ておかれることで、いち早く正しい情報を手に入れることが出来ます。
別途このような公式のページでお知らせがあるまでは、現在の年齢制限から変更はありませんので、ご注意ください。
②有効期限について
オーストラリアのワーキングホリデービザは、1年間現地に滞在することが出来、条件により2年間に延長することが可能です(条件についてはまた後でご説明します)
この1年間というビザの期間内は、オーストラリアへの出入りが自由なので、例えば途中で友達の結婚式があったりして日本へ一時帰国した後でも、またオーストラリアへ戻ることが出来ます。
出発から数か月で完全帰国することもできるので、絶対1年間いなくてはならないビザではありません。途中で他の国へ行ってしまう事もできる、本当に自由度の高いビザです。
ただ、オーストラリアを出ている間もビザの有効期限としての時間は進んでいるので注意が必要です。例えば6か月間オーストラリアで滞在した後、1ヵ月日本にいた場合。残っている期間は6か月ではなく、5か月になります。ご注意ください。
③その他
その他、ビザの発給を受ける条件として、心身健康であることや、扶養する子どもが同行しないというものもありますので、頭の片隅に置いておいてください。
さて、そのビザの申請自体についてなのですが、こちらはインターネットで申請が可能となっています。
大使館に出向いたり、無犯罪証明を取ったり、残高証明を提出したり…そのようなことは一切必要ありませんので、ご安心ください。
因みにアクティブウーマンでは、語学学校のご手配をご依頼くださった方に無料で申請代行を行っています。ワーキングホリデービザの申請費用である$440だけで申請が可能です。
こちらの$440は、ビザ申請時に登録するクレジットカードから、オーストラリア移民局が直接引き落とす金額になっていますので、ご自身で申請されてもかかるお金です。
有料代理店さんの中には、移民局から引き落としとなる$440とはまた別に、数万円の申請代行費用を頂いているところもありますので、もしそのような代理店さんに依頼をご検討中の方は、お見積もりに書かれているその金額が「ビザ自体」の費用なのか、それともビザの「申請代行」費用なのか、しっかりとご確認いただく事をお勧めします。
<ビザ申請に必要なもの>
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有効なパスポート 滞在予定期間を満たしていない場合は、あなたの居住地を管轄するパスポートセンターに相談し、滞在予定期間を満たしたパスポートを取得してからeVisa 申請を行ってください。 |
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クレジットカード 申請料金はクレジットカード決済のみとなります。Visa, MasterCard, American Express, Diners Club International, JCB, Bankcard が使用可能。自分名義でなくても大丈夫です。 |
語学留学とワーキングホリデーの違い
上で少しお話ししたとおり、ワーキングホリデービザでも4か月までであれば語学学校へ通う事が出来ます。
では、語学留学とどう違うの?と、疑問に思われる方も少なくないのではないでしょうか。
一番大きな違いはというと、「学校に通える期間」です。
ワーキングホリデービザでは4か月(17週間)までと決まっていますが、語学留学(学生ビザで渡航)の場合はそこに制限がなく、何ヶ月でも学校へ行くことができます。
逆にいうと、学校に通う事が学生ビザ発給の条件になるので、ビザの期間中はずっと学校に通っている必要があります。旅や経験よりもとにかく語学!しっかり学校に通って英語力を伸ばすことが最大の目的だという方は、語学留学の方がご希望にあっているかと思います。
語学留学で渡航される方はこちら
その他、細かい違いがいくつかありますので、下記表にまとめました。
ワーキングホリデー | 語学留学 (学生ビザ) | |
学校に通える期間 | 4か月まで | 無制限 |
ビザ申請費用(2017.07現在) | $440 | $560 |
就労制限 | 無制限 | 週20時間まで |
年齢制限 | 18歳~30歳限定 | なし |
滞在可能期間 | 1年間(2年目延長可) | 学校に行く期間分 |
簡単にまとめるとこのような感じです。
ワーキングホリデービザは、学校に通えるのは4か月までとなっており、就労制限は無制限。
1年間を自由にアレンジできるので、「長く学校に通いたい」という方よりも、色んな街を旅してみたい、外国で働いてみたい、学校にも行きたいけど、それも含め予算を抑えながら色んな経験がしたいという方向けのビザになります。
それでは次に、実際にワーキングホリデーに行くとして、どのくらいのご予算が必要になるのかについて、お話しします。